2013/07/21 - 2013/07/23
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タイの東北地方の最深部、ラオスとの国境に近いウボン・ラチャタニーへ行ってきました。
今回の旅の目的はタイ最大のろうそく祭りを見ること。
タイミング的に一人旅となり手配をどうしようかと迷っていた時に、面白いパッケージツアーを見つけました。ろうそく祭りだけでなく、国境沿いの国立公園に行ったり、行きは寝台列車を使ったり。楽しい2泊3日の旅になりました。
まず1冊目は、バンコクから寝台列車に乗ってウボン・ラチャタニーへ。そしてパー・テム国立公園です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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<今回の旅のスケジュール>
*1日目
20:30 バンコク・フアラムポーン駅より寝台列車でウボンラチャタニーへ
*2日目
09:35 ウボンラチャタニー到着(2時間遅れ)
12:00 パー・テム国立公園へ。サオ・チャリエン、パー・テム、メー・ナム・ソーン・シーの見学
16:30 ホテル・チェックイン
17:30 夕食、ろうそく祭り会場へ。パレード、ナイトマーケット。
23:00 ホテル帰着
*3日目
08:30 ろうそく祭り 本パレード
11:00 OTOPで買い物
12:50 昼食後、ワット・ノーンブアへ
15:50 ローイエットのワット・ブーラバー・ピラームへ
17:30 コンケーン、ブーン・ケーン・ナコーン湖畔で夕食
21:00 コンケーン空港発(1時間遅れ)
22:00 バンコク・スワンナプーム空港着 -
バンコク、フアラムポーン駅
駅構内でツアー集合となります。
夜のフアラムポーン駅周辺は少々物騒なので夫に送ってきてもらいました。
初めて見る陽が暮れてからの駅。なかなかきれいです。 -
駅前のHK Noodleで軽めの夕食
-
フアラムポーン駅構内
ドーム型屋根にレトロな2階建てアーケード。行き交う人も様々で、いつでも見飽きない場所です。
この日は連休の中日でした。 -
20:30発 ウボン・ラチャタニー行き
今回のツアーはバンコクの日系旅行会社パンダバスにお願いしました。
参加者は全部で6名。全員在住者らしく、男性4名、女2名となっています。
それに旅行会社から日本人添乗員、タイ人ガイド、現地でも別にもうひとりタイ人ガイドとドライバーという贅沢なスタッフ陣。
現地では1台のバンに乗り込み移動しました。
パンダバス
チットロム駅前、インターコンチネンタルホテル内
http://www.pandabus.com/bus_list.php?brCd=bkk -
私の♪列車がもう来てる
-
夜の駅はなんとなく物悲しい
待合ホールの賑やかさと打って変わって哀愁が漂うホーム。
向かいの列車は北のラオス国境の町ノンカイ行き。
夜行列車なのに木の堅い椅子で、ラオス人らしき顔つきの母子が窓から顔を覗かせています。
眠れぬ長い夜も故郷に帰る列車だったら和らぐのかもしれません。 -
寝台2等列車
タイの2等寝台列車にはODAで譲渡された日本のブルートレインと韓国の車両が使われています。
日本でも乗ったことがないブルートレインだったらいいな〜
…という夢は叶わず韓国車両のようです。
(ぱっと見はよくわからないんだけど…)
希望の列車を取るのは難しいとか。(数時間遅れが普通なので予定通りには車両が回らないらしい)
コンパートメントの1等車だったら…と思いつつ、どうせ寝台列車に乗るならこのぐらい楽しみ尽くすのもいいかもしれないという気になってきました。 -
発車前にベッドを作っちゃう…
食堂車も22:00まで開いているようでどんなものか見てみたかったけど、もう寝るしかありません。エアコンはばっちり。
おやすみ…
気がついたら2時間ほど寝ていました。外を見るとまだ市内ドンムアン空港の手前。バンスーで2時間も停車していたようです。
この夜一番眠れたのはこの時だけ。
あとは少し停車しては激しくバンプして発車することを繰り返し、一晩中うつらうつらしていました。
通路の荷台に荷物を置いている人もいますが、私はバックパックを枕代わりに、貴重品の入ったウエストバッグはつけたままでした。
夜中に通路にじっと立つ男性に気づきました。向かいの列は女性たちが使っていますが、時々カーテンの端をめくっては覗いてる…。
みんな仮眠状態で寝姿というほどではありませんが、荷物はやっぱり外に置けないな…と改めて思いました。 -
そこそこの水洗トイレ
臭いは強烈ですが、清掃状態はまずまず。時間が経ってもそれほど荒れないままでした。紙も付いています。 -
6:00過ぎ、夜が明けてきました
タイ東北地方(イサーン)の玄関口、そして今回の旅程の中程のナコーン・ラチャシマー(コラート)を過ぎた頃に夜明けを迎えました。 -
まずは朝のコーヒーから
いろんな車内販売が始まりました。お弁当のようなパッケージではなく、まるで屋台から行商に来ているような品揃えです。
インスタントコーヒー 20B(63円) -
熱々、焼き鳥〜
鶏の半身を串にさした大物がやってきました。
列車で何か食べるのも旅のうち。
鶏レバーの串を1本ちょうだい
日本の焼き鳥と同じようなタレでおいしかった!
