2013/10/23 - 2013/10/23
5位(同エリア219件中)
クッキーさん
早朝にパムッカレを発ち、車窓からの風景が続きます。
エーゲ海方面から東に向かってコンヤまで約6時間、コンヤでの観光の後、さらに約3時間走るという、トルコ大移動の一日です。
途中キャラバンサライに寄りました。
ようやくカッパドキアに着いて目にしたのは、もう日が落ちて暗闇に包まれたホテル街でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
7:23
朝焼けの中の山々。 -
車窓から。
フロントガラス越しなのでどうしても邪魔物が写りこみます。 -
現地ガイドさんが、要所要所で解説。
アンカラへの標識。 -
こんなに細いミナレット。
-
7:45
この辺はまだ緑豊かな大地のよう。 -
7:47
大理石が切り出されている山だそうです。 -
8:00
車内では、朝寝の続きの方もいらっしゃるみたいですが、次々に変わっていく車窓からの風景から目が離せません。 -
小さな村を通過。
トルコの国旗が翻っています。
日本で国旗を目にする機会は随分少なくなりました。 -
ゴツゴツとした岩肌。
森林限界という訳ではないと思いますが。 -
8:11
ふと気づくと湖面に靄がかかって幻想的です。
ガイドさんに訊ねると塩湖だそうです。
でも、トルコのウユニといわれるトゥズ湖ではありません。 -
アナトリア東部に有るヴァン湖がトルコ最大の塩湖。
これらの塩湖があるのは、太古の昔アナトリアの大地が海底にあり、隆起して千数百メートルの高原になったからだそうです。 -
8:17
丘の上の小さな村。 -
8:21
沿道の小さな町。 -
8:25
幹線道路はきれいに整備されています。 -
モスクとミナレット。
色合いが素敵です。 -
8:50
トイレ休憩の時間です。
しぼりたてのザクロジュースが提供されます。(飲んでないけど) -
4トラで見たことがある蜂蜜とゴマをかけていただくヨーグルト。日本のヨーグルトより少し固め。
ヨーグルトの原産地は実はブルガリアではなく、トルコだそうです。
話のタネにと、夫と半分こで食べてみました。
また食べたいと思う味ではありませんでした。 -
レストラン兼土産物屋さんでした。
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9:11
そこそこ大きな町を通過中。
土地の広いトルコなのに、山の斜面に建物がひしめき合って建てられています。 -
9:15
この辺りから緑がめっきり少なくなりました。 -
山の上に見えるのは風力発電の風車です。一部では植林中。
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9:20
緑の農地が見えるとホッとします。 -
9:23
トルコの内陸部はこんな風なんですね。
らくだの隊商が歩いたのは、こんな風景の中かしら。 -
向こうに見える山を上っていくようです。
行けども行けども小高い山や台地が続きます。 -
山の木々は植わっているのではなく植林でできたものみたい。
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バスはこんな山肌を見ながら走ります。
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9:50
一つ山を越えたらまた人里。 -
朝靄でしょうか。
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塩湖と同じように幻想的。
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10:30
こんな時間なのにもう昼食です。
行程の都合上、しょうがないですね。
朝食が早かったとはいえ、バスに乗っていただけなので、皆さん食欲がわかない様子。
テーブルの上にはもうデザートが置かれています。これも見るからに甘そう。 -
私は昼に一番食べるタイプなので、サーブされる料理に興味津津です。
この、ひき肉をのせて焼いたトルコ風ピザ、「ラフマジュン」というそうですが、香ばしくて何切れも食べました。 -
こちらで焼かれているのが今日のメインのようです。
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これに加えてトマトも焼かれました。
私以外にもカメラ小僧がいたので、遠慮なくカメラを向けます。 -
各自にサーブされた料理。
味の記憶は薄いのだけど、ライスが美味しかった。
でもトルコ風ピザを食べたばかりなので、さすがにパンは完食できず。
トマトの生焼けがサーブされた人が一人。 -
チャイもいただきました。
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レストランを出るときに、入口近くに並んでいた料理。
こちらの方がいかにもトルコっていう感じじゃないかしら。 -
トイレは洋式で清潔、全く不都合なく使用。
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11:23
こんなレストランでした。
確か他の方の旅行記で拝見した記憶があるので、ツアー御用達なのかもしれません。 -
11:38
さあ、またバスの旅が続きます。
日本の山みたいです。頂に見えているのは雪です。 -
麓に見えている木々は、日本のものとは雰囲気が異なっています。
少し色づき始めています。 -
雪に覆われた山はゴツゴツとした岩肌を見せています。
