2013/10/03 - 2013/10/08
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takkerさん
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トルコの「地下宮殿」。
現在このように言われていますが、東ローマ帝国の貯水槽なのだそうです。
先まで続く天井のアーチを見ていると、宮殿という名前が正しいように思いますね。 -
現存する東ローマ帝国の貯水池としては最大のもの。
1980年代から一般公開されたのだそうです。
公園横の小さな入り口から地下に降りると、こちらの景色が目に入ります。
普通の公園の下にこのような施設があるのは驚きます。 -
この宮殿の最も奥。
一部水が張っていない場所があります。 -
そこにはこんなに恐ろしい像が。
なんだかわかりますか?
ギリシアの神殿のメドューサの彫刻を、移築して、柱の土台に使っているのです。
メデューサは宝石のように輝く目を持ち、見たものを石に変える能力を持ちます。
オリンポス12神のひとり、アテナ(知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神)を怒らせたことにより、髪の毛をすべて蛇に変えられてしまいました。
そういえば、お腹に「メデューサの頭」が出来るという医学的所見があるのを思い出しました。
肝硬変などの病変の時に、腸間膜から栄養を肝臓に戻す門脈(静脈の一種)の圧力が高くなる時があります。
こうした際に、門脈の血液が何とかして心臓に戻ろうとすることによって別の通路(側副血行路)を作るのですが、そのうち腹壁を通る静脈が発達すると、ちょうどメデューサの頭の蛇のように見えるというものです。
初診時に肝硬変の深達度が一目で診断がつくのですよね。 -
メデューサの顔が横向きであったり逆さまであるのは、ギリシアの神々が、異教徒であるためなのでしょう。
こちらの地下宮殿の泥を洗う工事中に、偶然見つかったのだそうです。
歴史を感じますね。
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