2013/08/24 - 2013/09/01
1775位(同エリア2653件中)
つきじさん
2013年の夏は、前々から行きたかったスベイン旅行の夢をようやく実現。
アルハンブラ宮殿やサグラダ・ファミリアなどの世界遺産はもちろん、誰に聞いても美味しいという食事や、ワイン三味のバル巡りも大きな楽しみだったが、いずれも期待を裏切らない素晴らしさで、大いに満喫して帰ってきた。
スペイン語はおろか英語もままならない状況での、交通手段・宿泊、現地観光などすべて個人手配の個人旅行だったが、苦労はあったもののその何倍以上も楽しめた。やはり自分の手作りの旅行は楽しい。
これは、1日目、2日目のマドリード編です。
行程は次のとおりです。
1日目 成田→パリ(乗継)→マドリード (マドリード泊)
2日ロ マドリード・トレド観光 (マドリード泊)
3日ロ マドリード→コルドバ(観光)→グラナダ(グラナダ泊)
4日ロ アルハンブラ宮殿・グラナダ観光 (グラナダ泊)
5日ロ ネルハ・フリヒリアナ観光 (グラナダ泊)
6日ロ グラナダ→バルセロナ、バルセロナ観光 (バルセロナ泊)
7日ロ バルセロナ観光 (バルセロナ泊)
8日ロ バルセロナ→パリ(乗継)→成田 (機内泊)
9日目 帰国
観光地情報は簡単に、グルメ情報やホテル・交通等の情報を中心に作成しています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
JALマイレージ提携社特典利用
旅行に先立つ半年前の2月半ば、JAL特典航空券のヨーロッパ方面の夏休みの空き状況を調べてみると、JALはほぼ満席だったものの、エールフランスにはビジネス、エコノミーとも結構空きがあるではないか。パリ乗継のスペイン方面もまだまだ空席があるし、即決で前々から行きたかったスペインヘエールフランスのビジネスを押さえた。
JALマイレージを使ってスペインヘ行く選択肢としては、ロンドン経由のブリティッシュ・エアウエイズや、ヘルシンキ経由のフィンランド航空、ほかにエミレーツなどがあるが、いずれも100,000マイル必要なので、85,000マイルで行けるエールフランスはお得感がある。 -
デルタのラウンジ
成田の第1ターミナルから出発するエールフランス。
エールフランスのラウンジだけでなく、スカイチームのデルタのラウンジも使える。ラウンジへの専用エレベータを上がると正面にデルタ、その右奥にエールフランスがある。
まずは、成田でも充実度が高いというデルタのラウンジへ向かう。
受付のお嬢さんにチケットを見せると、やんわりとエールフランスのラウンジを案内されるが、気にしない。
中はさすがに広く綺麗。飲物や簡単な食事も揃っている。
これから色々飲んだり食べたりするのだが、それでもちょこっと頂く。 -
エールフランスのラウンジ
搭乗まであまり時間がないのだが、次はお隣のエールフランスのラウンジへ。
デルタに比べるとかなり小さいが赤基調のおしゃれなラウンジ。デルタ同様飲物と簡単な食事が揃えられていた。 -
エールフランスも、A380も初体験
エールフランスに乗るのも初めてなら、A380も初めて。
エールフランスのA380のビジネス席は、2階の前方部分。ビジネスだけで80席もあるというからさすがに大きい。B744の2階部分とは空間の広さがぜんぜん違う。
座席は個室タイプでなく、従来型の2-2-2横6列配列だが、幅、足元とも結構ゆったりしている。自分は個室感覚のある席の方が好みだが、同行者とコミュニケーションを取りたい場合などはこの方がいいかもしれない。
シートの形状はいわゆるライフラットシートだが、快適に眠ることができた。
あと、さすがに機体が大きいだけあって、気流が悪いところでもそれほど揺れず、全体的に非常に静かなフライトだった。 -
ウエルカムシャンパン
欧米の航空会社では離陸前にウエルカムドリンクがいただける。
ほぼ満席状態だったからか、普段でもそうなのかはわからないが、ドリンクサービスは離陸10分ほど前。
離陸直前、飲みきる前にグラスを回収されそうになり、慌てて全部飲み干した。 -
ミモザ
離陸後最初のドリンクは、エールフランスだし、シャンパン・ベースのカクテル「ミモザ」にしましょう。口当たり良く、いくらでも飲めそうだが、その前に頭がぐるぐる回るかもしれない。
ロコミ等であまり評判のよくないエールフランス、しかも満席状態とあって、正直サービスは期待していなかっただが、フランス人男性CAのサービスとてもよかった。ちょっとお茶目なところもあったりして。これなら、また乗っていいかな。 -
