2013/05/02 - 2013/05/03
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frau.himmelさん
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Y子さんのメール友のGご夫妻にシュトルペンに連れて行っていただきました。
その時に、今日はピルニッツ宮殿まで連れて行ってあげることができなかったけど、時間があったらぜひ行ったほうがいいわよ。あそこもコーゼルのお城だったのよ、と。
ドレスデンに来る前は、ピルニッツ宮殿訪問予定の重要度は△印でした。
時間がかかることがその理由。
Gご夫妻に薦められると俄然気持ちが動き、やっぱり行ってみようかと・・。
シュトルペンでコーゼルの悲しい足跡を見た後ですから、華やかだった頃も見なければね。
その後、昨年駅まで行ったのに、すごすご引き返したソルブ人の街パウツェンも訪れます。
さあー、今日も一日頑張ろう!
-
ともかくお腹が空いた。
いつもは、それなりのレストランに入るのですが、今日はお店を探している時間がありません。
ともかく目に付いたお店に入りました。
ドレスデン城の傍、「アム・シュロス」ってお店でした。 -
私はいつものようにヴァイス・ヴァインを。
ザクセンの白ワインです。
冷たくて、口当たりが良くて、疲れた身体にジーンとしみわたりました。 -
お料理は、ライプティヒで食べられなかった「ザウアー・ブラーテン」を注文しました。
柔らかい牛肉、赤キャベツの酢漬け、クネーデル、それに上からかかっているグレイビーソースの絶妙なコントラスト。
やっぱりザウアーブラーテンはドイツの代表的なお料理だぁー! -
時間が時間ですから、お店の中は食事をしている人より、ビールを飲んでいる人のほうが多い。
庶民的なお店です。 -
シュトルペンで、逆境も負けず毅然とした晩年のコーゼル伯爵夫人の肖像画にとても感動しました。
もう少し足跡を辿ってみましょう。
アウグスト強王との蜜月時代、この愛の架け橋を渡って逢瀬が重ねられたのでした。 -
コーゼル夫人がアウグスト強王からプレゼントされたタッシェンベルク宮殿。
現在のケンビンスキーホテルです。 -
そのホテルの中にあるレストラン「ゾフィーンケラー」。
あ!しまったー、ここだったのね。
ここにはutamiumiuさんの旅行記で「コーゼルの涙」というカクテルがあるのだそう。
「コーゼルの涙」とは、シュトルペンの塔に幽閉されたコーゼル夫人は毎日泣き暮らし、その涙が塔の下のミントの葉に落ち、村の人々はコーゼルを哀れんでそのミントをお酒の中に入れて飲んだのだとか。
ここでお食事をすればよかったわ。もう遅い!
" -
外のテラスに陣取って、お料理をいっぱい並べて・・。
このおばさまの満ち足りた表情。
お人形です。 -
タッシェンベルク宮殿の前広場にあるこの噴水は、
「Cholerabrunnen:コレラの噴水」。
説明文を読むと、1841年から42年にかけてドレスデンに猛威を振るったコレラにより亡くなった方の慰霊の碑?。
ゼンパー・オーパーを造ったゴットフリート・ゼンパーなど当時の名工たちの作なのだそうです。 -
次にやってきたところはツヴィンガー宮殿。
これもアウグスト強王が建てたドイツ・バロック建築の傑作。
宮殿の中庭をお散歩している大勢の観光客。 -
アウグスト強王が、設計者ダニエル・ペッペルマンに、プラハ、ウィーン、ローマなどの建築物の勉強を命じ、かつベルサイユ宮殿などの様式を取り入れて、1719年に宮殿が完成したそうです。
この中に、アルテ・マイスター美術館が入っています。 -
マイセン磁器製のグロッケンシュピールが飾られた豪華な門
-
今回初めてツヴィンガー宮殿の名前の由来を知りました。
古い城壁と新しい城壁の間に建てられた宮殿だからとか。
あー、なるほどツヴィッシェン(間)がツヴィンガーね。
昨年訪れたときは回廊は修復中でしたが、今回は幕が外されています。 -
様々な彫像や彫刻で飾られた豪華な門、王冠の門を出るとそこには・・
-
そこはテアター(劇場)広場。
ゼンパーオーパーの発注者ザクセン王ヨハンの騎馬像を中心に、右は宮廷教会、左はゼンパーオーパー。 -
宮廷教会とヨハン王騎馬像。
とても絵になる風景です。 -
さて、ゼンパーオーパーといえば、リヒャルト・ワーグナー。
いえ、決してコーゼル夫人にかまけて忘れていた訳ではありません。
ここ、ゼンパーオーパーは、建築家、ゴットフリード・ゼンパーにより1841年に完成し、こけらおとしは、ドレスデンにゆかりのあるウェーバーの「式典序曲」とゲーテの「タッソ」が演奏されました。
そして翌々年にはワーグナーが音楽総監督をつとめたという世界的に有名な歌劇場です。 -
パリで失意の生活を送っていたワーグナーの元に、完成したばかりのゼンパーオーパーでの「リエンツィ」の初演の話が舞い込みました。
