七尾旅行記(ブログ) 一覧に戻る
加賀藩の始まりは、前田利家が、天正9年(1581年)、織田信長より能登一国23万石を与えられ、七尾城主となったところから。<br /><br />山城だった七尾城を廃城し、新しい街づくりとして、港を臨む小丸山城を築きます。一本杉通りや山の寺寺院群はその名残をとどめるもの。特に、山の寺寺院群ではできるだけ、本堂に上がって、内部を拝観させてもらいました。長谷川等伯ゆかりの寺に、極彩色の内陣や絵馬など。華やかな、後の加賀文化につながる萌芽も感じることができ、予想外に心に残る旅となりました。

冬の金沢から能登半島の旅(三日目・完)~加賀藩の始まり七尾の街を散策。一本杉通りに、山の寺寺院群も予想外に味わい深い場所でした~

32いいね!

2014/01/13 - 2014/01/13

35位(同エリア117件中)

0

114

たびたび

たびたびさん

加賀藩の始まりは、前田利家が、天正9年(1581年)、織田信長より能登一国23万石を与えられ、七尾城主となったところから。

山城だった七尾城を廃城し、新しい街づくりとして、港を臨む小丸山城を築きます。一本杉通りや山の寺寺院群はその名残をとどめるもの。特に、山の寺寺院群ではできるだけ、本堂に上がって、内部を拝観させてもらいました。長谷川等伯ゆかりの寺に、極彩色の内陣や絵馬など。華やかな、後の加賀文化につながる萌芽も感じることができ、予想外に心に残る旅となりました。

PR

  • 和倉温泉から、七尾へ移動。

    和倉温泉から、七尾へ移動。

  • 七尾駅前にあるのは、青雲の志を抱いた長谷川等伯、旅立ちの像です。

    七尾駅前にあるのは、青雲の志を抱いた長谷川等伯、旅立ちの像です。

  • 朝飯を食べようと、まずは食祭市場へ。七尾市内の中心部を流れる御祓川(みそぎがわ)を下って行きます。

    朝飯を食べようと、まずは食祭市場へ。七尾市内の中心部を流れる御祓川(みそぎがわ)を下って行きます。

  • 途中の一本杉通りは、七尾市内の古くからの老舗が残る有名な通り。鳥居醤油店、昆布海産物処のしら井、和ろうそくの高澤ろうそく店などがあるんですが、それは後ほど。<br />

    途中の一本杉通りは、七尾市内の古くからの老舗が残る有名な通り。鳥居醤油店、昆布海産物処のしら井、和ろうそくの高澤ろうそく店などがあるんですが、それは後ほど。

  • 橋のデザインは、でか山。地元の有名な祭りです。

    橋のデザインは、でか山。地元の有名な祭りです。

  • さらに下って、この七尾まだら碑というのは、七尾で古くから歌い継がれてきた祝儀唄のこと。碑は、昭和36年、「七尾まだら」が市指定無形文化財となったのを記念して建立されたものです。<br /><br />

    さらに下って、この七尾まだら碑というのは、七尾で古くから歌い継がれてきた祝儀唄のこと。碑は、昭和36年、「七尾まだら」が市指定無形文化財となったのを記念して建立されたものです。

  • 七尾フィッシャーマンズ ワーフ能登食祭市場に到着しました。体育館のような巨大な施設です。<br /><br />

    七尾フィッシャーマンズ ワーフ能登食祭市場に到着しました。体育館のような巨大な施設です。

  • あれれ、どこもまだ開店準備のようですね。朝飯は食べれないので、中を回ってみましょう。<br />七尾の食祭市場には、鮮魚だけでなくて、いろんな水産加工品のお店も入っています。なまこやもその一つ。なまこを使った加工品は、内臓を加工した「このわた」や卵巣を加工した「くちこ」といったあまりなじみのない珍しいものがいっぱい。

    あれれ、どこもまだ開店準備のようですね。朝飯は食べれないので、中を回ってみましょう。
    七尾の食祭市場には、鮮魚だけでなくて、いろんな水産加工品のお店も入っています。なまこやもその一つ。なまこを使った加工品は、内臓を加工した「このわた」や卵巣を加工した「くちこ」といったあまりなじみのない珍しいものがいっぱい。

  • けっこう高価なものでこの日は敬遠したのですが、あとでネットで調べるとそう高いものばかりでもないような。いずれにしても、七尾の豊かな海の幸を垣間見たような気がしました。<br />

    けっこう高価なものでこの日は敬遠したのですが、あとでネットで調べるとそう高いものばかりでもないような。いずれにしても、七尾の豊かな海の幸を垣間見たような気がしました。

  • 食祭センターにあるこちらのお店はスギヨの直営店。江戸時代の鮮魚問屋、定置網業から始まって、明治からは練物に進出した老舗のようです。

    食祭センターにあるこちらのお店はスギヨの直営店。江戸時代の鮮魚問屋、定置網業から始まって、明治からは練物に進出した老舗のようです。

  • 並んでいるのは、ちくわやかまぼこなど。練物も鮮度なんでしょうか。ぴかぴか光っているような商品です。

    並んでいるのは、ちくわやかまぼこなど。練物も鮮度なんでしょうか。ぴかぴか光っているような商品です。

  • こちらは、「発酵半島のと」。商品は、いしる・醤油・味噌・麹といった発酵に関係する加工食品。魚に関係することもあるかもしれませんが、能登では、天然のいい塩も採れるので、観光客にとっては、何で?という感じもあるかもしれませんが、それも含めて、材料の良さを活かした七尾ならではの特産品だと思います。<br /><br />

    こちらは、「発酵半島のと」。商品は、いしる・醤油・味噌・麹といった発酵に関係する加工食品。魚に関係することもあるかもしれませんが、能登では、天然のいい塩も採れるので、観光客にとっては、何で?という感じもあるかもしれませんが、それも含めて、材料の良さを活かした七尾ならではの特産品だと思います。

