大人なパリ、おとぎの国ブダペスト、高飛車なウィーン⑥－２　高名の木のぼり

2013/11/29 - 2013/12/08

「ウィーンへようこそ！ウィーンへ行くなら今！」という見出しのウィーンの観光案内のホームページで「治安の良いウィーンで楽しいお買い物を！」というフレーズが目についてしまった。「ウィーンって治安いいんだぁ」と無意識に刷り込みされてしまった私達はまんまとスリにあってしまいました（涙）

危険、危険と言われているパリではあんなに数々の詐欺やスリをくぐり抜けてきたのにも関わらず、まだ難易度は低そうなウィーンで二人ともスリに合うなんて（泣）。スラれたことに気付いた瞬間、私は中学校の国語の時間で習った徒然草の一説を思い出した。

「目くるめき、枝危ふきほどは、己が恐れ侍れば申さず。過ちは、やすきところになりて、必ずつかまつることに候ふ。」

もちろん自己責任なのは重々承知していますが、何の根拠をもって公共性の高いホームページで“治安のよいウィーン”など謳ったのだろう。ジャロに訴えたいくらいである。ぜひとも「過ちすな。心して下りよ。」に差し替えて欲しいものだ。

クリスマスマーケットは最高に楽しかったです♪

エリア ウィーン(オーストリア)

とりあえず地下鉄のスリはかわしVolstheaterで降り市庁舎広場で行われる
クリスマスマーケット見に行きます。
だって私達クリスマスマーケット大好きなんです。本当良いんです。おすすめです。

そこからしばらく歩いたらこんな素敵な建物が！しばしうっとり。

そこからしばらく歩くと市庁舎広場に到着です。
ココの広場でクリスマスまでの4週間、クリスマスマーケットが開催されているのです。

木に飾られているのはなーに？

スノーマンです！　スノーマンがたくさん木に鈴なりです。

他にも木が色々な飾りつけがされていて、それを見て歩くだけでも楽しい♪

市庁舎が見えてきました。何て素敵なんでしょーーーー！！
歴史ある建物を見事にいかしたイルミネーション。

香港の夜景も東京の夜景も素晴らしいと思うけれどそれとこれとは別♪
甲乙つけがたいそれぞれの魅力があるなぁ。

キリスト様も産まれていました。

もっと市庁舎に近づいてみました。なんてゴージャスなんでしょう！
こういう所で働いてみたいなー

ヨーロッパの人は仕事が苦役だとか言ってないでもっと環境に感謝して働けばいいのに。
と考えるのは日本人的思考なのか。

私は東京の本社で働いていたときは、窓から見える東京タワーや富士山を見て
「もっとがんばるぞーーー！」って気合を入れたものだけれど。

ぶさ可愛いバレリーナ♪　こういうの大好きなんですけどウィーンではザ・ビンな私たち。

こんな無駄遣いなんてできませぬ。　

うーん、でも買えばよかった。

“Ich liebe dich”=" I love you　”

そーんなメッセージを書いたハート形のクッキー。誰が誰に送るの？？？
需要あるのがヨーロッパなのか。

続いてチョコレート屋さん♪

しかーし、ハリネズミは可愛いし、食べれそうな気もするけど
カエルさんは可愛くないし、食べるのもためらわれる。

この皮小物のお店、とってもツボでした！オーストリアで有名なメーカーなのかな？

ここのお店のおばちゃんは、超ドイツ語（笑）もうどう見ても私たち話を理解していないのにドイツ語で猛烈に話しかけてくる（笑）英語も通じなさそうだし
私も無理しないで日本語で応戦しましたが、あら・・・・不思議。
ドイツ語と日本語で十分会話が成立。

友達は黒いラム革のバックが気になっていて、おばちゃんがきっとドイツ語で
「あなたは体が小さいからこの大きさのカバンがぴったり！」（たぶん）って。
友達は気に入ったらしいんだけど「他も見たい」ということで、
「ちょっと考えるから」ってお店を後にしたものの、やっぱり一点ものだし売れちゃうかも！
って事で５分後にお店に戻ってみたら・・・

