寧夏回族自治区旅行記(ブログ) 一覧に戻る
「十一世紀から十三世紀、シルクロードの中枢として栄えながら、瞬く間に滅び去った謎の国、西夏。偉大なる覇者チンギスハンを最後まで苦しめ、中国からの干渉にも毅然と対抗した独立国の矜恃。その孤高の歴史が埋れた砂の海を訪ねてみた。」<br /><br />で始まるNHKシルクロード。これをみて、随分と前から一度行ってみたいと思っていた西夏王国の陵墓を銀川に訪ねる。さすがNHK、よくできたコピーだ。これだけでも旅情を誘う。寧夏自治区は始めての旅、私にとっては28箇所目の省(自治区、直轄市)になる。<br /><br />10世紀に宋がおこったころチベット系タングート族が国を興した。自らを「大夏」と称した。宋から見て西にある「夏」の国という意味で「西夏」という<br /><br />西夏王国は中国が宋王朝のとき、契丹の遼、女真の金と並び栄えていたため、中国の歴史小説、武侠小説には強国としてよく出てくるのでそれも妄想を書きたてていた原因の一つ。<br /><br />西夏王陵は銀川市の西35キロにあり、賀蘭山の麓に位置する。なんと、東西45キロ、南北10キロにわたり墓群が広がっている。歴代の西夏王9人と高級官僚の墓だ。中国の中では最も整った形で残されている陵墓群だそうだ。私が行った時は三号陵しか解放されていなかった。<br /><br />銀川市内の旅行バス乗り場から一日二本の西夏王陵行きバスがでている。バスで行くと正味2時間の滞在になる。博物館も併設しておりじっくり見てしまうと時間が足りなくなってしまう。<br /><br />10月下旬の快晴の日、旅行時期は外しているので人もまばらでゆっくりと見て悠久の歴史に思いを馳せることができた。<br /><br />次は西夏王国の遺構で唯一残っている黒水城、カラホトに俄然行く気になってきた。ここから800キロ離れた砂漠の中なのでどう行こうか。来年の春かな。<br /><br />

中国 寧夏回族自治区 (1)西夏王陵

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2013/10/26 - 2013/10/27

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nao520

nao520さん

「十一世紀から十三世紀、シルクロードの中枢として栄えながら、瞬く間に滅び去った謎の国、西夏。偉大なる覇者チンギスハンを最後まで苦しめ、中国からの干渉にも毅然と対抗した独立国の矜恃。その孤高の歴史が埋れた砂の海を訪ねてみた。」

で始まるNHKシルクロード。これをみて、随分と前から一度行ってみたいと思っていた西夏王国の陵墓を銀川に訪ねる。さすがNHK、よくできたコピーだ。これだけでも旅情を誘う。寧夏自治区は始めての旅、私にとっては28箇所目の省(自治区、直轄市)になる。

10世紀に宋がおこったころチベット系タングート族が国を興した。自らを「大夏」と称した。宋から見て西にある「夏」の国という意味で「西夏」という

西夏王国は中国が宋王朝のとき、契丹の遼、女真の金と並び栄えていたため、中国の歴史小説、武侠小説には強国としてよく出てくるのでそれも妄想を書きたてていた原因の一つ。

西夏王陵は銀川市の西35キロにあり、賀蘭山の麓に位置する。なんと、東西45キロ、南北10キロにわたり墓群が広がっている。歴代の西夏王9人と高級官僚の墓だ。中国の中では最も整った形で残されている陵墓群だそうだ。私が行った時は三号陵しか解放されていなかった。

銀川市内の旅行バス乗り場から一日二本の西夏王陵行きバスがでている。バスで行くと正味2時間の滞在になる。博物館も併設しておりじっくり見てしまうと時間が足りなくなってしまう。

10月下旬の快晴の日、旅行時期は外しているので人もまばらでゆっくりと見て悠久の歴史に思いを馳せることができた。

次は西夏王国の遺構で唯一残っている黒水城、カラホトに俄然行く気になってきた。ここから800キロ離れた砂漠の中なのでどう行こうか。来年の春かな。

旅行の満足度
4.5
  • 西夏王陵へのバスがでる旅行バス乗り場。後方にはイスラム風建築物が見える。<br />

    西夏王陵へのバスがでる旅行バス乗り場。後方にはイスラム風建築物が見える。

  • ここの、「遊一」、10時発、片道八元。0900と1000の発で現地は1230と1330発になる。西夏王陵での滞在は約2時間強。聞いてみたが、このバス以外の公共交通手段はないようで、タクシーチャーターになると大体200元はかかる。王陵と博物館をじっくり見たい場合は止むを得ない選択になります。片道1時間と拘束時間を考えるとあながちふっかけているわけでもないかな。

    ここの、「遊一」、10時発、片道八元。0900と1000の発で現地は1230と1330発になる。西夏王陵での滞在は約2時間強。聞いてみたが、このバス以外の公共交通手段はないようで、タクシーチャーターになると大体200元はかかる。王陵と博物館をじっくり見たい場合は止むを得ない選択になります。片道1時間と拘束時間を考えるとあながちふっかけているわけでもないかな。