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12:05
ドームの上に見えているのは、ロバに後ろ姿でまたがる「世界を笑わせた有名なトルコ人、ナスレッディン・ホジャ」さんの像です。
日本で言うところの「一休さん」みたいな方だとか。
ロバのお尻の方を向いているのがわかるでしょうか。 -
農作物の刈り入れが終わった農地なのかな。
原野のようにも見えますが。
トルコは人口の40%が農業に従事する自給率100%の農業国だそうです。見た目にはほとんど荒れ地のように見える土地も農地なのかもしれません。
日本の国土の2倍もの平坦な土地があるそうです。 -
12:38
大理石を切り出している山。 -
12:43
一列に並んでいるのは、ビート(砂糖大根)を満載したトラックです。
延々と続いていました。
トルコのお菓子はここから始まっているのですね。
甘党の国トルコを象徴する光景でした。 -
12:58
どんな小さな街でも、モスクがなくてもミナレットは必ずあるそうです。 -
郊外の住宅地風です。
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そろそろコンヤに着くのでしょうか。
建物は総じてカラフルです。 -
13:50
都会的な街です。 -
14:08
「細い尖塔」の意味をもつインジェ・ミナーレ神学校です。
正面玄関には細かく彫刻されたレリーフ。
現在はイスラム関連の彫刻を展示する博物館として公開されています。 -
壁面はギリシャ語の文字からデザインされたレリーフが一面を覆っています。
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繊細なレリーフが、眩暈がしそうなまでにびっしり。
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尖塔の上部は落雷で破壊されたそうですが、それでもこの美しさ。
レンガ造りのようです。 -
大通りに面しているので建物の全景がうまく撮れません。
一人旅なら大通りを渡ってカメラを構えるところですが、勝手な行動は慎むようにと夫からのお達しがあるので・・・ -
こちらは神学校の中庭。
何故ここでたむろしているかというと、つい前日の何かの事故で、内部には入れなくなったのです。
並べられているのは、内部から避難させた(?)もの。
しょうがないので、次へ。
内部見学ができない代わりに、キャラバンサライに立ち寄ってくれることになりました。 -
バスを待つ間、街の大通りの様子を一枚。
人通りが多いので、なるべく人にカメラを向けていない風を装って。
車内で聞いていた通り、ほとんどの女性がベールを着用しています。
コンヤは、トルコの中でも特に敬虔なイスラム教徒が多いところだそうです。 -
神学校の前は、気持ちの良い公園になっていました。
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バスの車窓から。
公園の反対側です。
階段にそって噴水の列がありました。 -
街中のモスクとミナレット。
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建物はいたって近代的です。
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正面に見えてきたのは今から訪れるメブラーナ博物館です。
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14:30
メヴラーナ博物館はメヴレヴィー教団の創始者メヴラーナ・ジェラールディン・ルーミーの霊廟です。
青緑のタイルで飾られた霊廟の塔が印象的です。
広い敷地の中に優美な姿を見せています。 -
謂れのある建物らしく、ガイドさんの説明を受けましたが、歴史認識が浅いために理解不能。
-
メヴレヴィー教団というのは音楽に合わせてくるくる回るセマーという旋舞が特徴のイスラム教の一派です。
白い長い衣に赤い帽子の僧侶たちが腕を広げてくるくる旋回すると衣の裾がスカートのように広がります。
これは踊りというわけではなく、回ることによって無我の境地に至るということらしく、回る時の手の向きなどに
入口には観光客のために靴の上からかぶせるビニールのカバーが用意されています。
入口には観光客のために靴の上からかぶせる青いビニールのカバーが用意されています。 -
内部は撮影禁止です。
共同墓地、セマーを行う広間、モスクの3室からなっていました。
共同墓地には上にターバンが置かれた棺が並んでいました。
棺の上に置かれたターバンで、イスラムの僧侶としての階位の高さが表されているのだそうです。
マホメットのあごひげを納めた小箱も展示されており、信者の皆さんが熱心にお祈り・見学をされていました。
ただの観光客の私たちは、部外者の気分でした。
能書家による大小様々な美しいコーランの写本、999個の珠を連ねた数珠、古いお祈り用絨毯なども展示されており、美しいアラビア文字に心惹かれました。 -
きれいに整備されています。
博物館から出てきたところで、スカーフをまとった若い女性に「写真を撮ってくれませんか」と声をかけられました。連れの女性もたくさんいたので、シャッターを押すように頼まれたのだと思って、「一緒に撮りますよ」と言ったら、私と一緒に写りたいのだと言います。(ほとんどジェスチャーでの会話です)
断る理由もないので、一緒にカメラに収まりましたが、自分の写真が異国の女性の手元にあると思うと不思議な気分です。
トルコが親日国だとよく言われているのも頷けます。 -
ここは隣接する別のモスクとミナレット?