まあ、定番とも言える前菜ですが、美味しくいただけました。
早くもワイン4杯目だ。大丈夫かこんなに飛ばして。
1杯目シャンパン、2杯目ミモザ、3杯目白ワイン、4杯目写真の赤ワイン。 -
これ私が頼んだメインです。「本日の特製料理」
チキンだったと思うが、料理名は忘れた。
エールフランスでは味噌汁(ミソ・スープ)が出ると聞いていたが、確かに出ました。これが具は入ってないんだけど、ちょっと甘めで美味しい。 -
これは同行の息子が選んだ「牛フィレ肉としめじ」
お肉はとても柔らかく美味しかったとのことです。
まあ、肉を選んでおけばそう失敗はないと思いますが、どうでしょうか。
因みに、今回の旅行は私一人で行くはずだったが、スペインは食事が美味いと聞いた息子が急遽参戦。
このあと、スペインの美味しい食事を堪能するのに、一人より二人の方がよかったとつくづく思ったのでした。
念のため、息子は酒を飲んでいい年齢です。 -
チーズ(食べかけですみません。)のあとのデザート。
あまり甘いものは食さないのだが、美味しかったです。 -
機内だから動いてもいないのに、なんとなく小腹が空くというか、折角置いてあるのだから頂かないと悪いというか・・・
ミニバーコーナーのカナッペ、サンドウイッチを少し頂きましたが、結構美味しかったです。
さすがにこのときは飲んでません。 -
到着前のミールサービス①
アペタイザーと、メイン。メインは3種類から選択。
私の選んだのは、シーフードカネロニ。
あまりお腹が空いていなかったのだが、これはとても美味しかった。ソースもよかったし。 -
到着前のミールサービス②
息子は子羊肉のソテーを選択。臭みもなく柔らかく美味しかったようです。
肉、肉の連ちゃんだが、さすがに若いだけある。 -
ほぼ定刻にシャルル・ドゴール空港到着
巨大ターミナル空港で、乗継がわかりにくいとか、ロストバゲッジがよく起きるとか、あまり評判のよくない空港です。しかも、頻繁に改装がなされているらしく、同じターミナル2Eから2Fの乗継だったにもかかわらず、2年前にミラノヘ乗り継いだときとルートや手荷物検査の場所が違っていたような気がする。
ただし、案内版は分かりやすいので、それにしたがって移動すれば間違えることはないと思う。 -
ターミナル2Fに無事に到着
エールフランスの所属するスカイチームが上級会員やビジネスクラス以上の搭乗者に提供している「スカイプライオリティ」サービスがなかなか快適。
優先チェックインや優先搭乗は当たり前だが、各空港での手荷物検査優先レーンだけでなく、シャルル・ドゴールでは専用の入出国レーンがあり、夏休みで混み合う空港だったが、本当にスムーズに手続を行うことができた。
そんなわけで意外とスムーズに乗継ゲートのある2Fへ到着。 -
シャルル・ドゴールのエールフランスラウンジ
我々が乗る2Fの搭乗ゲート49番付近にエールフランスのラウンジがあったので、休憩がてら覗いてみることに。
あまり広くなく、座るところを探すのに苦労するくらいだったが、そこそこ食べ物も揃っていて、生ハムなんかも置いてありました。 -
いよいよマドリードへ向けての飛行です。機材はエアバスのオンボロ。A321だったかな。ビジネスクラスといっても、席が前方なのと、3列席の真ん中を座れなくして2人がけにしてあるだけのもの。
まあ、1時間半ほどのおまけみたいなフライトですから仕方ない。
何より私の場合、マイレージで乗っているわけで、パリまででもスペインまででも同じマイル数ですから文句は言えません。
正規料金でも日本−パリ往復と日本−マドリード往復は同じです。 -
機内からの夕陽
20時発のフライトですから、さすがに夏時間のヨーロッパでも暗くなりつつある。機内からの夕陽がとても綺麗だった。 -
パリ−マドリード間のフライトでも一応食事は出ます。多分、エコノミーもビジネスも同じものだと思うが、これが正直美味しくなかった。
お腹が全然空いていないし、この後マドリードでバルに行かなければならないということもあり、ほとんど手を付けなかった。 -
22時を回ってマドリード・バラハス空港到着。
同時刻帯に何便か到着したようで、ターンテーブルの周りが結構混雑していて、結局マドリードのホテルに到着したのは23時を回っていた。
荷物を置くなりすぐに街中に繰り出す。
泊まったホテルは「ホテル リアベニ」
マドリードの中心ソル駅からすぐの場所にあり、空港からタクシーで27ユーロ。
ホテルの話はまた後ほど。
写真は翌朝撮ったホテル入口。 -
海老料理専門のバル
もう夜の11時を回っているのにソル広場は凄い人。
