相模渕野辺　南北朝初期に当地域支配していた足利直義直臣の淵野辺義博の居館跡と伝わる『皇武神社』散歩

2014/05/19 - 2014/05/19

JR横浜線淵野辺（ふちのべ）駅から徒歩約２０分、皇武神社（こうぶじんじや、神奈川県相模原市中央区淵野辺本町）はかつて武蔵と相模を隔てる境川緑にあったとされる御嶽大権現が起源と伝えられています。

当社域は南北朝時代初期に当地を支配していた足利尊氏の実弟である足利直義（あしかが・ただよし)の直臣淵野辺義博（ふちのべ・よしひろ)の居館跡と伝えられ、館の一角に淵野辺氏の祈願所などがあった可能性があります。

江戸時代では境川縁にあった御嶽大権現が現在地に遷座され、淵野辺村の鎮守の守りとして村民の信仰を集めていたと思われます。


２０２２年１１月６日追記

境内には下記記載の説明板が建てられています。

『　皇武神社

創建は定かではないが元和年間（１６１５年～１６２４年）再建と伝えられています。延宝年間（１６７３年～１６８１年）に境川緑の御嶽神社が、この土地に遷座され明治５年（１８７２年）に皇武神社に改称されました。この地域の鎮守で祭神は日本武尊。境内には稲荷神社、八雲神社などがあります。

本神社には養蚕にまつわる「おきぬさま信仰」が語り継がれています。

　　　　　　　　　　　　　　　　大野北公民館　』

エリア 相模原(神奈川)

• 交通手段: JRローカル 徒歩

皇武神社・入口

皇武神社・社標

皇武神社・説明板

皇武神社・扁額

鳥居上部に掲示の扁額には社号である「皇武神社」が描かれています。

皇武神社・参道

左右に樹木が並び落ち着いた雰囲気が感じられます。

皇武神社・拝殿（全景）

階段を上ると左右に立派な灯籠が控えており、重厚な印象を受けます。

皇武神社・拝殿（近景）

皇武神社・御手洗舎

皇武神社・鐘楼堂

神社では珍しく鐘楼が配されています。

皇武神社・拝殿扁額

社号である「皇武神社」が揮毫されています。

皇武神社・境内

拝殿から山道方向を捉えます。

皇武神社・本殿

皇武神社・覆殿玉垣建造記念

皇武神社・神楽殿

皇武神社・記念碑

皇武神社内　稲荷神社鳥居

皇武神社内　稲荷神社

素朴な石塔が佇んでいます。