2013/09/17 - 2013/09/20
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櫻さん
台風18号が通過した日本を飛び立ち、そして台風19号が接近中の台湾に上陸。
前日は台風の影響なんだか暴風雨に見舞われ、計画も髪の毛も乱れに乱れまくりました。
天気予報によると、台風は台湾南部(高雄・屏東方面)を通過する模様。
本日(9月19日)、台湾原住民好き仲間の“トロピカルおやじ”さんも台湾に上陸します。
行き先は高雄だそうで…。
出発前に「日頃の行いがイイから天気も大丈夫」な~んて言ってたんですがねぇ。
旅の3日目。
今回の旅は『台湾近代史を学ぶ』もテーマにしています。
この3日目はそういった足跡を廻る日と、当初は計画していました。
しかし生憎の天候に振り回され、この日に訪れる予定の場所を前日に前倒ししたりと色々変更箇所が続出。
それでも、計画通り「3日目に訪れよう」と出向いた場所もあったんですが、ここで私はもう1つの事象に振り回されることとなります。
それは
「中秋節」
という名の祝日。
念入りに計画していたわりには、肝心な部分を見落としていた今回の旅。
それではご覧下さい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
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-
前日の悪天候とは打って変わって、今日はなかなかの晴れっぷり。
これは思わず浮き足立ってしまいます。
コンビニで買った生野菜サラダとか、前々日に買った『哈爾濱東北大餅』の“葱花千層大餅”とか、前日に買った牛角パンでお腹を満たして、いざ出発! -
これも見ないと、台湾に来た感じがしないですよね。
『台北車站』。 -
青空の下、思わずスキップをしたくなる衝動を抑えて、まずはこの界隈にある歴史的建造物を巡ります。
しかしながら、深い知識は持ち合わせていません。
あくまで外観をサラッと撫でる程度なので、数軒ほどお付き合い下さい。
最初は『監察院』。 -
竣工されたのは1915年。
設計者は森山松之助という人で、この方は近代台湾の建築に於いて重要な1人だったそうです。
私達日本人が知らない(教えられていない)偉大な日本人が、この時代の台湾にはたくさんいます。
ちなみに『監察院』とは、「憲法に従って国民の権利を守る役所で、国の各機関や公務員を監督、調査したり、財政状況の監査、国政調査などを行う、国のお目付け役のような機関」とのこと。
ふ〜ん…。 -
お次は『濟南教会』。
監察院のスグ近くにあります。
竣工は1916年、やはり日本人の井出薫という人の設計です。
日本統治時代に「日本基督教団 幸町教会」として建てられ、戦前は日本人専用の教会として利用されていました。
戦後は「台湾基督長老教会 濟南教会」となっています。
本省人と外省人の対立の舞台となった場所でもあるそうですが、現在は共同運営しているそうです。 -
危ないよ〜。
-
この辺りは行政機関が多くある、日本でいうなら霞ヶ関みたいな所だと思うんですが、こういった街並みを見るとやっぱり南国ですね〜。
-
続きまして『台湾大学医学院附設医院旧館』。
1924年の竣工で、やはり日本人の近藤十郎という方が設計しています。
当時ではアジア最大の病院だったそうです。
本当に台湾という国は、統治時代の建築物をキチンと保存・管理してくれてますね。
台湾と日本、当時の建築物が残っている数はどっちの国が多いんだろう? -
こちらは『旧 三井物産舊舎』で、現在は台湾土地銀行の建物となっています。
1940年代前半に建てられたものらしいですが、これまでの建築物に比べると比較的地味。 -
その左隣は『旧 日本勧業銀行台北支店』で、こちらも現在は台湾土地銀行の建物です。
こちらは立派ですね〜。
内部は国立博物館の土銀展示館にもなっています。
台湾にも「倍返しだ」とかなんとか青スジ立てながらわめき散らす銀行員、いるんですかね? -
そしていよいよ、この歴史的建造物巡りのクライマックス『総統府』に到着!
平日の午前中なら一般の人や旅行客でも内部見学が可能とのこと。
「台湾近代史を知りたいなら、是非ここに行け」というアドバイスを色々いただきました。
それでは、いざっ!
