2014/01/23 - 2014/01/23
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おしどりさん
平成26年1月23日奈良県高取町にある西国33カ所巡り 第6番札所 壺阪山 南法華寺 通称壺坂寺へ参拝してきました。
壺坂寺と通称で呼ばれますが正式には南法華寺といい、かっては三十六堂六十余坊を数えた大寺院だったと伝えられています。703年元興寺の高僧、弁基上人によって開かれました。ご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩像。寺の所蔵の”南法華寺古老伝”によると、弁基がこの霊山に見せられ修行をしていると秘蔵の水晶壺に観世音菩薩像を感得し弁基自らがこの仏像を模して壺坂観音像を刻み本尊にしたと記されています。本尊は古来から眼病に霊験あらたかな観音様として厚い信仰を集めてきました。桓武、一条両天皇も眼病平癒祈願に訪れたと言われています。
昭和初年には豊沢団平の妻、千賀が創作した浄瑠璃の”壺坂霊験記”でその名を全国に知らしめました。
見所が多く写真も沢山になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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壺坂寺です。雄大ですね。受付と大講堂です。
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常盤勝憲館長寄贈の石碑
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入場料は大人600円です。これだけ石仏、石像が見れるので安いと思います。
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壺坂寺の沿革です。
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境内案内図です。
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観音様が救う七難
1.羅刹難
もし限りない人々が金銀等の財宝を求めるために大海へ船出して、大風雨に襲われて食人鬼の国に漂着しても、その船の人の中でもし一人でも観世音菩薩の名前を唱える人がいたら、他の人たちも食人鬼の危害から逃れることができるのです。このようなことから、世の中の苦難をよく見て人々を救って下さるから観世音菩薩と名付けるのです。 -
観音様が救う七難
2.火難
仮に観世音菩薩のお名前を称え心に信じ奉る人であったなら、たとえ燃え盛っている火の中に入ったとしても菩薩の不思議な力のお蔭で火も焼くことはできないのです。 -
観音様が救う七難
3.怨賊難 おんぞくなん
数限りなく多い国々に悪党が満ちているときに、一人の商人が大勢の商人を率いて、狭く険しい道を尊い宝物を捧げ持って通り過ぎる場合にその中にいる一人が次のように呼びかけます。畏れを持つことなく、そのためにひたすら観世音菩薩のお名前を称えなさい。何ものを畏れることのない智慧を持って衆生を救って下さるのです。観世音菩薩の名前を称えたならば、悪党から逃れることができます。その場にいた商人たちはその声を聞いて、南無観世音菩薩と唱えるでしょう。そのお名前を称えたならば、危険から逃れることができるのです。 -
観音様が救う七難
4.杻械枷鎖難(ちゅうかいかさなん)
仮にある人がいて、その人に罪があるかもしれないし、罪がないかもしれないが、いずれにしてもよく調べるために、その人が手かせ、足かせ、首かせ、くさり等で縛られていたとしても観世音菩薩のお名前を称えたならば、束縛していた物は悉く壊れて、直ちにそれから逃れることができるでしょう。 -
観音様が救う七難
5.悪鬼難
仮に多くの国々に満ちている鬼が集まって、人々を悩まし苦しめようとしている時に、誰かが観世音菩薩のお名前を称えるのを聞いたならば、多くの鬼たちの悪意に満ちた恐ろしい目で人々を見ることはできないでしょう。そのうえ害を加えることができるでしょうか、いいえ、害することはできないのです。 -
観音坂が救う七難
6.水難
大洪水の中に漂うことになったとしても、観音さまのお名前を称えるならば、ただちに浅いところに着くことができるのです。 -
観音様が救う七難
7.刀難
或いは今、害を加えられようとしている人が観世音菩薩の名を称えたならば、相手の刀や槍は相次いで折れて、その苦しみから逃れることができるでしょう。 -
壺坂観音は昔から眼の観音様として信仰されてきました。盲老人ホーム発祥の地の石碑です。
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入口直ぐ右手にある大講堂の内部です。
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中央左側は仏教世界の守護神、増長天の立像です。その右側は薬師如来坐像です。
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不動明王坐像
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不動明王立像
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仁王門にある仁王さんの下駄です。これに乗って記念撮影できます。
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立派な仁王像ですね。
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ここにも賓頭盧尊者さんがいました。
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多宝堂と灌頂堂(左手)
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多宝堂です。
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灌頂堂です。壺坂寺は子島(小島)または壺坂流と言われる真言宗の一流派の道場でありました。その教えを伝えるために建立されました。
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ご本尊は十一面千手観音像です。又秀吉の家臣で戦国の戦乱で疲弊した壺坂寺再興に尽力した本多一族(高取城城主)の遺徳を顕彰しています。
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あんな所にも石像がありました。
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階段を昇って本堂へ行きます。
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インドから渡来したお釈迦様像、三重塔も見えます。
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中央に大釈迦如来石像、左に普賢菩薩像、真中に十一面千手観音菩薩像、右は文殊菩薩像です。
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文殊菩薩像、お釈迦様の智慧を表しています。
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普賢菩薩像、お釈迦様の行を表しています。
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十一面千手観音菩薩像、お釈迦様の慈悲を表しています。
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大きな石仏で迫力があります。インドから送られてきたそうです。
