ジュラの小さな真珠サンテュルサンヌ　～スイス･ロマンドの美しい街２

2013/04/14 - 2013/04/14

日本人が「ジュラ」と聞いて思い浮かぶのは、ジュラ紀かジュラシックパークでしょう。
どっちも間違いじゃないんですよww
ジュラ紀のジュラは、ここジュラ州はジュラ山脈で発掘された化石にちなんで名付けられた年代名ですから。　

ジュラ州は約三十年前にできた、スイスで最も新しい州。もともとはベルン州に属していました。
ベルン州は大部分の住民がドイツ語を話し、その地域では宗教もプロテスタント。
そんな彼らと、フランス語を話しカソリック教徒であるジュラ地域の住民とは長年ソリが合わず、結果新しくジュラ州を作って分かれてしまったのでした。

ジュラ州はスイスの中で最も所得が低く、開発の進んでいない州でもあります。
幸か不幸か、そのため今だひなびた美しさをたたえ、「ジュラの真珠」と言われる中世の街並みをお楽しみください。

エリア その他の観光地(スイス)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5

サンテュルサンヌはドゥー川のほとりにある中世の小都市です

(@￣ρ￣@)魚料理が有名なのかしらww(花より団子）

高速をSaint-Ursanneで降り矢印に従って進むと、町まではもうすぐです

旧市街の入口、サン・ピエール門です

高速から来た人は、おそらくここにある駐車場にたどりつくはずです
電車で来ても、駅から歩くとここに出ます

では中に入ります

門の反対側はこう

おぉ〜(´∀｀)　なかなか可愛らしい街並みじゃあないですか

アンティークショップだ〜

ここもよく見るとアンティークショップのようです

普通のお屋敷っぽいですが・・・

ここもアンティークショップだよ

小さな街なのにやたら目にしますよww

イースターの飾りつけがあちこちに

春だわ〜

かわいい

しかしてやはりアンティーク屋なのであった

街の風景を描いた絵葉書です

・・・営業してなかったけどね

日曜だもんねぇww(￣▽￣;)

小さな街なのに、手工芸の品を売る店も結構多かったです

日曜だし休みかと思いきや、１４時以降に開店しはじめるお店がちらほらありました

スイスにしては珍しい・・・

街の中心にはやはり教会が

Collegiale/参事会教会です

教会に接して回廊がありました

特に花壇があるわけでもなく、十字架が一つぽつんと立っていました

この回廊の中にはMusee Lapidaire/石碑博物館なるものがあります

案の定、閉まってましたが(￣▽￣;)　お〜日曜〜〜

隙間から覗いてみるとこんな感じww
ここにはメロヴィング〜カロリング朝時代の石棺などがあるそうですよ

こちらが教会の表玄関っぽいんですが・・・

閉まってる・・・(￣▽￣;)

ロマネスク後期〜ゴシック初期の様式らしいです

さらに側面に回ってみます

おぉっドアがあいてました

中に入れたよ〜

鄙にはまれな・・・

やはりカソリック、こんな田舎でも立派だぜww

クリプト（地下聖堂）の入口が

もともとはこの地下に聖人の遺体を埋葬していましたが、今は祭壇の下に移動しているそうです

あ、この聖人がSt.Ursicinus/聖ウルシシヌスことサンテュルサンヌさんです

壁や柱のそこここに、天使や聖人が描かれているんですが・・・

なかなか愛らしいですね〜

教会は街の西よりに立っていて、すぐ近くに街の西側の門、サンポール門があります

門から外に出ると、もうこんな感じ

のどかなもんです(￣▽￣)

なんで外に出たかというと、こちら側に「Ermitage」の案内看板が出ていたからです

聖者の庵と礼拝堂があるとか・・・ここか？

うっ・・・(´Д` ；)

あの上まで登らなきゃならんのかww
歩くのが嫌いなウチの夫には無理でした(￣А￣;)