ドレスデンでの「リエンチ」初演は大成功。
1943年にワーグナーは、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の指揮者に任命されました。
ようやく注目を浴びだしたワーグナー、好事魔多しとはこのことです。
せっかく有名になり安泰した生活が送れると思ったのもつかの間、1849年、ドレスデンで起こった革命運動に参加して、ワーグナーは全国に指名手配を受けることになりました。
そしてリストを頼ってスイス、ワイマール、その後、指名手配も解かれ、ルートヴィッヒ2世との知己を得てバイロイトへと・・ワーグナーの足跡は続くのです。 -
ゼンパーオーパーの設計者、ゴットフリート・ゼンパーとワーグナーにも奇しき因縁がありました。
なんとゼンパーもワーグナーと同じドレスデン革命運動に参加し、失敗して指名手配されたのです。 -
ゼンパーオーパーの正面入り口、ゲーテとシラーの像。
ところでここに並んでいる人の列は?
聞いたら今夜のコンサートの立見席の順番を待っている人ですって。
世界的に有名なゼンパーオーパーでコンサートが聴けるチャンスよ!私たちも並びましょう。
並んでいると係員が声をかけてきて、チケットは中で購入しなければならないから中に入りなさい、と。
確か席料は立見席で15ユーロか20ユーロ(はっきり覚えていません)。 -
ゼンパーオーパーでコンサートが聴けるチャンスに興奮して、その時は舞い上がっていましたが、
よ〜く考えると立見席よ、ずーっと立って居なければならないのよね。
朝から歩き尽くめで、コンサートの途中で倒れたらどうしよう?
若い人と違って無理の利かない年齢だし・・。
ふっと我に返ります。
窓口の前で、ごめんなさいと言って引き返しました。
次回はちゃんと席を予約してもう一度訪れましょう。 -
その後、ドレスデン中央駅のインフォに寄りました。
明日、ピルニッツ宮殿とパウツェンに遠出しますので、前もってチケットを買っておきたいのです。
ザクセンチケットよりもっとお得なチケットはないかしら?
受付で聞きました。そしたら係りの人が、出力した紙を見せながら、
「ドレスデンからパウツェンまでは片道10ユーロ、往復20ユーロよね。二人で40ユーロ。だけどこのザクセンチケットは2人で27ユーロなのよ、これが一番お得よ。」って。
な〜んだ、それより安いチケットはないのね。
「解りました。じゃあ券売機で買います。」って出てきました。
全くどこまで図々しいの、このオバサンたち(笑)。
そう窓口で買えば27ユーロのところ券売機では25ユーロで買えるのです。
それから窓口で聞くと安いチケットを教えてくれることもありますので、利用したほうがいいですよ。 -
5月3日。
先ずはピルニッツ宮殿に向います。
ノイ・シュタットにあるホテル近くの市電停留所から、13番線に乗ります。
昨日買っておいたザクセンチケットは9時からしか使えませんので、ちょっと遅い出発になりました。
電車の窓から見えたノイ・マルクトの市場の様子。
朝早くから賑わっています。 -
市電13番線で32〜33駅通過して、着いたところはProhlis Gleisschleifeという停留所。
随分長いこと乗ったような気がしましたが、かった時間は30分くらいでした。 -
次に88番のバスに乗り換え、Kleinzschachwitz Faereまで12,3停留所乗り続けます。
これも25分くらいでしょうか。 -
地元の人が乗るバスの中はのんびりしています。
市電とバスを乗り継いで1時間強、ドレスデンの西から東へと横断した感じです。 -
私たちが乗ってきたバス。
-
船着場。
向こう岸にピルニッツ宮殿が見えます。 -
川辺では水鳥たちがのんびりと遊んでいます。
-
船が到着しました。
私たちはあの船に乗って向こう岸の宮殿に行くのです。 -
船から降りて、エルベ川沿いの花が咲き乱れる野原を5分ほど歩きます。
-
ピルニッツ宮殿に着きました。
奥に見える鮮やかな建物がWasserpalais、エルベ川に面した「水の宮殿」です。
手前の建物はFuegelgebaeude。
左右対称になっていて、川から見たら左側の翼の建物。 -
観光客が団体で来ています。
-
水の宮殿へ繋がる船着場。
ここにアウグスト強王が特製のゴンドラ船で乗りつけ、コーゼル夫人との逢瀬を楽しんでいました。 -
階段を登ります。
ここは右側のFuegelgebaeude。 -
テラスからエルベ川と船着場を臨みます。
アウグスト強王とコーゼル伯爵夫人も2人で眺めたことがあったのでしょうか。 -
エルベ川。
写真左側のチェコ方面から流れています。 -
遊覧船が通り過ぎていきます。
みんなこちらを見て、中には手を振っている人もいます。 -
老木をあしらったこのお庭がまたきれい。
-
サクラに似た花
-
これはボケの花?