  • 市場の方はどうでしょう。準備はできたでしょうか。<br />

    市場の方はどうでしょう。準備はできたでしょうか。

  • 定番の蟹に、

    定番の蟹に、

  • この甘えびの見事さはどうでしょう。宝石みたいにキラキラして、それに、こんなでかいの見たことないですねえ。

    イチオシ

    この甘えびの見事さはどうでしょう。宝石みたいにキラキラして、それに、こんなでかいの見たことないですねえ。

  • で、山田屋は、食祭市場入ってすぐのさかな屋さん。

    で、山田屋は、食祭市場入ってすぐのさかな屋さん。

  • 白子もうまそうですが、

    白子もうまそうですが、

  • お店のイチオシという「はちめ」を焼いてもらって、

    お店のイチオシという「はちめ」を焼いてもらって、

  • 市場のフードコートでいただきました。

    市場のフードコートでいただきました。

  • ところで、「はちめ」というのは、メバルのこと。それも七尾の湾内で採れたものは特別においしいんだとか。薄塩で見離れもよくって、確かに最高でした。なお、焼き料は、100円。ご飯もつけてもらいました。<br />

    ところで、「はちめ」というのは、メバルのこと。それも七尾の湾内で採れたものは特別においしいんだとか。薄塩で見離れもよくって、確かに最高でした。なお、焼き料は、100円。ご飯もつけてもらいました。

  • 竹一焼魚店も、食祭市場のフードコートに面した場所。8時半のオープン前から、せっせとオーブンで焼き魚を焼く作業をしていました。

    イチオシ

    竹一焼魚店も、食祭市場のフードコートに面した場所。8時半のオープン前から、せっせとオーブンで焼き魚を焼く作業をしていました。

  • 一番人気というマイカを焼いたやつ420円をいただきました。カットしてくださいと使い捨てナイフをもらいましたが、かぶりついて食べる方が食べやすいです。一杯でも、かなりボリュームがありました。<br /><br />けっこう、満腹です。

    一番人気というマイカを焼いたやつ420円をいただきました。カットしてくださいと使い捨てナイフをもらいましたが、かぶりついて食べる方が食べやすいです。一杯でも、かなりボリュームがありました。

    けっこう、満腹です。

  • 建物を出ると、そこは七尾マリンパーク。

    建物を出ると、そこは七尾マリンパーク。

  • 七尾湾に面した公園です。冬場だったので、たこあげに興ずる家族連れがいるくらい。閑散としていましたが、湾の眺めはそこそこ。季節がよくなれば憩いの場所になるんだろうと思いました。<br /><br />

    七尾湾に面した公園です。冬場だったので、たこあげに興ずる家族連れがいるくらい。閑散としていましたが、湾の眺めはそこそこ。季節がよくなれば憩いの場所になるんだろうと思いました。

  • 朝飯を食べて落ち着いたところで、いよいよ、市内散策に向かいましょう。<br />食祭市場の近くにあった印鑰神社は、「いんにゃくじんじゃ」と読みます。港の守護神で、能登國國衙の印璽を保管した由来からきた名前のようです。<br />

    朝飯を食べて落ち着いたところで、いよいよ、市内散策に向かいましょう。
    食祭市場の近くにあった印鑰神社は、「いんにゃくじんじゃ」と読みます。港の守護神で、能登國國衙の印璽を保管した由来からきた名前のようです。

  • 七尾には、青柏祭の曳山行事「でか山」という有名な祭りがありますが、この神社も「でか山」に関係した神社。<br />これは車輪。

    七尾には、青柏祭の曳山行事「でか山」という有名な祭りがありますが、この神社も「でか山」に関係した神社。
    これは車輪。

  • 「でか山」を保管している倉庫もありました。<br />

    「でか山」を保管している倉庫もありました。

  • ただ、事前の情報が薄いので、観光案内所で情報を仕入れることにしました。<br />で、七尾総合観光案内所は、七尾駅にあると思ったら、駅前にあるビル「ミナクル」の一階。係りの人は一人でしたが、とってもやる気のある人。でか山に関係する神社、和菓子屋さん、山の寺寺院群と市街地の寺の違いなどなど。街歩きの前に十分な情報収集が出来ました。ありがとうございました。 <br /><br />

    ただ、事前の情報が薄いので、観光案内所で情報を仕入れることにしました。
    で、七尾総合観光案内所は、七尾駅にあると思ったら、駅前にあるビル「ミナクル」の一階。係りの人は一人でしたが、とってもやる気のある人。でか山に関係する神社、和菓子屋さん、山の寺寺院群と市街地の寺の違いなどなど。街歩きの前に十分な情報収集が出来ました。ありがとうございました。

  • そして、まずは、でか山の大地主神社を目指します。<br />吉祥庵 香游は、途中にある小さな和菓子屋さん。生菓子を中心に、ちょっとこだわりのある和菓子を作っているとの情報もあったので、訪ねました。<br /><br />

    そして、まずは、でか山の大地主神社を目指します。
    吉祥庵 香游は、途中にある小さな和菓子屋さん。生菓子を中心に、ちょっとこだわりのある和菓子を作っているとの情報もあったので、訪ねました。

  • いただいたのは、酒まんじゅう。薄皮に酒粕が練り込んであるという小さな饅頭です。しかし、驚いたのは、餡子。小豆の皮を剥いて、最後に皮を少し色付けするために再度加えるという手の込んだ餡子に、ところどころ栗の小さなかけらが入っているではありませんか。やってくれますねえ。私のような客にも丁寧に自分の技術を教えてくれる。そのご主人の姿勢にもうれしくなってしまいました。七尾にも、いいお店がありますね。