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牛とカエルですね。
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大きな観音様の石像が見えます。
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お釈迦様と観音様
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重要文化財に指定されている三重塔です。
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石段の踊り場に奉納されています。
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慈眼堂。以前は阿弥陀堂でした。
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仏頭です。
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お釈迦様の涅槃像。
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インド・ムンバイ在住の画家カーマット氏によるお釈迦様の佛伝図です。お釈迦様が説く「慈悲」を考えて頂き、思いやりの心を広く深くして頂きたいとの思いで掲げられています。
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慈眼堂です。
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立派な三重塔です。
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禮堂、国の重要文化財。本尊を礼拝するために建てられました。
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壺坂寺御詠歌
岩をたて 水をたたえて
壺坂の
庭のいさごも 浄土なるらん -
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魔除橋と書いてあります。
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壺坂霊験記資料館
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座頭の沢市と女房のお里の悲しい浄瑠璃の物語。1875年頃三味線の名手豊沢団平の妻加古千賀が脚色して大ヒットしました。
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受付所と禮堂
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八角円堂
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眼病封じの受付もしています。
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禮堂内部です。
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八角円堂内の十一面千手観音菩薩像です。
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目の観音様として広く信仰を集めています。
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壺坂霊験記のあらすじ。
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夫婦観音様
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有名な壺坂霊験記の下り。
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展示品です。
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文殊菩薩
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弘法大師像。
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役行者像。
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まがめ供養観音です。
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澤市の石碑。
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記念撮影のスポットです。
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ブダガヤの仏足石
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ガンダーラの仏足石
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セイロン(スリランカ)の仏足石
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釈迦五印です。
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仏伝図レリーフ。左から釈迦の前世から涅槃まで描かれています。
高さ3M,長さ50M,重量300tの花崗岩です。 -
80歳の生涯を終えた涅槃像です。
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天竺門。
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阿弥陀如来像です。
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観音様の手の石像です。
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天竺渡来大観音石像。全長20M,重さ1200t。
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大きなわらじです。健脚祈願です。
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すごい迫力です。
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天竺渡来大涅槃石像。
涅槃像はすべての教えを説き終えて入滅せんとする釈迦の姿を顕しています。 釈迦の最後の説法は「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」自らを灯明とし、自らをよりどころとし、法を灯明し、法をよりどころとすることを説かれました。
釈迦がいる、いないにもかかわらず自分を頼りとし、正しい教えを頼りとすることを意味しています。 -
大涅槃石像から見た大観音石像。
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ご朱印をいただきました。
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前回は平成18年8月にお詣りしました。
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