2014/04/01 - 2014/04/04
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miharashiさん
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2014年の4月初めに春のヨルダンを訪れました。中東地域では初めてのレンタカーを借りてのセルフドライブ旅行でした。ちょうど花の季節に当たり、ドライブ途中の道路沿いには様々な花々が咲き誇り、車窓を楽しませてくれました。ヨルダンの国花であるブラックアイリスにも出会うことができました。旅行の日程は以下の通りです。
4月1日 夜9時過ぎ成田をエミレーツ航空で発ち、ドバイ経由でアンマンへ。
4月2日 午前10時ごろアンマン空港着。レンタカーを借り出し、デザートハイウェイを経てぺトラへ。
4月3日 終日ぺトラ見学。夜はペトラ・バイ・ナイト。
4月4日 ぺトラ二日目。見学後クイーンズハイウェイ、デザートハイウェイを経てアカバの海岸リゾートホテル(ラディソン)へ。
4月5日 終日アカバ海岸。その後アカバ市内のホテルへ移動。
4月6日 アカバからワディラムへ。ラム村で4輪駆動車に乗り、砂漠の中のキャンプへ。キャンプ泊。
4月7日 ラム村まで戻り、その後ぺトラ、リトルぺトラを経てダーナ村へ。
4月8日 ダーナ村から死海へ。死海沿いのリゾートホテル(クラウンプラザ)に宿泊。
4月9日 死海からカラクを経て、クイーンズハイウェイをマダバへ。マダバ市内泊。
4月10日 マダバ市内見学後ネボ山へ。その後アンマン空港まで戻りレンタカー返却。空港発17:30、ドバイ経由成田へ。
4月11日 夕方成田着。
第一部は、アンマン空港からぺトラまでと、ぺトラ見学の記録です。なお、この旅行記は、団塊夫婦の世界一周絶景の旅 http://www.geocities.jp/greenbambooin/ の2014年ヨルダン旅行編にリンクされています。(表紙写真は、ぺトラの王家の墓)
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ナバタイ人の遺跡として世界的に有名なぺトラ(写真はシークから見るエル・ハズネ)。一度は行きたいと思っていて、世界一周旅行に組み入れることも考えたが、どうせ行くなら花の咲く春にと思い、今回の単独のヨルダン旅行となった。ツアーだと制約が多いので、レンタカーで回ることに決定。中東地域で初めてのセルフドライブ旅行に挑戦。
4月1日の夜、成田をエミレーツ航空で発ち、ドバイを経由してヨルダンへ。成田で、有名な女性登山家の田部井淳子さんが率いるグループに遭遇した。ヨルダンの最高峰(ワディラムの南のウンム・アーダミ山、1854m)に登るとのこと。4月2日10時ごろアンマンの空港に到着。入国は、パスポートコントロールを通るだけでいたって簡単だった。空港のAVISでレンタカーを借り出し、ぺトラに向けてドライブ開始。しかし、満タンのはずのガソリンがいくらも入っていないことがわかり、クレームを入れたら、空の状態で返していいことになった。空港からデザートハイウェイに乗る間にガソリンスタンドがあるといわれたが、実際には見つからないまま、デザートハイウェイに合流。しかもアカバ方面に行くはずが、いつの間にか逆のアンマンの方向の車線に出てしまった。頭では分かっていても、その場になるととっさの判断ができずに、早速のミス。しかし、幸運なことにすぐに右側にガソリンスタンドを発見。早々と満タンにすることができた。 -
ガソリンスタンドからは直接アカバ方向の車線には乗れなかった。デザートハイウェイをそのままアンマン方向にしばらく走ると、陸橋の下をくぐったので、右側の側道に出てから陸橋を渡り反対車線に合流。ようやくデザートハイウェイをアカバ方面に走ることができた。
事前にGoogle Earthで調べた結果では、空港からデザートハイウェイを150Km位走ると、ぺトラに分かれるICがあり、そこから出てキングスハイウェイに合流してから南に走るとペトラに出られるはずだった。 -
実際にその付近に来てみるとGoogle Earthにあった写真と似た風景のICがあったが、案内板が一部消えていてPetraの表示が確認できない。しかし似たようなICなのでとりあえずそのICを出ると、写真のような道に出た。荒涼とした砂漠から緑豊かな丘陵地に入ってきたが、ここでも肝心のPetraの案内が出てこない。そのまま道なりに走っていくと、Dana Nature Reserveの看板があり、キングスハイウェイをぺトラとは反対の北の方向に走ってきたことが判明。あわてて引き返し、そのまま走るとようやくPetraへの案内板を目にすることができた。結果的には一つ手前のICを出てしまったようだ。
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ペトラに向かう途中の道路沿いで見つけた花。キングスハイウェイは、荒涼とした砂漠の中を走るデザートハイウェイとは違い、緑豊かな丘陵地を走るため、このあと何度も花が咲き乱れる景色に遭遇した。
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途中手前に町が何度か現れ、ぺトラの町・ワディムーサかとも思ったが、実際はかなり先だった。キングスハイウェイは、分かれ道が多くて途中の道標が十分整備されていないので、やはりわかりにくい道だ。起伏に富んだ山道を進み、山の上から下っていくと、ようやくワディムーサの町とぺトラが見えるところに出ることができた。小休止して撮影。