    いただいたのは、酒まんじゅう。薄皮に酒粕が練り込んであるという小さな饅頭です。しかし、驚いたのは、餡子。小豆の皮を剥いて、最後に皮を少し色付けするために再度加えるという手の込んだ餡子に、ところどころ栗の小さなかけらが入っているではありませんか。やってくれますねえ。私のような客にも丁寧に自分の技術を教えてくれる。そのご主人の姿勢にもうれしくなってしまいました。七尾にも、いいお店がありますね。

  • 大地主神社は、七尾市内では最も大きな神社。

    大地主神社は、七尾市内では最も大きな神社。

  • でか山で有名な青柏祭は、この神社の例大祭です。青柏祭は、毎年5月3日から5日まで行われ、祭りで使われる山車は、高さ約12m、長さ約13m、幅約4.5m、車輪の直径約2m、重量約20トンと日本最大級。この堂々たる大きさででか山と呼ばれます。<br />

    でか山で有名な青柏祭は、この神社の例大祭です。青柏祭は、毎年5月3日から5日まで行われ、祭りで使われる山車は、高さ約12m、長さ約13m、幅約4.5m、車輪の直径約2m、重量約20トンと日本最大級。この堂々たる大きさででか山と呼ばれます。

  • 正月飾りは、これから処分するでしょう。山のように積まれています。

    正月飾りは、これから処分するでしょう。山のように積まれています。

  • こちらは、曹洞宗霊泉寺。付近にある大乗寺、長楽寺といった真宗の寺は、山の寺院群ではなく街中に置かれ、そして、この霊泉寺にはそれらの寺を監視する役目があったというのです。一向一揆に悩まされ続けた前田利家の工夫が見て取れます。

    こちらは、曹洞宗霊泉寺。付近にある大乗寺、長楽寺といった真宗の寺は、山の寺院群ではなく街中に置かれ、そして、この霊泉寺にはそれらの寺を監視する役目があったというのです。一向一揆に悩まされ続けた前田利家の工夫が見て取れます。

  • 続いて、ひょっこり見つけた小さな和菓子屋さん。店内に入るとどこかの和菓子のコンクールで賞を取った立派な盾が置いてあったり、ちょっとした老舗のようです。奥から女将さんが出てきて、応対してくれました。<br />

    続いて、ひょっこり見つけた小さな和菓子屋さん。店内に入るとどこかの和菓子のコンクールで賞を取った立派な盾が置いてあったり、ちょっとした老舗のようです。奥から女将さんが出てきて、応対してくれました。

  • いただいたのは、袖の江というお菓子。これが緑の豆飴を板状に伸ばして、海苔で挟んだもの。黒と緑の配色がとても斬新なイメージです。包装からこのお菓子が出てきた時には、ちょっと感動しました。まめ飴は州浜のこと。海苔との相性も悪くないでしょう。 <br />

    いただいたのは、袖の江というお菓子。これが緑の豆飴を板状に伸ばして、海苔で挟んだもの。黒と緑の配色がとても斬新なイメージです。包装からこのお菓子が出てきた時には、ちょっと感動しました。まめ飴は州浜のこと。海苔との相性も悪くないでしょう。

  • 七尾の古くから名物に、「まめ飴」というお菓子があります。 豆飴というのは、大豆粉を砂糖、水飴で固めたもの。いわゆる「すはま」というお菓子ですね。そのまめ飴は、七尾市内にいくつか取扱店があるのですが、観光案内所の方から、ここのまめ飴がうまいと聞いて訪ねました。<br />

    七尾の古くから名物に、「まめ飴」というお菓子があります。 豆飴というのは、大豆粉を砂糖、水飴で固めたもの。いわゆる「すはま」というお菓子ですね。そのまめ飴は、七尾市内にいくつか取扱店があるのですが、観光案内所の方から、ここのまめ飴がうまいと聞いて訪ねました。

  • しかし、お店を入ると、栗のきんとんが目に入りました。なんと、繊細な。。細く雪のようなきんとんに金箔がちらり。京都にもこんなのありませんねえ。ちょっと、釘づけでしたが、そこはがまんして、予定のまめ飴をいただきました。なるほど、素朴だけど、緑色がきれいで鮮やかだし、印象に残る味わいです。<br />

    イチオシ

    しかし、お店を入ると、栗のきんとんが目に入りました。なんと、繊細な。。細く雪のようなきんとんに金箔がちらり。京都にもこんなのありませんねえ。ちょっと、釘づけでしたが、そこはがまんして、予定のまめ飴をいただきました。なるほど、素朴だけど、緑色がきれいで鮮やかだし、印象に残る味わいです。

  • 再び一本杉通りに帰ってきました。

    再び一本杉通りに帰ってきました。

  • 入口すぐにある大森屋万頭本舗は、目立たない小さなお店。しかし、つばきもち、大豆飴といった能登の伝統的なお菓子の味を今に伝えるお店です。

    入口すぐにある大森屋万頭本舗は、目立たない小さなお店。しかし、つばきもち、大豆飴といった能登の伝統的なお菓子の味を今に伝えるお店です。

  • つばきもちは外郎に似たお菓子で、これがたぶん一番の看板商品なんですが、私がいただいたのは、いがらまんじゅう。緑の鮮やかな色でインパクトがありますね。もち米と皮と餡子の組み合わせがとってもおいしい。<br />ちなみに、輪島ではえがらまんじゅう。本来はいがらまんじゅうで、輪島はなまっているんだそう。面白いことを聞きました。

    イチオシ

    つばきもちは外郎に似たお菓子で、これがたぶん一番の看板商品なんですが、私がいただいたのは、いがらまんじゅう。緑の鮮やかな色でインパクトがありますね。もち米と皮と餡子の組み合わせがとってもおいしい。
    ちなみに、輪島ではえがらまんじゅう。本来はいがらまんじゅうで、輪島はなまっているんだそう。面白いことを聞きました。

