2013/08/24 - 2013/09/01
623位(同エリア813件中)
つきじさん
2013年の夏は、前々から行きたかったスベイン旅行の夢をようやく実現。
アルハンブラ宮殿やサグラダ・ファミリアなどの世界遺産はもちろん、誰に聞いても美味しいという食事や、ワイン三味のバル巡りも大きな楽しみだったが、いずれも期待を裏切らない素晴らしさで、大いに満喫して帰ってきた。
スペイン語はおろか英語もままならない状況での、交通手段・宿泊、現地観光などすべて個人手配の個人旅行だったが、苦労はあったもののその何倍以上も楽しめた。やはり自分の手作りの旅行は楽しい。
これは、2日目のトレド日帰り観光編です。
行程は次のとおりです。
1日目 成田→パリ(乗継)→マドリード (マドリード泊)
2日ロ マドリード・トレド観光 (マドリード泊)
3日ロ マドリード→コルドバ(観光)→グラナダ(グラナダ泊)
4日ロ アルハンブラ宮殿・グラナダ観光 (グラナダ泊)
5日ロ ネルハ・フリヒリアナ観光 (グラナダ泊)
6日ロ グラナダ→バルセロナ、バルセロナ観光 (バルセロナ泊)
7日ロ バルセロナ観光 (バルセロナ泊)
8日ロ バルセロナ→パリ(乗継)→成田 (機内泊)
9日目 帰国
観光地情報は簡単に、グルメ情報やホテル・交通等の情報を中心に作成しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マドリード2日目、市内の観光はあとにして、トレドの日帰り観光へ。
AVEに乗るためプエルタ・デ・アトーチャ駅へ向かう
ホテル最寄のSol駅から地下鉄1号線に乗って4駅5分のAtocha Renfe駅へ向かう。Sol駅は複数線が乗り入れていて、たしか地下2階構造です。 -
地下鉄ソル駅は土曜日の朝だが、5分に1本くらいの割合で運行してるようだ。
Renfeにはこちらのホームから乗るんだよという案内がある。 -
地下鉄アトーチャ レンフェ駅がAVEなど長距離列車が発着するRenfeのプエルタ・デ・アトーチャ駅への乗り換え駅のはずだが、なぜかホームにはCercanias(Renfeの近郊線)の案内しかない。ちょっぴり不安
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多少の不安はありつつも、Cercaniasの案内の方向に進むと連絡通路に出て、右下前方に写真で見たことのあるプエルタ・デ・アトーチャ駅の駅舎が見えてきた。
方向は合っていたようで一安心 -
さらに進むと、列車の案内板が見えてきた。この入口は手荷物検査の場所で、改札口はさらにこの奥にある。
ただ、この2階はコルドバやセビージャ、バルセロナへ行くAVEなど高速列車用で、トレド行きは階段を降りて1階に行かないといけない。
駅員さんが親切に手振り身振り交えて教えてくれました。 -
教えてもらったとおり1階へ。この階段を降りていけばわかります。
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有名な植物園のような場所はプエルタ・デ・アトーチャ駅の1階にあります。
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池には亀もいっぱいいました。
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マドリードとトレド間に列車には、高速中距離線に与えられるAVANTという名称が使われる。
この間は2等(Turista)のみだが、1号車(マドリード側の先頭車両)は1等の車両が使われており、座席が1+2で少し豪華である。料金は同じなので予約の際は1号車を選ぶといいと思います。 -
プエルタ・デ・アトーチャ駅からトレド駅まで約30分。あつという間にノンストップで終着のトレド駅に到着した。
料金は片道125ユーロであるが、往復割引が適用され片道10.0ユーロだった。この区間に早期購入割引はないようである。 -
この時期スペインは晴天が多いらしいが、今日も快晴である。
なかなか素敵にトレド駅の建物 -
小さい駅だが、駅舎の中もステンドグラスがあったりしてお洒落である。
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駅には、カウンターもある売店と
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テラス席のあるレストランがあるだけ
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駅を降りた側。こうしてみるとなかなか絵になる。
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列車の到着に合わせて2階建て観光バスが駅前で待っていてくれます。
このバス、トレドの旧市街を取り巻くタホ川の外周をぐるっと回って旧市街に入り、また駅まで戻ってくるらしく、これに乗ればわざわざパラドールや展望台へ行かなくても旧市街の眺望が楽しめる。
日本語の音声ガイドはないけれどこれ一押しです。
料金は、1日乗り放題が9ユーロ、1周分(例えば駅から駅にまで)が5.5ユーロ。
ほかに、shuttleという料金のがあり2.5ユーロと安いが、これは外周を観光するのではなく、単に旧市街まで行くだけのようである。バスも2階建てバスでなく、普通のバスです。 -
バスが発車してすぐに旧市街が見えてくる。
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だんだん、旧市街が近づいてくる。
トレドはとても暑いと聞いていたが、陽射しはきついものの湿度が低いのだろう。風が冷たく感じるくらいで気持ちよい。 -
いよいよ、旧市街を取り巻くように流れるタホ川の外周にさしかかる。
これからはシャッターチャンスの連続 -
この橋はアルカンタラ橋(Alcantara bridge)
