2013/09/27 - 2013/10/04
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hirokiさん
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旅も終盤となる6日目。昨日行けなかったセザンヌのアトリエ見学+グラースでの香水作りにチャレンジです。
第1日目:出発~ニース到着(http://4travel.jp/traveler/hakase705/album/10822736)
第2日目:エズ・モナコ観光→エクス・アン・プロヴァンス郊外(http://4travel.jp/traveler/hakase705/album/10826009/)
第3日目:リル・シュル・ラ・ソルグ~アビニョン(http://4travel.jp/travelogue/10843740)
第4日目:ポンデュ・ガル~リュベロン地方田舎巡り(ルールマラン・ボニュー・ルシオン)(http://4travel.jp/travelogue/10843907)
第5日目:ゴルド~リル・シュル・ラ・ソルグ(リベンジ)~エクス・アン・プロヴァンス(http://4travel.jp/travelogue/10844067)
第6日目:エクス・アン・プロヴァンス~グラース~カーニュ・シュル・メール
第7日目:エズ(リベンジ)~モナコ(リベンジ)
最終日:ニースから帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
エクス・アン・プロヴァンスでは食事処がそろっているだろうということ、朝食に20EUROもかけていられないだろうと、夜レストランから返ってくるときに見つけたPAULへと向かいました。
幸い小さいバゲットに、ハムやチーズを挟んだサンドイッチ状のものと飲み物がついて、4.5EUROだったので、それをテイクアウトしてミラボー通りのベンチに腰掛けて、景色を眺めつつ朝ごはんとしました。PAULとしては激安セットなのだろうと思いますが、美味しい朝ごはんでした。 -
さて、朝食を取り終えた後は、セザンヌのアトリエへと向かいます。
地球の歩き方では、バスでの行き方が細かく書かれていますが、車での案内があまりなく、さてどうしたものかと思っていたのですが、なんとか駐車場にたどり着きました。今後の参考に少しヒントを書きたいと思います。
セザンヌのアトリエ前までは、GPSでたどり着けます。
それを通りすぎ、最初に見える角を右折します。角を曲がると、おそらく1台か2台はバスが時間調整のために止まっていることでしょう。(もしくはその分、路側帯が広くなっているはずです)
バス停車スペースの反対側は、どこかの市営住宅のような建物が有るはずです。
ここで建物側へと入ります。(建物と建物の間にある通路に入ってはいけません。)
曲がるポイントを写真でとっておきました。バスの止まっているところを目印に、右折して建物側へと入るのです。 -
そうすると、駐車場らしきものが広がります。この看板より左側(よりセザンヌのアトリエに近い方)が、セザンヌのアトリエ訪問者用の無料駐車場、そうでないほうが、この住宅団地の住人用の駐車場となります。
ちなみにこの団地はあまり良い雰囲気がしませんでした。
ガイド本に、セザンヌのアトリエまでは決してひとり歩きしないで、と書いてありましたが、妥当かもしれません。 -
駐車場から階段を降りると、目の前がセザンヌのアトリエです。
大変ボケてしまっていますが、これは料金表(5.5EURO)と営業時間の案内です。
1月2月3月 10時-12時/14時-17時
4月5月6月 10時-12時/14時18時
7月、8月 10時-18時(休みなし)
9月 10時-12時/14時18時
10月、11月、12月 10時-12時/14時-17時
というスケジュールで営業しています。
チケット売り場でよくよく話を聞くと、どうやら1度に通せる客は20名までと決まっており、仏語でのツアー、英語のツアーと開催をしているようです。
1Fが売店とチケット売り場、2Fがアトリエとなっています。
私がチケットを買った5分前にツアー客が入っており、まだ上がいっぱいだから少しお庭でも散策しておいて、と言われました。
考えてみれば、19世紀に出来た木造建造物にそうそう多くの人が入れないのは当然です。昨日入れなかったのは、もしかしたら1日あたりの入場客数が決まっているのかもしれません。 -
