2014/04/08 - 2014/04/09
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miharashiさん
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2014年の4月初めに春のヨルダンを訪れました。中東地域では初めてのレンタカーを借りてのセルフドライブ旅行でした。ちょうど花の季節に当たり、ドライブ途中の道路沿いには様々な花々が咲き誇り、車窓を楽しませてくれました。ヨルダンの国花であるブラックアイリスにも出会うことができました。旅行の日程は以下の通りです。
4月1日 夜9時過ぎ成田をエミレーツ航空で発ち、ドバイ経由でアンマンへ。
4月2日 午前10時ごろアンマン空港着。レンタカーを借り出し、デザートハイウェイを経てぺトラへ。
4月3日 終日ぺトラ見学。夜はペトラ・バイ・ナイト。
4月4日 ぺトラ二日目。見学後クイーンズハイウェイ、デザートハイウェイを経てアカバの海岸リゾートホテル(ラディソン)へ。
4月5日 終日アカバ海岸。その後アカバ市内のホテルへ移動。
4月6日 アカバからワディラムへ。ラム村で4輪駆動車に乗り、砂漠の中のキャンプへ。キャンプ泊。
4月7日 ラム村まで戻り、その後ぺトラ、リトルぺトラを経てダーナ村へ。
4月8日 ダーナ村から死海へ。死海沿いのリゾートホテル(クラウンプラザ)に宿泊。
4月9日 死海からカラクを経て、クイーンズハイウェイをマダバへ。マダバ市内泊。
4月10日 マダバ市内見学後ネボ山へ。その後アンマン空港まで戻りレンタカー返却。空港発17:30、ドバイ経由成田へ。
4月11日 夕方成田着。
第五部は、ダーナ村を出た後、海抜マイナス420mの死海までのドライブと、死海リゾートでの滞在記録です。なお、この旅行記は、団塊夫婦の世界一周絶景の旅 http://www.geocities.jp/greenbambooin/ の2014年ヨルダン旅行編にリンクされています。(表紙写真は、死海沿いにあるハンギング・ロック)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヨルダン随一の癒しのリゾート・死海。海抜はなんとマイナス420mにあり、しかも年々低下しているとのこと。一度はこの湖で浮遊体験をしたいと思っていた。死海沿いには様々な見所もあり、ゆっくり過ごしたいので、湖沿いのリゾートホテル(クラウンプラザ)に一泊。今回の旅行では二度目のリゾートホテルだった。
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4月8日、ダーナ村を出発し、キングスハイウェイをさらに北に走る。今日の目的地は死海。地図やGoogle Earthでは、死海に出るにはこの先を左折して60号線に入り、死海沿いを走る65号線に合流すれば良かった。やがて前方に渓谷が見えてきた。あの渓谷を下っていくのだろうか?あとでわかったことだが、Google Earthに出ていた60号線への分岐点は、実際の分岐点よりずっと先になっていて、60号線の位置も全くのでたらめだった。Google Earthには結構間違いが多いので、皆さんも注意されたし!
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60号への分岐らしい所に来た。左に曲るかどうか躊躇していると、そばにいた車の運転手が、死海は左の道の方向だと教えてくれた。しかし、そのまま行くと、なんと突如工事中の看板が現れ、道は閉鎖。迂回路らしき道に入ると、後から来た車がついてくるように手招きしてくれた。その車の後をついていくと、なんと工事をしていたブルドーザーが道を空けてくれて、工事個所を通過。この車は工事関係者の車のようだった。工事個所を過ぎると、すごくいい道になり、閉鎖中なので後から全く車が来なかった。
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坂道を上りきると、荒涼とした景色が広がっていた。
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眺めの良い峠のようなところで車を止めて、周りを撮影。そばに小屋があり、大きな犬が4匹さかんに吠えまくっていた。野犬にかまれては大変だと思いながら、絶景を前にして写真を撮りたいしで、急いで撮影。車内で昼食休憩した。これから下る方角には、全く植物のない荒涼とした渓谷が横たわっていた。
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上の写真の左側の風景。赤茶けた土と岩の大地だ。エジプトのシナイ山の景色を写真でみたことがあるが、よく似た風景だ。しかもまわりにはだれもいず、犬にほえたてられているのだから、恐ろしい。長居をせずに、出発せざるを得ない。
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峠から下りはじめる。ヘヤピンカーブを切りながら急降下。写真はヘアピンカーブを曲がる直前のショット。渓谷が目の前に広がっている。
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峠から下る道その2。マイナス420mの死海まで1000メートル近くを走り下りる。
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峠から下る道その3。
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前方に立ちはだかる赤茶色の渓谷の巨大な壁。
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険しい岩山の間を走り抜ける。
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しばらく下ったあと、車を道端に止めて小休止。写真は下ってきた道の方角。道の周りの険しさがわかる。
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このような荒涼とした道端にもきれいな花が咲いていたので、花とともに撮影。
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これもそばに咲いていた花。ここまでに死海から上ってきた車はトラックが1台だった。それほどきつい勾配だった。もちろん後ろからは一台も車が来なかった。
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かなり下ってきた。ようやく前方が開けてきた。まもなく65号線に合流して、死海方面に北に走る。
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道端でトマトを売る人。ここはトマトの産地らしく、あちこちで同じ光景を見かけた。
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道の周りには、青々とした畑が広がっていた。