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15:33
敷地からバスが待っている所まで歩いていく途中の通りにもお土産物屋さん。
店の前には踊っているメブラーナさんがいます。 -
敷地内にある休憩所内のお土産物屋さんが充実しているので、こちらは人影が少ない様子。
お皿のブルーが素敵。 -
15:49
トルコの甘さを支えている砂糖工場です。
さきほど見たビートを積んだトラックはこちらにやって来るんですね。 -
16:14
まさに荒野です。
シルクロードを旅している気分。 -
16:21
民家? -
16:57
キャラバン・サライに到着です。
インジェ・ミナーレ博物館の内部見学をしていたら、ここでの内部観光はなかったのかもしれません。
ルームのセルジューク朝の最盛期を築いたスルタンのひとり、カイクバード 1世は 国内の交易路 (キャラヴァン・ルート) の整備を計りました。
とくにアナトリア地方の内陸部、カイセリから アクサライや首都のコンヤを通って地中海沿岸に至るシルクロードなどの商業ルートが多く、そこを旅する商人のためのホテルがキャラバンサライです。 -
シルクロードなどには20〜30キロごとに点在していてトルコ国内には100近いキャラバンサライが残っていますがほとんどがボロボロ状態で、保存状態がいいものがカッパドキア地方近郊でシルクロードの中継点の町、スルタンハンにあるものだそうです。
キャラバンサライ(トルコ語ではケルヴァンサライ)という呼称は ペルシア語に由来するものですが、トルコでは 「ハーン」 と呼ばれることが多く、スルタンハヌとは、スルタンの造営による「王立隊商宿」の意味だそうです。
キャラバンサライと聞いてイメージしていたものとは全く異なり、まるで要塞のようです。
キャラバンサライは単にホテルの役割だけでなく、盗賊から旅人の安全を守るために頑丈な門や壁で囲われており、門も一箇所で、しっかりと閉めきられるようになっているのです。
正面の扉口は シリア風の精度の高い石造で、上部に施された装飾的な彫刻はムカルナス( 鍾乳石飾り)といわれる、モスクなどで見受けられるものです。その極致がアルハンブラ宮殿ですって。 -
内部には矩形の中庭が広がり、回廊で囲まれています。
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中庭の左側にあるのは、管理施設と厨房やハンマーム(浴室)、商人の室など。
右手のオープンなスペースは ラクダや馬などの世話をする所だったらしいのですが、実のところ、はっきりとはわからないそうです。 -
ここが商人のための宿泊所です。
狭いうえに明かり取りのための窓もとても高いところにあるので、一見独房みたいでしょ。
これは宿泊の商人たちの身を、隊商が運んできた品々を盗賊から守るためだそうです。
アナトリアというのは 大部分が標高 1,000mを超える高原で、冬はとても寒いそうです。 その寒さをしのぐべき 宿泊室がこれだと、狭さと相まって、居住性重視ではなく、安全性を最重視した造りのようです。 -
中庭の奥にあるのが、アラブ型のモスクにも似た 列柱ホールの宿泊室で、立派な石柱が立ち並んでいます。
壁も柱も見事な石積みで、まるで聖堂のような印象です。
ここで 隊商は荷を下ろし、ラクダも運搬人も夜を過ごしたのですが、この部屋は実はラクダ専用の宿泊室なんですって。
ガイドさんの説明の記憶が正しければ、そうなのですが、あるブログではこちらが商人のための宿泊所だとありましたから、真偽のほどはどうなのでしょうか。 -
中庭から。
壁面の修復は大雑把、という印象です。
見学者の女性の多くはやはりベールを被っています。 -
中庭の中央には水場があり、その小堂の2階は 小礼拝室になっています。
