2013/09/06 - 2013/09/13
216位(同エリア588件中)
kimiさん
ずーっと憧れていたぺトラにいよいよ突入!
インディジョーンズの最後の聖戦を見てから、行きたいと思い続けていた場所に立てて思わず感無量で泣いていたのは私です。
このご時世(シリアにアメリカが攻撃するとかしないとか)で一度はこの旅行をあきらめようかと考えていましたが、本当にここに来てよかったなと思えた瞬間でした。
この旅行を考えたとき初めはツアーを選択していたのですが、ネットからヨルダン在住のツアーコーディネーターの木村さんの存在を知り、旅行のアレンジをお願いしました。(木村さんのことを知りたい方は http://picturesque-jordan.com/index.htm へ)私の行きたい場所だけを取り入れた個人ツアーで大満足。そりゃ大変な事とかイライラした事も発生しましたが、満足のいく結果となりました!!
では、今日と明日夢のぺトラを十分に堪能したいと思います!!
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヨルダン到着1日目の朝。現在5時50分。6時にレストランが開くので、前の椅子で開くのを待っております。7時にはぺトラのビジターセンターが開くので、それと同時にぺトラにいきたいんですね〜。
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こんな朝早くから観光しようなんて考えるのって日本人くらいかしら。
人気が全くないレストランでお食事です。 -
今日からがっつり歩く予定なので朝食は多めに摂ることにします。
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満腹〜♪ さーさっそく用意をしてぺトラへ出発です。
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ホテル前のぺトラ入口、ビジターセンターで2日券を購入し喜び勇んでぺトラに向かいます。
その前にここで絶対買いたいものが。
それはインディジョーンズがかぶっていた帽子!!
私の目的はぺトラでインディジョーンズごっこをすること。
なので小道具には帽子が欠かせません。
入口にあった土産物屋さんでねぎって(←お約束)帽子を購入。
早速かぶってぺトラへの道を歩き出します。
ぺトラへはシクという道を通っていくのですが、そこにたどり着くまでにも長い道があります。 -
その両脇にも見どころがあります。
これは「ジン ブロック(精霊の岩)」紀元前一世紀に建てられたお墓だそうです。 -
「オベリスクの墓」ぺトラ独特の岩窟建造物の一つです。実は上の部分が「オベリスクの墓」で下の部分が「トリクリニウムの墓」と呼ばれ上と下は別物だそうです。上の「オベリスクの墓」はヘレニズムやオリエント、特にエジプト風の装飾がされています。
話はかわりますが、ビジターセンターからシーク入口まではお馬さんに乗れます。ベドウィンの方々が口々に誘ってきますが、強く「No Thankyu」といえば引き下がります。この強く!!というのがポイント。
大きな声で相手の顔を見て笑わずに言い切る!!
これで結構すぐに引き下がってくれました。 -
そしていよいよ「シーク」に入っていきます。
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シークの両脇には水がぺトラへ供給できるように水が流れる道がつけられています。土管も利用されていたそうです。
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まだ、時間が早いためほとんど人がいません・・・。
清々しい空気の中ぺトラへ向かいます。 -
もう、このへんは大興奮していまして、10歩歩くごとにシャッターを切っていたのを覚えています。
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よくよく考えてみると、よくこんな場所に都市をつくったもんだよな〜。
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ここでシークについて。シークとは切り立った断崖に挟まれた細く狭い道のことです。もともとは地殻変動でできた岩の裂け目で全長は2kmに及びます。(ちなみにビジターセンターからシクまでは1.5km)
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この裂け目はムーサ川の河床に沿っているのですが、ナバテア人はぺトラの街の入り口として利用できるように、少し北にあるトンネルの方向に川の流れを変えて、洪水に対してシークの入り口に堰を作ったりしました。
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そんな場所に自分が立っているなんて不思議です。
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さーどんどん進んでいきます。
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頭上にせり出している崖の高さは60〜100m
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どんどん
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どんどんどん歩くと・・・
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あ、あれ・・・
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あれ、あれ!!
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あれです!!!
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ぺトラーーー!!!!