  • 明治堂は、パン屋さんです。かりんとうドーナッツという幟が目に入ったので、ちょっと寄ってみました。生地はドーナッツなんでしょうが、形や味わいは、なんだか沖縄のサーターアンダギーに似ているかも。少し不揃いなのもできるようで、それをお徳用みたいに袋に入れたのがあって、それを食べましたが、おやつのような感覚で、いくらでも食べれる感じ。甘さも程よいし、子供にもいいでしょう。<br /><br />

    明治堂は、パン屋さんです。かりんとうドーナッツという幟が目に入ったので、ちょっと寄ってみました。生地はドーナッツなんでしょうが、形や味わいは、なんだか沖縄のサーターアンダギーに似ているかも。少し不揃いなのもできるようで、それをお徳用みたいに袋に入れたのがあって、それを食べましたが、おやつのような感覚で、いくらでも食べれる感じ。甘さも程よいし、子供にもいいでしょう。

  • 七尾の一本杉通りは、老舗のお店がいくつかあって有名な通り。そして、この高澤ろうそくは、その最右翼といったお店です。<br /><br />

    七尾の一本杉通りは、老舗のお店がいくつかあって有名な通り。そして、この高澤ろうそくは、その最右翼といったお店です。

  • 七尾和ろうそくの歴史は、江戸時代の初めごろ、地元で原料が取れたわけではありませんが、北前船の寄港地であったことから、原料の入手には困らなかったようです。<br />

    七尾和ろうそくの歴史は、江戸時代の初めごろ、地元で原料が取れたわけではありませんが、北前船の寄港地であったことから、原料の入手には困らなかったようです。

  • 高澤ろうそくの創業は、明治25年。店内には赤や黄色の原色が美しい和ろうそくがずらり。

    高澤ろうそくの創業は、明治25年。店内には赤や黄色の原色が美しい和ろうそくがずらり。

  • お店自体も高い天井に太い梁。この店をまるごと美術館に飾りたくなるような気持ちになりました。<br />

    イチオシ

    お店自体も高い天井に太い梁。この店をまるごと美術館に飾りたくなるような気持ちになりました。

  • 前田利家が七尾に拠点を持った時からの歴史を持つ七尾一本杉通りにあって、昆布海産物を営むしら井は、創業80年の老舗。見るからに堂々とした店構えは、貫録十分。高澤ろうそくと双璧の有名店です。

    前田利家が七尾に拠点を持った時からの歴史を持つ七尾一本杉通りにあって、昆布海産物を営むしら井は、創業80年の老舗。見るからに堂々とした店構えは、貫録十分。高澤ろうそくと双璧の有名店です。

  • 店内に入ると最高級品の羅臼昆布が壁に展示されたりしていましたが、何と言っても、ぷーんと香ってくる醤油の匂い。

    店内に入ると最高級品の羅臼昆布が壁に展示されたりしていましたが、何と言っても、ぷーんと香ってくる醤油の匂い。

  • ニシンや昆布の佃煮のいい匂いでした。ぴかぴか黒光りもしていて、

    イチオシ

    ニシンや昆布の佃煮のいい匂いでした。ぴかぴか黒光りもしていて、

  • 今まで見たこともないような光沢。すごい迫力でした。

    今まで見たこともないような光沢。すごい迫力でした。

  • 続いて、鳥居醤油店も一本杉通りの中ほど。このお店も、大正15年創業の老舗です。がらんとした土間の店内には、醤油、だし、味噌といった、種類を絞った商品のみ。それがかえって、醤油造りにまじめに取り組んできた老舗の伝統を率直に表しているように感じました。<br /><br />

    続いて、鳥居醤油店も一本杉通りの中ほど。このお店も、大正15年創業の老舗です。がらんとした土間の店内には、醤油、だし、味噌といった、種類を絞った商品のみ。それがかえって、醤油造りにまじめに取り組んできた老舗の伝統を率直に表しているように感じました。

  • こちらは、花嫁のれん館。<br />

    こちらは、花嫁のれん館。

  • 一本杉通りでは、5月のゴールデンウィークに花嫁のれん展というイベントがあって、そこではたくさんの花嫁のれんが見れるのですが、普段だとこの花嫁のれん館で見ることができます。

    一本杉通りでは、5月のゴールデンウィークに花嫁のれん展というイベントがあって、そこではたくさんの花嫁のれんが見れるのですが、普段だとこの花嫁のれん館で見ることができます。

  • ほか、水杯の風習の説明や道具もあって、七尾の歴史を感じる場所だと思います。<br />

    ほか、水杯の風習の説明や道具もあって、七尾の歴史を感じる場所だと思います。

  • 旧鹿渡酒造店は、七尾市街の一本杉通りから少し海側に入ったところ。古い町屋が残る一角なんですが、その中でもひときわ風情を感じさせる建物です。旧鹿渡酒造をそのまま利用した店のようで、中は、小さな販売所と喫茶店になっています。

    旧鹿渡酒造店は、七尾市街の一本杉通りから少し海側に入ったところ。古い町屋が残る一角なんですが、その中でもひときわ風情を感じさせる建物です。旧鹿渡酒造をそのまま利用した店のようで、中は、小さな販売所と喫茶店になっています。

  • その少し先が布施酒造店。創業明治9年という老舗の酒屋さんです。母屋の脇には赤いレンガの煙突があって、いい感じ。

    その少し先が布施酒造店。創業明治9年という老舗の酒屋さんです。母屋の脇には赤いレンガの煙突があって、いい感じ。

  • 観光案内所では、中の見学が可能ということだったのですが、今は作業中で、今日は勘弁してくれとのことでした。ただ、入ってすぐの土間の様子など、風情を感じさせるものでした。<br /><br />

