2014/05/05 - 2014/05/05
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ヤブレイヌさん
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0830、昨日と同じく、車椅子氏夫妻を部屋へ迎えに行き、ロビーへ降りてShum氏夫妻と合流し、朝食に行った。
昨日のレストランは満員で、初日の昼食をした中華料理のレストランへ案内された。
同じブッフェ形式でメニューも殆ど同じだが、玉子料理は昨日と同じ所へ行かなくては注文できないので、諦めた。
こちらも味噌汁は良く出来ていた。
朝食を終えて、車椅子氏夫妻を部屋に送り、自分の部屋に戻って、枕銭の100バーツを置いて身支度をし、時間を見計らって再び車椅子氏夫妻を部屋へ迎えに行って、ロビーに降りると、既にShum氏夫妻とバスが来ていた。
バスに乗ると、Shum氏が『きょうは、ショッピングセンターへ行こう。』と言った。
きょうは祭日らしいのだが、相変わらず道路は渋滞していた。
渋滞の中を小一時間ほどでショッピングセンターに着いた。
このショッピングセンターの地主は、タイ王室の王女だそうで、タイ王室一族は日本の皇族とは違って、積極的にビジネスと関わり、しかも無税だ、とジミー氏は言った。
建物の入り口には空港と同じ様な金属探知ゲートが設置されていて、ガードマンが手振りで『この中を通れ。』と指示するが、それほど厳めしい雰囲気は無かった。
車椅子氏夫人、Shum氏夫人、僕のカミサンは、自分に興味が有るブランド店の数軒に入って行ったが、こちらは丸で興味が無いので、車椅子氏の指示通りに通路を行ったり来たりして時間を潰した。
その後、タイシルクで有名なジム・トンプソンの店へ行き、また女性達は長い時間を使って品定めをし、買い物をしたが、クレジットカードで支払いをする場合には店側からパスポートの提示を求められた。
ジム・トンプソンは、映画『王様と私』の衣装担当で有名になったブランドだが、価格は良心的で、ネクタイは2000バーツほど、しかも小紋の柄はエルメスと見間違うほど良いデザインだ。
女性達の買い物を終えて、バスに戻った。
『今から、シャングリ・ラへ行って、飲茶の昼飯だ。』と、Shum氏は言い、Shum氏夫人は、『バンコクでの点心は、シャングリ・ラが一番おいしいと思う。』と言った。
やはり渋滞の中をバスが進み、シャングリ・ラへ着いたのは1300を過ぎていた。
シャングリ・ラの中華料理店に入ると席に案内され、Shum氏夫妻が眉間に皺を寄せて献立表を指さして見ながら考え込むのは、いつもと同じだった。
『Shumさん、少し少なめで良いと思うよ。』と車椅子氏が言い、Shum氏は『分かった。』と手で制しながら、ウエイトレスを呼び、献立表を指さしながら広東語で注文していたが、その時間の長さから、僕は注文した品数を想像してゾッとした。
またしても胃袋がサイレンを鳴らす昼食を終えてバスに戻ると、『今からマッサージに行く。』とShum氏は言い、バスは昨日と同じマッサージセンターに到着した。
マッサージセンターは大盛況で、客は貸し出される甚平の様な物に着替えてからマッサージルームへ案内される。
僕等は6名全員が同じ部屋で、薄暗く照明が落とされたカーペット張りの床に寝せられて、夫々に女性マッサージ師が付いてマッサージが始まった。
僕はマッサージが嫌いなのだが、仕方がない。これも仕事、と割り切って、ただただ時間が過ぎていくのを待った。
マッサージは痛くは無いが、気持ちが良いとも思えない。一時間十五分程で終わったが、僕には時間と金額の浪費にしか思えなかった。
このマッサージセンターは24時間営業で、マッサージ師は300名以上が居る、との事で、僕がマッサージ師に『あなたの夫は毎日でも自宅で無料のマッサージを受けられるのか?』と訊ねたら、その女性は笑いながら、『家ではマッサージをしない。』と答えた。
バスでホテルへ戻り、Shum氏は『夕飯は海鮮だ。1830に会おう。』と言い、部屋に戻って行った。
僕は車椅子氏夫妻を部屋へ送って行ったが、エレベーターの中で車椅子氏が不満そうに『晩飯は、また魚か。ちっとも牛肉は出ないな。』と言った。
僕は、『それなら自分でShum氏に言えば良いのに。』と思ったが、それは口が裂けても言えない事だった。
そして、また僕は、『だから、香港ではペニンシュラでフレンチか、ハイアットのステーキを食べよう、と言ったのに。』とも思ったが、いまさら仕方が無い事だった。
車椅子氏夫妻を部屋に送って、僕とカミサンは自分の部屋に戻った。
部屋には、二日目の旅行記の表紙になっている、ペニンシュラが発行した車の本が置いてあり、表紙は僕が好きな、アストン・マーチンDB4ザガートだったので、僕はコンシェルジュへ『この本を持ち帰っても良いか?』と訊ねたが、『もちろん構いません。』との返事たっだので、忘れないうちにカバンへ入れた。
もう明日は朝早くホテルを出発し、空港へ行って香港経由で帰るだけなので、バーツを持っていても仕方がない。
僕は、またマックス・バリューへ行って、水と氷、それに僕が食べられる殆ど唯一のタイ料理である、トムヤムラーメンを買った。
トムヤムラーメンは、幾つもの会社の製品が並んでいたが、その中から僕が知っているメーカー(但しタイ語は読めないので、何と言う会社かは分からない。)と日清食品製品を選び、我が家と長男宅、二男宅の分も買ったが、五食入りでも50バーツ位で安かった。
部屋へ戻ると、やはりカミサンも『チップ以外でバーツを持っていても仕方がない。』と言ったので、ペニンシュラのチョコレートを買えば良い、と僕は言って、二人でスーベニールショップへ行き、チップとして使うだろう200バーツを残して、ペニンシュラのチョコレートを買えるだけ買った。
時間を見ると1815だったので、車椅子氏夫妻を迎えに行き、車椅子を押してロビーに降りると、ちょうどShum氏夫妻も降りて来たので、バスに乗った。
『今から行くところは、少し庶民的。アヴァディーンに在る様な店だ、知っているだろう?』とShum氏が僕に言った。
ホテルから渋滞の中を40分程で到着すると、Shum氏は昨日と同じく、1000バーツ位の紙幣をジミー氏に渡し、『これで何か食べて下さい。』と言い、またジミー氏とジム氏は顔の前で両手を合わせて有り難そうに受け取った。
店内に入ると、沢山のテーブルと椅子がセッティングされており、その奥がスーパーマーケットの鮮魚売り場の様になっていて、客はスーパーマーケットと同じ様にショッピング・カートを押して自分が好きな魚や野菜、果物をカートに入れ、キャッシャーで支払いを済ませたら、調理方法を注文する方式で、香港で何度か行った店と同じシステムだった。