と思ったら…。 -
時刻は見学開始時間の9時5分前。
見学者専用の入り口にまわると門が閉まってます。
「まだ時間前だからかなぁ?」なんて、門の横の「見学方法」みたいな案内板を読んでたら、不審者を怪しむかのように憲兵のお兄さんが近づいてきて「どうした?」みたいなことを聞いてきました。
なので私も「見学したい」みたいなことを告げると、お兄さんは一言
「今日はノー」
と胸元でバツ印。
ノー?
ノー?
ノー?
どういうこと?
あっっっ!
今日は中秋節!!
会社とか公共機関はお休み!!!
台湾はいわゆる祝日!!!!
ということは、ココもそうだったーーーーーーーーーー!!!!!
ひ〜〜〜〜〜(涙) -
呆然としながら眺める総統府。
瀟洒なレンガ造りがなんとも青空に映えること…。
こんなに美しい青空に反し、私の心は前日のようなどしゃ降りの雨。
ガックリうなだれながら、来た道をトボトボと引き返しました。
フッと「明日はどうか?」と聞いときゃ良かったと思ったんですが、もう引き返す気力もない。
今日(木曜日)を含めて土日まで4連休になると、事前に見ていた台湾の年間カレンダー(見てたのにっ!)に書いてあったような…。
だから、もしかすると明日も見学できないのかもと、勝手に結論付けました。
総統府行きをオススメしていただいた皆さん、申し訳ありません。
今回の旅で2度目の痛恨過ぎる凡ミスを犯してしまいました。 -
しかし、見学できないものをグダグダいつまでも悔やんでたって仕方がない。
もう二度と台湾に来られないわけじゃないし。
次また来た時に、見学に来ればいいじゃな〜い♪
気を取り直して。
本日の次の予定、本当は前日に行くはずだった金山に向かいます。
台北市内の天気は絶好調だけど、金山は海に近い。
昨日のような天気になる可能性もありますが、もうこれ以上後悔したくないの。
イケイケどんどん。 -
台大病院のそばに金山行きのバス停があります。
皇家客運9時半発。
30分〜1時間おきの運行と決して本数は多くありませんが、バス停に着いて15分ほど待ったら次のバスが来ました。
ツイてないばっかりじゃないのよ。 -
またウトウトして、目が覚めたら外こんな。
-
なんも見えねぇ。
-
この路線は台北市内から陽明山を越えて金山に向かいます。
山の上はやはり天気が悪かった。
途中で停まった陽明山温泉の宿泊施設。
家族連れなどが降りて行きました。
連休を温泉で過ごすのね〜。 -
撃破。
漢字表記のみだから仕方ないけど、なかなか物騒に感じる。 -
バスに揺られること約1時間半。
金山到着。
ちなみにこの路線、山道をウネウネ走ったりアップダウンが激しいです。
車酔いしやすい方にはオススメできません。
運賃、いくらだったっけなぁ?
悠遊カードを利用できるのでピッピと乗り降り。 -
天気はご覧のようなドンヨリ曇り空でしたが、降りそうで降らない、駆け引き上手な金山の空でした。
-
ガイドブックとかでよく見る入り口だわ〜。
-
時刻は昼前。
ぼちぼち賑わい始める頃です。 -
この辺りは芋が名産物なんですよね。
私のお口の恋人・芋頭まであるじゃな〜い♪ -
ここも有名なお店ですよね。
鴨肉が食べらます。
食べたいけど、量がね…。
一人旅のとき何が悲しいって、大皿料理をアレコレ食べられないこと。 -
ご臨終。
-
鴨が鴨を食えと誘うシュールな光景。
-
この鴨屋の近くには廟もあります。
-
鴨のかわりにアイスを食べる。
『雪豹冰城』。 -
メニューはこんな感じ。
違いが分かりませんが、3つで30元か65元を選べる。
私は65元の方にしました。
なぜなら。 -
そりゃもちろん、芋頭があるから。
ご覧になって、神々しく輝くこの薄紫色。
他に甘藷(さつまいも)と芒果をチョイス。
芋頭はもはや説明不要。
甘藷はゴロゴロと粒状の物が入ってて芋独特の甘さがあって美味しかった。
芒果はいささかビミョー。
台湾のアイスって日本のと比べると、シャーベットに近い食感です。 -
店内で座って食べました。
『雪豹』というだけに、あの後姿の豹がマスコット。
キュッと引き締まった尻を見ながら食しました。 -
お次はお土産探し。
『阿玉マラウ』。
真ん中に座ってる可愛い笑顔のおばあちゃん。
袋や店先には彼女の顔のイラストが描かれています。
