2013/05/31 - 2013/06/09
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May822さん
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本日はこの旅一番の長距離移動!自力でトレドからバルセロナへ向かいます。マドリッドでの乗り継ぎ時間が30分なので少し心配ですが、先日コルドバから移動した際に駅構内の様子は下見済み。たぶん大丈夫!この移動が終われば、後心配なのは帰りの飛行機の乗り継ぎくらいか…。(列車のチケットはrenfeサイトで購入済み、詳しくは準備編をご覧下さい)
サンツ駅からは専用車と日本人ガイドさんを手配、
こちらから→http://carmen.chu.jp/index.htm
このサイトはバルセロナのお役立ち情報満載です。ガイドを頼まなくてもバルセロナに行くなら一通り目を通しておくのがおすすめ!
そんな訳で車移動を生かしてホテルのチェックイン含め、郊外を中心に観光します。教会でコンサートが聞きたいという母の希望で色々探してみたのですが、移動や時間などの問題もあってなかなかこれというものがなく、観光ついでにモンセラートで少年聖歌隊(エスコラニア)の歌が聴ける夕方のミサに参加することにしました。(昼のミサもあり)
全体の流れは、ホテルから9:45頃タクシーでトレド駅へ→10:25発Avantでマドリッド10:58着→→乗り換えて11:30発AVEでバルセロナサンツ駅14:40着→ここから専用車でホテルにチェックイン→コロニア・グエル教会→モンセラート観光→市街に戻ってサグラダファミリアでフォトストップ→ガイドさんと一緒にオススメのバルへ(ここで専用車とはお別れ)→夕食後はタクシーでホテルへ。
うーん、車とガイドさんが一緒の時に…と思って、またしても欲張りコースになってしまいました。
朝ゆっくりしたい皆さんの希望で遅めのスタートでしたが、効率よく色々回れて意外と余裕がありましたよ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
おはようございます。トレドの夜明けです。
-
イチオシ
タホ川に朝焼けの空が映ってとってもきれい。
うっかり寝過ごして朝日が登ってきてしまいました。もうちょっと早起きして暗いうちからみたかったな。 -
朝日を堪能したら、この旅一番期待のラインナップがハンパないというパラドールの朝ごはん(のはず)!
張り切って朝食会場に向かいます。朝早いのでほとんど人はおりませんが、早朝から活動する日本人のツアー客はすでに朝食も終わりかけ、さすが!
トレドの街が見渡せて、ステキなレストランです。
なんか人がいないのでパンフレットみたいな写真が撮れました(笑) -
噂通り品数豊富で楽し〜。
食いだめできないのが悔しいです。 -
朝食後は街を眺めながら食休み。
荷造りをしたらホテルでタクシーをお願いして、駅に向かいます。
10分くらいでスムーズに到着。早めに出発したので、駅で30分ほど待機。
タクシーは10ユーロくらいだったかな?忘れてしまいましたが、ぼったくられた感じはしなかったです。
トレド駅の駅舎はとっても素敵なので、ブラブラと見学して回ります。 -
これが全体像
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床のタイルがすごくかわいい
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所々にきれいなステンドグラスが。
ここは昔切符を買う窓口だったそうですよ。 -
そろそろホームで列車を待ちましょう。
街と反対のホームの向こう側はオリーブ畑と草原。
トレドからマドリッドへはAvantで。スペインの電車は時間に正確で、到着が遅れると払い戻しの制度があるので、たいてい少し早く到着します。 -
30分でマドリッドアトーチャ駅に到着。
さて、バルセロナ行きのAVEに乗り換えです。
電車を降りて人の流れに付いて出口方面に歩いていくと、有名な植物園のところに出てきました。植物園の前のエスカレーターから2階に上がって、AVEの待合室へ。
広いトイレやベンチがあり、かなりの混雑。それでも待合室まで10分もかからずに到着したので、トイレに行ったり、飲み物を買ったりと余裕がありました。
電光表示板で自分が乗る列車のホーム番号を確認し、近くでゲートが開くのを待ちます。 -
10分前くらいにゲートがあきました。車両を探してスムーズに乗り込みます。
AVEの荷物置き場が狭いという書き込みがあって心配していたのですが、無事置けました。
でもあとから来たアジア系の若者者が私達のスーツケースの上に無理やりスーツケースをぎゅうぎゅう押し込んでいて、ちょっと心配だなぁ…と思っていたら、夫が乗り出すようにギラギラ見張ってます。怖いおじさんにガン見されているので、入らないものは諦めて座席に持って行ってました。
座席の上の棚も大きいので、小さめのスーツケースなら乗ります。
というかみんなのせていました。 -
中はこんな感じ。(この写真はもしかしたらAvantかな?まあ、どちらもこんな感じ。)上部のモニターには現在地が表示されるので、今どのあたりを走っているのかわかります。
そしてなんと、またしても昨夜の残り物で夫が昼食用サンドイッチを作成していたので、車内で昼食。なんて安上がりな私たち…。
そうこうしているうちに列車は順調に走って定刻10分前にバルセロナに到着。わぁ〜、今日は怖いくらい順調。 -
サンツ駅でガイドさんと落ち合います。
バルセロナは日本人女性で現地の公認ガイドの資格も持っているTさんにお願いしました。
この公認ガイドさんと一緒だと、色んなモニュメントに並ばず入れます!
