2013/10/23 - 2013/10/23
469位(同エリア4770件中)
クッキーさん
ブルーモスクに魅了された後、トプカプ宮殿に向かいます。
振り向けばアヤソフィアが見えているというのに、順路が違ったようです。
今思えば、見学時間と、レストランでの昼食時間の兼ね合いだったのかもしれません。
宮殿とは言うものの、西洋の王宮のようではなく、宝物館以外はとても地味な印象です。
でもハレムの内部を埋め尽くすかのようなイズミックタイルの色や文様は、本当に美しいものでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
10:12
アフメット3世の泉 -
トプカプ宮殿は、コンスタンティノープルを征服したアフメット2世が1459〜1465年の7年近くの歳月をかけて建設させたもの。
1876年にスルタン・アブドゥルメジドがドルマバフチェ宮殿に移り住むまでのおよそ400年、オスマントルコ帝国歴代のスルタンの住居及び政治・行政の中心となってきました。 -
トプカプ宮殿の入り口 総門(皇帝の門)
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入口の門を入ると、宮殿より先に教会が見えてきました。
はて?
イスラム教に教会とは? -
皇帝の門を内側から一枚。
アラビア文字が素敵な文様に見えます。
現地ガイドさんから、説明があったような気もするけれど、記憶にはありません。 -
門につながる城壁。
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木立に囲まれた聖エレーネ教会。
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行く手の右側の木々の間からボスポラス海峡が見えています。
どんどん先を行く一行を横目で見ながら急いで一枚。 -
遠ざかる皇帝の門。
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聖エレーネ教会。
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トプカプの敷地は基本的に庭園がベースになっており、その脇に小さな部屋がいくつか並んでいたり、キョシュキュと呼ばれる離れとしての小さな建物がいくつかあるだけです。
これはオスマントルコ帝国が中央アジアから移動してきた遊牧民族の国であり、基本的に屋内エリアに関してはそれほどゴージャスな建築を求めておらず、むしろ屋外の自然との関わりを重要視していたからだと聞きました。 -
10:27
中門(儀礼の門)
左右の八角形の塔が印象的な門です。挨拶の門・表敬の門とも言うらしい。
帝国内の各地から武人達が訪れたからでしょうか。 -
民族衣装を身につけたこの人はスタッフのようでもあり、観光客向けの写真モデルのようでもあり・・・
チップを要求されたらいけないので、遠くからさりげなく撮っちゃいました。 -
こちらの門にもアラビア文字が刻まれています。
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セキュリティーチェックを終えた所で、天井を一枚。
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オスマントルコ帝国の領土が描かれています。
今頃になって気がついたのですが、ナイチンゲールで有名なロシアとのクリミア戦争は1853年のことで、この時はまだオスマン帝国だったのですね。
18世紀ごろから帝国は衰退の一途をたどり、19世紀頃には、「ヨーロッパの瀕死の病人」と呼ばれる惨状を露呈しつつも、1922年までオスマン帝国で有り続けたのです。
脳内のイメージがすっかり覆されてしまいました。 -
第2の中庭の東側には、多くの煙突が突き出た建物。
宮殿に住む人々の胃袋を満たす台所です。 -
何百人という料理人たちが、宮殿の住人と政府高官たちと宮廷を訪れる人たちのための食事を作っていました。
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現在は中国陶磁器を中心とする台所器具や食器類のコレクションが展示されています。
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石版に書かれているのは当時のメニュー?
