2013/06/08 - 2013/06/12
53位(同エリア218件中)
ひらしまさん
地中海シチリア島から始めたイタリア縦断の旅も、とうとう北のスイス国境のマッジョーレ湖、アルプスの入り口アオスタに到着します。
マッジョーレ湖は、アルプスの氷河が溶けてできた南北65kmもある細長い湖で、北の方はスイス領です。その湖に浮かぶボッロメオ諸島の一つペスカトーリ島に宿をとりました。「漁師の島」という名前からして、おいしい魚が食べられそうな気がします。
アオスタは、初代ローマ皇帝アウグストゥスが山岳部族攻略の拠点として開き、以来古代ローマの姿をとどめる町。それ以前にハンニバル軍が象を連れて通ったかどうかはともかく、ナポレオンも1800年のアルプス越えでここを通った要衝で、アルプスの山々に囲まれた美しい町らしいのです。
主な行程と宿泊先
ヴェネツィア→(鉄道)→ミラノ経由ストレーザ→(鉄道)→ミラノ→(バス)→アオスタ
Belvedere レイクビュー・テラス付き 219ユーロ/泊 2泊
Maison Bondaz 125ユーロ/泊 2泊
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の21日目。
ヴェネツィアからの特急をミラノでストレーザ方面に乗り換えます。 -
待ち時間を利用してYは食料調達、ぼくはミラノ駅撮影。
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ストレーザ方面の始発の鈍行に乗ると、中の暑いこと。車両の窓を全部開け、通路とのドアは閉まらないようにスーツケースで固定して空気を入れ換えました。
もっと悲しかったのは、窓がどうしようもなく汚いのです。せっかくマッジョーレ湖が見えてきても台無しです。イタリアの鉄道会社は、車両を快適にして客を呼ぼうとは考えないのかなあ。 -
ストレーザで乗った遊覧船がベッラ島を過ぎると、宿泊するペスカトーリ島が近づいてきます。
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ホテル・ベルヴェデーレ。テラス付きの部屋を予約したけれど、こんなに広いテラスとは思いませんでした。
正面に見えるのはマードレ島。その奥に湖はずっと続くのですが、あいにくの曇り空です。そのうち雨が降ってきました。 -
ミラノとストレーザで買い込んだ食料で夕食。
雨のあとは急に気温が下がり、セーターが登場しました。 -
旅の22日目の朝。きょうは晴れるかなと思ったのですが…。
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朝食は庭で。ママレード入りのクロワッサンを初めて食べましたが、結構いけます。すずめがパンくずを食べに来ました。
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長旅の疲れがたまってきたのか、Yはまた体調不良です。雨も降ってきたので、予定していたボッロメオ諸島めぐりはとりやめて、ぼくはインターネットでこの先の旅の情報収集をします。
雨の合間にピザを買い出しに。きのことハムの大4分の1で4ユーロ。箱に入れてくれるわけではないので、団体観光客にじろじろ見られながら持ってきました。野菜を添えて昼食にして、おいしかったです。 -
夕方、島内散歩に出ました。ペスカトーリ島は長さ350m、幅は100mもない小さな島です。その島を横断し、南西岸に出ると港です。これはマリア像でしょうか。
島を一周。南端はレストランに占拠されていましたが、北端は公園のように整備され、コンクリート岸ながら石が埋め込まれ自然な感じでよかったです。 -
島を縦断する小道は、小さなレストランや土産物屋がぎっしり続いていますが、それが切れたところに教会がありました。小さく豪華ではないけれど、島の規模からすれば立派です。じっくり拝観しました。
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キリストの一生を描く木彫も素朴でいいなと思いました。
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夕食はホテルのレストランを予約しました。全面ガラス窓で、マードレ島を正面によい眺めです。目の前の湖と岸に鴨、かもめ、つばめ、猫が次々に現れ、楽しませてくれます。
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パーチと白ワインのリゾット。魚の味がよく出て美味です。
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白身魚のグリル。どの料理もセンスよく、量は少なめの上品な店でした。昼はツーリスト・メニューもやっています。
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旅の23日目。きょうも雲が多い。
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9時25分の船で島を出ます。3島めぐりはできなかったけれど、ペスカトーリ島を満喫できたからよしとします。
当初の計画では、次の目的地アオスタまで鉄道でミラノ、キバッソ乗り換えで行くつもりで、切符も買っていました。ただ、そのためには、朝食前に宿を出て、長い時間列車に乗る必要があります。Yの疲労がたまっている様子なので、少しでも負担の少ない方法をと調べて、ミラノ−アオスタ間をバスで行くことにし、それに合わせてストレーザ発の列車も遅らせました。払い戻しはできませんでしたがやむを得ません。 -
ミラノ・ガリバルディ駅からタクシーでランプニャーノのバスターミナルへ。
