2014/01/01 - 2014/01/03
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nichebkkさん
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年末、旧ユーゴスラビアを回ってまいりました。
旅行前に事前に情報を集めた中でも、何とも分かりにくかったのがサラエボ→ベオグラードの移動方法でした。
はじめ鉄道で行こうとしてたのですが現状路線は停止中。仕方なく、バスターミナルを目指しました。その時の記録です。以後移動される方のご参考に。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス
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はじめ、サラエヴォからベオグラードに移動するのに鉄道を考えてました。鉄道駅はかなりデカく、トラムで簡単にアクセスできます。
40年前の上野駅あたりは、こんな雰囲気だったのかもとかと勝手に想像します。 -
駅前にあった古い市内地図の看板。よく見ると運動施設の位置とかが載っていて、サラエボオリンピックの訪問客用に1984年以前に設置されたものに見えます。銃弾の跡っぽい傷もあるし…
本物ならすごい戦争遺産。よくぞ残ってたものです。
中心部の絵はサラエボオリンピックのマスコットキャラクター「ブチコ」。
サラエボのお土産屋でいくらでも見ることができます。 -
駅構内はいかにも元社会主義国家の大都市。天井がとても高く、そしてがらんどう。隅で喫茶店が2件くらいさみしく営業してるだけで、人影もまばらです。その割にホームへの通路には冷やかしが入れないよう、ちゃんと職員が見張っています。
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そしてサラエボ駅の時刻表。左がサラエボ着、右がサラエボ発時間か?
そう考えて右の時刻表を見る限り、ほとんど近距離線。
10:46サラエボ発19:51クロアチアのザグレブ着の396番しか長距離線が無いように見えます。ホントかよ?
駅員に聞いたところ、ほんとにベオグラード行は無いそうです。冬季だからないのか、今後もないのか、あるいは私が騙られたのかは不明。
鉄道を利用される方はよく確認したほうがよさそうです。 -
「ラテン橋の袂からトロリーバスに載り、終点で降りて南に500m歩けばバスターミナル(ルカヴィツァ)がある」という地球の歩き方の記載通りに、ルカヴィツァまで行ってみることにしました。まずはトラムに乗ってラテン橋に行きます。
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第一次世界大戦の発端となったこの有名観光地も、傍から見れば地味な石橋。これをさっくりわたります。
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ラテン橋から見える目の前の位置に、ルカヴィツァ方面行の103番のトロリーバスが留まっていたので、これに乗り込みます。料金は1.8マルカ。ほぼ1ユーロ。キオスクで売っているトラムのチケットは使えるのか、乗る前に付近の人に聞いたところ、使えないとのことでした。基本的に旅行者は運転手にお金を払うようです。
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弾痕を修復せず、紛争の傷跡を露骨に残す団地群をトロリーバスはまっすぐ20分ほど進みます。あってるのかと不安になり始めるころには新興の少し綺麗な住宅エリアに入り、しばらく走って終点に到着。乗り降りが思ったより多く、30分くらいかかりました。
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歩き方によるとトロリーバス乗り場とバスターミナルは500メートルほど離れていて、トロリー乗り場から見て南にターミナルが位置するようです。
よくわかりませんが、地元の人に(ルカヴィツァ・オートブス)と言うと、「大通りの先を指さしてくれました。 -
トロリーバスの架線がない方向(来た道と逆)にどんどん進みます。
道はかなり広く、通行人もぽちぽちいるので昼間は不安はありません。
でも夜はちょっと怖そうです。 -
すぐ道端に商店が並び始めます。
衣料品やパン屋など。特に目立つものはないですが、やはり店が出てくると歩くのも楽しくなります。 -
5分も歩くと、黄色いゲージと大型バスが何台か留まっているエリアが見えてきました。ターミナルとも、単なるバス会社の車庫とも見えますが…
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ルカヴィツァ・バスターミナルで間違いないようです。
一回でも人に聞いておけば、迷いようがなさそう。 -
それにしても小さいですね。「スルプツカ共和国の形式的な首都」のバスターミナルとは思えないコンパクトさ。