通りの人並みを掻き分けて(大げさでなく本当に人が多い)最初にたどり着いたのが海老料理で有名なバル La Casa Del Abuelo(ラ・カサ・デル・アブエロ)
どんな観光ガイドブックにも載っていて、テレビでもよく紹介されているお店です。ソル広場からは5分もかからない。
お店は意外と小さく、早速定番料理の海老のオリーブオイル煮(ガンバス・アル・アヒージョ)と海老の鉄板焼き(ガンバル・ア・ラ・プランチャ)を注文する。
正直な感想は、期待が大きかった分、こんなものかという感じで、驚きや感動はなし。
熱々のにんにくの効いたオリーブオイルに浸ったエビが美味しくないはずはないのだが、これなら去年マカオで食べたエビのニンニクオイル煮の方が美味しかった。
白ワイン1杯とカーニャ(小さなグラスの生ビール)1杯を加えて23.15ユーロ(約3,000円)
ちと高いかな。 -
これは去年マカオで食べた海老のガーリック炒め
-
マッシュルームのお店は最高
気を取り直して次に向かったのが、これまた有名店のMeson del Champinon(メソン・デル・チャンピニョン)。先ほどの海老の店からソル広場へ戻り、ソル広場から歩いて10分ほど。ここも観光ガイドブックやテレビでよく紹介されているお店。
看板に面白い日本語表記があって笑えます。
カウンターと奥のテーブル席では料金が異なるので、安いほうのカウンターでマッシュルーム1皿と白ワイン2杯とセルベッサ(瓶ビール)1本を注文。
マッシュルームは注文を受けてから焼いてくれたようで、少し待ったが、これは期待通りに美味しかった。
熱々のマッシュルームにハムとパセリとオリーブオイルだろうか、絶妙の味付けで、ビールやワインのつまみにいくつでも食べられそうだ。
海老とは材料費が違うから比較できないが、上記で11ユーロ。また行きたいお店です。 -
ホテル リアベニ
地下鉄ソル駅から徒歩数分の割には静か。
とにかく、観光に飲食に買物にと立地条件は抜群。(エル・コルテ・イングレスもすぐ近く)
マヨール広場やサン・ミゲル市場は10分も歩けば行けるし、プラド美術館と王宮はちょうど正反対の位置にあるが、それぞれ徒歩圏
部屋もシンプルな造りながら重厚で清潔
ハイシーズンのツイン・朝食込み1泊1室2名分で104.5ユーロなら満足いく料金だと思います。 -
ホテル リアベニの朝食①
朝食は、0階(日本では1階)のアイボリー色の使い方が素敵なレストランでいただく。
高級感があってなかなかいい感じ。 -
ホテル リアベニの朝食②
生ハムをはじめハムの種類が揃っている。ホットミールも数種類あり、パンや果物もヨーロッパのホテルらしく充実している。 -
ホテル リアベニの朝食③
イタリアのホテルではあまり生野菜を見かけなかったが、ここは、というかスペインは生野菜もあるようだ。
チュロスもあったし、ホテル リアベニの朝食は合格点です。
抜群の立地条件、部屋、朝食 -
プラド美術館
トレドへの日帰り観光を終えてマドリードに帰ってきた。
日曜の17時からはプラド美術館が無料になる。
世界でも有数の規模と展示内容を誇るプラド美術館が、日時限定とは言え無料で開放されていることは素晴らしいことで、なんか日欧の文化の違いのようなものを感じてしまった。 -
プラド美術館入口
もう17時を回っていたが、100メートル以上もの行列が続いている。ただ、列はどんどん進んでいて、これなら長時間待つというストレスはなさそうだ。
さて、美術館は非常に多くの部屋にわかれていて、とてつもなく広い。館内マップを見ながらでも迷ってしまう。それぞれの部屋ごとに宗教画を中心に展示されている様子はまさに圧巻である。 -
大道芸人。マヨール広場だけだと思ったら、プラド美術館へ行く途中にもいました。
写真のお礼にコインは入れておきました。 -
王宮はおすすめです。
チケットを買い、手荷物のX線検査を受けて入口を入り、売店を通り抜けると、そこは宮殿前の広大な広場だった。
まだ明るいものの、もう夕方の7時ということもあり、広場にはほとんど人がいない。それがますます広大さを強調しているようだ。
宮殿内部は、スペインが栄華を誇った時代の金銀がまぶしい豪華絢爛な装飾品や武具などが様々な趣の広間に展示されていて見ごたえ十分。絵画も多数飾られているし、ストラディバリウスのバイオリンも何点か展示されていた。まさに宮殿という言葉にふさわしいものだ。 -
王宮前のアルムデナ大聖堂
ちょうど、宮殿と反対側の南にあるアルムデナ大聖堂の左右二つの鐘が時を告げ始め、その澄んだ音色が広大な広場全体に響き渡った。 -
オリエンテ広場
王宮の東側にはオリエンテ広場があり、フェリペ4世騎馬像がある。