おばちゃん他お客様のの接客しながら、黒いカバンを脇に抱えてキープしてくれてましたｗ
なーんんて素敵なおばちゃんなんでしょうｗ　４０ユーロ。

よんこちゃんが何か買うなら私もほしいー！
いっつもは同じ物をおソロで買うのですが、今回は一点物だったのでお揃いにできない。

「絶対何か買ってやる」と思って色々目移りしながらこの子をゲット。

カードケースです。収納力抜群なんです！2000円くらいなり。

今使ってるエミリオプッチのお財布のは柄がとっても気に入っているものの
収納力が限界を超えるほど悪すぎるため、カードケースを別に探していたのです。

私は現金で払おうと用意していたのに、おばちゃんったら当たり前のように
ちゃっかり友達のカバンと一緒に友達のカードできっちゃった（笑）

同じ並びのお店に同じ皮小物のお店があってそこで私はこのカバンを購入。
４０ユーロなので６０００円しないのに、やわらか〜いラム皮でできてます。
青緑色と茶色のコンビネーションが気に入ったし、値段もお手頃なので
軽い気持ちで購入したのですが・・・

すっごいお気に入りです！！もう手放せません！
タイでオーダーメードした牛革のカバンはお蔵入りとなりました。

小さいポーチがついているのでコレが大助かり！！
予備の名刺を入れています。名刺入れの名刺が切れちゃって困ったときに
「そうだ！ここに予備の名刺があるんだぁ」っていう展開が
年末に引き継ぎと、年初に挨拶回りが続いたので何度かありました。

このくったり感も何とも言えず好き〜。革のにおいも程よくして癒される〜。
傷も目立たないので重宝しているところです。

中の生地も可愛いでしょう？ガラケーを入れるスペースもあり（私は会社携帯も
プライベート携帯もまさかのガラケー２台持ちなんです。）

ペン入れもあるので、大活躍してくれています。

マイナスポイントを言うと、青緑なので服を選ぶのと靴をちょっと選ぶことくらいかな。

ホットワインも飲んだしお買いものもしたしで、ドーパミング放出。
これが油断を招いた気もしますが・・・・

でも楽しいの。とっても楽しいの。
市庁舎を見て癒されるの。

天使のオブジェ。可愛い(*´ｪ`*)　

でもお高い(´ж｀;)

不思議な建物を発見伝。窓から中をのぞいてみると・・・

お姫様がテディーベアやぬいぐるみたちに本を読んであげていました。

なーんてファンタジックなんでしょうー
とうっとり見ていたけど・・・・

お姫様の顔、恐いですからぁ(((( ；ﾟДﾟ)))

木々に飾られたプーさん？

じゃじゃーーーーーん！見て見て！テンションあがる私たちの気持ち分かるでしょ？

じゃじゃーーーーん！見て見て！

サンタさんの下着を覗き見できそうでしょ？

ランプも洗練されている感じ。でも手に入らず。

電飾サンタの帽子。結構かぶっている人もいました。

何をしているかというと、クッキーの表面がお店の外側になるようにお姉さんが棒でつっついてひっくり返しているのです。

影ながらこんな苦労もあるのねぇ。

チョコレートフォンドユのお店もあり、クリスマスマーケット満喫！

ウィーンのクリスマスマーケットも満喫。一番お気に入りのショットはこちら。
アングリーバードのブタさんｗ

さすがに邪魔になるのでいらない。

とりあえず私たちはミッションがあるので、後ろ髪を引かれながらもミッション
コンプリートしたあかつきに戻ってこようということで市電に乗りオペラ座へ。

有名なオペラトイレ！ズンジャジャ、ズンジャッジャオペラが流れているので
１ユーロ払って中に・・あれ？お友達のお財布が見当たらない・・・。

スラれたーーーー！！電車に乗る時にチケット確認したときはあったので
確実に電車の中と思われる。そんな変な人いなかったのに・・・ガーン。
お金は小分けにしておいたので被害額は２０ユーロくらいでしたが
テンションダウン↓↓

ただでさえテンションダウンなのに、オペラトイレは確かにオペラが流れているけど・・

1ユーロも払ったのにキレイじゃない！！ちょっと臭うし・・・・
したくもないのにミーハー心を出して入るべきじゃなかった。

トイレの中に次のピーピーポイントの広告が貼ってあったけれど行くか、こんな臭いトイレ。

ウィーンのオペラ座。やっぱり大きい！

でもやっぱりブダペストのオペラ座の方がこじんまりしていて私は好きだった。

そしてウィーンのオペラ座の周りにはモーツアルトのコスプレしたチケット売りが
異常に多いのです。もうオペラはいいの〜ほっといて〜。
「ニーハオ？」「アニョハセヨ？」と話しかけてくる人は無視するのに
愛国精神旺盛な私は「こんばんは」って声をかけてくるとニッコリしちゃうｗ

