春うららトルコ世界遺産を巡るツアーで過ごす2014GW（その１）～旅立ちからエディルネ

2014/04/25 - 2014/05/04

　2014年のGWは、4/25(金)～5/4(日)の日程で、HISのツアー「春うららトルコ10日間」に参加しました。2月に南部アフリカのツアーに行ったばかり、またもやツアー参加は珍しいパターンですが、お正月特売で超格安ツアーを発見！　”とりあえず申し込むべし”と予約した次第です。
　今回のツアーの参加者は計36名です。GWの格安ツアーとあって早々と予約満了になっていました。格安ツアーなのでトルコ直行便ではなく、エティハド航空でアブダビ経由です。飛行機の離着陸があんまり得意ではない（気圧変化に弱い体質）ので、ホントは直行便がいいのですが、南アフリカ・ケープタウンへの3回乗り継ぎ・長時間フライトで案外疲れなかったので、経由便も許容範囲となりました。
　ということで、初日＆2日目は南アフリカ並の移動時間（飛行機2回＋バス）でエディルネに向かいます。当初の予定では、2日日にエディルネ観光でしたが、エディルネに着く時間が夕方になったため、観光は翌日にまわし、そのままホテルにチェックイン。疲れていたので助かりました。
　翌3日目の朝一で世界遺産「セリミエ・ジャーミィ」を見学しました。旅行が終わってみれば、ここはイスタンブールと違って静謐な時間が流れていたと感じられます。


＜旅程＞（◆は本旅行記）
◆4/25(金)　成田21:20発→アブダビ4:35着（機中泊）
◆4/26(土)　アブダビ9:25発→イスタンブール13:10着、イスタンブール→エディルネ（泊）
◆4/27(日)　エディルネ観光→トロイ観光→アイヴァリク（泊）
◇4/28(月)　アイヴァリク→エフェソス観光→パムッカレ（泊）
◇4/29(火)　パムッカレ観光→コンヤ（泊）
◇4/30(水)　コンヤ→カッパドキア観光（泊）
◇5/1(木)　 カッパドキア→サフランボル観光（泊）
◇5/2(金)　 サフランボル→イスタンブール観光（泊）
◇5/3(土)　 イスタンブール観光、イスタンブール14:25発→アブダビ19:50着、アブダビ22:05発（機中泊）
◇5/4(日)　 →成田13:15着


＜ツアー会社＞
○HIS”春うららトルコ10日間”（129,800円、燃料サーチャージ込、＋日本国内空港使用料2610円、現地税1,620円）

○オプショナルツアー
・気球から見るカッパドキア（185ユーロ/人）
・ボスポラス海峡ナイトクルーズ（75ユーロ（日本円11050円）/人）

エリア エディルネ(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

4/25(金)は夜便（21:20発）のエティハド航空871便でアブダビに向かいます。フライト時間は約12時間です。　

エティハド航空はANAと提携しているのですが、ラウンジは1名しか利用できません。普段私はANAスーパーフライヤーズカード保持者である主人の同行者として利用しているので、今回は2人共持っているダイナースカードのラウンジを利用することにしました。 ダイナースは成田空港第1旅客ターミナル出国審査後、3階の出発エリア、26番ゲートのそばに設置されているKALのラウンジが利用できます。

エコノミークラスの座席配列は2-4-2で、比較的ゆったりしています。歯ブラシ、靴下、アイマスク、耳栓のアメニティーグッズも配られます。

機内食はメニュー表が配られ、和食、洋食、ベジタリアン食の3種類から選択できます。
和食は鰤の照り焼き（写真では茄子に見える〜）がメインです。ホウレンソウの胡麻和えがかなりイケてます。そうか、日本で調理だものね。

私はアラビア風鶏肉のビリヤニにしてみました。機内食の割にはどちらもけっこう美味しいです。
　
食後のドリンクはカプチーノやホットチョコレートも選べます。その後は就寝タイム。

2回目の機内食の和食は胃に優しいお粥です。
鯛とシラスのお粥でかなり美味しいです。お椀もついてきました。

ちなみに夫が選んだオムレツはふつーでした。

アブダビ空港到着後、次のフライトまで約5Hあります。早速T1近くにあるANAカードでもダイナースカードでも使えるラウンジで休憩。シャワーは1つしかないので、待ち時間も発生し、ちょっと不便です。

