2011/01/29 - 2011/01/30
80位(同エリア176件中)
satoshiさん
- satoshiさんTOP
- 旅行記248冊
- クチコミ6件
- Q&A回答3件
- 194,172アクセス
- フォロワー14人
2011年1月に熊野古道小辺路の果無峠を歩いたときの旅行記です。この頃は熊野古道世界遺産範囲散策も中辺路、大辺路を歩き、伊勢路も終わりつつあり、そろそろ参詣路の中ではアクセスで一番大変そうな小辺路に挑戦しようかと考えていました。(奥駈道は修験道の道のためこのときは止めておこうかとも考えてました)小辺路は高野山を出発して大股、三浦、十津川温泉を通って熊野本宮に至る道ですが、道中の大股集落がバスが一日一本あるかないか、三浦集落はバスは何本かあるようですがなかなか都合のいい時間に無い。十津川温泉はまだバスの本数はあるが最寄の鉄道駅までが距離がある。峠道を歩くことよりアクセスが不便で少しまとまった休みがないと行けそうに思えませんでした。で、小辺路の順番通りではないですがアクセスしやすそう、2日で帰って来れそう、見所がそれなりにある十津川温泉出発の果無峠を一番目に持ってきました。
私がこの時選択した日程は
名古屋発−(近鉄)−大和八木−(なら交通バス)−十津川温泉泊
十津川温泉−果無峠−熊野本宮−(龍神バス)−湯峰温泉−(龍神バス)−新宮−(JR)−名古屋
としました。後で知ったのですが十津川温泉に名古屋から行くのなら
土曜夜、名古屋−(JR)−新宮泊
日曜日 新宮−(なら交通バス)−十津川温泉(朝着)とすれば1日+夜で果無峠は歩けまし、これが一番効率のいい行き方かなと思います。
今回も地図はわかやま観光のサイトのルートマップを使用しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7:00頃の近鉄特急で途中乗換で大和八木まで行き、大和八木から日本一長い路線を走るというなら交通バス八木発新宮行のバスに乗ります。最初4時間(全工程)のバスでトイレとか行きたくなったらどうするのだろうと心配していたのですが、五条バスターミナル、谷瀬、十津川温泉で15分の休憩を取りました。やっぱり長い路線になるとそうなりますよね。
-
五条バスターミナルは見所が特に無かったのですが、谷瀬ではバス停が谷瀬のつり橋が歩いて数分のところにあり十分見学できます。
谷瀬の吊り橋 名所・史跡
-
十津川温泉で降りず、檪砂古のバス停で降ります。ここで降りたのは、果無峠には33体のお地蔵さんがあり、そのうち31から33が古道ルートと違う檪砂古を登山口としたところにあるので初日にその3体だけでも見ておこうと考えたためです。14:00頃
-
登山口の33番目のお地蔵様
-
九十九折の坂道を登っていきます
-
32番です。お地蔵様には何番目かと分かるように看板が立ててあります。お地蔵様は大正時代にたてられたものだそうです。
-
果無集落に入ってきました。
-
集落横の道を登っていきます
-
古道は民家の間を抜けていきます。
-
手水鉢でしょうか。お花がいけてありました
-
民家の様子です。どなたも見えられなかったようです。
-
更に登っていくと世界遺産碑があります。果無集落といえばこのアングルですね
-
この日はこの辺で宿に向かいます。峠を小辺路で降りていく途中、右手に十津川が見えてきました
-
十津川温泉方向です。
-
果無峠の登り口です。
-
しばらく降りていくと西川にかかるつり橋に出ます。これを渡って本日の宿、山水さんに向かいます
-
山水さんに向かう途中野猿を見つけます。乗ってみることも出来そうですがおっさん一人でやるのもなんなんで止めておきます
-
山水さんです。webで予約しました。当初は十津川温泉の町中にしたかったのですが、空室のある旅館が僅かしかなくその中で一番料理がおいしそうなこちらに決めました。
十津川温泉 静響の宿 山水 宿・ホテル
-
チェックインのとき「マラソンに参加されるんですか」と聞かれる。???聞いてみると翌日マラソン大会があり、その参加者の宿泊客が多いとのこと。写真は部屋です。
-
夕食です。牡丹鍋のコースを予約していました。お料理を売りにしている旅館だけに大変おいしく頂きました。