この日は混雑する場所に行かなかったのでわからなかったけど、翌日の市内観光ではとっても助かりました! -
さて、専用車に乗り込んで、まずはホテルに向かいます。
-
バルセロナでの宿はカサ・ミラ近くのCirca 1905 というB&B。
http://www.circa1905.com/
ここは部屋の内装のクラシカルかつシンプルな美しさと、マンションの一部をホテルに改装した隠れ家みたいな雰囲気にほれてセレクト。色んなサイトで悪い評価が全くないのもポイント。
立地もカサ・ミラのすぐ近くと便利な場所ですが、その割に静かでテラスとバスタブがあるのもgood。
それよりも夫はカサ・ミラが見えた時点で大興奮!
やっとここまで来たんだ〜。 -
ホテル自体はとってもステキなのですが、建物の入り口に段差、さらに古い小さなエレベーターまで5.6段の階段を登るのと、部屋まで自分で鍵を空けたりしながらドアをいくつも通過しなければならないのがちょっと面倒。
夫は自分が住んでるマンションみたいな気分になって面白いと喜んでいました。
個人で行ったら入り口が少しわかりにくいかな。ドアの横の番地を見るといいかも。 -
ホテル内はアンティークな家具が並べられ、とても落ち着いた雰囲気。
ロビーには自由に使える冷蔵庫やネスプレッソマシンがあり、いつでもコーヒーが飲めます。
お部屋は高い天井と窓、控えめな装飾がとってもステキ。広さも十分です。
が、ちょっと写真がいっぱいになってしまったので、お部屋の紹介は後日で。
ちなみにガイドのTさんが、あまり時間がないこともあって駅からホテルに「もうすぐ付くからチェックインの準備をしておいて」と連絡しておいたそうですが、特に何の準備もされていなくて「スペインてこの調子なのよ」とおっしゃっていました。
ホテルにしてみれば、来てからでいいじゃんということなんでしょうね。
とりあえずさっさと荷物を置いて、観光に出かけましょう! -
まずはガウディの最高傑作と言われるコロニア・グエル教会へ。車で1時間弱。
付近一帯はグエルさんの作った街で、地図のように教会以外にも見どころがありますが、私達は資料館と教会を中心にまわりました。
資料館はガウディのことだけでなくグエルさんの実業家としてのポリシーやチャレンジ精神、思想の素晴らしさにびっくり。芸術家としてのガウディもすごいけど、同じ時代にこのグエルさんがいて、才能を持った人たちをを助けた事が今のバルセロナを作っていったということがわかります。なかなか見応えがありました。
ここは中心部から離れてちょっと不便な場所なので、観光から外されることが多いようですが、何故か昔から日本人には人気の高いスポットなんだとか。日本のツアーではわりと組み込まれてたりしますよね。 -
さて、いよいよ教会へ。見るからに不思議な感じ。
この教会実は未完成で、完成後は次の写真のようになるはずだったんですって。 -
こんな感じ。ちょっとサグラダ・ファミリアに似た雰囲気。
まだ地下のほんの一部しか出来ていなかったと言うことがわかります。もうずっとこのままなんでしょうね… -
期待の高まるかわいい入り口。
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とっても独創的な外観
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教会の中は独特の光と曲線で、生き物のお腹にはいっているみたいな不思議な感覚にとらわれます。
床以外ほとんど直線のない作り、柱も全て違う素材や形で不思議にうねっていて、だるまさんがころんだの途中でピタッととまっている感じ!