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10:43
待機時間の間に、この先にあったトイレを使用。
床が水浸しでした。 -
正義の塔が見えています。
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こちらは幸福の門。
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まずはハレムに入ることになったようです。
ガイドさんに率いられるままだから、順路はお任せ。 -
ハレム入口。
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繊細な文様。
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10:50
ハレムに入ります。
男性の入場を禁ず、なんて書かれているのかしら? -
入った途端に見えてきたトルコブルーのタイルが鮮やか。
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やや薄暗い空間。
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ブルーモスクでは、モスクの雰囲気に圧倒されて、タイルにまでは注意を払えなかったのですが、ここでは壁面を覆い尽くすタイルに圧倒されっぱなしです。
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内廷で過ごすスルタンは、内廷とハレムをつなぐ「黄金の道」を通ってハレムに赴きました。この道を通ってハレムに入る男性は、宦官を除けばスルタンとごく限られた人々だけでした。
ブルーのタイルに囲まれて浮かび上がる金色のアラビア文字。 -
空が見えているにもかかわらず、ほの暗い空間です。
窓には丈夫そうな鉄格子が入っています。
これがハレムの現実なんですね。 -
迷路のように小さな部屋が300近くあるハレムのうち、開放されているのは20部屋のみだとか。
とても入り組んだ造りで、引率されていなければ迷子になりそうです。 -
タイル、アラビア文字の美しさと鉄格子の扉が醸し出す違和感。
黒人宦官の部屋。 -
壁という壁にはブルーを基調とした見事なタイルが張り巡らされています。
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中の通りの石畳。
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鮮やかなタイルとは対照的な、無粋な窓枠。
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別の部屋への入口を入ります。
壁の装飾に気を取られているので、しかとは判別できません。 -
11:00
アラビア文字が絵画のように見えます。 -
鏡の前で自分撮りをする人、多数。
しばらく待っての一枚。 -
これはハレムに囲われた女性に食事を配るためのカウンターのようなもの。
学食風ですが、寒々とした感じ。 -
また別の中庭に出たようです。
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こちらの中庭にはタイル装飾はなく、ちょっと殺風景です。
窓には鉄格子。
「モンテクリスト伯」作中のエデはここから救い出されたんですね。 -
たぶん暖炉です。
タイルの文様は様々です。 -
天井までの壁がすべてタイルで埋め尽くされていいます。
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螺鈿細工が施された扉。
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母后の部屋
ハレムの女性たちの憧れは、王子を産み、その王子がスルタンとなって晴れて母后となることでした。母后となれば、ハレムの中心に位置する広々とした区画を与えられ、黒人宦官長とともに最高権力者としてハレムを仕切ることができたのです。 -
天井に描かれた文様も素敵。
これもタイルでしょうか。 -
タイル装飾の上の壁の色合い、文様も素敵。
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二階部分を拡大してみます。
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アラビアンナイトの官能的な情景とは程遠い印象の部屋です。
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天井をじっと見続けていて、首が痛くなりました。
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広めの中庭に出ました。
この中庭に女性が集められ、スルタンからの指名を期待しながら待っていたのでしょうか。 -
上に見えているのは女性用の小部屋でしょうか。
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また別の部屋に入ります。
折角ガイドさんが付いているというのに、部屋の内装の美しさに気を取られていて、全然聞いていません。
この部屋はスルタンの妃?母?のものだったような・・・ -
やっぱりタイルが美しい。
17世紀前半には、この美しく設えられたハレムの中で君主の母后たちが権勢をふるって政争を繰り返したため、政治が混乱したそうです。 -
光の加減で違った色合いに見えています。
-
壁に作られた窪みの内側にもタイルが施されています。
我が家の壁にもこんなニッチが欲しいなあ。 -
使い込まれているような暖炉。
-
こちらのタイルはグリーン系ですね。
ニッチに収められたものは何? -
美しさにうっとりです。
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ニッチの奥までタイルで飾られています。
白に金色の縁どりがシック。
厨房から運ばれてきた食事を保温しておくためのものだそうです。 -
