旅空 BERLIN ～街歩き２「ベルリン大聖堂、カイザー・ヴィルヘルム記念教会」

2013/08/28 - 2013/08/28

ベルリンでも天候に恵まれ
♪♪♪の街歩きとなりました。

ベルリン街歩きPart２では
「戦勝記念塔」
「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」
「ベルリン大聖堂」を中心にお届けします。

ベルリンの街歩きをして第一に感じたことは
その面積の41.2%が森・牧草地・公園・畑
そして湖が占めているということで
まるで森の中に抱かれた街といった印象。
そんな素敵な環境の中に
歴史的遺産と近代建築が共存し
更に
文化施設が充実しているうえ
街中に自転車道が整備されている
ばかりではなく、地下鉄や鉄道に
自転車を持って乗車することが出来たり
人に優しい街だということでした。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩

ベルリン・シティーツアーのバスが通って行きます。

ベルリン街歩き
ドイツ連邦議会議事堂近くの
バス停から１００番（行き先表示）
のバスに乗って

☆画像は最初にバス停に
　入った２００番バスです。

戦勝記念塔にやって来ました。
この間バスの乗車時間は１０分前後ぐらい
でした。

戦勝記念塔は
大きなロータリーに囲まれた
真ん中に建っています。

戦勝記念塔（ジーゲスゾイレ）

１８６４年から７１年のドイツ対
デンマーク・オーストリア・フランス
戦での３つの勝利を記念して建てられた。

女神像の足元には展望台があります。

前回訪問した際には
塔の周りを１周したバスの中から
のガイドさんの説明には
戦勝記念の逸話の他
『ここが映画「ベルリン/天使の詩」の
舞台となったところです。』との話も
加えられていました。

第二次世界大戦の前後の時代は
ドイツ映画はハリウッド映画と
並んで隆盛を誇っていましたが
このところ対外国には目立った
作品が少なくなってきました。

その中にあって１９８７年公開の
ヴィム・ヴェンダース監督作品
『ベルリン・天使の詩』は
その年の映画誌のベスト・テンでも
評論家諸氏から好評を得た作品でした。

映画は、２人の中年の天使が
分断都市（当時）に住む人々の
心の声に耳を傾け人間への憧れを
ほのかな温かさと詩情あふれる作品
に仕上がっていました。

中年のおじさんが天使という設定が
当時まだ若かった私には
もう一つピントこなかったような
そんな記憶があります。

しかし、ヴィム・ヴェンダース監督
（※小津安二郎監督の影響を受けた
ところから小津へのオマージュ作品も
作っています。）の名声と共に
『ベルリン・天使の詩』は
戦勝記念塔と共に
ベルリン観光の名所として
欠かせない存在となったようです。

入場料は１人３ユーロでした。

台座には戦いの図が刻まれてあります。

台座部分の塔内には展示室
があり、戦勝記念塔やブランディンブルク門
等の第二次世界大戦時ベルリン市内の
写真等が展示されています。

この画像はその中の１枚
戦勝記念塔で開催された式典に
集まった人々。

この塔の頂上は屋外展望台
になっていますが、結構きつい
螺旋階段２８５段を登ってゆきます。

屋外展望台に着きました。

ベルリン市内は高層ビルも少なく
１番高い丘でさえ標高１１５mと
ほとんど高低差がないので
このような塔や教会等展望室
からの眺めは良好です。

ベルリンはヨーロッパの
首都の中でも最も緑が豊な都市
ということです。
眼下に広がる緑はこうして眺めて
いると街中なのに森のようです。

森のような樹海の中に通っている１本道。
正面にブランディンブルク門が見えます。
その左奥の塔が旧東ドイツ側に建つTV塔
です。

ベルリンは、市の面積のうち
森・牧草地・公園・畑
そして湖の占める割合が
全体の41.2％を占めている
ということですが
この風景を見て納得しました。

ちなみに建物の占める割合が
43.6％で緑の面積とほぼ同じ。
緑が全体の３分の１を占めて
いるのです。

およそ４１万６０００本ある
と言われています街路樹。
菩提樹が36.2%
楓（カエデ）が18.5％
ナラが9% でプラタナスが6.2％
夏はごらんのようにはちきれんばかりに
緑で覆われいました。

