2000/11/10 - 2000/11/12
135位(同エリア480件中)
とんきーさん
ミャンマーは宝石、特にルビーの産地として世界的に有名ですが、その中心がマンダレーから北約200キロにあるモゴ(モゴック)mogokです。短い滞在でしたが、宝石のように美しいモゴの風景は、ミャンマーでの忘れられない思い出となりました。
訪れたのは2000年頃??とかなり大昔ですが、最近、写真をデータ化したので当時のメモをもとにまとめてみました。旅行情報としては何の役にも立たないことをお断りしておきます(行く人いないかw)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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当時(おそらく今も?)、外国人はモゴへの立ち入りを制限されており、MTTのガイドと車を雇わなければなりませんでした(しかも1泊100ドル以上取られた)。
早朝、マンダレーを出発です。ガイドはマンダレーから同行します。
ガイドといってもモゴについて詳しいわけではなく、単なる監視係です。英語も上手じゃないし、モゴについても詳しくありませんでした。ついでに愛想も悪かったです。
モゴは山地にありますが、マンダレーから全行程舗装道路でアクセスできるので楽です。モゴまでは4〜5時間だったかな?
途中で休憩がありました。 -
たしか金が採れる場所だったかと思います。途中で立ち寄りました。
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山だらけになってまいりました。近づいてきたようです。
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到着です。素敵なモニュメントが迎えてくれます。
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モゴを知るミャンマー人に「モゴってどんなとこ?」と聞くと、必ず返ってくる答えが2つあります。「とても美しい町」、そして「ミャンマーで最も金持ちの町」です。金持ちにしたのはもちろん宝石です。
金持ちかどうかは知りませんが、本当に美しい町でした。 -
町は周囲を深い緑の山々に囲まれています。
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山頂には白く巨大なパゴダがそびえ、尾根を這うようになが―い参道が伸びています。ミャンマーですね…。
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要塞のようです。モゴには有名な瞑想のお寺もあるそうです。
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イチオシ
町の中心には小さな湖がありました。この湖は昔の宝石の採掘跡にできた人工湖だそうです。湖の底には、当時、採掘に使われた鉄道の線路が沈んでいるとか。ロマンですねえ…。
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山肌に点在する建築物は、山岳民族の教会です。リス族が多く住んでいるようです。
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高台に立って周囲を一望すると、ところどころ緑のカーペットがむしり取られたように地面が覗いている場所があります。採掘の現場です。
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場所によっては「自然破壊だ!」と叫びたくなる有様だったりします。宝石掘らないわけにはいかないと思うけど、観光客としてはモゴの景観を守ってほしいですね。
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町には低層の木造家屋が並び、道路には石畳が敷きつめられています。ミャンマーの他の町とは違った雰囲気があります。
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撮影力不足と表現力不足のせいで、町の魅力がまったくお伝えできないのが残念ですw
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静かでした。
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ゲストハウスは何軒かありましたが、外国人が泊まれるのは高級ホテル2軒のみ。
私が泊まったのは「モゴ・ホテル」です。湖畔に建つロケーションでした。(写真はモゴホテルではありません)
1階にはステージに生バンド付きのレストランがあり、中華料理などひととおりの料理を出します。ビールやウイスキーも飲めます。生バンドでカラオケも楽しめますw -
部屋はまあ…「ミャンマーの一流ホテル」という感じで…。冷蔵庫が冷えなかったのと、羽根の生えた小さな虫が飛んでました。電気はついたと思います。(写真はホテルと関係ありません)
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夕食は土地ならではの料理を試してみたかったのですが、「夜だからホテルにしなさい」と監視(ガイド)がうるさく夜はホテルのレストランに連れて行かれました。
ホテルレストランに着いたらガイドが「じゃ僕はこれで…」とどっか行こうとするので、食べないのか聞いたら「友達と約束があるから…」と。
真面目に仕事しろよ! -
ただ町のお食事処は少なかったです。ビルマ式カレーやシャンヌードルの店がたま〜にあるくらいでした。道端では揚げた豆腐を売ったりしています。
このときは宝石のマーケットと採掘現場を見るのが目的だったので、食べ物探索はほとんどできませんでした。 -
さてモゴと言えば宝石市場です。
町には宝石マーケットが何カ所かありますが、ほとんどが青空マーケットでした。
よくある青空野菜市場の商品が宝石に変わったのを想像していただけるとよいかと…。 -
最大の宝石マーケットは、大きな広場で開催されています。もちろん青空市場です。机が並べられ、カラフルな石がざらざらと皿にあけられて、品定めされます。
売り手も買い手もほとんどが女性。それも三つ編み姿のネパール人が目につきます。モゴにはネパール人が多いんですね。ネパール寺院もありました。ちなみにネパール寺院の隣はゴルフ場です。金持ちの避暑地なんですかね。 -
売り手も買い手も普通のおばさんですが、それぞれが組織に雇われており、マージンで儲けているんだそうです。
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モゴでは200種類以上の宝石の原石が産出されるそうですが、最も有名なのは言うまでもなくルビーです。世界で最も高価な「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれる血のような深紅のルビーはモゴ産です。
写真の宝石はただの安い石です。 -
市場では売人が小さな紙包みを持ち歩き、客と思しき人物がいると広げて見せて歩いています。
市場の片隅のベンチに腰かけていると、次から次へと売人がやってきて、包みを開けて見せてくれました。
小さなルビーもあれば、サファイア、スタールビー、宝石になりそこなったきれいな石など、種類や値段は幅広いです。すでに研磨されたものもあれば、原石もあります。もちろん買いませんでした。 -
ネパール人の多いモゴですが、こちらはインドのお方。インドのお寺もあります。
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インドのお寺です。
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路上市場です。野菜を売っていました。ここはインドやネパールの方が多かったです。
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町中には店を構えた宝石店もありますが数は少なく、青空市場が売買の中心のようです。こちらの宝石店のご主人は流暢な英語を話し、ヨーロッパやアメリカ、日本など外国のバイヤーも相手にするそうです。さすがに宝石に詳しく、いろいろ教えてくれました。NHKも取材に来たとか。
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研磨は手作業です。スタールビーを磨いています。
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お弟子さん?