でもオペラ見てる暇もお金も無いのーーって断ると一著前に「どうして？」って
上手な日本語で応戦してくるので困るのおおお。

でもウィーンで唯一愛想の良いおはこのチケット売りとナッシュマルクトの売り子さんだけなので貴重な存在といえば貴重なのである。

ミッションとはコチラ。『ザッハーでザッハートルテ』を食べる。

そんなにケーキを食べたい訳でも、カフェでまったりしたいわけでも無いにも関わらず、
ウィーンに来たら一個くらい有名なカフェに行かないでどうする？的な
スバルの車を買うならアイサイトついてないと周りの人に何言われるか分からないから
つけとけ精神と同じ義務感から来てしまった。間違いだった。

時間にして１８時半くらい。そんなに並ばずに席に案内されたけれど店員さんは
やっぱり愛想なし。順番が着たら「あっちに荷物預けてきて」と
クロークに案内され１人１ユーロ強制徴収される。（クロークに人は普通の人だった）

そしてクロークを出たらさっきのお兄さんいない！どこに行っていいか分からない
じゃないか。まさかこんなところで放置プレイされるとは（涙）

５分後にやっとさっきのお兄さんを見つけて席に案内してもらってホっとする。

ザッハートルテを１人１つだと確実に甘すぎて持て余すので、ウェイターさんに
ザッハートルテ１つとガイドブックの写真見せながらヴィーナー・シュニッツェル
をオーダーしたら「分かった」って言ったくせに、来たのはまさかのサッハートルテ２個ｗ

私も何故かこの時文句を言えず、１人１つづつザッハートルテを食べることに。
はじめの一口は「あら？そんなに甘くないじゃない」って思ったのもつかの間
半分くらいで甘すぎて甘すぎてしびれそうになる・・・・
クリームが甘くないのが唯一の救いだけど、これは大失敗ｗ

しかも私、ここでやられました。
多分はじめに座っていた白人の女性に見事にスラれました。ソファータイプで席も近かったのでカバンを置いた隙に盗られた模様。て注文したときはカバンに入っていたもの。
高級カフェだと思って気をぬいたんですねぇ。私。

ちなみにスラられたお財布に入っていたのは、日本の運転免許証、健康保険証、
ソニー銀行のATMのカード、１円玉と５円玉何枚かという（笑）
外国人が外国で盗んでも全く役に立たない代物ばかりなのにーーー！！

お財布はスラれやすいと聞いていたので現金は全てポーチ等に小分けしており、
使わない物だけ財布に入れてたんです。何故かこの日使わないくせに、このウィーンで
全く役に立たないお財布を持って歩いていたんです〜。未だに何をしたかったかなぞ。

あーもうイヤ、こんなところすぐ出たいと思ってるのにお会計は中々来てくれないししまいにはカードで払おうとしたら、またまた「チップ？」って聞かれたので
「NO チップ」と大人気無く言うと「あっそ」って顔された〜。

だってあなたそもそもオーダー間違えてますから。
ウェイターとしての義務を果たしてませんから〜。

ということで激しく気分を害した私達はとてもとてもクリスマスマーケットに
戻る気になれずホテルでヤケ酒を飲むことにしました。

ナッシュマルクトで買ったオリーブ。これは友達用。

同じくナッシュマルクトで買ったピクルス達。

味見したときは美味しかったけど、シェイクされたせいかしょっぱい（￣□￣；）！！

美味しいには美味しいけど・・・

何せ最後の一品が生ハムなのでぜーんぶしょっぱいものばっかりなんです。
生野菜などがあればよかったけれどスラれたショックのため買う気もしなかったんです。

さてさて本日買った物。これらは全て父親へのお土産という口実の自分が食べたかった物ｗ

上からサラミ、アンチョビの缶詰、タコのオイル付け、チーズ二つ。
素敵すぎるｗ

会社のお土産用に購入。普段はお土産は初日に買ってしまいますが今回は荷物が重いので
最終地のオーストリアで買うつもりで予定していました。

MANNERのウエハース。本当はブロックタイプのを購入しようと思ったのですが
結構な食べ応えで一度では食べきれない＝机の上が汚くなるという配慮から
小分けの物を購入しました。これは絶品と大人気！