１０月下旬から１１月上旬にかけて
の落ち葉の季節も良いだろうなぁ。

樹海の向こうに
ベルリン・フィルハーモニー
が見えますね。

２８５段を下ってきました。
台座は３６０度こんな風に
腰掛けて周りの風景を楽しむ
こともできます。

階段を下って

ロータリーの信号を渡って
向い側の歩道に渡ります。

ベンツの国で日本車が走っている
のでパシャ！

ベルリン市内の至る所に
自転車道が整備されています。

戦勝記念塔前のバス停から
またまた１００番（行き先表示）
のバスに乗って１０分程で
「ベルリン動物園」入口前に来ました。

屋根が中国風でインド像らしき石像がある。
一見　む・むって感じましたが
西洋人にはこのような東洋趣味があるのでしょう。
ベロタクシーも待っています。

ここから５枚の画像は
前回訪問時（２００２年）のものです。

「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」の
近く「ハードロック・カフェ　ベルリン」

前回もこの辺を散策して

ランチを食しました。

トム・クルーズの
「ミッション・イン・ポシブル」の第１作目
これが世界的ヒットで後にシリーズ化されました。

当時、駅の周りは意外と
ゆったりとしていました。

さて、ここからまた現在の画像に戻ります。

「ベルリン動物園」から歩いて直ぐ
「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」
です。

あいにく修復工事中で
外壁には覆いがかかっていました。

「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」
前回訪問時（２００２年）の
画像を載せておきます。

☆１９４３年１１月２３日の連合軍の
　爆撃によって一夜にして廃墟となりました。
　戦後、取り崩すか保存するかで激しい議論
　が起こりましたが戦争への警告碑として
　主塔部を残し、側に新たに八角形の教会と
　六角形の鐘楼が建てられることになりました。

　

１９６１年に完成した新しい教会
に入ってみました。

濃いブルーのステンドグラス
が息をのむ程美しく

これまで見てきたステンドグラスは
縦長のものでしたが、
このステンドグラスは
礼拝堂を広い帯状に濃いブルー
が取り囲んでいる。

教会の外は
にぎやかな繁華街だけに
一歩中に入ったその瞬間
神聖な空間を照らす
落ち着いた深いブルー
圧倒的なこの光景はドイツの旅の
中でも特に印象に強く残りました。

信者ではないのだけれど
この静寂な空間に包まれて
神聖な気持ちになりました。

「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」
を１歩外へ出た所は
にぎやかな大通りです。

今度は、ホテルから歩いて
ミッテ地区にやってきました。

緑の芝生が広がっている
「旧博物館」前の広場。

緑の広い芝生の上では
市民の皆さんが思い思いに
夏の１日を楽しんでいました。

シュプレー川の中州へ。
ベルリン最大の教会「ベルリン大聖堂」
１９０５年に現在の壮大な姿になりました。

ホーエンツォレルン家の
菩提寺でもあります。

中に入ります。

ここエントランスで１人
４ユーロ（５２０円程）
入場料チケットを買います。

一歩中に入るとモザイクや
ステンドグラスに飾られた
荘厳な空間が広がっています。

高さ１１４mの大伽藍に圧倒されます。

天井のドームから差し込む
光がとても美しく

首を傾けジッと見上げました。

ベルリン大聖堂も
展望台（塔の屋外）へ登りました。
ここもまた階段を登ります。
２７０段あります。

塔の屋外に出てみました。

今日１日で
戦勝記念塔の螺旋階段が
２８５段で、ここ大聖堂が
２７０段合わせて５５５段
の往復で１１１０段。

急勾配で無機質の屋内の階段
の昇り降りはきっかったなぁ。
太ももがパンパンになりました。

シュプレー川の景観も

大聖堂の模型が展示されて
ありました。

最後は甘〜いお話を。

ホテルに一旦戻ろうと
ホテルのごく近く迄
きた大通りの街角から
ビターでスイートな香りが
辺り一面に漂っていました。

甘〜い香りに誘われて
由緒ありそうな
その店の扉を開けました。

　そこはチョコレート
＆ケーキ店でした。

甘〜い・甘〜い空間

「カイザ・ヴィルヘルム記念教会」
のチョコレートケーキ！

「ベルリン大聖堂」

「ブランディンブルク門」

世界各地から輸入している
チョコレート産地の地図の
下のケースには

ケーキの材料になりそうな
サイズ・色様々なチョコレート

ドイツへの旅であちらこちらで目にした
整備された自転車道とサイクリストたち。

この時期恒例
クリスマス・カードを買いに
年末の街を歩いた時に
自転車のメッセージ・カードが
目に入ってきました。
それを見て、あっそうだ
今年１年「あの街から」の旅行記へ
訪問いただいた皆さまへ感謝を込めて
このカードをお届けようと思いたちました。