目を離すとむくっと動き出すのでは…。 -
こんなステンドグラス見たことない!
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この椅子もガウディのデザイン座りやすさ、使いやすさをすごく考えて作ってあるそうです。椅子の背中に、後ろに座る人のための祈禱書置きが付いているのも面白い。
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動物の背骨のような天井の梁、自然のままなのかデザインなのか境目がわからない柱。
全部デザインだとすると、こんなRだらけの建築物、作った人は相当大変だったろうな…。
いつまでも見ていたいような面白い空間でした。
ああ、でもなんか三半規管がざわざわするかも。 -
外の柱もよく見たら全部違う素材で違う形。自然に生えた木のよう。
しかし、後ろのフェンスをなんとかして欲しい… -
次はモンセラートへ。
コロニア・グエル教会からさらに車で30分ほど郊外へどんどん山の上に登っていくと、ガウディーが建築の着想を得たというぼこぼこした山肌が見えてきました。これまた不思議。巨人が並んで立っているみたい。 -
車を下りて教会に向かう道筋に、屋台のおみやげ屋さんが並んでいます。
小さなカップに入ったフレッシュチーズを買ってその場ではちみつをかけてもらいました。カッテージチーズより少しとろみがある、さっぱりしたチーズ。はちみつをかけて食べるというのが面白い!
その屋台で、ローズマリーがまぶされたヤギのチーズとか数種類の真空パックになったチーズを買っておみやげにしました。
すごく美味しくて、もっと買えばよかった! -
修道院を中心に、お土産やさんやレストランもあり。
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修道院がいくつかあるので、シスターなんかも歩いていたりします。
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この岩山も動き出しそう!
どうしてこんな岩山になったんでしょう。不思議! -
ミサが始まる時間までまだ余裕があるので、ガイドさんの案内で教会内をまわります。
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まずは修道院付属の教会堂へ。
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教会堂へ続く中庭です。
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ちなみに某ガイドブックに記載があった、この中庭の中央(グレーのタイル部分)がパワースポットというのは何の根拠もなく、一部のロシア人がやり始めたためそんな話が広まってしまい教会側も当惑している…とのこと。
Tさんにガイドブックを見せたら失笑していました。
聖地ではありますが、真ん中は別にパワースポットではないそうです。
ちなみに私は言われるまで真ん中に立たなきゃ!と思ってました。 -
教会堂に入って、願いを叶えてくれるというカタルーニャ地方の守護聖母、黒いマリア像を目指します。
教会の中は撮影禁止だけど、マリア様への通路はOKとのこと。
夕方なので、ほとんど人がおらずとっても静か。 -
かわいらしい銅像
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祭壇。
中央のアーチの部分に黒いマリア像が置かれています。 -
この教会は色んな所に沢山のランプが下がっているのですが、どれも違うデザインで、同じ物がないんです。全部写真に撮ってコレクションにしたいくらい!
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通路にはステンドグラスや彫刻など色々な装飾があって、眺めながら歩くのが楽しいです。
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黒いマリア像に触るために昼間はこの階段に行列ができ、1時間以上並ぶこともあるのだとか。今は誰もいません。
私達は夕方(と言っても十分明るい)から行ったので、どこもガラガラでゆっくり見学出来ました。というのもここは不便な場所で、ケーブルカーなどの交通機関は17時半頃には終わってしまうため、それ以降は車か自力か(歩きや自転車の人もいました!)宿泊客、住民?しかいないのです。 -
祭壇裏の階段を上って行きます。
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黄金の部屋
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マリア像に到着。
右手に持った玉に触ってお願いごとをすると叶うんですって!