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今夜のホテル(Rockey Mountain Hotel)は、ワディムーサの町のすぐ手前の高台にあり、ホテル前の道路も広くて駐車も容易だった。値段も安く、見晴らしがいいということで決めたホテルだった。部屋は狭く、シャワーの温度が低いのが難点だったが、最上階にあるレストランは中東らしい豪華な内装。朝食はここで食べた。レストランからは、ワディムーサの町とぺトラのパノラマが一望できた。
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ベランダからの日没の風景。
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ベランダから見えた夜景。
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4月3日朝、ホテル前にはぺトラのパノラマが広がっていた。ホテルをチェックアウト後、ワディムーサの町を通り抜けてぺトラのビジターセンターまで行く。駐車場はビジターセンターの前を右に曲り坂を上った途中右側にあった(無料)。ビジターセンター入口で2日券を購入(1人55JD、パスポートが必要)。
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いよいよペトラの中へ入る。開けた砂利道を下っていくと、最初に右側に現れるのが、ジン・ブロックスのモニュメント。天気は快晴で、朝方はひんやりしていたが、日射がきつくなると徐々に暑くなり、ホテルを出るときに着てきたセーターを脱ぐ。
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次に左側に見えた遺跡。上半分がオベリスクの墓と呼ばれている。
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入口から15分ほど歩くと、シークと呼ばれる巨大な岩の裂け目の入口に到着。ここからがぺトラの核心部で、ここでチケットをチェックされた。ここまではゆるやかな下り坂なので、楽だった。
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シークの中。両側の岩壁の高さは優に100mはありそうだ。太陽の光が通路まで届かないので、中は暗く、すずしい。
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最も狭い裂け目に差し掛かる。
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シークの中にはところどころにモニュメントや彫像があり、これはそのひとつ。たまたまそばにいたガイドが、一番手前のキャラバンの像が履いているワラジが中国製だと説明していた。
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やや広いところに出た。この場所はシークの中では比較的広々としたところ。中央にある石版にはナバダイ人の神々が祀られている。
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岩壁に木が生えていた。岩壁の最下部に切込みのようなものが見えるが、これは水路として使用した跡だそうだ。ナバタイ人の水利システムは非常に優れていて、シークの中にはダムもあった。
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シークの中を20分ぐらい歩くと、出口が見えてきた。出口の向こうにはエル・ハズネが垣間見えた。何度も写真でみてきたところだけに、実物を目にしたときは意外と冷静だった。
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シークを出ると、目の前にエル・ハズネの壮大な姿。まだ朝早い時間帯なので陽は当たっていなかった。広場は閑散としていて、ラクダが客待ちをしていた。人の入らない写真を撮るには朝早くがお勧めだ。
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同じくエル・ハズネの全景。
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近寄って見上げるエル・ハズネ。紀元前1世紀ごろに建造され、高さは45mあるという。これだけのものを岩壁の中に彫り出すとは、とにかくすごいの一言。
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エル・ハズネを過ぎてファサード通りに出た。あたりが開けてきた。途中からエル・ハズネの方角を撮影。日陰になっているのでラクダも一休み。
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ファサード通りの東側の岩壁に見えた岩窟墓群。2000年前に比べると地面が数メートル上がっているという。
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ローマ円形劇場。こちらは西側なので陽があたっている。通りがかりのラクダと一緒に撮影。