最初に在るのは酒売り場で、Shum氏は『ビールは席で注文するが、それ以外の酒はカートに入れる、何を飲むか?』と言うので、僕が紹興酒をカートに入れると、Shum氏は『古い方が旨いぞ。』と言いながら、自分はコニャックの棚へ行きマーテルを手に取ったが、Shum氏夫人が広東語で何か言うと、Shum氏は苦笑いをしてマーテルを棚へ返した。
以前のShum氏は、料理を食べながらマーテルやヘネシーの水割りかお湯割りを水代わりの様に飲んでいたが、やはり肉は食べずに魚を食べて酒もビール位しか飲まないのは、医師から何か指導されているのだろう、と僕は思った。
Shum氏は何か鼻歌の様な呟きを繰り返しながら、Shum氏夫人と魚を指さしては手に取って確かめて、夫人が頷くと魚をカートに入れ、野菜と果物もカートに入れた。
そしてキャッシャーで支払いを済ませると、ウエイトレスに魚や野菜を指さしながら調理方法を指示し、ウエイトレスは頷きながらメモを取り、それが終わるとカートを押して調理場が在る方へ立ち去った。
別のウエイトレスが僕らを席に案内し、Shum氏はビールを注文した。
調理代金は材料費に含まれているが、特別な調理方法では別に料金が必要になる、とShum氏は言いながら、料理を待ち遠しそうにビールを飲んだ。
またしても大量な料理が運ばれる夕食が終わり、バスに戻ると、ジミー氏とジム氏が『御陰様で、我々も良い夕食を摂れました。』と、両手を顔の前で合わせて御礼を言った。
ホテルへ着くと、Shum氏が『明日は早い。0600にチェックアウトです。』と言い、僕は車椅子氏夫妻を部屋に送って、自分達の部屋に戻り、荷物の整理を終えてから、シーバスリーガルの水割りを飲んで眠った。
『やっと、明日は帰れる。』
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ペニンシュラでの朝食。この日はチャイニーズレストランの席で食べた。
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シャングリ・ラのチャイニーズレストラン
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飲茶のメニューその1
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飲茶のメニューその2
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このレストランでは、香港の福臨門とは逆に、黒い箸で大皿から自分の小皿に取り分けて、白い箸で小皿から食べる様になっている。
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伊勢海老(ロブスター?)を揚げてマヨネーズを掛けた物。
エビマヨの高級版? -
点心盛り合わせ
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前菜盛り合わせ
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胡瓜と豆の炒め物
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野菜と玉子の煮物、向こう側は青菜とニンニクの油炒め。
Shum氏は毎回注文するので、彼の好物なのかもしれない。 -
グリーンアスパラの炒め煮。
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豚肉とピーマンの炒め餡かけ
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やはり、Shum氏は、これを食べなければ食事が終わらないらしい。
焼きそばが出て来た。 -
タイ式マッサージの看板
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マッサージセンターの入り口
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海鮮料理店の入り口付近。
外から調理場が見える様になっている。 -
海鮮料理店内のイルミネーション
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Shum氏が選んだ野菜と果物
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伊勢海老は基本的な調理代金込みで1キロ当たり約1万円。
Shum氏は『庶民的な店』と言ったが、現地の人には高級店だろう。 -
これはロブスターで、伊勢海老よりは少し安い。
Shum氏はロブスターを選んだが、車椅子氏夫人が『ロブスターよりも伊勢海老が良い。』と、Shum氏に言って換えさせた。 -
一般的な調理代金は材料費に含まれているが、特別なソース等を希望すると、この様な料金が掛かる。
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伊勢海老と野菜の炒め物
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白身魚の炒め物
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烏賊の焼き物と白身魚のフライ
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きのうも食べた、カニのカレー炒め。
こちらの方が少しスパイスが効いていた。
Shum氏は店が違っても同じメニューを注文する事が多い。 -
マナカツオの様な魚(一見すると大きなエンジェルフィッシュの様に見える)を揚げて餡かけにした物。
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エビのグラタン風。
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お約束?の青菜の炒め物
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やはり最後は炒飯が出て来た。
パイナップルを刳り抜いて容器に仕立ててある。
この夜は、僕らの33回目の結婚記念日だった。
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