そこまで全力で自分の顔をフューチャーしてたり、この写真でちゃっかりカメラ目線で笑顔を向けたてわりに、撮り終わった後、
「いやだ、撮られちゃったわ♪」
と恥らってました。
かわい〜。 -
種類も豊富。
試食もし放題。
なんていうのかな〜。
球状のふ菓子のようなものの周りを色々な味でコーティングしてます。 -
さつまいも
ピーナッツ
ゴマ
かぼちゃ
ココナッツなどなど
色々ある中から私が選んだのは、当然。 -
バカの一つ覚えな芋頭。
-
老街の中ほどには、こんな趣のある建物も。
-
老街入り口には廟もあります。
『慈護宮』。 -
19世紀の初め頃、野柳海岸に漂着した馬祖像を祀ったことが始まりです。
金包里媽祖廟とも呼ばれ、この土地の守り神であり信仰の中心でもあるそうです。 -
続きましては、路線バスに揺られること約40分。
やって来たのは『石門婚沙廣場』。
名前からも分かるとおり、結婚写真の撮影スポットです。
雨は降ってませんが、さすがの海沿い。
やはり台風の影響なのか風が強いので、この日は撮影するカップルを見かけませんでした。 -
このアーチから顔を出して撮影、なんてことするんでしょうね。
-
こじんまりしてるけど、なかなかキレイな場所でした。
-
時折のぞく青空に輝く海が美しかったです。
海なし県で生まれ育ったので、海を見ると無条件にハシャぎたくなる。 -
あちらに見えるのは富貴漁港。
先端には台湾最北端の灯台もあります。
行ってみたかったんですが、最寄のバス停からでも歩いて1時間くらい掛かるらしいので諦めました。
この北海岸は車でグルッと巡るのがいいのかもしれませんね。 -
こちらはこの石門婚沙廣場の向かいにある『劉家肉粽』。
金山老街でアイスしか食べなかったは、ここの粽が食べたかったから。 -
この北海岸は粽が有名でもあるらしいです。
入店します。 -
お店の人は日本語が通じませんが、日本語でも書かれた写真入りのパンフレットがあるので、それを指差しながら注文できます。
食べたのは「招聘粽」55元也。
豚肉・栗・しいたけ・玉子の黄身・干し海老が入っています。
両手の平でちょうど包み込める大きさ、ズッシリ重いです。
台湾の粽は北部と南部で調理方法が違うらしいですね。
炊いた餅米を具材で炒めてから蒸す北部粽と、ナマの餅米に具材などを合わせて茹でる南部粽。
私は北部粽の方が好きです。 -
この粽屋の店先に香腸屋台もあったので、ついつい衝動買い。
シナモンっぽいというのか、独特の香辛料のような味付けで美味しかった〜。
粽と一緒に、海風に吹きさらされながら先ほどの石門婚沙廣場で食べました。 -
しっかり満腹になったところで、今回の旅で最も行きたかった場所の1位2位を争うほどのスポットへ、このあと向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- naruwan129さん 2013/09/30 09:11:35
- Re: おいしそう〜。
- こんにちは、櫻さん。
総統府入れず残念でしたね。でも強運=幸運だと思ったほうがいいですよ。
だって、また行こうと思うでしょう?写真もとっても綺麗ですね。青空バックにとてもよく撮れていると思います。私も絶好のシャッターチャンスを逃さず撮れるようになりたいものです。
それと。。芋頭、粽、ソーセージ、もうよだれがたれそうです。
私も芋頭アイスクリーム、ああいう味くせになりますよね。
今私の住んでいるマレーシアにも芋頭はありますが、台湾の方が味が濃かったです。
来年また行く予定です。
またお邪魔させていただきますね。
naruwan129
- 櫻さん からの返信 2013/09/30 21:09:21
- RE: Re: おいしそう〜。
- こんにちは〜。
返信有り難うございます。
naruwanさんも芋頭好きなんですね♪
芋頭って日本じゃあんまりメジャーじゃないけど、やっぱり熱帯地方では当たり前にある食べ物なんですかね?
沖縄とかで見かける紅芋とも、違いますよね〜。
私の旅行記に出てくる食べ物って、偏った物ばかりで他の方の参考にならない物ばかりなんですが、まぁ人の好みはそれぞれということで。
続きの旅行記でも、懲りずに芋頭出てきます。
ではでは〜。
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