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円形劇場の向かいにあった遺跡群。遺跡そのものよりマーブル模様の方が印象的だった。
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マーブル模様の拡大写真。
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さらに進むと、広々とした平地に出た。柱廊通りの入口だ。通りの先には凱旋門があり、さらにその先には、遠くカズル・アル・ビントの神殿が見える。行きは先を急いでいたので、柱廊通りの中を通らずに、脇の道を通ってしまった。
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柱廊通りの中ほどにある大神殿。背後の岩山がすごい。
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正面から大神殿を撮影。
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柱廊通りの先にあるレストランの中を通り過ぎると、いよいよエド・ディルへの登り道に差し掛かる。ここから階段を800段上っていくらしい。ここに来るまでに、ロバで行かないかと何度も声をかけられたが、振り切って歩いて登ることに(これより先はトイレがないので注意)。
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階段をロバに乗って上がる観光客。この写真はロバが一頭だけだが、通常は一人のガイドがロバを2、3頭連れて登っていくので、一人でロバに乗って階段を上り下りする人も出て来て、かなり怖そうだった。
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ロバに乗ったベドウィンがさっそうと階段を下って行く。上まで客を乗せて登った帰りか?
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岩のトンネルをくぐり抜ける。
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登る途中の最難関の箇所。急な岩の壁に作られたジグザグの階段を人が登っていく。登りきったところには土産物の店が並んでいた。
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上の写真の箇所を登った後で、登ってきた方向を振り返る。
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その上にもまだまだ階段が続いている。
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だいぶ上まで登ってきた。階段を上がりきったところにもお店があった。休憩できるところは途中に一ヶ所。 登りきったエド・ディルの前に一ヶ所。ビューポイントにそれぞれ一ヶ所ずつあった。
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登り道の終点近くからの眺め。険しい谷間を連続して登り続ける道だった。
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深い渓谷を見下ろすところに差し掛かる。エド・ディルはもうすぐだ。
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終点まで来ると、右手にエド・ディルが見えてきた。まだ午前中なので、陰になっていた。展望台に登ったりして時間をつぶしたが、陰がとれるのを待ちきれずに降りてしまう。この写真は、降りる直前に撮影したもの。
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正面から撮影。エル・ハズネよりさらに大きく、堂々としている。
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展望台の方向に少し登ってから撮影。
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Best Viewと書かれた岩山に登り、エド・ディルを見下ろす。Best Viewの看板はいくつもあったが、エド・ディルを眺めるにはこの場所が一番良かったようだ。
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上の写真の右側の眺め。エド・ディルの建っている場所の標高は1000mほどで、800mのぺトラとは200m程度しか標高差がないが、それ以上の高さを感じさせる険しい山並みだ。
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岩山から下るときに、真っ青な色のトカゲらしき生き物を発見。
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エド・ディルをあとにして降りると、奇妙な岩山が見送ってくれた。正面から見るとE.T.にも似ている?