    観光案内所では、中の見学が可能ということだったのですが、今は作業中で、今日は勘弁してくれとのことでした。ただ、入ってすぐの土間の様子など、風情を感じさせるものでした。

  • 花月は、七尾の観光案内所で、花嫁のれんの話を聞き、ここの女将さんが詳しいし、ビデオも見せてくれると言うので訪ねました。和菓子屋さんだし、地域の活性化等に一役買っている奇特な人だと予想していたのですが、これは大きな勘違いだったかも。お店の人にビデオの件を伝えてもらうと、奥から出てきた女将は突然の申し込みが面倒くさいのか憮然とした態度。それでも見せてくれたビデオの話を聞くと、これはローカルテレビ局が、自分の息子の結婚に際して行われたイベントを放映したものだそう。イベントには金もかかるし誰でもはできませんよといった自慢たらたらの態度に、あぜんです。あれれ、これは当てが外れました。さっきから従業員の女性にも、まるで丁稚奉公の下女に対するような物言いだし、見苦しいことこの上ありません。客商売もしているんだし、ちょっと考えてもらいたいですね。<br /><br /><br />

    花月は、七尾の観光案内所で、花嫁のれんの話を聞き、ここの女将さんが詳しいし、ビデオも見せてくれると言うので訪ねました。和菓子屋さんだし、地域の活性化等に一役買っている奇特な人だと予想していたのですが、これは大きな勘違いだったかも。お店の人にビデオの件を伝えてもらうと、奥から出てきた女将は突然の申し込みが面倒くさいのか憮然とした態度。それでも見せてくれたビデオの話を聞くと、これはローカルテレビ局が、自分の息子の結婚に際して行われたイベントを放映したものだそう。イベントには金もかかるし誰でもはできませんよといった自慢たらたらの態度に、あぜんです。あれれ、これは当てが外れました。さっきから従業員の女性にも、まるで丁稚奉公の下女に対するような物言いだし、見苦しいことこの上ありません。客商売もしているんだし、ちょっと考えてもらいたいですね。


  • それでも、まあ、ビデオも見せてもらったので、お菓子はいただいておきましょう。<br />お菓子とお皿の織部は同じ配色。こういうのは、好きですね。「ここでは作っていないんですよね」と言ったら、「ここでは作れません。郊外に1200坪の工場があって、そっちです。」と得意顔。またまた自慢ですかあ。いい加減にしてください。最後まで疲れました。<br />実は、別の場所で、こんな話をしたら、地元でも皆さんご存知。有名な人のよう。もういい歳をしているんでしょうが、どうにかしてほしい。大変な女将です。<br />

    それでも、まあ、ビデオも見せてもらったので、お菓子はいただいておきましょう。
    お菓子とお皿の織部は同じ配色。こういうのは、好きですね。「ここでは作っていないんですよね」と言ったら、「ここでは作れません。郊外に1200坪の工場があって、そっちです。」と得意顔。またまた自慢ですかあ。いい加減にしてください。最後まで疲れました。
    実は、別の場所で、こんな話をしたら、地元でも皆さんご存知。有名な人のよう。もういい歳をしているんでしょうが、どうにかしてほしい。大変な女将です。

  • 気を取り直して。<br />光徳寺は、七尾市街の中心部。一本杉通りを少し入ったところ。大きな門構えは見ただけで、歴史的なものを予感させますが、まさにそのとおり。<br /><br />

    気を取り直して。
    光徳寺は、七尾市街の中心部。一本杉通りを少し入ったところ。大きな門構えは見ただけで、歴史的なものを予感させますが、まさにそのとおり。

  • 浄土真宗の寺であり、かつて、この寺が金沢にあった頃ですが、一向一揆が加賀一帯を席巻した際は、その中心をなす寺の1つとして大きな勢力を誇っていたのだそうです。<br />

    浄土真宗の寺であり、かつて、この寺が金沢にあった頃ですが、一向一揆が加賀一帯を席巻した際は、その中心をなす寺の1つとして大きな勢力を誇っていたのだそうです。

  • ここから、小丸山公園の方へ。<br />気多本宮 (能登生国玉比古神社)は、能登国の総鎮守。能登の大神と仰がれていた大己貴命を祭神とします。歴史は、上古孝元天皇の治世が始まりとされ、崇神天皇となってから、気多本宮と称するようになったようです。<br />前田利家が小丸山に城を築くにあたって、七尾駅の南側に移されます。写真は、旧所在地跡です。<br /><br />

    ここから、小丸山公園の方へ。
    気多本宮 (能登生国玉比古神社)は、能登国の総鎮守。能登の大神と仰がれていた大己貴命を祭神とします。歴史は、上古孝元天皇の治世が始まりとされ、崇神天皇となってから、気多本宮と称するようになったようです。
    前田利家が小丸山に城を築くにあたって、七尾駅の南側に移されます。写真は、旧所在地跡です。

  • 前田利家は、能登一国の国持大名となり、七尾に拠点を構えます。始めは七尾城に入城しますが、中世の山城であったため、不便。そのため、この小丸山に平山城を築きます。小丸山公園は、その小丸山城の跡地を公園にしたものです。

    前田利家は、能登一国の国持大名となり、七尾に拠点を構えます。始めは七尾城に入城しますが、中世の山城であったため、不便。そのため、この小丸山に平山城を築きます。小丸山公園は、その小丸山城の跡地を公園にしたものです。