鶏レバー串焼き 20B(63円) -
田園風景がずっと続きます
田んぼを追い出されてしまった水牛。
水牛は水を張った田んぼでよく働いてくれるけど、稲を食べてしまうので仕事が終われば外に出されてしまうそうです。年々機械化で仕事も減ってきているとか。
逆に普通の牛は田んぼの水に浸かるのを嫌がるそう。
どうやって見分けるの?
ガイドさんに聞いてみると、タイの水牛は筋肉質でごつごつしていて茶色だそうです。TVで見たベトナムの水牛はでは丸々した黒でした。近いのにねぇ。 -
9:35 ウボン・ラチャタニー Ubon Ratchathani 駅到着
2時間遅れの到着となりました。
「まだまだ想定内です(きっぱり)」
うーん…、すばらしい。
東南アジアで個人手配の女ひとり旅を躊躇するのはこういうことが多いから。遅れる列車を乗り継いでも果たして到着まで車が待機しているのか、暗くなってからひとりで車に乗り込むのはいかがなものか、はたまたガイドさんやドライバーさんと濃い時間を過ごすのはちょっと…と考えてしまうのです。今回のプログラムはもってこいでした。
この地方では大きな町の駅ですが、のんびりとした駅前の風景でした。 -
駅前通り
-
ウボン・ラチャタニー 市内図
車で移動していても大きい町だなと感じました。
中心部はろうそく祭り会場の辺りのようですが、メインストリートに集中しているようでもなく同じぐらい賑やかなエリアが広がっているようです。 -
味わいある木造家屋
古い建物のようですが手入れが行き届いているように見えます。
駅の周辺はこのような住宅が目に付きましたが、町の中心に入るとバンコク以上にきれいでおしゃれな鉄筋の商店街に変わり、今まで抱いていた最貧地帯イサーンのイメージと大分違っていて驚きました。 -
いくつかの橋を渡り…
-
町の中心部へ
高層ビルはありませんが、どの建物も新しくオープンな店構え。バンコクの薄汚れていて鉄格子のフェンスで守られたエントランスとはちょっと違います。
ゴミもないので空気がさわやか。 -
昔ながらの商店も少し残っていました
-
10:00 まずは朝ご飯
予定では宿泊ホテルでの朝食でしたが、列車の遅れで間に合わずに市内の人気朝ごはんの店へ。ラッキー〜♪
Nes Coffee Restaurant
35/11 (near) Krungthong Hotel and Ubon Ratchathani TOT Office, Si Narong Road, Nai Mueang Subdistrict , Mueang Ubon Ratchathani District, Ubon Ratchathani,
Tel:045244109
Monday-Friday 05:30-12:00
(紹介ブログ)
http://ubonblog.weloveubon.com/breakfast-ubon-ratchathani-day-6/ -
賑わう店内
-
上からー
・卵を落とした鶏肉入りおかゆ
・イサーン・ソーセージ(豚肉と餅米を混ぜて発酵させた腸詰め。東北地方特産)入りホットドッグ
・イサーン風目玉焼き(ソーセージ入り)
イサーン・ソーセージやおかゆは単品だと味が強いものですが、併せていただくと意外にあっさりの朝食メニューになっておいしかったです。 -
ラオスとの国境に面するパー・テム Pha Taemへ
車で1時間ほどかけて100km離れたパー・テム国立公園に向かいました。
メコン川支流のムーン川 Mun Riverと平行に走り、何度か橋を渡りました。メコン川との合流地点がパー・テムです。 -
ずっと続く田園風景。今年は稲の生育状態が良くないようです。
イサーン出身のガイドさんは列車で田んぼを見ていたときから憂い顔。
良くないの?って聞いたら、普通はこのように日本と同じような田植えをするけど… -
雑草地のような田んぼ
5月に雨が少なかったせいで、籾だねを直にばらまいて雑草が生えてきたような田んぼの方が多く目に付きます。
育った稲も赤茶けて、あまりいい状態ではないそうです。 -
パー・テム国立公園
Pa Dong Natham Forest Pha Taem National Park
