たった5日でこんなとこまで行っちゃいました。（カンクン2日目③　チチェンイツァーへの布石。ついにマヤの遺跡とご対面）

2013/08/04 - 2013/08/04

シアンカアンを後にして続いてはマヤの遺跡に向かいます。

シアンカアン自然保護区の総面積は 5280平方キロ もあるそうですが、ほとんどが湿地帯であり、その中に小規模な遺跡が点在し、その中で一番大きなものがムイル遺跡とのことです。

大規模なモノを作ったら地盤沈下で沈んじゃうのかな？


オイラも「マヤの遺跡」といったら
・チチェン・イツァー
・テオティワカン
・ウシュマル
・パレンケ
・ティカル
といった世界遺産の遺跡しかないと思っていたら、何とびっくり、メキシコと周辺国合わせたユカタン半島全体で数え切れないほどの遺跡があるそうで、世界遺産の遺跡はごく一部の大規模な遺跡であることを今回メキシコに行って初めて知りました。

確かにカンクンのホテルゾーンをほんのちょっと外れた道のわきにも遺跡がありましたから…。

初めてのマヤ遺跡、翌日の「本番」チチェンイツァーで興奮しすぎてぶっ倒れないように、ここで予行練習です。



＜ムイル遺跡＞
この遺跡は広大なシアンカアン自然保護区の中ですが、シアンカアンは大半が湿地であり、大きなマヤ遺跡はありません。
その代わりに20以上の小さな遺跡が点在し、その中で一番大きなものがムイル遺跡だそうです。

しかしまだ大部分が何の調査もされておらず、手つかずの発見した時の状態のモノもある。
そんな遺跡だから遺跡の所在地は世界遺産の対象地だが、遺跡自体は州（国）の指定文化財の程度にとどまっている。



そんな「これから」の遺跡と、高級リゾートホテルでの昼食の様子です。

エリア カンクン(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: アメリカン航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

シアンカアンから20分くらい

この旅最初のマヤ遺跡に到着。



ジャングルの中にある遺跡なので蚊がたくさんいるそうでよく刺されるオイラとしてはちょっと念入りに虫よけを塗りたくり、さらにこれを…。

それがこれ。


「どこでもベープ」



結構効果があったらしい。

結局刺されなかったから…。

名称のある遺跡にはこういった説明書きが立っています。

補足説明か床にも遺跡の説明があります。

まだほとんど発掘作業が進んでいないため、

「estructura（スペイン語で構造物）」

という名称のモノが多いです。

まず最初は「入口広場」

発掘作業が進んでいないが、ここはもともと「広場」なので、何もないから訪問者のための足元の整備はある程度までは進んでいます。

先程、入口広場と表示しましたが、現地の表示では


Plaza de la Entrada

Plaza de la Entrada

に立って周りを見渡すと石を積み上げた小さな丘が

発見時はもっと草に覆われていたことでしょう。

小さな丘が点在しています

この丘もかつては「建造物」の一つであったはず。
ピラミッドだったのか家屋だったのか…。


崩れた石造りの「建造物」の中に屋根がついた部分がひとつ低層の建造物が残っています（茅葺の屋根で覆っている「建造物」）。　
遺跡の案内板によると、 これは建造物 7H-3 だそうです。

７H-3建造物の案内。

この7H-3建造物には当時青く塗られたと思われる塗装が残っていました。

マヤブルーといわれています。


ちょっと色落ちしたジーンズの色というともっとなじみ深いかも…。

近づいてみると、青さがよくわかります。

ユカタン半島のところどころにこんな植物が生えています。

他のモノにまとわりついて育つ植物のひとつで、名前は…。




忘れた。




他の植物にまとわりついたときはそのまとわりついた先からは栄養分は抜き取らず、あくまでも生きる「土台」を提供してもらっているだけだそうです。
でも石にまとわりついた時は、そのミネラル分はもらってるんだろうな…。