庭でのんびり寛いでいたところを、写真にとってもらいました。
さて、20分ほど待ったところで、「もう上に上がってもいいわよ」と言われたので、アトリエへと足を踏み入れます。1年前に、新国立美術館でセザンヌ展を見ていたのですが、そこに彼のアトリエが再現されていました。今回はついにオリジナルの見物です。
確かに昨年見たアトリエの様子が目の前に広がっています。ただし、アトリエ内には1枚も絵がなく(直筆の手紙があります)、少しガッカリしてしまいました。
部屋自体もそう大きいわけではありませんが、彼自身の設計ということで、大きなキャンバスを出し入れする専用の大きなドアがあったりと、いろんな工夫がされていることがわかりました。
部屋自体は10分もあれば見られますが、部屋にラミネートされた解説文(日本語あり)があり、それを読みながらだと30分くらいの時間を使います。 -
セザンヌのアトリエ見物後は、グラースへ出発です。ここは香水産業で有名な街ですが、その内の1つGalimardという工房で香水に関する授業を受けながら、自分のレシピで香水が作れるというプログラムが有るのです。
エクス・アン・プロヴァンスから、グラースまで再び高速道路に乗って向かいます。1.5時間ほど走って、13時にGalimardの工場へ到着しました。
本来的には14時から授業開始ですが、早めに手続だけしようと係の人と話したところ、工場(見学が出来ます)と授業が行われる工房は別のところにあるとのこと。車で5分ぐらいのところにある、とのことだったので、あわててそちらに移動しました。早めに着いておくとリカバリーが楽です。
レッスン開始まで工房近くのマクドナルドで時間を潰しました。
フランスのマクドナルドでオモシロイと思ったのは、特に頼んでいないのにフライドポテト用のソースが出てくることです。まるでタルタルソースのような白いマヨネーズベースのソースがそれです。 -
さてこの香水制作レッスン、予約はWEBから日本語で可能です。(http://www.galimard.com/index.php/en/create-your-perfume/in-grasse.html)香水に関する授業2時間弱+100mlの自分専用香水がついて、一人45EUROといったところ。
男でわざわざ訪れる物好きはそうそう居ないのかと思いきや、そこそこ男性にも人気があるようです。(大半は奥様に連れられて・・・だと思いますが)
授業開始15分前に到着した時には静まり返っていたこの工房、14時少し前から人が集まりだし(後からそれが職員だと分かりました)、14時にオープンとなりました。 -
こちらが講師の先生、Christin(クリスティン)さん。クリスティンさんは、フィンランドご出身ですが、日本語も達者です。(他の方のブログでも彼女が紹介されているので、おそらく唯一の日本語での研修可能な講師ではないでしょうか?)
最初英語でトレーニングを受けようとしたのですが、微妙なニュアンスがわからないかもしれないと思い、日本語でのプログラム受講でしたが、これが大正解。
なにせ、嗅がなければいけない香水数が多いこと多いこと。覚えることもたくさんです。
香水は、ベースノート、ミドルノート、トップノートと呼ばれる3要素があること、トップノートは揮発性が高くすぐに香りが飛んでしまうが、ベースノートは最後まで体に残る(8時間位)ことなども教えていただけます。
このプログラムでは、ベースノート/ミドルノート20〜30種類、トップノート15種類を組み合わせて作るのだとか。しかも、ミドルノート・トップノートは、自分が選んだベースノートを嗅ぎながら組み合わせを選ぶのです。
女性なら当たり前かもしれませんが、そんなに香水に興味がなかった人間にとっては、パニック同然です。
クリスティンさんの前に広がっているのが、香水がおいてある作業机=オルガン と呼ばれるもので、下からベースノート→ミドルノート→トップノートのエッセンスが並んでいます。 -
最初、小さな香水ボトルを作るのに2時間もかかるものか?と思っていましたが、数十種類から3つ4つを選び出して・・・という作業を繰り返すのは、想像以上に大変です。途中、「鼻をクリアにする」ということで休憩時間を挟んだりして、2時間30分くらいのレッスンを経て、自分専用の香水が出来ました。(このスプレー付きボトルは12EURO別にかかります)
クリスティンさんからは、「すごくいい香り!爽やかで甘い感じね!とてもいい香り!」とお褒めの言葉を頂きました。