メコン川を挟んでタイ・ラオス両国にまたがる広大な国立公園。
その南端の一部だけ見ましたが、写真ではきれいな滝がいくつもあって、こんなところに数日滞在してトレッキングできたら楽しいだろうと思います。
公式ページ
http://www.dnp.go.th/parkreserve/asp/style1/default.asp?npid=19&lg=2 -
12:00 公園内 サオ・チャリエン Sao Charieng から
-
タイのパーク・レンジャーさんは迷彩柄
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大きなキノコ岩
トルコのカッパドキアに似たキノコ岩がずらり。
アジアらしく椎茸岩です。 -
岩のすぐそばで観察できます
-
上部の岩は10億年前の地層
風化とメコン川の洪水で地層が削られていく過程で、地層によって硬さが違うために硬い上部が多く残ってキノコのようになりました。 -
椎茸そっくり!
傘の反り具合や模様がまるでキノコのオブジェです。 -
眼下の森の向こうはメコン川
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下に降りて断崖まで歩いて行きました
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滑らかな砂岩の断崖
崖の上は鑿を叩いて整えたような表面の大きな広場でした。
所々に大きなクラックが走っています。 -
断崖の広場
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深いクラック
狭い裂け目ですが奥は深そうです。 -
飛び越えるのにちょっとドキドキ
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展望台に着きました
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川の向こうはラオス
添乗員さんによれば「これぞイサーンらしい眺め」だそうです。
今までイサーンと言えば玄関口のコラートまでしか行ったことがなく、こんなに雄大な景色をタイで見るのは初めてでした。 -
12:30 公園の名前にもなったパー・テムへ
車で5分ほど移動して、先ほどの崖の下に近いパー・テムにやって来ました。
「タイで最も早い夜明けを迎える地」 -
ここはまた崖の上とは違った様相の砂岩の広場
-
民族楽器のパーフォーマーがいました
あの長い笛は長年の憧れですが、1本だけのケーナでも音が出せない…。(本数は関係ない?) -
ここでも崖の上からメコン川を見下ろしました
サオ・チャリエンの崖よりは大分下がっていて、川も近くになりました。
ゆったりと流れています。
8月にはエビが産卵で戻ってくるそうです。 -
川向こうのラオス側にも同じような断崖絶壁が見えました
サオ・チャリエンで見たクラックのさらに大きなクラックがメコン川で、太古には両国の絶壁の上と同じレベルに流れていました。 -
さらに山道を下っていきました
-
舗装されたトレイルでしたが、ぬかるんでいてかなり滑ります。下まで15分ほど歩きました。
-
覆い被さるような断崖絶壁の下
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4000〜2000年前の壁画が残ってます
これは4000年ほど前に描かれた壁画。ネイティブ・アメリカンの壁画に似ていますが、さすがに古いのでそれほど鮮やかではなく目を凝らさないと岩の斑模様かと通り過ぎてしまいそうです。
<モニュメント・バレー旅行記>
http://4travel.jp/traveler/muffin/pict/13101379/ -
一番鮮やか&賑やかな壁画群
4kmほどに渡る断崖の壁には壁画がかたまって残る場所がいくつかありますが、ここが一番鮮やかなところです。
狩りの様子が描かれていると言いますが、大きな川魚なのかイノシシなのか? -
川の波?