なんかいいことあるといいな。 -
教会裏手にあったモンセラートを象徴するタイル画。
山と聖母と少年聖歌隊が描かれています。 -
お参りした信者が灯すろうそくがきれいに並んでいます。
この1つ1つに色んな思いが込められていたりするのかな。 -
どこまでも続くろうそくの列。
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そうこうしているうちにミサの時間、観光客は殆どいません。
椅子に座って待っているとあちらこちらからパラパラと修道女・修道僧たちが集まってきて席につきます。
なんだか自分も修道院の一員になった気分。
よくわからないけど、お祈りと修道僧たちの賛美歌の後に、少年聖歌隊(エスコラニア)が3曲ほど歌いました。
エスコラニアは800年の歴史を持つヨーロッパ最古の少年合唱団で、彼らは寮に入って歌を学びながら暮らしています。こんな山の上って寂しくないかな。
全く知らない賛美歌でしたが、人も少なくてより神聖に感じました。
夏の間はお休みだったりするので、聞きたい方はこちらでスケジュールの確認を!
http://www.escolania.cat/index.php -
ミサ終了後は別ルートを通って街に戻ります。
車窓から見えたのは女子修道院とのこと。これまた人里離れた所に…
だからこそ清められるのかしら。 -
途中モンセラートの山がよく見える場所でフォトストップ。
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ここはスペインにいくつかある巡礼ルートのひとつだそうですが、神秘的で巡礼したくなる気持ちがわかる!
この山全体がパワースポットという印象でした。 -
俗世に戻ってきました。
これは闘牛場かな?
今はショッピングセンターになってます。 -
さて、とにかくバルセロナに来たからにはまず見ておきたいサグラダ・ファミリアでフォトストップ。
-
工事が中断していた期間なんかも半端じゃないから、古い部分と新しい部分の差がすごい。
しかしやっぱりコンクリートでじゃんじゃん作っちゃうのって、耐久性とかもそうだけど質感とか風情が全然違ってちょっと残念。
急ぐことないのに… -
よく見たら塔の1つ1つに名前?が。
入場観光は明日の予定。楽しみ〜。 -
それからガイドさんオススメのバルに連れて行ってもらいました。
車とはここでお別れ。
一日ありがとうございました! -
場所がよくわかりませんでしたが、後で調べたところ、ここですね。
Bar del Pla
http://www.bardelpla.cat/ -
地元の人しかいない小さめのバルで、店員の感じがよく料理も美味しいし活気があって、いい雰囲気。
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注文は皆の好みを考えていつも頭を悩ますのですが、ガイドさんがオススメを選んでくれて楽ちん〜。
個人ガイド付ってやみつきになりそう。(問題は予算か…)
左上はししとうのソテー?フライみたいなやつで塩気がビールと相性ばっちり。右上がお通してきなオリーブとパンコントマテ(pan con tomate)。このパンは色んなとこで食べたけど、ここのはパンがぱりっとしていておいしかった。中には作って時間が経ったのか、べしょっとしていて味も微妙で全然美味しくない店もありました。
したのは新タマネギのサラダ。タマネギが甘くてシャキシャキで美味しかった。 -
食べてみたかったマテ貝が無かったのが残念だけど、いろいろ頼んで地元バルの雰囲気も味わえて、満足。下の写真のお肉はイベリコ豚のステーキだったかな。
もう2件くらいバル巡り!と行きたかったけど、ここは我慢。
夕食を済ませ、ガイドさんとお別れして(明日の午前中もお願いしてますが)タクシーでホテルへ戻ります。 -
お部屋はテラス付き、そこで喫煙可ですが、おとなりのテラスに人がいる時は仕切りが鉢植えだけなのでちょっとお断りしたほうがいいかな。
テラス側の中庭みたいな部分は、レストランのテラス席のようで、夜は静かです。
なんと、この日この旅初めてで唯一の、何のトラブルも起きなかった一日でした!こんなにいっぱいいっぱいのスケジュールにも関わらず、全てが順調。すばらしい。あえて言うなら朝食で夫がパン2個黒こげにして朝食会場が煙くなったくらいか…
考えてみると、こんなにトラブル続きの旅って初めてな気がします。今日の平和が身にしみる。
そんなこんなで相変わらすの長い一日が終わりました。
お付き合いありがとうございます。
明日はいよいよサグラダ・ファミリアなど、ガウディ−建築を巡ります!
それでは、おやすみなさい。
その8 バルセロナ観光2日目ガウディめぐり
http://4travel.jp/travelogue/10825500
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