バスは快適。窓はきれいだし、乗り換えはないし。車窓から見える林の様子は南イタリアとは違い、ドイツに似ています。
しばらく進むと、狭い谷に入り、川と道路と鉄道が絡み合って上っていきます。 -
白く雪をかぶった嶺が見えてきました。
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夢中になってカメラを向けているのは、僕と、通路を隔てて隣の韓国人男性だけ。地元のみなさんは熟睡しています。
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バス停から宿までそう遠くはなかったのですが、例によって迷いながら何回も道を聞いてたどりつきました。
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メゾン・ボンダ。築三百年以上の石造りの古民家を改修したホテルで、古めかしい木の扉が電磁キーで開きます。中世と現代が同居している感じです。
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部屋も白壁に木の扉と床なのですが、壁の模様に遊びがあります。
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窓辺も…。
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洗面ボウルは石製です。
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洗面所からバルコニーに出られます。
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バルコニーの前の裏庭には古い納屋があり、田舎の家に来たような感じで
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その間から鋭くそびえる白雪の山を見ることができます。
二人ともすっかりこの宿が気に入りました。 -
アオスタ観光に出ます。
まずアウグストゥスの凱旋門。雪山を背景にしているところが、ほかの凱旋門とはひと味違います。 -
戻ってきてサントルソ教会。信者のみなさんの集まりの時間のようでした。
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ローマ劇場。
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雪山と青空に囲まれ、ほかに観光客もいず、静かでいい気持ちです。
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大聖堂を見学し、バスターミナルで時刻表を入手し、宿で教えてもらったスーパーマーケットで食材を購入。
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町のどこを歩いていても山が見えます。
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夕食はもちろんバルコニーで山を見ながら
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旅の24日目。快晴。
マッジョーレ湖の分を埋め合わせてくれるような天気です。ベッドから見る山が輝いています。 -
バルコニーに出て山を眺めます。
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左の山がMonte Emilius、右がBecca di Nonaというのだそうです。朝食の時に宿の主人のボンダさんに教えてもらいました。
ボンダさんは若い男性で、英語はフランス語ほど得意ではないようですが、誠実さは感じられます。アオスタという地域自体がフランス領だった時期もあり、フランスとのつながりは強いようです。 -
朝食はボンダさんとお母さんが用意してくれます。フルーツサラダ、アップルジュース、ヨーグルトいちごソース、パン2種、ハム3種、サラミ、チーズ4種、ポークビーンズにキッシュ。卵は目玉焼きにしてもらいました。充実の朝ご飯です。とくに地元産ハムは塩が濃いけれどおいしいですよ。
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この日の昼間に行ったクール・マイユールについては次回に載せることにして、アオスタの分だけを先に書くことにします。
夕食はプレトリア門にあるヴェッキア・アオスタに行ってみました。 -
この日は2人で1人前ではなく、それぞれツーリストメニューを試してみました。
ぼくは、茄子・チーズ・トマトのスパゲティとチョコムースという一番軽いセットでしたが、スパゲティはおいしかったです。 -
しかし、Yが頼んだ中のシリアルスープは塩分過剰で、Yは気持ち悪くなってしまったほどでした。ヴェネツィアでも塩分多めの経験をしましたから、北イタリアでは塩を多く使う食の伝統があるのかもしれません。
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とても気に入ったアオスタの町とメゾン・ボンダともお別れの朝が来ました。
今朝の食堂は客が多く、ボンダさんの姉さんも幼子を連れて手伝いに来ていました。前年9月に改築したばかりで、初の日本人客だったそうです。日本に帰ったらここを推薦するよと約束して、握手して別れました。
みなさん、北イタリアに行くのならメゾン・ボンダを強くお薦めします。
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