ちなみに、香水のエッセンスが完全に交じり合うまで2週間かかるとのこと。また、各自のレシピはGalimard社に保存され、いつでもネットで注文が出来て、シャワージェルやアフターシェーブクリームも作れるそうです。(http://www.galimard.com/index.php/en/online-boutique/your-creation-at-our-studio-des-fragrances.html)
レッスン後にクリスティンさんと雑談をして、どのように日本語を覚えたのか尋ねたところ、日本人観光客が沢山来るようになった頃に、独学で日本語を勉強したとのこと。「日本人は他の国の人と違ってうるさくないし、丁寧だから好きなの。でも最近は余り来られないのよね。」とのことでした。
なんともったいない。ここは45+12EUROを払うだけの価値があるアトラクションだったと思います。 -
香水を褒められて有頂天になったまま、30分ほど車に乗ってカーニュシュールメールへと向かいました。今晩の宿はLe Carnard(http://www.lecagnard.com/ja/)、この旅で2回めの古城ホテルとなります。
本当はカンヌかニースあたりにでも泊まろうとしたのですが、この時期でもこれらのメジャーの観光地は宿泊代が高く、少しでもコスパがいいところが無いものか、と探してこちらのホテルにたどり着きました。
ネットで予約したところ、「当ホテルの目の前まで来ようとすると狭いので、気をつけてください」というメッセージが来ました。
学生時代レンタカー屋で長いことバイトをしてましたし、今も都心で毎日車に乗っているので、日本人の腕を舐めるんじゃねぇ、と意気込んで出かけましたが、途中からびっくりするくらい道が細くなります。(事実15分かけて細い一方通行をバックすることになりました・・・)
ここに行かれる方は、私のようにホテルに一番近い駐車場(Parking Planastel=24hで10.8EURO、クレジットカードOK)に車を止めて、ホテルに電話して拾ってもらうのが正解かと思います。(ホテルの車は、スズキワゴンR+(=オペル・アギーラ)でした。
宿泊時に泊まっていた最も大きな車は、VWのEOSです。そう考えると、BMWのX1なら通れたはず・・・と思うとちょっと悔しかったりします。(レンタカーだからこそ無理は禁物だったのですが)
過去、Audi A7がホテルに辿り着いた事があったそうですが、ホテルの敷地から出る最後のカーブで1時間ほど切り返しを繰り返すことが必要だったとのこと) -
こちらのホテルは、歴史が古い(1300年に開業)ようですが2012年にオーナーチェンジがあり、さらにそこでリノベもされているようです。公式Webも日本語版があったりして、随分日本人の誘致に力を入れているようにも見えます。
私が予約した部屋は最上階、小さな小さなエレベーターに乗って着くジュニアスイートタイプの部屋でした。付属するテラスからも、町と海が見え、大変綺麗でした。一方、いい部屋だったにもかかわらず、バスタブが無いのは以外に思えました。
ベッドはふかふかで大変寝心地が良く、これを極楽と言わずとしてなんと言おうか、というものです。 -
食事はホテルのレストランで取りましたが、素晴らしいものでした。
夕食のボリュームは結構あり、前菜まででお腹いっぱいになってしまったので、”部屋で食べたいのだが?”と頼んだところ、嫌な顔を一つせず、包んでくれました。
これはオリーブとシェーブルチーズとエシャロット、タマネギを沿えたアミューズ。 -
これがスーパーボリューミーだった、前菜。タマネギのタンタ、シェーブルチーズ+エシャロット。
こいつはうまい!と思ってパクパク食べていたのですが、一向に量が減りません。。。タマネギにやられました・・・。 -
魚料理の、ホタテのソテー。美味ではありましたが、びっくりするほど美味しいかというと、そうでもありません。日本人は魚に厳し目になるかもしれませんね。
-
これがメインの仔羊のプロヴァンス風料理。ここでギブアップしました・・・。
メニューは全てフランス語で、いちいちウェイターさんへ確認をしなければいけないのが難点でした。
私の他に、もう1組の日本人+ドイツ人夫婦+フランス人夫婦が滞在されていたようです。 -
帰りがけに聞いたところ、9月までは満室続きだったとのこと。
静かにのんびりと過ごすためにも、オフシーズンが狙い目かもしれません。
デザートだけ部屋で頂いて、メインは朝にとっておくことにし、22時に就寝しました。
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