-
朝食です。朝食もこのボリューム。でも美味しかったので残さず頂きました。7:20頃チェックアウト。宿の方にこれから果無峠を通って熊野本宮まで行こうと思ってるというと、止めた方がいいかもと言われる。外を見ると雪がチラホラ。私は以前南紀なら冬でも古道歩きが出来ると聞いていたので1月でも来たのですが・・でも一応ヒートテック2枚重ねの装備。何とかなると思い予定通り出発
-
7:50頃小辺の登山口に到着。ここから出発します
-
石畳の道が果無峠まで続きます
-
果無峠の民家の手水鉢でしょうか。凍ってます
-
前日来た民家の軒先を通過します。
-
世界遺産碑です。
-
更に進み振り返って果無集落の眺めです。
-
石畳の道を進みます
-
ちょっと登ると又民家に出会います。今度は右回りで迂回します
-
迂回した後登り口です。雪がぱらぱら積もってきました
-
お地蔵様です。道沿いに並んます
-
天水田です。この先の山口茶屋の住人がここで雨水のみで稲作をしていたそうです。
-
更に進むと右手に地蔵菩薩立像が見えてきます。
-
山口茶屋跡に出てきます。
-
急な坂道を登るとやがて観音堂が見えてきます。雪の積もってきました。
-
観音堂です。9:25
-
ルートマップに釈迦ヶ岳方面が一望できるとありましたがこの方向でよかったのかな。このあと吹雪に見舞われますが、ヒートテック2枚重ねのパワー炸裂。全然寒くないし、逆に暑くないので体がだるくならずサクサク進みます。
-
果無峠到着。積雪もこの辺がピークです。10:00頃
-
峠の宝篋印塔です。すっかり雪がかぶってます。後は下るだけ。
-
六字名号碑です。
-
雪道をサクサク下ります。途中、吹雪の中、完全雪山装備の方とすれ違いました。すれ違うときに挨拶をしたのですが、私の軽装(一見)軽快な足取り、笑顔にびっくりされてました。以後時期と装備には気をつけます。
-
二十町石です。雪に埋もれていたので表面を拭きました。
-
三十町石です。10:55頃
-
下るにつれ積雪も減ってきました。天気も回復します。写真は七色分岐の手前です。
-
下ってきて林道と合流します。だいぶ降りてきました。
-
林道を進みます
-
民家、畑を抜けて降りてきます。
-
国道168号線と合流。無事降りてきました。2番のお地蔵さんまでは古道沿いにあるのですが一番は168号線を左に少し上った場所にある旧八木尾集会場の庭においてあります。写真は旧集会所の庭です。
-
1番のお地蔵さまです。
-
今度は168号線を逆方向、熊野本宮まで歩きます。写真は果無峠登り口。ここを降りてきました。すっかりいい天気になってます。
-
しばらく熊野川沿いを歩きます。そのあと川から離れます。途中道の駅奥熊野古道ほんぐうがあり、昼食を頂きました。熊野古道の展示もあり歩かれる方は寄ってみるといいと思います。そのあと平岩口まで来たら国道から離れ右手の道を上がっていきます。
-
坂道を上がっていくと左手に古道が出て来ます。ここを進みます。
-
ちょっと歩くと三軒茶屋跡に出ます。ここで中辺路と合流します。13:00頃
-
三軒茶屋の門。九鬼ヶ口関所跡だそうです。
-
ここから先は以前中辺路を歩いたときと同じ道です。
-
途中、大斎原を遠望できる展望台によります。中辺路を歩いたときは雨だったのですが。この日はいい天気で鳥居がはっきり見えました。
-
古道を下っていきます。
-
祓戸王子です。すっかりおなじみになってしましました。
-
熊野本宮の裏口?です。
熊野本宮大社 寺・神社・教会
-
熊野本宮の門です。ここから先は写真撮影禁止(個人で楽しむ分はいいとの話もあるようです)13:40
-
本宮の参詣路を下がって、世界遺産センターです。
-
熊野本宮からあとはバスで新宮まで行き、JR特急で名古屋まで帰る予定ですが、湯峰温泉に入る時間がありましたので、途中湯峰温泉で汗を流します。ここの公衆浴場の薬湯がすっかりお気に入りになってます。
湯の峰温泉 温泉
-
13:50頃新宮行きのバスが来ました。これに乗って帰ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
63