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下りは上りよりはるかに楽な道だった。
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この時間帯になるとロバに乗せられて観光客が大勢上がってきた。気温も30度近くなり、辛そうにあがってくる。ロバに乗るのも大変そうで、ずりおちそうになっている人もいた。
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階段を下りた後、行きはパスしてしまった柱廊通りを通って戻る。写真は大神殿の前にある凱旋門。門柱の間から王家の墓が見えている。
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大神殿に上がり、王家の墓の方角を撮影。
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柱廊通りを過ぎてファサード通りに向かう途中で王家の墓を撮影。行きは陰になっていたが、帰りは陽があたって、撮影に好都合だ。歩いている途中でもロバに乗らないかと何度も誘われ、ことわるのに大変だった。
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王家の墓の拡大。写っているのは一番右の壺の墓。
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ようやくエル・ハズネに戻ってきた。この時も日陰になっていて、しかも逆光でエル・ハズネがまともに撮影できない。シークの中にはいると、太陽の光がさえぎられ、エル・ハズネの撮影が可能になった。このあと、ビジターセンターまで暑い中歩いて戻り、今夜のホテル(Al-Rashid Hotel)にチェックイン。今度のホテルはワディムーサのど真ん中にあり便利だが、交通量が多く、駐車が難しかった. 何度も検討し、口コミが一番よく、値段も安かったので選んだが、ちょっと失敗だった。ホテル自体はきれいで、予約したペトラ・バイ・ナイトのチケットをもらって、夕方まで部屋で休憩。疲れていたせいかいつのまにか寝てしまっていた。
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8時半からぺトラ・バイ・ナイトが始まるといわれたので、エル・ハズネまでの歩く時間を考えて、8時前にビジターセンターに着いたら、観光客が見当たらない。先は真っ暗なので入るのを躊躇していたら、日本人の男性に出会い、8時半まで入り口が開かないことを知らされた。レンタカーの中で20分ほど待ってから、再び入り口に行ってみたら、すでに大勢の観光客が並んでいた。みんなで一斉に出発して、シークの中を歩く。通路の両脇にはろうそくの入ったランタンが並べられているが、ほとんど真っ暗だ。ところどころ道がでこぽこしているので、懐中電灯は必携だ。シークの出口が近づくと、前方にエル・ハズネの前に並べられたランタンが見えてきた。
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エル・ハズネに到着すると、シートの席に案内され、全員がすわるのを待った。エル・ハズネの前の広場には、たくさんのろうそくのランタンが置かれていて、その光でエル・ハズネが赤く浮かび上がり、幻想的な雰囲気だ。
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暗いので撮影が難しいが、できるだけろうそくが多く入る角度から撮影することで、何とかそれらしい写真が撮れた。
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ベトウィンの音楽が演奏される中、全員にシャイがふるまわれ、最後に一斉にフラッシュをたいて撮影。写真は2回目に成功したときの写真。30分ほどでお開きとなった。そのころの時代にタイムスリップした雰囲気は味わえるが、暗い道を1時間以上往復するだけの価値があったかどうかの判断はひとそれぞれだとは思う。私たちにとっては、行かなくてもよかったかなと思える内容だった。ホテルにもどったときは疲労困憊だった。
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翌日(4月4日)、ホテルをチェックアウトしてから、再び駐車場に車を置き、ぺトラへ再入場。昨日より気温が高く、いいお天気だ。ところが、主人がひざが痛いと言って、歩くのがつらそう。登山用の杖をついて、歩くはめに。今日はエル・ハズネを上から見下ろすところまでのトレッキングコース(Al-Khubtha Trail)を歩く予定にしていたのだが、あやしくなってきた。写真はそのコースと王家の墓へ(The Royal Tombs Trail)の登り口。矢印は左方向になっているが、実際には直進する(人が歩いている道)。この右横にもトイレがある。
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王家の墓の前に到着。一番手前にある壺の墓。
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壺の墓の左隣のシルクの墓。砂岩の模様が美しいことでしられている。
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そのさらに左にあるコリント式の墓。エル・ハズネに似ている。
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左端にある宮殿の墓。王家の墓では一番大きい。