ここは多分先程見た部屋でしょうね。
とにかく観光客でいっぱいなので、一瞬の隙にカメラを向けます。
というわけで、ハレム全体が一体どんな具合になっているのか、全く把握できていません。 -
天井の文様から、こちらは別の部屋のようです。
上部はロフト仕様に見えますが・・・どうなんでしょう。 -
こちらも一瞬の隙に撮った壁のタイル絵画。
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11:15
細かいタイル模様に映える、窓のステンドグラス。 -
天井をアップで撮ると、部屋の全体像が全く分からなくなります。
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ハレムはすべてスルタンと女性のための私邸だと思っていたのですが、豪華な内装の広間の「帝王の間」が作られており、様々な折に儀式が催されたそうです。
国政、外交の中心であった公式の謁見の間よりも、ハレムの「帝王の間」の方がはるかに豪華・華麗です。
スルタンの部屋だったと思いますが・・・? -
全体的にほの暗い部屋です。
人が多いので、部屋の全体像が撮れず、今振り返っても思い出すことが難しい状態。 -
イチオシ
窓にカメラを向けると、明るさが際立っていますが、
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角度によっては、これくらいの暗さ。
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大理石を彫った泉。
お祈りの前に身を清めたのでしょう。 -
スルタンの王子の学習室。
美しく飾られ、居心地が良いように見えますが、その後の王子たちの運命を思うと、金ピカの鳥かごのように思えてしまいます。
ハレム、後宮、大奥と、後継者作りの様々なシステムがありますが、スルタンの後継者が一人に決まると、その他の子供たちは排除されるというハレムのシステムが一番酷いかも。 -
ステンドグラス。
-
ステンドグラスをアップで。
16世紀、スレイマンの治世下での領土拡大期には君主が戦闘を指揮していましたが、スレイマン以降、君主が陣頭に立って出征することはなくなり、政治すらもほとんど大宰相(首相)が担うようになりました。
スルタンの後継者である王子達が、このようなハレムの中で育てられていたのだから、それも必然なのでしょうね。 -
お隣の部屋。
真ん中にあるのは暖を取るための火鉢みたいなもの? -
青の中に映える赤い花。
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部屋の外の通路部分に設けられた洗面設備。
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屋根のカーブが素敵。
軒下にも繊細な文様が描かれています。
オスマン帝国の最終的な崩壊に先駆けて、宮廷のハレムは1909年に解散されたといわれています。
ハレムを追われた女性たちの運命は悲惨だったそうです。 -
11:25
広場に面した、ハレムの女性たちの部屋。
迷路のような部屋を行きつ戻りつ、説明もまともに聞かないまま歩いていたので、頭の中も迷路状態です。いくつかの部屋を見学したはずなのに、すべてが混沌としていますが、イズニックタイルの美しさだけが記憶に刻み込まれています。
30分余りでしかないハレムの見学でしたが、とても印象深いものでした。 -
第3庭園に出て、
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おそらく「謁見の間」
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入口。
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部屋の様子。
先ほどのハレムの内部に比べると、なんとも殺風景に見えます。 -
ケースに収められた織物。
宝石類が散りばめられているようです。 -
天井の文様はどこか西洋風。
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こちらも宝石付き。
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比較的新しい建物みたいです。
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11:34
これから宝物館に入ります。長い列。こんな時ツアーだと、いろいろおしゃべりをしながら待てるので長い待ち時間も楽に過ごせます。
宝物館内は撮影禁止。
かのオスマントルコ帝国がその栄華を極めた象徴ともいうべき宝物がザクザクありました。
同行者のうちの何人かは、蘊蓄を傾けながらとても熱心に見学していました。 -
12:18
宝物館での後半は駆け足でまわり終え、集合時間を気にしながらも第4庭園に急ぎました。
こんな絶景を見ながらのランチタイムを楽しんでいる人々。 -
ボスポラス海峡が見えます。
明日は海峡クルーズです。 -
眼下に見えている城壁。金角湾はこの左側でしょうか。
海沿いの門(カプ)に大砲(トプ)がいくつも並んだその姿からその名がついたトプカプ 宮殿。かつてここで、海上の戦艦と数多くの攻防戦が繰り広げられたのでしょう。
往時の迫力を残した大パノラマです。
近づいて見たいけれどツアーでは無理な相談。 -
ボスポラス海峡を走る大型船。
-
先程並んでいた列がさらに長くなっていました。
-
12:40
フルーツバーにはざくろが山積みに置かれています。
ちょっと心が惹かれるけれど、これから昼食です。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- るなさん 2014/10/16 19:00:31
- やっぱりすごいなトプカプ宮殿
- こんばんは、クッキーさん。
私も年末にイスタンブールに行くので、クッキーさんのトルコ旅行記ずっと楽しみに拝見しています。
と言っても私はイスタンブールオンリーの一週間なので、いつもの街歩きですが(笑)
トプカプの名前の由来、初めて聞きました。そうなんだ?