まるで日本庭園みたい。 -
新宮殿と中庭。
ピルニッツ宮殿は、この地方の領主が建てた館を、1694年にアウグスト強王の兄ヨハン・ゲオルク4世が購入したものです。
彼はこの宮殿を側室に与えたそうです。
なお、ヨハン王は、ゼンパーオーパーの前の騎馬像のヨハン王とは別人です。 -
ヨハン王と、側室の二人が急死したので、弟のアウグスト強王の持ち物になります。
強王は1706年、この城をコーゼル伯爵夫人に贈ります。
二人の仲が最も熱かった時期でした。
真ん中にチューリップを配した花壇が印象的です。 -
大勢の団体客。
みんなニコニコしていますね。 -
この屋根の形が面白い。
東洋調っていうのでしょうか。
当時、ヨーロッパの王侯貴族の間では、まだ見ぬ東洋に強い憧れが抱かれていました。
この屋根もその現れです。 -
チケット売り場です。
前もって、宮殿の見学はしなくてもいいわよね、と話し合っていました。
この後、パウツェンに行くので、時間がそんなにないのです。
それに、私が一旦博物館の中に入ると何時間掛かるかわからないし、コーゼルの歴史はシュトルペン城塞で勉強したからいいわね、と。 -
ただ、ここに日本からもたらされた樹齢230年余といわれる椿の大樹があるらしい。
それだけは見たい。 -
ここが椿の木がある庭園の入り口です。
ところがここも入場券がないと入れないとのこと。
これから入場券を買いに引き返すのも面倒だし、それに券を買ったら館の中も見たくなる・・。
諦めよう! -
入り口の写真で我慢して・・。
今は椿の花の季節でもないしね・・。 -
もう11時半を回っているし、これから1時間近くかけてドレスデン中央駅に引き返し、パウツェンに・・。
急がなきゃ!
出口がわからないので、再び「水の宮殿」の方に回ることにします。 -
途中にあった案内板。
コーゼル伯爵夫人と昨日訪れたシュトルペン城の説明があります。 -
こちらはアウグスト強王の兄ヨハン王。
最初にこのピルニッツ宮殿を手に入れた人物です。 -
結局もと来た道を引き返し・・。
新宮殿は、アウグスト強王が1718年にコーゼル夫人を追放した後に建築されたものです。。 -
今まで、エルベ川の氾濫によって増水した水位が記録されています。
2002年の氾濫は大変だったのですね。黒矢印のところ。
今年(2013年)もこの付近は大変な被害にあったそうですが、どの付近まで水が上がったのでしょうか? -
2002年には2階のバルコニーのすぐ下まで浸水したそうですから、1階部分はほとんど水に浸かってしまったことになりますね。
-
可愛い陶芸用品のお店がありました。
ちょっと覗いてみましょう。 -
みんなステキです。
お土産にお持ち帰りしたいけど、まだまだ荷物を増やすわけには行きません。悔しい・・。 -
コーゼルとアウグスト強王の船着場を後にして・・
-
この渡し船で向こう岸に・・。
-
ピルニッツ宮殿を横目に眺めてドレスデンに戻ります。
帰りは88番バスで途中のSバーンの駅まで行き乗り換えて中央駅に出ました。 -
パウツェン行き列車の出発まで少し時間があることだし、お昼も過ぎています。
中央駅のフードコートで軽く昼食をいただきましょう。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- utamiumiuさん 2013/10/15 12:57:37
- こんにちは〜(*^_^*)
- frau.himmelさん
さっそく一票をありがとうございました。
何のかんのとあわただしい日々を過ごしていてなかなか旅行記のアップができませんでした。
きのうは本当にめずらしく孫も来ない、夫も趣味に打ち込んでいたのでPCを占領できました。
ところであの、泉!何気なく何回か通り過ぎているのに、ペスト記念とは初めて知りました。
次回はあらためてあの泉の前に立ちたいと思います。
そしてゼンパー氏も革命運動に加わっていたのも初めて知りました。
彼の銅像も改めて違う感慨をもって次回は眺めたいと思いました。
やはりfrau.himmelさんの旅行記は勉強になりますね〜。
ツビンガーは渡し船を使わないで路面電車とバスで行くともうちょっと早く着けますよ〜船着き場から入るところと宮殿を挟んで反対側にバス停があります。