ここで泣き出していました。
もー感激です。
他の人のブログでは大したことはないと書いていたりしますが、私にとってはNO1の場所です。
ずっと、この遺跡が見たかった。 -
クロネコで記念撮影。もちろん私自身も撮りました。朝早すぎてあまり人がいなかったですが(笑)なんとか頼み記念撮影も無事にすみました。
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ぺトラは今も発掘作業中。
この「エルハズネ」の下に新たなる入口が見つかったのはつい最近の話です。 -
下から見上げてもでかい・・・。
昔は中に入れたそうですが、今は駄目です。もちろん中に聖杯はありません・・・。 -
本当はずっとみていたかったのですが、とりあえず今日は一気に「エドディル」まで登り切り、ゆっくり戻りながらいろいろ遺跡を見る予定。
日本人というか、私は暑さには弱いタイプ。
以前エジプトに旅行に行った時ですが、現地のガイドさんに「日本人は暑さに弱いので朝〜午前中と夕方しか観光できないんだよね。お昼は休憩を取らないとダメ」といわれました。考えてみれば現地の人の生活スタイルだと思うけど、確かに理に適っていると思います。
なので、昼の暑い時間の見学は避けたいな〜と思い朝早くからうごいております。 -
エルハズネからファサード通りを通ります。この脇には写真にあるような岩窟建造物が立ち並んでいます。
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右向いても左向いても立派な建造物が立ち並んでいます。
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「アーンの墓」紀元後70年ごろに作られたお墓です
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「シルクの墓」かな・・・。
アーンの墓から始まり横にシルクの墓、コリンシアンの墓、宮殿の墓と横に連なっています。 -
エドディルへ向かいます
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柱廊通りが見えてきました。
ここは551年の地震でほとんど崩壊してしまったそうです。 -
柱廊通りの途中に神殿の入り口に連なる階段があります。これを登ると・・・
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第一の広場に出ます。ついでその奥には更なる広場があり大きな神殿がそびえています。
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階段上から凱旋門を見下ろしたところ
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凱旋門はぺトラで最も重要な神域へ通じる門で、道路に面したファサードは4本の円柱で飾られ、その柱頭に動物神の像が施されていたそうです。
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「カスール アル ビント」
「カスル アル フィラウ」「ファラオの娘の宮殿」とも呼ばれ、ドュシャラ神に捧げられた神殿で発掘の過程で様々な遺物が発見されました。
現存する唯一の組石建造物で、ナバテア時代のものです。
オボダス3世紀に建てられアレタス4世の時代に完成されたものと考えられ、特別な宗教儀式に用いられた場所です。 -
「カスール アル ビント」前を通りレストラン(バシン)を通り抜け、いよいよ「エドディル」につながる山道に来ました。
前情報では、歩くと1時間ロバで20分・・・。
ちょっと見てからすぐに引き返し「ヘイ!ドンキー!!」
結構な坂道だし、暑くなってきているし、足腰弱いし(?)、時間節約したいし等々考えドンキーちゃんをチャーターしました。確か6ディナール。 -
本当に結構な坂道です。日本人の観光客の方に「やっぱり大変ですか?」と聞かれました。実は私が途中まで坂を見に来て、戻って行ってドンキーを雇ったのを見ていたらしく聞いてこられました。
はい、私には無理です。
ただ、ドンキーも結構というかかなり怖いです。細い道の上に横は崖。
ドンキーちゃんが足を踏み外したら私は奈落の底です。 -
こんな頭注意の場所もあるし。
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私を「エドディル」近く(ここポイント。エドディルまでは連れて行ってくれません)まで連れて行ってくれたドンキーと馭者さんです。
実はこのドンキー私の信頼を裏切り、何故か崖のほうへよろよろと歩いていくではないですか!?
「えっええ!!」ビビる私を乗せたドンキーと崖の間に馭者さんは素早く体を滑り込ませ落ちるのは防いでくれました。
もう、ドッキドキです。
さっきの感動の涙とは違う涙が眼尻に浮かんでいます。なのに、平然と帰りも乗れとアピールしてくるではないですか!?