この１年の訪問をありがとうございました。
来年も楽しい旅を！

この旅行記へのコメント （4）

• 天野川さん 2014/01/13 21:54:57

  4月に南ドイツに行くことになりました！

  あの街からさん
  
  こんばんは。
  ベルリン旅行記、楽しく拝見しています。
  マイルがたまって、4月に10日間ほどミュンヘンから南ドイツを回ることにしました。
  いろいろ欲張るのはよくないと思い、ロマンティック街道を中心に旅するのですが、どうしても見たいホーエンツォレルン城も回ってきます。
  ホーエンツォレルン城は、ドイツ三大美城のひとつで、あの街からさんもホーエンツォレルン家の菩提寺に行かれましたが、同家の発祥の地だそうで。
  シュツゥッツガルト近くで、とっても行きにくいところでしょうけど、頑張ってみます。
  
  北ドイツもいいですね。
  
  知人の親戚がドイツで暮らしているそうで、なんでもサッカーと自転車が好きな国民だとおっしゃっていたそう。
  野球をする文化ではなく、キャッチボールすらできないけども、その２つは得意なんですって。
  だから、ツーリングの人気はすごいみたいですよ。
  
  今からワクワクしています。
  英語って、一般大衆には通じませんか？
  勉強しないといけませんね。
  
  ではまた。
  Bcheese

  あの街からさん からの返信 2014/01/15 00:49:09

  RE: いい季節にロマンチック街道の旅♪楽しんできてください。

  Bcheese さん 今晩は
  昨夜書いて送信したはずの メールが届いていな〜い！ （汗）
  へんな所をクリックして消してしまったようです。
  
  昨夜と別なことを書くかも（汗）
  先ず、いつもありがとう！！
  ４月に南ドイツへ決まって♪♪♪ いいなぁ
  もう直ぐですね。
  ドイツは、見所がギッシリと詰まっていますから
  ロマンチック街道に絞ってじっくり見て回るのは良いですね。
  
  > どうしても見たいホーエンツォレルン城も回ってきます。
  
  旅先にそういった所がある旅はよりトキメキ間いっぱいの旅になりますね。
  
  > なんでもサッカーと自転車が好きな国民だとおっしゃっていたそう。
  その２つは得意 だから、ツーリングの人気はすごいみたいですよ。
  
  そうなンだ！ 北の街から南の山岳地帯まで自転車道が整備されていて
  老若男女みんな♪楽しそうに走って（漕いで）ました。
  この先のドイツシリーズ？編にも自転車が登場しますから見てくださいね（笑）
  
  > 英語って、一般大衆には通じませんか？ > 勉強しないといけませんね。
  
  田舎町の小さなレストランのスタッフが英語でオーダーをとってくれました。
  し、車で、道に迷った時に（南ドイツの街ガルミッシユ・パルテンキルヘン）
  ２０歳代のドライバーに英語で話しかけて通じました。
  駅構内でも色々なシュチェーションで英語は通じました。
  
  一応簡単な旅のドイツ語会話集を持って行ったのですが、ついつい英語を
  ☆ほんと私は、英語も、そんな上手く話せないのですが。
  使ってしまってました。
  でも、Bcheeseさんの様に、今まさにそこへ旅に行くとこの時には
  学習能力がMAXに！ こんな機会を逃さず！
  いっぱい 楽しんで 心に残る旅にしてきてください。
  旅行記を楽しみにしています。
  
  あの街から
  

• 讃岐おばさんさん 2014/01/03 22:49:24

  ベルリン大聖堂！

  こんばんは〜
  早々のご挨拶、どうもありがとうございました。
  新年明けましておめでとうございます。
  本年もよろしくお願いいたします。
  
  ベルリン大聖堂、素晴らしいですね！
  ブルーのステンドグラスも素敵でした。
  これは生で見てみたいですね。
  
  緑が多くて、とっても美しくて落ち着いた町並みのベルリンですね。

  あの街からさん からの返信 2014/01/04 13:13:05

  RE: 3度目の台北１０１カウントダウン花火！

  早速飛んで行きましたよ！
  いつもながら101カウントダウン花火見事でしね。
  いやぁ〜一度行って見たいなぁ！
  
  それに讃岐おばさんは、お友達が多勢いらして
  ほんと楽しそうです。
  特に、中華料理を食べる時に多勢で食卓を囲んで
  数多くのお料理を食べるって♪♪♪
  一度は讃岐おばさんのように気のおけない仲間で集まって
  ♪楽しい話しをしながら食卓を囲みたいものです。
  
  さて、ベルリンも緑が豊かで
  大聖堂の大空間やカイザーヴィルヘルム記念教会
  のブルーのステンドグラス。
  どれも良かったのですが中でも
  ブルーのでかい帯状のステンドグラスは
  ほんと感激して しばしぼっ〜として腰かけていました。
  
  お互い 今年もワクワクする旅をしましょう！
  続きの旅行記&イタリア旅行記を楽しみにしています。
  あの街から