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65号線の右側には、高い山々が連なっていた。山の高さは1000mを少し超えるぐらいだが、死海の周囲は海抜がマイナスなので、山がかなり高く見える。また、めずらしく両側に丈の高い木々がみられるようになってきた。それだけ、このあたりは水源があるようだ。
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ようやく真っ白な塩湖が見えてきた。死海が干上がって真っ白になったところだろう。
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道路の左側にあったモニュメント(Martyrs'Monument)。この向かい側にハンギング・ロックへ通ずる道が分かれていた。このハンギング・ロックは、Google Earthで道を調べていたら、偶然見つけて、今回どうしても訪れたいと思っていたところだ。ハンギング・ロックのかかる渓谷の名前は、Google Earthでは、Wadi NumeiraとWadi Hudeiraの両方の表記があった。
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モニュメントの前で65号線から右に入ってすぐの所で車を止めると、先に駐車した車からちょうどガイドと2人の観光客が降り、渓谷に向かって歩きはじめたところだった。私たちもならって、そのあとを追った。30度以上の炎天下、日傘をさして、ゆるやかな坂道を歩いていくと、10分程で、渓谷の入り口に到着。渓谷の奥から水が流れ出していて、小さな流れをつくっていた。ときどきその流れを飛び越えなければならなかった。
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渓谷の中に入ると、すぐにお目当てのハンギング・ロックが現れた。どのようにしてこのような景観ができたのだろうか?不思議だ。
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近寄って青空をバックにして撮影。
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その先はペトラのようなシークがまだまだ続いている。先の3人は中に入っていったが、私たちはお目当ての景観を見ることができたので、ここで引き返すことにした。それにしても暑い。
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帰り道、裏側からも撮影。
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小さな川は死海に向かって流れ出しているようだ。水に手を入れて見ると、なまぬるかった。
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帰りは下りだったので、割と楽に歩いて車にもどることができた。強い日差しで、車の中は蒸し風呂のようだった。あとでわかったことだが、もう少し先には渓谷のそばまで車が入れる道の入口があり、そこを入れば歩かなくて済むようだった。
再び65号線に入り走っていくと、道の左側にきれいな死海がはっきりと見え始めた。 -
やがて広々とした駐車スペースがあり、夾竹桃の花がきれいに咲いていた。ピンクの花越しに見る湖は一段と美しかった。
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ムジブ・ブリッジ(Mujib Bridge )が見えてきた。
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橋からはワディ・ムジブ自然保護区の入り口が見えた。時間があればここのシークトレイルを歩き、沢上りをしたかったのだが、まだ水が冷たいし、体力もないので、パス(入口にも行ってみたが、トイレが改装中でまだオープン前の雰囲気だった)。
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死海はきれいに見えるが、なかなかリゾートらしい場所が現れない。
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ようやく大きなリゾートホテルが目の前に現れたが、そこが予約したクラウンプラザ・デッドシーリゾートだった。湖沿いだが、かなり高いところに湖面を見下ろすように建っていた。チェックインすると、ここでも部屋をグレードアップしてくれた。ホテルのロビーには、国王(と思われる)の写真が掲げられていた。
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当初のスタンダードをスーペリアーにアップグレードしてくれた部屋。ちょうど日本人の団体(ピースボード)が泊まることになっていて、スタンダードの部屋に空きがなかったらしい。部屋に入ったはいいが、なかなか荷物が来ない(ここでもセキュリティーチェックがあり、荷物を入口に置くように言われた)。良く考えたら、ボーイに部屋番号を知らせていなかった。結局、自分で荷物を取りに行って、部屋に運ぶことに。
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ホテルの中庭には大きなプールがあったが、このプールで泳ぐことは結局なかった。
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ホテルの部屋からの眺め。
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部屋の前の庭に咲いていた鮮やかな花。部屋で休憩後、水着に着替えて、死海へ。プールサイドのカウンターでタオルを借りようとしたら、ビーチ用のタオルは、ビーチで借りるように言われ、ビーチの方に行くと、エレベータを降りたところに貸し出しカウンターがあった。
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エレベータの出口から見たビーチ。ホテル専用ビーチになっていて、パラソルが数多く並んでいた。午後になり逆光なので水の色はさえない。湖の撮影は明日にして、今日はとにかく湖に入る(浮かぶ)のが先決だ。カウンターには、ピースボートの世話役をしている日本人が偶然居合わせたので、話をしながら一緒にビーチまで行く。今回のピースボートの旅行客は、短期の船旅のために日本から飛行機で合流するとのこと。このホテルには百人以上来るそうだ。
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ビーチの前の湖では、大勢の人が浮いていた。
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私もおそるおそる入って浮いてみた。本は濡れるともったいないので、パンフレットを本替わりに持って、浮いてみた。何とも言えない感覚だった。浮輪の上に乗って浮かんでいるような感覚だ。浮くよりも足をつける方が難しかった。
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主人も中耳炎にもかかわらず、浮いてみた。後方には、カップルで浮いている姿も。