なおマンダレーでは宝石店はもちろん、みやげもの屋でもたいてい宝石類を扱っていますが、偽物も流通しているそうなので気をつけてください。 -
さて鉱山です。
モゴには大規模な鉱山が7か所、この他にも民間のものが大小無数にあります。外国人は単独では鉱山を所有することができません(当り前か)。 -
いろんなタイプの現場があり、こちらはかなり大規模なもの。
大きな現場では200人以上が作業しているそうです。 -
『DASH島』の水路作りを思い出してしまいました。
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掘って掘って〜。人海戦術です。
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こちらはちっちゃい現場です。「4フィートマイン」と言うそうです。
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採掘現場に祠がありました。鉱山労働はとても危険な仕事です。
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こちらは洞窟タイプの現場です。ネパール人がたくさん働いてました。
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モゴのネパール人はかつてイギリスによって送り込まれたグルカ兵の子孫です。後に多くはネパールに帰ったのですが、自らの意志でここに残った人も少なくなかったとか。
そういえばシャン州のカローにもネパール人がたくさんいたのですが、モゴやカローは山地なので、故郷に似ていて住みやすかったのかな? 勝手な想像ですが。 -
さて、掘った原石混じりの土は水で洗います。
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とにかく大量の土を水でザンザン洗い流すため、町には泥の川が号音をたてて流れていました。景観が…。
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洗うとこんな感じで石が残ります。ここから価値ある宝石を拾います。
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探すどー。
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鉱山では、労働者は厳しい監視の元で働いています。
特に洗った砂混じりの石からルビーをピンセットでつまみ出す行程は、ドロボー行為を防ぐため厳しく監視されてるそうです。
とはいえ、労働者が見つけた原石をポケットや口にネジ込むことはよくあるらしい。気持ちはわかるww -
街中でもザルで石をすくって宝石を探してる人がよくいました。たまにこうした人から「ルビーを買わない?」と声をかけられたりしますが、たいていはルビーになりそこねた何の価値もない石です。
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ルビーあるかな〜。
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採掘は地面や岩盤を堀るので、乾季にしか行われません。雨季は地盤が緩み危険なうえ、多くが水没するために採掘は休止となります。11月から4月にかけてが採掘のピークで、これ以外の約半年間は閉山となります。
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シーズン中のみ必要となる鉱山での労働者は、主にモゴの周辺からやって来ます。中国国境に近いクンロン?あたりからもやってくるとか。
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鉱山労働は重労働。だからここに出稼ぎにやってくる労働者は20代の若者が中心だそう。シーズン中はみな寝起きをともにして休みなく働き、半年後に稼いだ金を持って故郷へ帰っていきます。
仕事を見つけるのが難しい田舎の村では、鉱山での労働は決して悪い仕事ではなく、働き口が見つかればかなり幸運なのだとか。 -
11月に訪れたのですが、ある国営の鉱山は2、3日後に採掘が再開されるとのことで、労働者が手に登録の用紙を持って集まってました。がんばって稼ぐんだよ…
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現場のすぐ近くには労働者のための宿舎が用意されており、食事も無料で配給されるそうです。木造の高床式のバンガローですが、建物はまだ新しく、タイ山岳部の外人向けボロゲストハウスよりもよっぽど居心地よさそうでした。
宿舎に隣接する集落には、労働者相手のビデオ上映所や食堂があります。採掘が本格的に始まると、集落は一気に活気づくのでしょう。 -
パゴダにいた神様です。
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最後の食事はビルマカレー屋に連れていかれました。
なんかガイドはシャンフードとか好きじゃなかったらしい。 -
モゴ訪問からすでに十数年。
今はどんな町になっているのでしょうか。
家庭の事情で再訪できるのは早くても13〜14年後なんですがw
いつかまた訪れたい町です。
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