下の方には人の姿がうっすら見えます。 -
弓矢を持った人々が隊列を組んだように見える壁画
(合ってる?) -
こんな崖の下
上部がせり出しています。
さっきはこの上から川を眺めていたんだ…。
このせり出した岩のおかげで下の壁画が雨風をしのいで守られてきたそうです。 -
この先のトレイルは未舗装でそれほど壁画も残っていないので、ここで折り返しまた崖の上に戻りました。
-
インフォメーション・センター
トレイルの入り口に公園内の資料を展示したインフォメーション・センターがありました。
入り口には郵便ポストが…!
急いで隣接の売店で絵はがきと切手を買って自分宛に書いていると、デスクのおじさんが公園特製の消印をぽん!と押しに来てくれました。
絵はがき、切手 15B(47円) -
14:00 川沿いのタイ料理レストランで昼食
車で移動すること15分。ウボン・ラチャタニーから追ってきたムーン川とメコン川が合流するメー・ナーム・ソーン・シーというところにやって来ました。
メコン川を眺めながらのお昼ご飯。絶景ポイントだけど、朝ご飯からまだあまり経ってないような…。
food allergy
電話:045 350 115 -
いい眺めです
-
でもみんなで囲むテーブルは楽しくて食が進みます
大人数だとバラエティに富んだメニューになっていいな♪
イサーン名物のものばかり。
バンコクでもイサーン料理はありますが、かなりマイルドになっているのがよくわかりました。
半端なく辛い!
・トムカーガイ(鶏のココナッツミルクスープ)
・ソムタム(青パパイヤサラダ)
・魚のラーブ
・ガイヤーン
・川魚のフライ←意外にもこれが一番おいしい。川魚なのに臭みがありません。
・餅米
・カオパッ(チャーハン) -
食後は川沿いの遊歩道を歩いて川の合流ポイントへ
同じような観光客向けのレストランが並んでいました。 -
食事はおいしかった?
店先に吊り下げられたブランコで遊ぶ子供達。 -
メー・ナーム・ソーン・シー
Mae Nam Son Si
メー・ナーム・ソーン・シー(2色の川)という名の通り、メコン川と合流するムーン川の色ががしばらくの間は混じらずに流れるポイント…のはずですが、雨期真っ只中のため境目は曖昧です。
もしかしたら波間が光って色が違って見えるだけだったのかもしれません。 -
ゆったりと流れる広い川
これが2色なのかな? -
左がラオス、右がタイ
-
ムーン川のが流れ込むポイント
きれいに整備された公園のようになっていました。
展望用の真っ白な東屋も建っています。 -
帰り道は車窓からの風景を楽しみました
古い木造住宅ですが一部立派なものに建て替えられています。 -
こんな豪邸を持つ農家が軒並み続いて
奥を見ると普通の農地なので農家だと思いますが、どこのお宅も真新しく豪華。ガレージにはピカピカの大型ピックアップトラックとトラクターが入っていて、ここがどうして貧しいイサーンなの?とびっくり。バンコクに出稼ぎに来る人の多くはこの辺りの出身ですが、親元に送金したものかなぁと考えたりもします。
バンコクへの帰路、コンケーンへ向かう間は質素な佇まいの農家や商店ばかりで、ウボン・ラチャタニーの周辺だけでこのような立派な建物を見かけました。 -
ここにも大型ディスカウント店が来ているんだ…
-
16:30 ホテルにチェックイン
まだ新しそうな3階建てのブティックホテルです。
Pentahug Hotel
13 Soi Sukha Uppatham 9, Nai Muang Sub District, Munag District, Ubon Ratchathani City Center, Ubon Ratchathani, Thailand 34000
http://www.agoda.com/asia/thailand/ubon_ratchathani/pentahug_hotel.html -
アメニティが最小限だったりエレベーターがなかったりしますが短期滞在には充分で、きれいなホテルです。
-
客室
ひとりでごろんと斜めに寝られる(笑)
かなり広く清掃も行き届いています。
予定ではここで3時間ぐらいの余裕がありましたが、列車の遅れの調整時間だったとわかりました。
休憩1時間。
夜行でやって来てくたくただったのが、シャワーを浴びてすっきり。
また元気になったところで、いよいよろうそく祭り前夜祭へ出発です!
<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
ウボン・ラチャタニーの旅(2) ろうそく祭り・ナイトパレード
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10802592
…へ続く。
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