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宮殿の墓の前を通り過ぎてから王家の墓の方角を撮影。墓の高さ(大きさ)がよくわかる。
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宮殿の墓を通り過ぎると、エル・ハズネを上から見下ろすところまでのトレッキングコース(Al-Khubtha Trail)の登り口があった。急な階段が続いていたので恐れをなし、主人のひざの調子も悪いので断念。だが、結果的にはこの判断は正解だった。この後ペトラから今夜泊まるアカバのビーチリゾートホテルまでのドライブに4時間近くかかってしまったからだ。もしトレッキングを強行していたら、明るいうちにホテルに行きつくのは到底無理だった。
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トレッキングコースの入口からは、ぺトラの北の方に大パノラマが広がっていた。
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上の写真の右端の景色。奇妙な岩山が見える。左上の町はリトルぺトラに向かう途中にある高台の町。
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トレッキングコース入口から王家の墓に戻り、壷の墓には私だけ上り、撮影。上からの眺めは絶景だった。間じかに見るとエル・ハズネよりも圧倒される。
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天井のマーブル模様がすばらしい。
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中から外の絶景を撮影。
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壷の墓の前から見た大パノラマ。なお、編集の都合上縦長になっていますが、横長で見たい方は、以下のURLをご覧ください。
http://www.geocities.jp/greenbambooin/zekkei_jordan2014.htm -
階段の上には誰が置いたのか、ベトウィンたちのテントのミニチュアがおかれていた(後にみやげとしてお店で売られていることを知った)。
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王家の墓からの帰り道に咲いていた花。
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ファサード通りからエル・ハズネの広場へ。岩が陽に当たって真っ赤になっていた。広場には数台の馬車が待機。11時すぎだったので、大勢の観光客であふれていた。
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ちょうどエル・ハズネに陽が当たり、撮影にはよかったが、残念ながら人が多すぎた。
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シークの入り口から再度エル・ハズネを撮影。ポスターの写真とおなじような写真が撮れた。
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帰り道のシーク。あんなところに花が!朝来るときには気づかなかった。
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通路わきにはケシの花も咲いていた。
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シークの途中にあった奇岩。来るときにも気にはなっていたが、この角度から撮影すると、何かの動物に似ているようだ。
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今日はぜったい馬で帰ろうと決めていたので、シークを抜けた後、一人5米ドルで馬に乗ることにした。昨日は暑くて歩くのがつらかったゆるい坂だったが、あっという間に上ってしまった。降りて1米ドル紙幣を10枚渡したら、9枚しかないという。紙幣を奪い返して、一枚一枚数えなおしてあげたら、10枚あり、ごまかそうとしたことがわかった。皆さんも気をつけよう。(ちなみに昨日3ドルといっていたのに5ドルになっていた)。この後、モーベンビック・リゾートで人気のアイスクリームを食べた後、ぺトラを後にしてアカバに向かった。(第二部に続く)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ウェンディさん 2014/04/29 17:45:21
- はじめまして
- はじめまして。
春のペトラ、乾いていた土地にも草木が芽生えて、野に咲く花が可愛らしいですね。
私が旅した冬とは異なる、夏に向かうペトラの姿。
素敵な写真の数々を堪能しました。
ウェンディ
- miharashiさん からの返信 2014/04/29 21:38:27
- RE: はじめまして
- こちらこそはじめまして
いつも見させていただいて、旅の計画の参考にさせていただいています。
私たちはお母様とあまり年齢が違わないのですが、ペトラを上から見たいと思っていました。でも前日歩きすぎたためか、断念せざるを得ませんでした
残念でなりません。心残りがあると、また訪れたいと思うので、いいかもしれませんね、ペトラの花、夾竹桃には少し早かったことも、心残りのひとつです。また、旅行記、見させてくださいね。 by miyahashi
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