マドリードの観光は1日もあれば十分、美術館以外大して見るものもないという話を見聞きするが、この宮殿を取り囲む東側のオリエンテ広場、南側のアルムデナ大聖堂、西側のカンポ・デル・モーロと呼ばれる庭園、北側にあるサバティーニ庭園と、この宮殿の周りだけでも見所十分である。 -
夕暮れのマヨール通り
王宮前からマヨール広場方面を通りソル広場を結ぶマヨール通り。
明るいが、もう7時を回っていることもあり、ソル広場付近と違いこの辺りは人も少ない。 -
途中こんな広場もあった。
-
とにかく楽しいサン・ミゲル市場①
昨夜は時間が遅くほとんどの店が閉まっていたサン・ミゲル市場に寄ってみる。
今日はちょうど夕食が始まる時間帯で、そんなに広くない市場の中は大混雑、活気に溢れている。
さて、この市場をひと言で表現すれば「楽しい!」
市場と言っても食材を売るお店はほんの少しだけで、あとは飲み物やその場で食べられる惣菜などを売っている。
海鮮のタパスもあれば -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場②
オリーブ専門店もあるし、 -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場③
ピンチョスのようなもの売っているし、 -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場④
生牡蠣もある。
白ワインに生牡蠣、誘惑に負けそうになったが、旅はまだ始まったばかりである。自制した。
バルセロナの市場では食べましたが・・・ -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場⑤
鮨も売っていた。 -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場⑥
この大きなアンコウもさばいてから揚げとかにしてくれるのだろうか。 -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場⑦
お店で買ったものを、 -
とにかく楽しいサン・ミゲル市場⑥
市場中央のテーブルスペースヘ運んで飲み食いするのだが、これが楽しい。
値段は観光客相手だけに高めだが、ついつい色んなものを頼んでしまう。
食べたものは、タラの燻製のビンチョス、オリーブ、コロッケ、焼き鳥のようなものなど。ほんの少し覗いてみるだけのつもりが長居をしてしまった。半曰くらいここで飲み食いしてもいいかなと思わせてしまう。 -
夜の8時を回っているのにまだまだ空が青いマヨール広場
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さすがに人は少なくなっています。
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ついついカメラを向けてしまう。
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タラ料理のカサ・ラブラ(Casa Labra)
あまりお腹は空いていなかったが、もう1軒くらい軽くいこうと、カサ・ラブラに向かうことになった。ここは、タラの料理が有名なバルで、メニューもタラのコロッケ、タラのフリットくらいしかない潔い店らしい。店はソル広場から一本奥に入った通りに面していて、ホテルから歩いて5分もかからなかった。日曜の夜で回りは店もほとんど閉まっていたが、この店の前だけは道路まで人が溢れている。 -
早速ビールとタラのコロッケ、タラのフリットを注文する。飲みものは店内カウンターの左側、食べ物は右側にあるコンビニの揚げ物コーナーのようなところで別々に買う仕組みとなっている。
ところが、席が空いてない。カウンターも外の樽を利用したテーブルも満杯である。奥にテーブル席が見えたので、そちらに行こうとすると、こっちはダメと言われてしまった。そうだよね、バルとレストランは別なんですよね。料金も違うし。立ち食いで仕方ないかと思ったときに、店のおじさんが外のテーブルが空いたよと教えてくれた。
さて、肝心の味のほうだが、お腹がほとんど空いていなかったので、評価は控えます。でも、お腹が空いているときならきっと美味しいと思うような味だったので、機会があればもう一度チャレンジしたい。
明日は、コルドバへ向かいメスキータなどを観光し、そのあとグラナダで3泊する予定。
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