機内で朝食を食べたばかりだけど、フルーツ＆ヨーグルトをちょこっといただきました。

イスタンブール行きのEY97便も同じT1でした。9:25発なのに8:25にゲートオープン予定。その時間までに行ったのですが、少し遅れてゲートオープンしました。

機内で2回目(3回目?)の朝食(?)です。
洋食はけっこうおいしい。ビールは日本からの便と同じく3種類あります（なぜかキリン一番絞りもあり）。

夫が選んだアラビア風はかなりおいしい。エティハド航空の機内食はなかなかです。

アブダビから約5Hのフライトでイスタンブールに到着です。到着後、日本円からトルコリラに両替をした後（2014/4/26のレートは約53円）、早速バスに乗り込み、イスタンブールからエディルネへ225km/約3Hの移動です。

3時頃になって昼食のケバブサンドが配られます。機内食が昼食代わりだったので、出さなくていいと思うんだけど、配られちゃうと食べたくなる悲しい性、なんだかんだで半分位食べちゃいました。

途中1回のトイレ休憩をはさみ、5時半頃エディルネのホテルに到着。

＜宿泊したホテル＞
MARGI Hotel（マルギホテル）
1 Murat Mahallesi Ataturk Burvari NO:60 Edirne

お部屋はそこそこの広さで新しくて綺麗です。

＜ホテル情報＞
・シャワーのみ、バスタブなし
・ティッシュペーパーなし（トルコはティッシュがないホテルが多いので持参要）
・歯ブラシなし（最近のホテルはないところが多い）
・冷蔵庫、ポット、ドライヤーあり
・無料wifiあり
・スリッパあり（トルコは日本と同じ靴を脱ぐ文化のためスリッパがあることが多い）

夕食はレストランのため、お部屋に荷物を置いた後、6:45にロビー集合です。

ビザンチン帝国（東ローマ帝国）からオスマン帝国（オスマン・トルコ）時代、アドリアノープルと称され、マホメッド二世によるコンスタンティノープル陥落まで首都として栄えたこの町には、モスクが数多くあります。

※余談：塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」を読んでから訪れるとますますトルコは面白いと思います。

ギリシャとブルガリアの国境近くのこの町エディルネは、この川の先を越えるとギリシャだそうです。

バスが通るとは思えない野原の路を行き、レストラン（もしかして川沿いだったの？）に着きました。レストランの名前を残念ながらメモっていません。

まずは２日間の疲れを癒すビール。EFESは飲みやすくてこの後もずっとお世話になりました。

スープは「花嫁のスープ」（レンズ豆と挽き割り小麦、トマトを使った定番スープ）か？　味がないので塩コショウを足して。

メインはキョフテ（トルコ式ハンバーグ）を選択。ジューシーさのない固いハンバーグといった感じ。付け合わせのスィガラ・ボレイ（チーズ春巻き）がなかなか美味。

イタリアの「ババ」のようなデザート。「バクラヴァ」の一種？　シロップ漬けで甘くて甘くて食べられたものじゃない。

帰りには「セリミエ・ジャーミィ」がライトアップされて美しい。

ホテルの隣にアウトレットがあるので、酔いざましにフラフラと散歩。アウトレット内にＫＦＣなどもあるし、アウトレットの反対側にはスーパーもあるし、街からはちょっと遠いけど、車の人にはけっこう便利なホテルかも。

さて、もう3日目の4/27(日)です。

ホテルの朝食は味のないジュースは難点だけど、野菜たっぷりでうれしいです。（どのホテルも味のないジュース、野菜たっぷり、オリーブとチーズが美味しかったです。）

8:30にホテルを出発し、世界遺産「セリミエ・ジャーミィ」へ。

オスマン建築の最高美といわれるモスクで、セリム二世の命により、オスマン帝国の威信をかけ、名建築家ミナル・スィナンによって建てられた、イスタンブールのアヤソフィアより巨大なモスクだそうです。（”まっぷる”より）

美しいミナレット（塔）

ここで身を清めてからお祈りします。

外廊下の天井も綺麗

ドーム内の天井はもっとずっと綺麗に装飾が施されています。

夏の涼のために中央に水場があるそうです。

ミフラーブ（礼拝堂の正面、聖地メッカの方向に設置された窪み）

ランプにはアラーの神の文字が。

説教壇

上は女性用の礼拝場所

上の写真で皆が見入っていたのはこの逆さチューリップ。

昔チューリップ畑だったところにこのモスクが建てられ、地主は泣く泣くその土地を譲ったのだとか。

この１枠に１人が座ってお祈りします。

ドアには綺麗なイズミックタイルの装飾が施されています。

王はここから礼拝します。

セリミエ・ジャーミィの外観

セリミエ・ジャーミィの外観②

スィナン像とセリミエ・ジャ−ミィ