あとで調べたら２００段ほどの石段が続いているそうです
行けないこともなかったかなww

さて、ではこの街で最も重要なビューポイントへご案内します

街の南側、ドゥー川に接するサン・ジャン門をくぐります

門はドュー川に架かる橋につながっています

ちなみに橋の名前はサン・ジャン・ネポムセン橋です

（アルファベットの綴りは長くてとても書く気にはならない・・・）

サン・ジャン門

橋の中央に立つ像、こちらがその

聖ネポムセンさんです

ここに来たら必ず橋を対岸までわたって下さいね

まぁ大した距離じゃないんで

( ´ ▽ ` )ﾉじゃ〜ん

ここが街の観光ポスターなどには必ず載っているビューポイントです！

・・・う〜ん川の色がもっと綺麗なら・・・
季節もちょっと早いんで、色合いがイマイチなんですよねww

まぁ撮影者の腕次第ってことで(￣▽￣;)

さて、お楽しみのランチタイムです

こちら人参のスープです(^q^)

実は注文してからもんの凄い待たされましたww(ｰｰ;)
日曜ということで、観光客は結構いるのに、働いている人が少なかったみたいで（苦笑）
こういうことに慣れるのがヨーロッパで暮らすということです！

フォローじゃないですけど、給仕をしている人はちゃんと働いていて悪い感じはなかったですよ

今は春ということで、旬のベアラオホ（行者ニンニクの親戚）を使ったメニューがありました

これは名物の魚（種類は忘れました・・・）のソテーにベアラオホのソースがかけられています

腹ペコだったからそりゃwwウマかったさ！

さて腹が満たされて気分よく家路につきましたとさ

夏にまた来たいな〜
・・・と思いつつ、今はもう秋になってしまいました(￣▽￣;)

この旅行記へのコメント （5）

• わんぱく大将さん 2014/07/18 08:09:42

  ＣＨのひなびた村

  kawakoさん
  
  めちゃ、お久しぶりです。ご無沙汰してます。　そちらは今年の夏はいかがですか？　ＢＣＮはやっと夏のようになってきました。
  先日は夏祭りの旅行記見ていただいたようで。
  
  さて、スイスのひなびた村？　　スイスでなくても鄙びた所好きですよ。
  川、水量がすごすぎる。　こちらはたまにおばんのしょん便みたいな川もありますよ。
  
  　大将

  kawakoさん からの返信 2014/07/20 04:51:32

  RE: ＣＨのひなびた村

  大将さんお元気ですか？
  
  スイスはここ数日、日中は30度以上の暑さです。まぁ夏ですからね〜
  湖や川の岸辺では泳ぐ人、甲羅干しにいそしむ人など大量発生中です。
  気持ちよさそうですけど、海と違って浮かない・冷たい水なので、私はなかなか真似が出来ません。
  
  

  わんぱく大将さん からの返信 2014/07/21 08:55:20

  RE: RE: ＣＨのひなびた村

  > 大将さんお元気ですか？
  >
  > スイスはここ数日、日中は30度以上の暑さです。まぁ夏ですからね〜
  > 湖や川の岸辺では泳ぐ人、甲羅干しにいそしむ人など大量発生中です。
  > 気持ちよさそうですけど、海と違って浮かない・冷たい水なので、私はなかなか真似が出来ません。
  
  
  ロンドンでも今年は暑いようで、珍しい。反対にここはまだ涼しい。大将
  >
  >

• こあひるさん 2013/09/18 23:17:34

  ジュラ州なんてあるんですね〜！

  kawakoさん、こんばんは〜。
  
  そもそもスイスの州名はほとんど知りませんが、ジュラ州ってのは初耳かもしれません。
  
  近代になっても、言葉や文化の違いで独立することもあるんですね〜、しかもスイスで・・・。
  
  中世の真珠といっても、やっぱりスイスらしい家並みなんですね。ヨーロッパの中世・・・という時に頭に浮かぶ石畳や石のお家とはちょっと違って、かわいらしいですね〜。
  
  こあひる

  kawakoさん からの返信 2013/09/23 08:12:56

  RE: ジュラ州なんてあるんですね〜！

  こあひるさん、訪問ありがとうございます(・∀・)
  
  スイスは基本的に「ヨーロッパの田舎」ですから、街並みにしても楚々としたもんです。
  
  そして山の人間はちょっと頑固なんですよww
  
  バーゼル州もバーゼル・シュタット（都市）とバーゼル・ラント（農村）の二つの準州に分かれていますが、もともとはひとつの州だったんですよ。
  
  アペンツェルは小さな地域なのに、さらに二つの準州に分かれていますし・・・
  
  まぁ無理に一緒に暮らすよりは、さっぱり分かれて暮らすほうが、逆に仲良く共存できるということでしょう。