それにしてもタイルだけでも圧巻ですね。
中は何カ所かに分かれているようで、時間もかかりそう。
イスラム建築が単純に好きなので、心待ちにしています♪
あぁ、アルザスの雰囲気とは似ても似つかないですね(;'∀')
続きも楽しみにしています!
るな
- クッキーさん からの返信 2014/10/17 22:09:43
- RE: やっぱりすごいなトプカプ宮殿
- こんばんは、るなさん。
エフェス遺跡も素敵でしたが、イスタンブールでのピンポイントでの観光もとても楽しめました。ただ期待していた街歩きはツアーのせいで、全くできなかったんですよ。
ですから、るなさんのイスタンブール旅行記を今から楽しみにしています。
るなさんの感性でイスタンブールの街を歩いたらどんな風に映るのかと今からワクワクしています。
アヤソフィア以降の旅行記は年内には仕上げるつもりですので、ご訪問お願いします。
クッキー
-
- merumoさん 2014/10/13 13:25:33
- こんにちは
- クッキーさん
お久しぶりです。台風は九州に上陸したとか。東京は嵐の前の静けさみたいです。
トルコの旅行記楽しんで拝見しました。
ハーレムの写真はほんとにきれいですね。混沌としてるっていうのほんとにわかります。
後から写真見てもどこのどの部屋だったかなんて思い出せないですよね。
30分しかいなかったなんてウソみたいです。
merumo
- クッキーさん からの返信 2014/10/13 19:08:16
- RE: こんにちは
- merumoさん、こんにちは
ここ愛媛では、身構えていたほどには台風の影響はなく、本当に自然災害のない所だなあと感謝しています。
ブルーモスクではドームの美しさに見とれて、タイル装飾をじっくり見られなかったのですが、ハーレムでは、せっかくのガイドさんの説明も上の空で、タイルばかりを追いかけていました。
部屋毎の造りよりも、とにかくタイルの美しさを堪能したハーレムでした。
クッキー
-
- さんしぇさん 2014/10/13 08:48:55
- モスク
- クッキーさん、おはようございます。
たびたびのご評価あありがとうございます、励みになっています。
愛知万博のトルコ館の美しいタイル装飾を思い出しました。
このブルーモスクを模していたんではなかったかしら。
その後、トプカプ宮殿展が日本にやって来ていたり、断片的にかの地の
文化に触れてはいるものの未だの世界、堪能させて頂きました。
コスプレのイケメン氏も眼福^^、有名な軍楽(ジェッディン・デデン)が
聴こえてきそうです♪
さんしぇ
- クッキーさん からの返信 2014/10/13 18:55:04
- RE: モスク
- さんしぇさん こんにちは
私の方こそ度々のご訪問、感謝しています。
旅行から既に1年近く経つというのに、なかなか進まず、記憶の方もずいぶん怪しくなってきています。
写真を見返してみて、改めてイズニックタイルの美しさをかみしめているところです。
コスプレの方を撮るのはちょっと考えさせられますよね。
来年の初夏に、ほんの2日間ですがパリに立ち寄る旅行を計画中なので、見逃したところ、どうしても行きたいところを探索中なんです。
これからも、さんしぇさんの旅行記を参考にさせていただきたいと思っています。
クッキー
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