階段は段差が大きいうえに急で、手すりもないので、まるでよじ登るみたいにして上がっちゃいました。 -
2階の礼拝堂です。
こちらにも装飾的な彫刻が施されています。 -
右手のオープンなスペース。
-
トルコ人は もともと中央アジアの遊牧民だったので、農耕定住民のようには 建築文化を発展させず、技術も持ち合せていませんでした。
アナトリアに定住して建設活動を始めた時、その技術不足を補ったのは現地の建築家や地場の技術をもった職人達でした。
中東で 最も石造建築を発展させていたのは シリアとアルメニアでした。戦乱で祖国を失い、離散の民となって中東に流亡していたアルメニア人は 、新興セルジューク朝の建設活動を担ったのです。 -
中庭から入口を一枚。
世界で最初にキリスト教を国教とし、高度な教会建築を発展させていたアルメニア人が主導したからこそ、アナトリア各地に建てられた セルジューク朝のキャラバンサライは、アルメニア聖堂のような姿をしているのだとか。
ふー、しっかり学習してしまいました。
インジェ・ミナーレ神学校に入れなかったのは、結果的にラッキーでした。 -
17:21
このお土産物屋さんが並ぶ通りの向こうに有料トイレがありました。
昼食時間が早かったのでだいぶお腹もすいてきた頃。ガイドさんがチョコ菓子をみんなに配ってくれました。 -
17:32
しばらくの間、ビートが満載されたトラックが、バスを先導します。
行く手に見えている、雪を頂いた山はハッサン山。 -
富士山にも似た姿かたちの良い山です。
平坦地にある、刈り入れの終わった畑の上に、すっくと聳え立つ山。 -
19:26
カッパドキアに着く頃にはすっかり日も落ちて、街は夕闇に包まれていました。
ホテルは、カッパドキア・ケープ・リゾート&スパ。
チェックインを待つあいだ、二人のきれいなお姉さんがマハムへの勧誘を始めました。
ツアーメンバーは総じて高齢なので、残念ながら勧誘に応じる人はおらず、お気の毒でした。
立派な部屋です。内装はシックで床は木製。 -
こちらのバスルームは広々としていて、おまけに床暖房です。
-
部屋はこんなテラスに面しています。
洞窟ホテルのせいなのか、外階段をはさんで、左右に部屋が分かれており、しかもそれぞれの部屋へ行くには階段を上がったり下りたり。
内装はそれぞれ異なっているようでした。
ある方の部屋では、砂がベッドに落ちていたという・・・ -
テラスからウチヒサールの街を眺めます。
カメラはコンデジなのでまともな夜景にはなっていません。 -
ポーターさんが運んでくれた荷物を置いたらすぐに夕食にお出かけです。
運ぶのは自分の身体だけなんですね。
ホテルから石畳の坂道をを下りていって、レストランに到着です。
薄暗い中でも雰囲気のある内装です。 -
20:08
冷たい前菜の代表格であるヤプラック・ドルマス。葡萄の葉の塩漬けに米をまいて煮込んだ料理らしいです。
ちょっと葉にえぐみもあり、好き嫌いが分かれるかもしれません。
私には好みの味でした。 -
この野菜サラダはトルコでは定番のよう。
赤ワインをボトルでオーダー。もちろんみんなで飲みます。
カッパドキアで有名な赤ワインですが、やはり白ワインの方が好み。 -
メイン料理。不明。
黙って待っていたらサーブされる、ということだけで満足な食事タイムです。 -
このデザートは珍しく甘すぎないものでした。
-
帰り際に、外テラスを覗いてみました。
これはプールでしょうか。 -
21:20
商品の販売もしているのかもしれません。
明日の朝にはバルーンツアーの予定なので、早くベッドに入ります。
せっかくの素敵な部屋だけど、結局は寝るだけのものですね。
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