下は女性用にハンドクリーム。

会社の人達へのお土産は基本的に食べられる物か消耗品にしています。

こちらはママと自分用。左から順にご紹介。

・歯磨き粉（約１．５ユーロ）・・・そんなに美味しくない。
・美容液？（約２ユーロ）・・・・・使い方が分からない（笑）説明書は捨てた（Ｂ型）
・カカト用クリーム（約９ユーロ）・尿素が２５％も入っているらしいけど、すぐに効果は出ませんでした。でも使い心地が良いので愛用中！
・ニベアのアイクリーム（約１３ユーロ）・・アイクリームとしては安いと思う！
・WELEDAのデオドラント（約６ユーロ）・・・柑橘系で良いにおい！香りは持続せず。

左はナッシュマルクトで買ったイチゴのドライフルーツ。
これはとっても美味しい。一日一粒ずつ大事に大事に食べています。

右はスーパーで買ったピクルス。絶品です！

＜メルキュール ウィーン ウエストバーンホフ＞

ウィーンでのお宿をご紹介。西駅から３００メートル程の位置のこちらのホテル。
スーツケースをゴロゴロして動き回りたくなかったのと、お値段も比較的安かったのでこちらのホテルに決めました。一部屋一泊１万円ほどで泊まれました。

＜メルキュール ウィーン ウエストバーンホフ＞

ホテルの人の対応はウィーン的レベルで普通。必要最小限のことをしてくれる感じ。

フロントからお部屋までは距離があり段差もあるのでスーツケースを運ぶのが若干大変。
エレベーターも相当古いらしく、扉が開いた瞬間はまだ動いているのでびっくりします。

＜メルキュール ウィーン ウエストバーンホフ＞

バスルームは浴槽がついています。今回は３ホテル中３ホテル浴槽つきでした。
（優雅にお湯につかる時間なんて無かったんですけど）

広々としているしお湯の量も十分で快適でした。

＜メルキュール ウィーン ウエストバーンホフ＞

韓国や台湾ではウォシュレット付トイレを見かけるようになったけれどヨーロッパでは
まだまだですね。今回もやはりついておらず。旧式ウォシュレットもなかったな。

＜メルキュール ウィーン ウエストバーンホフ＞

ツインだけれどヨーロッパスタイルなのでベットとベットの距離が近いｗ
が、お部屋は広々としているし値段の割には大満足です。

しかーし西駅の真横に「モーテル ワン ウィーン ウエストバーンホフ」という
新しいホテルができていたので、こっちのほうが便利かな？

西駅からの距離は断然近いし、新しいし、値段もお手頃価格みたい。
万が一次回ウィーンに来ることがあればこちらを予約するつもり。

http://www.booking.com/hotel/at/motel-one-wien-westbahnhof.ja.html#availability_target

後日談ですが、スラれたことを反省し翌日カバンを買ったお店でこんなポーチを購入。

表に３つポケットがあり裏に１つポケットがある優れもの。
一番上のポケットにはすっぽりパスポートが入ります。

取り外し可能なヒモたついているので、私は肩からかける派ですが

男性はベルトにひっかける事もできるのでとっても便利でしょう？２０ユーロでした。

父に色違いの深いブランのポーチをお土産として渡したところ、何をあげてもケチを
つける父も大変気に入ったようで、「よーし、胃の調子がよくなったらフランス行く！」
と張り切ってたのでで良かったわ。質もよくて私も重宝しています。

もうこれで二度とスラれることは無いでしょう。
「余計な物はもってあるかない」
「現金は小分けに最小限に」
「ホームページの情報は鵜呑みにしない」
「他人の目など気にせず、自分の本能のみを信じて動け」
「吉田兼好は正しかった」

という事を教訓にして生きて行きたいと思ったウィーンの旅。
これにて２０１３年の厄は全部落としたつもりでしたが・・違いました〜（＞＜）

つづく。

この旅行記へのコメント （1）

• フォートラベル GLOBAL WiFi会員さん 2018/08/24 00:34:37

  もし覚えていたら、、

  こんにちは、突然のコメント失礼します！
  週末からウィーンへ旅行へ行くので、現地での情報を集めていたらこのブログを発見しました！
  このブログに載っている革小物のお店は何というお店でしょうか？
  数年前の旅行ということで、覚えていないかもしれませんが、、、
  大体の場所わブランドなどが分かれば知りたいです！
  どうぞよろしくお願いします！