ただバス停から宮殿まで美しい公園と並木道があり朝市なんかやってると寄り道して余分に時間がかかるかもしれませんが。
去年は友人がすっかり朝市にひっかかり宮殿入口に着くまで1時間以上時間を取られてしまいました。
ま、またそれも良しですが。(*^_^*)
ところでゼンパー歌劇場の当日券ですが。
ツーリストインフォメーションの窓口でも当日あれば買えます。
そこで買えなくても諦めないでゼンパーの前を開演数時間前にウロウロしていると必ずダフ屋がすり寄ってきますのでチケットは手に入ります。
立ち見ほどの安い席はなかなか手に入りませんし演目、出演者の人気にもよりますが60ユーロ〜80ユーロくらいのチケットは手に入ります。
ダフ屋は料金交渉ができます。前回2枚買うからと言って二人で10ユーロほど負けさせました。
開演時間が近づくほど買い手市場になるので次回はお試しください。
- frau.himmelさん からの返信 2013/10/17 21:04:20
- RE: こんにちは〜(*^_^*)
- utaさん こんばんは。
返信が遅くなってごめんなさい。
> 何のかんのとあわただしい日々を過ごしていてなかなか旅行記のアップができませんでした。
本当に旅行記をアップするのってなかなか思うようにいきませんよね。
私も焦りながらも開き直り、あ〜〜また今回も1年がかりのアップか〜〜、
なんて思っています。
ところでいろいろドレスデン情報をありがとうございます。
ホントにいろいろご存知ですねぇ。
> ピルニッツは渡し船を使わないで路面電車とバスで行くともうちょっと早く着けますよ〜船着き場から入るところと宮殿を挟んで反対側にバス停があります。
あらっ、ほんと!
ドレスデンの交通経路地図をじーっと眺めてあの方法で行きましたが、もっと早く行けたのですね。
今、もう一度路線地図を見てみましたら、11番の路面電車と63番のバスで行けましたね。それに何やらそちらの方が朝市などあり楽しそうでしたね。
それからゼンパー劇場の入場券のことも、utaさんの旅行記でダフ屋でチケットを買われたと拝見して、やっぱり旅慣れていらっしゃるーと思ったのでした。
utaさん、とても優雅な旅をしていらっしゃいますね。
古城ホテルや一流ホテル、それにステキなレストラン、とても余裕のある旅で羨ましい限りです。
続きの旅行記楽しみにしています。
himmel
-
- norisaさん 2013/10/06 07:21:50
- ゼンパーオーパー、ツヴィンガー、ピルニッツ---!
- frau.himmelさん
おはようございます。
立ち見では体力がーー。
わかります。いくら楽しみでも何時間もはーー。
次回は予約で座席を確保して楽しんでくださいね。
(ここが今も使われているとは思いませんでした!)
ツヴィンガーの名前の由来も初耳です。
そう言われればーー!
名前はとにかく、立派な宮殿ですね!
そしてコーゼル夫人のお城。
エルベ川沿いにあるのですね。
往時の権勢がしのばれます。
ところでfrau.himmelさんのご忠告を忠実に守り(笑)バッハウ渓谷を投稿しました。
次回で大団円?を迎えます。
今度はどこに行こうかしらーーー。
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2013/10/06 11:09:28
- RE: ゼンパーオーパー、ツヴィンガー、ピルニッツ---!
- norisaさん おはようございます。
> 立ち見では体力がーー。
> わかります。いくら楽しみでも何時間もはーー。
そうですね、世界的に有名なゼンパーオーパーでコンサートが聴ける〜〜〜!
舞い上がったのですが、落ち着いて考えると・・、まだ冷静さが残っていました。
次回はぜひ予約して・・
ドレスデンは何回か訪れているものの、名所が多くて、なかなか見尽くせません。
今回もピルニッツ宮殿を入れたのでいくつか予定を絞りました。
でも、再訪の理由付けにもなりますし、これでよかったと思います。
norisaさんは次回が最終回ですか?
とっても楽しく拝見させていただいたので、大変残念です。
次はどこにいらっしゃるのでしょうか・・・。
himmel
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