  • 利家とまつの銅像に、

    利家とまつの銅像に、

  • 周囲は、ちょっとした日本庭園。

    周囲は、ちょっとした日本庭園。

  • 市内を見下ろせますが、そう高くはないでしょう。

    市内を見下ろせますが、そう高くはないでしょう。

  • ここから、七尾市の山の寺寺院群を回ります。<br />出口は、こちらです。

    ここから、七尾市の山の寺寺院群を回ります。
    出口は、こちらです。

  • まず初めの長齢寺は、曹洞宗総持寺派の寺院。<br />

    まず初めの長齢寺は、曹洞宗総持寺派の寺院。

  • このお寺は、前田利家が能登で建てた唯一の寺院で、前田利家の両親の墓があります。宝物館は有料。檀家がないので、これで食べてますとおっしゃってましたが、面白いことを言う奥さんでした。宝物館は本堂の奥。前田利家の両親の肖像画に、一族ゆかりの絵もいくつかありました。<br />

    このお寺は、前田利家が能登で建てた唯一の寺院で、前田利家の両親の墓があります。宝物館は有料。檀家がないので、これで食べてますとおっしゃってましたが、面白いことを言う奥さんでした。宝物館は本堂の奥。前田利家の両親の肖像画に、一族ゆかりの絵もいくつかありました。

  • 山の寺寺院群には、16の寺があって、それぞれが由緒を持ち、伝統を守っています。どれだけ回れるか、細い道をとにかく進みます。

    山の寺寺院群には、16の寺があって、それぞれが由緒を持ち、伝統を守っています。どれだけ回れるか、細い道をとにかく進みます。

  • 徳翁寺は、曹洞宗総持寺派の寺院。ツツジや牡丹の花がきれいなようですが、冬の時期で、辺りは閑散としていました。一方、石段の上に建つ楼門が見事で、これが見所のように思いました。<br /><br />

    徳翁寺は、曹洞宗総持寺派の寺院。ツツジや牡丹の花がきれいなようですが、冬の時期で、辺りは閑散としていました。一方、石段の上に建つ楼門が見事で、これが見所のように思いました。

  • 龍門寺は、酒見助右衛門が宝形型といわれる、大けやき一本で魚寄せといわれる工法で建立された本堂が見どころ。<br /><br /><br />

    龍門寺は、酒見助右衛門が宝形型といわれる、大けやき一本で魚寄せといわれる工法で建立された本堂が見どころ。


  • 七尾の祭りで投げる「ナガマシ」というお餅はこの本堂をイメージしたものだそうです。<br />ほか、長谷川等伯の「達磨図」や天然記念物の「ラカンマキ」も有名なようです。

    七尾の祭りで投げる「ナガマシ」というお餅はこの本堂をイメージしたものだそうです。
    ほか、長谷川等伯の「達磨図」や天然記念物の「ラカンマキ」も有名なようです。

  • 宝幢寺は、上杉謙信の七尾城攻めの際、<br />七尾方に降伏した上杉の武将がここで処刑されたり、武将にまつわる多くの物語りが残る寺。<br />

    宝幢寺は、上杉謙信の七尾城攻めの際、
    七尾方に降伏した上杉の武将がここで処刑されたり、武将にまつわる多くの物語りが残る寺。

  • この地蔵堂も有名なようですが、

    この地蔵堂も有名なようですが、

  • ただ、圧巻は、本堂のはず。<br />ここは、是非、本堂に上がって見せてもらうことにしましょう。<br />ほ、ほー。天井や柱・壁の絵は、見事な極彩色で素晴らしいですね。<br />

    イチオシ

    ただ、圧巻は、本堂のはず。
    ここは、是非、本堂に上がって見せてもらうことにしましょう。
    ほ、ほー。天井や柱・壁の絵は、見事な極彩色で素晴らしいですね。

  • 加賀の僧心岩の作と伝えられますが、色彩や彫り物の見事さなどこれは必見です。危うく見逃すところでした。危ない、危ない。

    加賀の僧心岩の作と伝えられますが、色彩や彫り物の見事さなどこれは必見です。危うく見逃すところでした。危ない、危ない。

  • 拝観は、住職にお願いして見せてもらいましたが、じっくり時間を取って見せてもらえます。<br />そうも、こちらの寺院群はできるだけ上がって見せてもらうのが正解のよう。早く気が付いて、よかったです。

    拝観は、住職にお願いして見せてもらいましたが、じっくり時間を取って見せてもらえます。
    そうも、こちらの寺院群はできるだけ上がって見せてもらうのが正解のよう。早く気が付いて、よかったです。

  • 成蓮寺は、日蓮宗の寺。京都に向かう前、日像上人が訪れたという日像上人ゆかりのお寺です。有名な仏画があるのですが、それは美術館に預けているのだとか。<br />

    成蓮寺は、日蓮宗の寺。京都に向かう前、日像上人が訪れたという日像上人ゆかりのお寺です。有名な仏画があるのですが、それは美術館に預けているのだとか。

  • 代わりに、梵鐘を叩いていくように言われました。いい音です。<br />

    代わりに、梵鐘を叩いていくように言われました。いい音です。

  • 本延寺は、日蓮宗京都本法寺の末寺。長谷川等伯の生家、奥村家の菩提寺です。<br />

    本延寺は、日蓮宗京都本法寺の末寺。長谷川等伯の生家、奥村家の菩提寺です。

  • 長谷川等伯が彩色したという日蓮上人の座像がありました。色があせてきたため、後に、塗り直したということで、その分、歴史的な価値は下がっていますが、当時の様子はうかがい知ることはできるようです。撮影も可とのことで、一枚撮らせていただきました。<br />

    イチオシ

    長谷川等伯が彩色したという日蓮上人の座像がありました。色があせてきたため、後に、塗り直したということで、その分、歴史的な価値は下がっていますが、当時の様子はうかがい知ることはできるようです。撮影も可とのことで、一枚撮らせていただきました。

