2013/11/20 - 2013/11/21
1540位(同エリア10828件中)
a_aさん
長崎市に到着です。いよいよあこがれの軍艦島に!
今回参加するのは”軍艦島コンシェルジュ”という会社のツアーです。
午前と午後の1日2回出航ですが、午後の部に予約しました。
午後の方が空席が多かったからです。
夫は完全に風邪ひいたもよう。かわいそうに。私と反比例するようにどんどんテンションが下がっていきます・・・。でも船には乗ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 船
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-
集合場所は常磐ターミナル。赤いジャンパーのスタッフが通りまで出てますのですぐわかりました。
午後の部の受付開始は1時です。受付で名前を言って、予約を確認。
「誓約書持ってきましたか?」って聞かれます。”勝手な行動は絶対しません。ガイドの指示に従います”っていう誓約書です。ネット予約の人はダウンロードしてお家で書いてくるシステムのようですが、前日電話予約なのでその場で書いて提出しました。 -
受付が済んだら待合室へ。軍艦島の模型や、資料映像が満載です。
ターミナル内にツアー客専用のトイレもあります。
1時半受付終了、2時出航ですが、受付終了後は予約客がそろってたら早めに出ることもあるようです。 -
常磐桟橋から船に乗り込みます。
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船内です。かなり揺れました。
前方のスクリーンとガイドさんの説明で、見学前の予習もバッチリです。
写真を撮るなら屋外席がいいでしょうね。ガラスは乾いた海水で汚れてます。
でも、ガイドさんの説明がしっかり聞けるのは、船内です。デッキにもモニターはありますが、音声が聞き取りにくいです。 -
船の外に軍艦島が見えてきました。
ドルフィン桟橋から上陸しますが、複数のツアー会社の船が利用するので、順番待ちです。 -
いよいよ上陸しました。
上陸時だけ、足元が不安定で滑りやすい部分がありますので注意が必要ですが、見学通路は完全に舗装されてます。
でも、「ハイヒールはご遠慮ください」って書いてありました。端島 名所・史跡
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見学ルートには3か所の見学広場があります。
それぞれの見学広場でガイドさんが説明してくれます。この日のガイドさんはかつてこの島で働いていた人で、当時の活気ある島の様子や厳しい労働環境について、生き生きと語ってくださいました。ひとりの当事者としての視点で語られる貴重な体験談を聞けました。 -
閉山に伴い「もう操業しませんよ」という意味で炭鉱としての主要な施設は破壊する必要がありましたが、それ以外の住居部分などは壊すのにもお金がかかるってことで、そのまま残されたそうです。
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今ではそこらじゅうに草が生い茂ってますが、もともとこの島は、海に浮かぶ岩礁にすぎなかったそうです。埋め立てと護岸を繰り返し、3倍の大きさまで広がりました。
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続いて第2見学広場。
赤いレンガの建物は総合事務所跡です。 -
中央右寄りに写ってるのが、竪坑の入口へと続く階段です。
炭鉱マンたちはあの階段を上がって桟橋から竪坑へと急降下して行き、地下深くで危険と隣り合わせの業務にあたったそうです。
無事に仕事を終えて階段を自分の足で歩いて下りてくるときは、ほっとしたでしょうね。 -
護岸の跡
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プール跡。
シーズンオフは水を抜いたプールで子供たちが野球に興じていたそうです。 -
第3見学広場。
真ん中は、30号アパート。大正5年に建てられた日本最古の高層アパートです。 -
この島では人気の電化製品はいち早く普及したそうです。屋上を緑化して菜園を作るっていう発想も、現代的ですよね。
台風で閉じ込められる事を除けば、転勤族の奥様には意外と人気の赴任地だったりして・・・。 -
部屋の中が見えそうで見えない・・・。
見学ルートで入れない島の奥深くは、ストリートビューで公開されてるんですよね。 -
上陸時間は60分以内と決められてます。
そろそろ船に戻る時間。 -
これから島の周りをぐるっとまわります。
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高層アパート群は海上から見た方が迫力あります。
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閉山っていうと、なんだか会社vs社員の闘争の末・・・みたいなイメージがありますが、この炭鉱は組合側からの提案で閉山が決まったそうです。
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エネルギーの主役が石炭から石油にシフトしていく時代、労働者にとって転職するなら早い方が有利っていう判断があったそうです。
島を離れた翌日には次の職場と住むところが用意されてるほど、至れり尽くせりの円満閉山だっだそうです。 -
真ん中の小さな祠が、端島神社です。
拝殿は崩壊して、祠だけが残ってます。 -
白い灯台がチラッと見えますが、これは閉山後に建設されました。
操業時は24時間明かりがともっている島でしたが、無人化で真っ暗になっちゃいましたからね。 -
軍艦島の名前の由来は、軍艦土佐に似ていたから。
真っ暗な海に煌々と明かりを放って浮かぶ姿を見たかったです。 -
帰りは写真を撮るためにずーっとデッキにいました。
風邪ひきの夫はもちろん船室に。 -
女神大橋が見えて来ました。
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長崎港のクレーン群
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そろばんドック
地味に有名らしい -
出航した常盤桟橋が見えてきました。
海況に恵まれて無事上陸できてよかった。自分の足で歩いて当時の話を聞くことができて良かったです。
あとは夫の風邪が早く治りますように・・・。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2013/12/02 19:08:31
- 映画の1シーン
- a_aさん、ご無沙汰しております。
軍艦島、、、以前から興味津々。いつか訪問してみたい島です。
しかしなかなか機会がなく…
廃墟というのは、どんな理由があるにせよ、胸が詰まるものがありますね。
それにしても、この写真は見事。
まるで映画の1シーンのようです。
空と雲、そして軍艦島のコントラストが、打ち捨てられた島を象徴しているようです。
追伸:丹沢縦走記に投票いただき、ありがとうございました。
念願叶っての山行でしたが、体力的にはかなりきつかったです。
心残りは丹沢山から蛭ヶ岳の稜線をゆっくり味わえなかったこと。
次に行く時は、手前の丹沢山に泊まり、かの稜線は午前中に歩こう
と思います。
- a_aさん からの返信 2013/12/04 21:31:24
- RE: 映画の1シーン
- 琉球熱さん こんばんは
投票&メッセージありがとうございます。
琉球熱さんの丹沢縦走記、興味深く拝読しました。山小屋に泊まっての縦走は、私にとって未知の世界です。山小屋から見た下界の夜景、すばらしいですね。いつか大自然の中で朝を迎えてみたいものです。でも収容人数の大幅なオーバーは、勘弁してほしいですよね・・・。
軍艦島は写真や映像でしか見たことがなかったので、今回上陸できて嬉しかったです。今まで読んだ軍艦島に関する書物からは得られなかった、ガイドさんの実体験に基づくお話を聞けて、軍艦島の違った一面を知ることができました。
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