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駅から徒歩だとこの橋を渡って旧市街に行けるはず。
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丘の上に見えるのはアルカサルだと思う。
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バスは快適に外周道路を走行。自転車や徒歩の人もいた。
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よく見るトレドの光景
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ここでバスは撮影タイムのため5分停車してくれる。
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たしかに素晴らしい絵になる景色である。
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トレドの西側に位置するサン・マルティン橋が見えてきた。
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旧市街をほぼ一周し、バスは中心部へ。
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旧市街の雰囲気が。
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赤いソコトレンが停まっている広場だ。ここがソコドベール広場 (Plaza de Zocodover) だ。バスは広場を少し過ぎたところで停車。
このあとアルカサルの周りを回って、また駅の方に行くようだが、我々はここで下車。 -
散策の起点ソコドベール広場。
駅へのバスもここから出ているし、マックもある。 -
ソコトレンという牽引車が機関車のような格好をしている観光ミニバスもここから乗れる。
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ソコドベール広場のインフォメーションが開いていない。今、日曜日の午前11時前である。
平日もこの時間は開いていないのか、それとも日曜だからか、いずれにせよいつ開くか分からないので、地図なしで散策をスタートする。路に迷ってこそのトレドである。 -
最初にたどり着いたのが、ソコドベール広場からそう遠くない大聖堂。
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入口に係員がいるので中に入れるとは思うのだが、どこで入場券を買えばいいのかわからない。係員に聞くと、道の反対側を指差す。
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確かにチケット・ブースらしきものがあり、Tienda la Catedralとの表示もあり、TICKETSの張り紙もある。しかし、ここも閉まっている。
隣の土産物屋で買えたのかな。結局、大聖堂は外から見るだけに終わってしまった。
あとでもらったガイドマップを見ると、日曜日の開館時間は午後2時からだった。
入っていた方はミサだったのだろうか。 -
大きい。レンズに入らない。
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大聖堂前の広場の向かいの建物にもインフォメーションセンターがあり。ここで英語の地図をゲットする。日本語の地図も9月になればできるらしい。
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さあ、地図もゲットしたし、これで本格的な散策スタートだ。
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土産物屋もとにかく可愛い。
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スペインは色々なところで素敵なお皿が売っていた。
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地図をもらって散策もやりやすくなると思ったのだが、そうでもない。地図が不正確とかそういうことでなく、トレドの旧市街があまりに複雑で小路が入り組んでいるので、自分の現在地がなかなかつかめないのだ。
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スペインの京都と呼ばれるトレド。古都という意味で、街並みはまったく違うのだが、街歩き、路地をさまよう楽しみは似ている。
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路地と路地が交わる小さな広場に古い井戸があったりする。
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ようやく探し当てたグレコの家、だと思ったが違った。
路に案内はあるのだが、それでも迷ってしまう。 -
ここは、グレコの教会とも言えるサント・トメ教会だった。
ここで、お恥ずかしいというか、もったいないという話を。
大して事前に調べもせず、またガイドブックを持たない観光のため観光情報にう
とい我々は、このサント・トメ教会のことをよく知らなかった。
1人2.5ユーロを支払い、中に入る。小さな部屋だ。素人目に見ても迫力あるフレスコ画が飛び込んでくる。
これが、この絵のためだけにトレドに来る人もいると聞くグレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」と知ったのは、その後ホテルに帰ってネットで調べた後のことである。
日によれば入場待ちもあるらしいこの教会だが、この日は空いていた。この名画をじっくり鑑賞できる絶好の状況にあったのに、我々は、「あれ、この小さな部屋だけ」、「教会の中には入れないの」、「この扉開かないよ」などと、折角のグレコの傑作の鑑賞もそこそこに出てきてしまったのだった。