  • こちらは、本堂の花天井。まだ新しい感じですが、長谷川等伯の末裔の人がいて、

    こちらは、本堂の花天井。まだ新しい感じですが、長谷川等伯の末裔の人がいて、

  • その人に頼んで描いてもらったのだとか。これは、二重折り上げ天井だし、なかなかやるもんです。

    その人に頼んで描いてもらったのだとか。これは、二重折り上げ天井だし、なかなかやるもんです。

  • 實相寺は日蓮宗京都本国寺の末寺で、鬼子母尊神と清正公を祀ります。

    實相寺は日蓮宗京都本国寺の末寺で、鬼子母尊神と清正公を祀ります。

  • 見どころは、裏にある樹齢700年の椎の木。時代を越えて生きてきた何とも言えない迫力が感じられます。山門前の仁王像もかっこいいです。<br />

    見どころは、裏にある樹齢700年の椎の木。時代を越えて生きてきた何とも言えない迫力が感じられます。山門前の仁王像もかっこいいです。

  • 印勝寺は、法華宗越後三条本成寺の末寺です。<br />

    印勝寺は、法華宗越後三条本成寺の末寺です。

  • 石段をしばらく上がって鐘のある門をくぐると、正面には朱塗りの欄干の本堂です。春の桜がきれいだそうですが、冬場で閑散としていました。<br />

    石段をしばらく上がって鐘のある門をくぐると、正面には朱塗りの欄干の本堂です。春の桜がきれいだそうですが、冬場で閑散としていました。

  • 本行寺は、本門法華宗京都妙蓮寺の末寺です。ただ、ここは北陸隠れキリシタンの総本山ともいえる寺。<br /><br />

    本行寺は、本門法華宗京都妙蓮寺の末寺です。ただ、ここは北陸隠れキリシタンの総本山ともいえる寺。

  • キリシタン大名高山右近が加賀藩初代藩主前田利家、二代藩主前田利長の庇護を受け、国外追放直前までの26年間関わった寺だようで、境内には高山右近の小さな銅像もありました。<br />

    キリシタン大名高山右近が加賀藩初代藩主前田利家、二代藩主前田利長の庇護を受け、国外追放直前までの26年間関わった寺だようで、境内には高山右近の小さな銅像もありました。

  • 長壽寺は、日蓮宗京都立本寺の末寺。長谷川等伯が養子に入長谷川家の菩提寺です。<br />

    長壽寺は、日蓮宗京都立本寺の末寺。長谷川等伯が養子に入長谷川家の菩提寺です。

  • 境内には、八百屋お七供養塔。お七が恋い焦がれた吉三郎はこちらの出身なんですよね。そういえば、そうでした。

    境内には、八百屋お七供養塔。お七が恋い焦がれた吉三郎はこちらの出身なんですよね。そういえば、そうでした。

  • また、長谷川等伯に関係した人、説明を受けたんですが誰だったか忘れてしまいました。本堂には、その人の描いた釈迦涅槃図のレプリカが掛けてありました。丁寧に描いたものです。<br />

    また、長谷川等伯に関係した人、説明を受けたんですが誰だったか忘れてしまいました。本堂には、その人の描いた釈迦涅槃図のレプリカが掛けてありました。丁寧に描いたものです。

  • 恵眼寺は、曹洞宗総持寺派。上杉謙信の来攻で消失しますが、前田利光の母東丸女が再建した寺です。<br />

    イチオシ

    恵眼寺は、曹洞宗総持寺派。上杉謙信の来攻で消失しますが、前田利光の母東丸女が再建した寺です。

  • 本堂には、絵馬がたくさん奉納してあるのですが、

    本堂には、絵馬がたくさん奉納してあるのですが、

  • 雨ごいなどの祈願をして、それがかなうとこうして絵馬を奉納したのだそうです。<br />

    雨ごいなどの祈願をして、それがかなうとこうして絵馬を奉納したのだそうです。

  • 長興寺は、日蓮宗京都立本寺の末寺。末法惣鎮守七面大明神、鬼子母神十羅刹女などが祀られていて、<br />

    長興寺は、日蓮宗京都立本寺の末寺。末法惣鎮守七面大明神、鬼子母神十羅刹女などが祀られていて、

  • 吉田一雋氏作の彫刻欄間が納められた総欅の山門が見どころ。

    吉田一雋氏作の彫刻欄間が納められた総欅の山門が見どころ。

  • 一方、遊女が参っていたことでもよく知られ、底なしひしゃくが有名。この底なしひしゃくは、子供が出来ないようにと願ったもの。本堂の片隅におびただしい数のひしゃくが供えられていて、当時の遊女の哀しい境遇を思うと、とても痛ましい気持ちにさせられます。<br />

    一方、遊女が参っていたことでもよく知られ、底なしひしゃくが有名。この底なしひしゃくは、子供が出来ないようにと願ったもの。本堂の片隅におびただしい数のひしゃくが供えられていて、当時の遊女の哀しい境遇を思うと、とても痛ましい気持ちにさせられます。

  • こちらにも、雨ごいの絵馬です。

    イチオシ

    こちらにも、雨ごいの絵馬です。

  • 妙圀寺は、日蓮宗京都本圀寺の末寺です。<br />

    妙圀寺は、日蓮宗京都本圀寺の末寺です。

  • 本堂を見せてもらいましたが、面白いのは、仏教の日蓮宗と日蓮上人を神格化した神道が本堂をちょうど二分していました。神仏混淆というのがありますが、ここまでのところは少ないかも。<br />こちらは、仏教の方で、中心には太陽。神道の方は、帆掛け船の図案でした。<br />

    本堂を見せてもらいましたが、面白いのは、仏教の日蓮宗と日蓮上人を神格化した神道が本堂をちょうど二分していました。神仏混淆というのがありますが、ここまでのところは少ないかも。
    こちらは、仏教の方で、中心には太陽。神道の方は、帆掛け船の図案でした。