  • このバスは冬は寒いと思う。直通ではなく停留所ごとに止まるので西夏王陵行き路線バスです。入れ替わり人が乗り降りする。終点までは10人ぐらい。

    このバスは冬は寒いと思う。直通ではなく停留所ごとに止まるので西夏王陵行き路線バスです。入れ替わり人が乗り降りする。終点までは10人ぐらい。

  • 途中の銀川駅。かなり立派な駅舎だ。中はイスラム風になっている。

    途中の銀川駅。かなり立派な駅舎だ。中はイスラム風になっている。

  • 約1時間20分ぐらいで西夏王陵に到着。

    約1時間20分ぐらいで西夏王陵に到着。

  • 西夏文字が書かれた巨大な門

    西夏文字が書かれた巨大な門

  • なんと書かれているかは聞いたのだが忘れてしまった。

    なんと書かれているかは聞いたのだが忘れてしまった。

  • 門をくぐってすぐの電動バスで移動する。全員で10にんぐらい。ほぼあのバスで来た人達。

    門をくぐってすぐの電動バスで移動する。全員で10にんぐらい。ほぼあのバスで来た人達。

  • バスで三分ぐらい走ると先ずは博物館につく。その次のstopが陵墓前。

    バスで三分ぐらい走ると先ずは博物館につく。その次のstopが陵墓前。

  • テレビ、書籍でみた絵そのものなのでなかなか感慨深い。

    テレビ、書籍でみた絵そのものなのでなかなか感慨深い。

  • 後方は賀蘭山がせまる。賀蘭山は中国人であればだいたい知っている名前だ。かの有名な南宋の武将、岳飛のこれまた誰でも知っている憂国の詞「満江紅」にでてくる。遥か昔紀元前からこの山の先には匈奴などの遊牧民族がいて中華王朝と争いを繰り広げていたのだなあと感慨に浸る。<br /><br />怒髮衝冠,<br />憑闌處、<br />瀟瀟雨歇。<br />抬望眼、<br />仰天長嘯,<br />壯懷激烈。<br />三十功名塵與土,<br />八千里路雲和月。<br />莫等?、<br />白了少年頭,<br />空悲切。<br /><br />?康耻,<br />猶未雪。<br />臣子憾,<br />何時滅。<br />駕長車踏破,<br />賀蘭山缺。<br />壯志饑餐胡虜肉,<br />笑談渇飮匈奴血。<br />待從頭、<br />收拾舊山河,<br />朝天闕。<br />

    後方は賀蘭山がせまる。賀蘭山は中国人であればだいたい知っている名前だ。かの有名な南宋の武将、岳飛のこれまた誰でも知っている憂国の詞「満江紅」にでてくる。遥か昔紀元前からこの山の先には匈奴などの遊牧民族がいて中華王朝と争いを繰り広げていたのだなあと感慨に浸る。

    怒髮衝冠,
    憑闌處、
    瀟瀟雨歇。
    抬望眼、
    仰天長嘯,
    壯懷激烈。
    三十功名塵與土,
    八千里路雲和月。
    莫等?、
    白了少年頭,
    空悲切。

    ?康耻,
    猶未雪。
    臣子憾,
    何時滅。
    駕長車踏破,
    賀蘭山缺。
    壯志饑餐胡虜肉,
    笑談渇飮匈奴血。
    待從頭、
    收拾舊山河,
    朝天闕。

  • 内城の前面に壁で囲まれていた部分があったらしい。月城と呼ぶ。

    内城の前面に壁で囲まれていた部分があったらしい。月城と呼ぶ。

  • 月城の壁跡

    月城の壁跡

  • 陵塔。霊台とも呼ばれる。八角形の土台に円錐状に築かれている。高さは20m。

    陵塔。霊台とも呼ばれる。八角形の土台に円錐状に築かれている。高さは20m。

  • 円錐に見えるがもともとは八角形の塔のような形でそれが朽ちたものだという。

    円錐に見えるがもともとは八角形の塔のような形でそれが朽ちたものだという。

  • ひさしのようなものがあり、瓦があったと考えられている。

    ひさしのようなものがあり、瓦があったと考えられている。

  • 内城と呼ばれ、壁に囲まれている。

    内城と呼ばれ、壁に囲まれている。

  • 内城の正門。南門。

    内城の正門。南門。

  • 内城の門の跡<br />

    内城の門の跡

  • 崩れた城壁と賀蘭山

    イチオシ

    崩れた城壁と賀蘭山

  • 門の部分がよくわかる。

    門の部分がよくわかる。

  • 献殿

    献殿

  • 献殿と呼ばれる祭祀台は既に基底部分しかない。

    献殿と呼ばれる祭祀台は既に基底部分しかない。

  • 後方に見える賀蘭山。あの向こうに匈奴はいたのか。匈奴といえば漢代の李陵を思い出す。

    後方に見える賀蘭山。あの向こうに匈奴はいたのか。匈奴といえば漢代の李陵を思い出す。

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