プラットフォームも6つくらいしかないようです。
しかも見たところ、現在到着中のバスは一台も無し。
余程離発着バス数は少ないのでしょうか。 -
敷地に入らず、ちょっと周りを見てみると、コンビニのような商店もありました。ここもユーロ払いOK。
ボスニア・ヘルツェコビナ全体に言えることですが、1ユーロ≒2マルカのわかりやすいレート下では、ほとんどの商店がユーロを受けてくれる印象があります。
よく、「サラエボ到着後、ATMが無く苦労した」といった記事がネット上散見され、歩き方でもルカヴィツァから最寄りのATMの位置をご丁寧に記載されてますが、こういった小商店で少額ならすぐ両替してくれますのでATMをわざわざ探すこともないと思うのですが… -
バスターミナル敷地入り口にはタクシーが並びます。
サラエボのタクシーは屋根に電飾を乗っけてるだけで車体色を塗り替えませんので、ちょっと普通車との見分けがつけ辛いです。 -
施設内に入ってみました。
どこかしら行きのバス出発が近いのか、客が何人かたむろしてます。 -
隅には喫茶店。チェバピなんかも出してるようです。
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お客さんも入っています。
まあ寒い国ですから、バスを待つのも一苦労です。
喫茶店に並びキオスクもあります。私はここでビールを引っかけてしまいました。 -
ここのインフォメーションのおっちゃんは好い人が多いサラエボの中でも特に親切でした。なれない私らに、①ベオグラード行は日に5本、切符は待合室内の窓口で買いな②窓口のおばちゃんは出発30分前にならないと来ないことがあるよ。③時刻表も待合室にあるよ④値段は21ユーロ、もしくは40KM。どっちで払ってもいいよ・・・etcすっごく丁寧につたない英語で教えてくれました。
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インフォメーションの横にごく小さな待合があり、時刻表が貼ってありました。おっちゃんの言う通り、ベオグラード行は朝2本、午後2本、夜1本の5本出ていました。
ほかにも国際線はポドゴリツァ行きが5本、ヘルツェク・ノヴィ行きが3本など。
セルビアだけでなくモンテネグロ方面もそこそこ便を持ってるようです。
超長距離はウイーン行が一本でていました。 -
私等は旅行のスケジュール上、午後3時の便を買うことにしました。
このバス、8割ほどの入りでかなり混んでおり、最初の停車駅「パレ」でほぼ満員となりました。 -
一時間も走ると、すぐ日が暮れだします。戦火が及ばなかったと思われる、美しいいかにも「ヨーロッパ」な農村エリアをしばらく走るとすぐ山岳地内に。
国境手前の「ズボルニック」で多くの人がおり、セルビアに入ったのは乗客の半分程度でした。 -
ボスニア・ヘルツェコビナ内は山岳道路で結構揺れも激しかったのですが、セルビアに入ると高速もあり、実に快適な旅でした。
休憩2回、結局7時間半かけてベオグラードに到着しました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 砂布巾さん 2014/10/31 20:18:55
- サラエボ旅行記、懐かしく拝見しました
- 1998年に訪問していましたので。ところでラティンスキー橋のたもとに暗殺犯の足跡はなかったですか? 私が訪問した際に見逃していましたので…
また良かったらご教示ください。
それから「民族憎悪の原型」に1票頂き、ありがとうございました。お礼が遅くなったことをお詫び申しあげます。
- nichebkkさん からの返信 2014/11/01 14:43:57
- RE: サラエボ旅行記、懐かしく拝見しました
- 砂布巾さん。
ご訪問ありがとうございました。90年代に訪問されているとはすごいですね。
サラエヴォは内戦終結15年たってもあちこち傷だらけの痛々しい町並みでした。手持ちの写真を見直してみたのですが、橋自体は本当に小ぶりの目立たない橋で、なにがしかの跡もなかったようです。私も残念ながら見逃したのかもしれません。小さな博物館があったのですが、残念ながら開館時間外でした。
- 砂布巾さん からの返信 2014/11/02 11:47:32
- おそらく、こういうことだと思います
- サラエボ事件の犯人プチンツィップはセルビア人です。だからかつては「プリンツィップ橋」と言われていたのが「ラテン橋」になったわけです。私もおそらく、ここに来るのは最後だから、ちゃんと見ておこう、という心理が働いていたと思いますので、無意識でも探していたのではと思います。でも前述のような理由から、足跡は消された可能性が大きいのではと思っています。
博物館にも行きましたが、そこにはサラエボの街並みの模型があるのみでした。以前だったら、「国」のヒーロー、プリンツィップに関する展示があったと思われます。
すいません、ちょっと無茶なお願いをしたことを後悔しています。
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