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泥パックはただで、みんな塗りたくっていた。ためしに、私も足と手に塗ってみた(帰国後、皮膚がカサカサになっていたので、皆さんもご注意を!)。
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死海で浮くのも時間に限りがあるので、死海を見下ろすプールで泳いだ。ここは大人用のプールでけっこう深くなっていた。このプールの隣に熱いジャグジーがあり、冷えた体を温めることができた。ちなみに泳いでいるのは私。
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プールから部屋に帰る途中でビーチの方を見ると、先ほどより浮かんでいる人がもっと多くなっていた。
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4月9日、ピースボートの客で大混雑の朝食を終え、ビーチの方角へ出てみた。エレベーターの降り口があるテラスから死海とビーチを撮影。順光なので、湖の色がきれいだ。対岸のイスラエル側も見通すことができる。
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少し拡大。
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さらに拡大してビーチを撮影。ビーチはピースボートの日本人客ばかりだった。
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ビーチまで降りてから撮影。ビーチの先には遠く他のリゾートホテル群も見えている。
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花越しにビーチを撮影。
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ビーチのはずれから海に降りて行けたので、一人で行ってみた。
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このあたりの水はけっこうきれいで、底まで見えていた。
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昨日泳いだプールのあたりを撮影し、部屋にもどり、チェックアウトの準備をする。今日はせっかく乾いた水着をぬらしたくないので、泳がずに出発することにした。
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昨日来た死海沿いの道を南にもどり、途中から古いお城の残るカラクに行く50号線に入り、キングスハイウェイに合流して、マダバに向かうことにした。ホテルからカラクまでは80Kmの道のりだ。昨日は反対車線を走っていたので、湖岸の風景が良く見えなかったが、今日は良く見える。昨日気づかなかった風景に出合い、車を止めて撮影。湖岸が塩で真っ白になっていて、きれいだ。
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上の写真の白い部分を拡大。
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上の写真の右側の湖岸。
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一部分を拡大。美しいマーブル模様が見える。どうしてこのような模様ができるのだろう?
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さらに走ったところには、塩で島のように盛り上がっているところがあった。
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露天商が捨てていったトマトが散乱していた。こういった風景は何度も見かけた。高温のため、いたみが早いのだろうか? このあたりからガソリンの残量に不安を覚え、ガソリンスタンドをさがしながら車を走らせたが、見当たらなかった。カラクまでは十分間に合う量だったので、そのまま車を走らせる。ホテルからカラクへの分岐点まで、65号線沿いにはガソリンスタンドが全くなかった。死海沿いを走るときは注意が必要だ(第六部に続く)。
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この旅行記へのコメント (4)
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- きなこさん 2014/04/29 19:49:45
- ムジブ
このムジブは未だオープンしていませんでしたか・・・
実は4月からオープンだと聞いていたので2日に行ったところ残念な事にメンテナンス中でした。2日前に確認したんですがね・・・
私達は そこのムジブ・シャレーに一晩お世話になりました
きなこ
- miharashiさん からの返信 2014/04/29 21:52:47
- RE: ムジブ
- はじめまして。
あなたのブログを見て、ムジブのシークトレイルがオープンしていなかったことを再確認しました。私たちも4月からということを本で知ったので、
できれば歩いてみたかったのですが。 パンフレットをいただいただけで、
オープンしている様子はありませんでした。トイレは改修中だったようです。準備中だったのでしょうか? 水が冷たい時期ですので、オープンしていても、だめだったかもしれません。でもあの時期のヨルダンすばらしかったですね。私たちもいい旅をすることができ、幸せでした。
by miharashi
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- tamaemonさん 2014/04/28 10:31:21
- 私も浮いてみたい!
- miharashiさん、こんにちは!
死海・・・不思議ですね。
塩分濃度が高いだけで浮いてしまってる・・・まるでマジック!
私もいつかは体験してみたい浮遊!?
以前行った友人から聞いたのですが、塩分が強すぎるので肌がパサパサになったので、その後のお手入れが大事とか?日焼けもありそうですね。
宇宙にでも行ったかのような岩山の景色!水に浮かぶ不思議な体験、行ってみたいところが満載です!
tamaemon
- miharashiさん からの返信 2014/04/28 14:11:15
- RE: 私も浮いてみたい!
- tamaemonへ
いつも訪問ありがとうございます。死海は入っている間は何ともないのですが、でるとすぐにデリケートゾーンがひりひりと痛くなります。すぐにシャワーで流しましたが、ビーチで休んでいる間もしばらく痛かったですよ。
でも、あの浮遊体験は楽しく、だれもが、はしゃいでしまう不思議な体験でした。 泥パックのせいか、塩のせいか、帰国後も乾燥肌が治りません。日焼けは注意していたので、だいじょうぶでした。ぜひ、 4月初めに行かれることをお勧めします。 by miharashi
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