実は帰りは歩こうと考えていたので、行きしかチャーターしなかったのです。
「でも、私、今確実に死にかけていなかった?」
もう、丁重にお断りです。 -
ドンキーを降りてエドディルまでゆっくり歩きます。
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まだかな〜♪まだかな〜♪と思っていたら急にドカーンとあらわれました。
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「エドディル(修道院跡)」です。
映画でいえばトランスフォーマーリベンジの舞台にもなった場所です。
高さ45m 幅50mと大きさでいえばエルハズネより大きいです。
印象はどっしりとした荘厳な感じ。エルハズネは華麗。 -
エドディルは上から見下ろすことができます。
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崖のぼり開始
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登り切りエドディルを見下ろします。
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違う方向をみればはるか彼方まで広がる荒野。
こう見ると日本って本当に緑や水に恵まれた土地なんだなと感じます。 -
クロネコで記念撮影。
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エドディルを見終わり元来た道を戻ります。脇にはお土産物屋さんがならんでいたりします。
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くだり道なのでそこまで辛くなく歩けます。これ、行きにドンキー利用してよかった。ちゃんと歩いていたら足がガクガクだったな。
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ちょっとずつ暑くなってきているのを実感。とりあえず、一休みします。
他の日本のツアーの方々もちらほら。そこで聞くともなしに聞いていたのですが、エドディルまでのドンキー利用料金や今夜のぺトラバイナイトの料金も少しお高め。人を介するから仕方ないのか。 -
ぶらぶら遺跡を観つつ悩み事が。私のもう一つの目的の一つがエルハズネを上から見下ろす場所に行き写真を撮るという目的があったのですが・・・。明日にしようかな〜と思ったけど、今日思ったより早く時間あいてきたし、いっちゃおうかなあ。
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エルハズネを見下ろすポイントに行くのはこの岩窟建造物が彫られている山(?)を回り込み登っていく方法。
ざっと1時間以上はかかる予定。 -
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遺跡を見ながら悩んでいると、ベドウィンのお兄ちゃんに声をかけられる。「エルハズネを見下ろすポイントに行く道を知っている。近道なので30分で行ける」というようなことを話し出すではないですか。
(30分か・・・。ガイドは雇わなきゃと思っていたしいいかも)
なぁーんて考えたのが馬鹿でした。 -
崖の間に建つ木の橋を見たときから悪い予感が・・・。
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崖です。そう崖。彼のいう近道とはこの崖を登る事!!
そりゃ近道だよね。まっすぐに行くんだもん。
でも、ここでロッククライミングって。無理でしょ!! -
ちょこっと階段ぽい所もあるから道なのかもしれないけど、やっぱりほとんど崖のぼり。途中でリタイアさせてもらいました。
本当に命の危険を感じた瞬間です。
本日三回目の涙ポイントでした。 -
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何とか無事に平地にもどってきました。昼ごはんも食べず歩き回っているけどお腹があまり好かない。とりあえず、珍味を食べる。塩を供給しないとね。
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ところどころにお土産物屋さんがあるので、冷やかしながらエドディルを再び目指します。
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エドディル到着。午後になりちょっとくすんだエドディル。
明日は光があたったバラ色のエドディルを見る予定。 -
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観光用にラクダがおります。私も乗っちゃいました。
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一回目の観光はこれで終了。お昼寝のためにホテルに帰ることとします。
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ホテル到着。とりあえずホテルのラウンジにて昼食をとることに。ハンバーガーを注文したのですが、これがベストチョイス!!
すっごく美味しい。肉はジューシーだしバンズも美味しい。そしてボリューム満点。
ヨルダンでの食事ベスト3圏内には確実にランクイン。
大のお気に入りです。 -
食事後、お昼寝をして体力が復活したのでぺトラバイナイトに向かいます。
エルハズネまでまたあの長い距離を歩かなけれなならないのですが、両脇に蝋燭が灯され幻想的な零囲気のなか足が進みます。
写真の奥にエドディルがあります。観光客はゴザが引かれたところに座り、チャイを飲みながら、現地の楽器を使った音楽や歌を聞くというアトラクションでした。 -
エジプトのアブシンベルでのショーでは、レーザー光線をつかったり、昔の物語がバーンと遺跡に映ったりして楽しめることは楽しめるのですが、私はこのぺトラの演出のほうが気に入りました。
何か2000年前に戻ったような気がして。
昔の隊商もこうやって、ぺトラを訪れ音楽を奏でたり、聞いたりしたんだろうなぁと思いめぐらすことができました。
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