  • ほか、絵馬や花鳥風月の絵の天井も見応えがあります。

    ほか、絵馬や花鳥風月の絵の天井も見応えがあります。

  • しかし、雨ごいって、こちらは日本海側で雨が多いはずですよね。それがこんなに多いのは、しっかりした川がなかったのかもしれません。

    しかし、雨ごいって、こちらは日本海側で雨が多いはずですよね。それがこんなに多いのは、しっかりした川がなかったのかもしれません。

  • 妙観院は、高野山真言宗の寺院。唐門の山門が特徴的ですが、七不思議の寺であることが有名なよう。<br /><br />

    妙観院は、高野山真言宗の寺院。唐門の山門が特徴的ですが、七不思議の寺であることが有名なよう。

  • この竹に虎の釣り手の梵鐘も珍しいもので、七不思議だそうです。

    この竹に虎の釣り手の梵鐘も珍しいもので、七不思議だそうです。

  • 他には、底なし沼とか夫婦岩も七不思議です。<br />さて、時間も押してきて、以上で終了。今日は小松空港から帰ります。急がねば。。

    他には、底なし沼とか夫婦岩も七不思議です。
    さて、時間も押してきて、以上で終了。今日は小松空港から帰ります。急がねば。。

  • ということで、七尾駅にはマリン号で。<br />ちなみに、マリン号は、七尾市内の観光スポットを回る巡回バス。七尾駅から、一本杉通り、山の寺寺院群や食彩市場を45分で回ります。一回が100円。一日八便で最初から時間を決めて使うことを考えるには便数が足りないかもしれませんが、疲れた時には最後はこれがあると思って街歩きをすると安心かと思います。<br />

    ということで、七尾駅にはマリン号で。
    ちなみに、マリン号は、七尾市内の観光スポットを回る巡回バス。七尾駅から、一本杉通り、山の寺寺院群や食彩市場を45分で回ります。一回が100円。一日八便で最初から時間を決めて使うことを考えるには便数が足りないかもしれませんが、疲れた時には最後はこれがあると思って街歩きをすると安心かと思います。

  • 七尾から、金沢に帰ってきました。<br />晩飯を食べて帰りましょう。ということで、寄ったのは八番麺屋。金沢駅ビルの百番街です。<br />

    七尾から、金沢に帰ってきました。
    晩飯を食べて帰りましょう。ということで、寄ったのは八番麺屋。金沢駅ビルの百番街です。

  • 冬の金沢は魚がおいしいのですが、そればっかりだとさすがに飽きてしまいます。石川では、8番ラーメンというのが有名らしいんですが、このお店もその系列。あんかけ焼きそばをいただきました。あんかけのコクもいいし、麺のほどよいシコシコ感もいいと思いました。<br />

    冬の金沢は魚がおいしいのですが、そればっかりだとさすがに飽きてしまいます。石川では、8番ラーメンというのが有名らしいんですが、このお店もその系列。あんかけ焼きそばをいただきました。あんかけのコクもいいし、麺のほどよいシコシコ感もいいと思いました。

  • で、お土産はどれがいいでしょう。<br />金沢百番街には、本当に目移りするほどたくさんの和菓子屋さんがあって、これまでもかなりいろいろ食べています。<br />で、今回は、和菓子末広堂さん。お店は兼六園の裏手にあるんですが、「菊乃露」という献上菓子をいただきました。皮は羽二重餅なんですが、卵白が多めに入れてあるので、本当にふわふわです。ちなみに、菊の露は、重陽の節句にこれを飲むと不老不死が得られるというおめでたいもの。名前はこれ以上ないものだと思います。<br /><br />

    で、お土産はどれがいいでしょう。
    金沢百番街には、本当に目移りするほどたくさんの和菓子屋さんがあって、これまでもかなりいろいろ食べています。
    で、今回は、和菓子末広堂さん。お店は兼六園の裏手にあるんですが、「菊乃露」という献上菓子をいただきました。皮は羽二重餅なんですが、卵白が多めに入れてあるので、本当にふわふわです。ちなみに、菊の露は、重陽の節句にこれを飲むと不老不死が得られるというおめでたいもの。名前はこれ以上ないものだと思います。

  • そして、森八の長生殿。これは、三大和菓子の一つと言われる銘菓です。<br />家に帰って開けてみるとこんな具合。<br />蒔絵のようなデザインで、これ以上金沢らしいものはないというくらい。さすがです。

    そして、森八の長生殿。これは、三大和菓子の一つと言われる銘菓です。
    家に帰って開けてみるとこんな具合。
    蒔絵のようなデザインで、これ以上金沢らしいものはないというくらい。さすがです。

  • そして、お菓子は紅白。どこまでも、楽しませてくれる仕掛けが徹底しています。

    そして、お菓子は紅白。どこまでも、楽しませてくれる仕掛けが徹底しています。

  • これで、リムジンに乗車。どこにでもあるリムジンバスなんでしょうが、ふと気づくと、このバスって充電ができるように、コンセントが付いていました。まったくこれは新幹線並みの機能ですね。幸い、今回は充電の必要はなかったのですが、知っていれば安心。また機会があれば、使わせてもらいたいと思います。<br />以上で、三日間の旅は終了。お疲れ様でした。

    これで、リムジンに乗車。どこにでもあるリムジンバスなんでしょうが、ふと気づくと、このバスって充電ができるように、コンセントが付いていました。まったくこれは新幹線並みの機能ですね。幸い、今回は充電の必要はなかったのですが、知っていれば安心。また機会があれば、使わせてもらいたいと思います。
    以上で、三日間の旅は終了。お疲れ様でした。

この旅行記のタグ

関連タグ

32いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP