ウズベキスタン歴史紀行⑥テルメズ：仏教遺跡カラ・テパ

2007/04/06 - 2007/04/13

テルメズはウズベキスタン南部のスルハンダリヤ州の南端にあります。スルハンダリヤ州自体がアフガニスタンと国境を接しているため、州に入ると何度も検問がありました。テルメズからはアフガニスタン国境を望むことができます。

ここにはクシャーン朝時代の仏教遺跡、カラ・テパがあります。加藤九祚先生がこの時期に発掘をおこなっているということでしたが、実際に行ってみたらちょうど発掘隊と共に作業をしている加藤先生にお会いすることができました。そして発掘している所に入れてもらったり、お話を聞いたり、本当に一人催行料金を払ってまで来た甲斐があったと感激しました。

カラ・テパはクシャーン朝滅亡以後一時放棄されたことがありましたが、再び仏教寺院として使われ、玄奘三蔵がインドへ取経の旅へ行く途中にここに寄ったことがあります。

この時の旅行を本にして出版しました。
「世界史オタク　中央アジアを行く」（水原杏樹:著　文芸社）
https://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-13037-8.jsp

エリア その他の都市(ウズベキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: その他
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

シャフリサブズからテルメズまで車で四時間かかります。

途中、昔の鉄門の跡ではないかという場所。

鉄門

鉄門周辺

途中の道

テルメズ到着。ここがホテルです。

夕方着いたのでどこかへ行く予定は無し。ホテル周辺を散策します。

ホテル周辺を散策して写真を撮らせてもらいました。

ホテル周辺。

一夜明けて、いよいよカラ・テパ遺跡へ行きます。
日干し煉瓦の遺跡です〜♪

僧坊の跡らしきものが。

仏龕。

洞窟のよう。

洞窟のようなところを入っていきます

壁は人工的に掘った跡が。

日干し煉瓦の遺構。

床に柱があった所と思われます。

部屋が並んでいます。

アフラシアブよりずっと形が残っています。

人骨が…

壁に彩色

建物の跡が次々と…。

壁画の跡？

丘を利用して作られていて、石窟寺のようになっています。

仏塔の跡と思われます。

仏教寺院ですが、ひとつの街のようです。

発掘現場！

仏龕のようです。

回廊に囲まれた大きな建物の入り口。

中に回廊があります。

回廊の壁。

壁の中にさらに部屋。

回廊の端。

かまどの跡。

大きな仏塔の跡があります。ここは風が強くて日干し煉瓦の遺跡は浸食されやすいので、覆いで囲う必要があります。

カラ・テパ遺跡の近くにはファヤズ・テパという仏教遺跡があります。カラ・テパから見えます。

カラ・テパ見学終了後、ファヤズ・テパに向かいました。仏塔がきれいに修復されています。

カラ・テパより規模は小さいですが、修復されてきれいです。

仏塔。実はこれは覆いで、中には昔の仏塔が保存されています。隙間から少し見えます。

仏塔の基壇部分

ファヤズ・テパ。

きれいに修復されているような感じです。

ファヤズ・テパ周辺の風景