まさに、猫に小判、豚に真珠とはこのことである。 -
グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」を見るためだけの入場です。教会には入れません。
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐も、その絵も見るだけのためにミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の修道院の食堂に入場したが、そんな感じである。 -
教会の中は撮影禁止のため、ほんの少し絵の雰囲気だけでも。
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心地よくトレドの迷路に迷い込んでいる。
街の中心部からかなり歩いた、多分西の方角に来ているはずだ。教会が見えてきた。
教会だがアイボリー色基調の内装にステンドグラスがアクセントになった明るい内部や回廊が印象的で、特に2階の回廊の天丼に
は施された鮮やかで細かな彫刻が素晴らしかった。。
中心部から離れていることもあるのか観光客も少なくゆっくり鑑賞することができた。 -
サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会らしい。ガイドブックなしのため、由来などはわからないが、とりあえず入ってみよう。
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道路に面した入口か階段を降りたところで入場券を買う。2.5ユーロだ。
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さほど大きくない教会だが白磁色基調の内装にステンドグラスがアクセントになっている。
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ステンドグラスから差し込む陽射しが教会の中を照らす。
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天井の色使いも素晴らしい。
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2階建ての回廊
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小さいがよく手入れされた中庭
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回廊部分
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2階の回廊の天井。詳しいことは分からないが、細かな彫刻がなされている。
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当初の目的どおりというか、トレドの迷路に迷い込み、石畳の小路に翻弄され疲れ果ててしまった。
朝のうちは心地よかったが、陽が昇るにつれてさすがに暑くなってきた。散策を開始してから2時間近く経っている。昼食のお店はある程度目星を付けていたが、このトレドの街では正確に目指す店にたどり着くのはなかなか難しいことであることがその時点ではわかっていた。
そんな中、日に飛び込んできたちょっと高級そうな店構えのお店、店名がLA ABADIAと読める。おっ、たしか口コミで見たぞ、ということで飛び込む。 -
ところが、食事は1時からだと言われてしまった。まだあと15分ほどある。
ただ、入口を入ったすぐのカウンターやソファでビールやワインなんかを飲んでいる人が何人かいたので、真似をしてビールを注文。
そうこうしているうちにレストランがオープンしたらしく、地下に案内される。そこは入口付近と違ってなかなか雰囲気があり、ちょっと高級感のあるスペースだった。 -
Todo Tapas(タパスの盛り合わせかな)1人前とサルモレホを注文する。すると店員さんが、サルモレホはタパスの盛り合わせに含まれているので、別のものにしろ、おすすめはこれだ、のようなことを言う。結局、タパス盛り合わせ1人前と何かよくわからなかったがおすすめ1人前を2人でシェアすることにした。
予想通り量が多い。タパス盛り合わせこれで1人前である。二人でシェアすることを考えて、ちゃんとサルモレホをグラス2つに分けてくれている。細やかなサービスではないか。
左上から、牛肉の焼いたもの、サルモレホ、コロッケ、レバーパテのようなもの、チーズ、トルティージャ、トマトとツナのサラダ。どれも旨い。ワインが進む。 -
おすすめのステーキのようなもの、これもボリュームがあり旨い。柔らかいし癖もない。あとで調べるとイノシシのテンダーロインステーキ(SOLOMILLO DE JABALI)だった。6.82ユーロと900円ほどだし、いいものをすすめてもらった。
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昼食を無事終え、なんとか出発地点のソコドベール広場に戻ってくる。
広場のすぐ傍にドンキホーテの像があった。 -
ソコドベール広場のバス停からRenfeの駅まで行けます。
61番、62番どちらでも大丈夫。
P.ROSA(Renfe)で下車すれば、そこが駅前です。
1.4ユーロでした。 -
バス停の前にはお菓子屋さんも。
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市バスの車内。ソコドベール広場から駅まで10分ほどでした。
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駆け足のトレド観光を終えて、またAVEに乗ってマドリードまで帰ります。
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