なんだ、このでっかいさやは…。


80センチくらいある。

見上げると豆の木があった。


古代マヤ人はこれを食べていたのだろうか…。

ここは街道からすぐのところであるが、もともとは未開のジャングルの中。


ちょっとそれるとうっそうとした光景となります。

ジャングルの中にはオレンジの木もありました。

ピラミッドが見えてきました。

Estructura 8I-13, El Castillo

ここもまだ記号で表示されていますが、ここがこの遺跡の中心であり、ハイライトです。

El Castillo


の正面に来ました。




チチェンイツァーに近い地域であるが、このピラミッドの形状はティカルのピラミッドに似ています。




ガイドさん曰く、




五層のピラミッドの上に円形の塔がありますが、当初は三層のピラミッドと上部神殿が築かれて、後から二層追加されて塔が付けられたそうです。

こんなところに踊り場のようなモノがある。

3層で作られた名残り？

これが


El Castillo　の説明書きなのだが

左にはスペイン語

真ん中は現地の言葉


何語かは




忘れた。

右が英語

El Castillo　の別の角度に向かいます。

頂上の神殿に彫刻があります。

これ、さっき説明板で見た鳥のレリーフだ。

これはここムイル遺跡の周りに広がるシアンカアンの中で生息するサギのレリーフである。

向かって左のサギのレリーフ。


（オリジナル）

ちょっと見にくいから、補正をかけてみました。

向かって右のレリーフ


（オリジナル）

こっちも見にくいから補正をかけてみました。

一旦El Castillo　を離れます。

再びジャングルの中を歩いて行くと

ガイドさんがこの穴の前で立ち止まった。

この穴は古代マヤ人が交易で得た品を運ぶときに使った道で、輸送の安全も兼ねて穴を掘ったらしい。

長い年月の間に地面が崩落し、穴が露出したという。

まだ中に入れるようです

中は蚊、コウモリといろいろなモノがいました。


それでも「どこでもベープ」は蚊を寄せ付けませんでした。

再びジャングルの中を進む。

建造物 9K-1、「9号神殿」と呼ばれる建造物。


南側からの様子です。

この9号神殿南側正面に、四方に階段がついた、十字型をした基壇があります。　


ここも祭事を司る場所だったようです。

9号神殿北側の様子。

頂上に萱のかぶったところがあります。


（オリジナル）

中は真っ暗だから補正をかけてみた。


ここから何か出てきたのだろうか…。

この階段の横から神殿内部に入る穴が見つかりました。

ここなのですが、ある程度想像できたと思いますが、

この青で囲んだところです。

まだまだ手つかずの遺跡が点在しています。

ここがすべて整備され、各「建造物」が

それぞれ何のために作られたかハッキリしてくれば世界遺産になるのかどうかの判断が下されるのだろう。

発見当時はもっとひどい状況だったのだろうが、手つかずのマヤの遺跡を垣間見ることができて、ちょっとインディージョーンズの気分。


こんな遺跡がユカタン半島ではあちこちに点在しています。



もしかしたらまだ発見すらされていない遺跡があるかもしれません。

さて遺跡散策の後は食事です。



トゥルムのリゾート地にやってきました。



ここにもキレイなカリブ海

その中のリゾートホテルで昼食です。

Ana y jose

なんと読むのか…。

エントランスにこんな演出が…。

まずはドリンクだが、今日もオイラはコロナです。
今日はライト。


昨日は出なかったが、今日はライムが添えてありました。
今日は正しいコロナの作法で…。

かみさんはマンゴージュース。

かなり量が多いですが、結構おいしく。



オイラもコロナを飲んだ後注文していました。

パンが出てきました。

パンにもサルサソースが付いてきました。

上の写真の左から

ハバネロのコーストのサルサソース

続いて定番赤ハバネロのサルサソース。

意外とパンに合う。

オリーブオイルにバルサミコ酢を合わせたドレッシング風

バター

テーブルから外を見るとこんな景色が広がっていました。

前菜はイカリング焼きのサラダ。

野菜はパクチーと知らないベビーリーフっぽいモノでした。


オイラはパクチーは苦手なのですが、若いためか、腹が減っているためか、このイカと合わせて食べると結構おいしい。

テーブルからの景色をパノラマで。

メインディッシュ

かみさんはステーキ

オイラは郷土料理「ファヒータ」を注文。

ビーフ、チキン、ミックスとある中、せっかくだからミックスを頼んだ。

添えられているのはアボカドのペーストソース

メキシコ料理で出てくる確率が高い何かの豆のペーストのソース。

これらをこのトルティーヤで巻いて食べます。
おかわり自由。
あつあつで出てくる。


結構ボリュームあるのでお腹いっぱい。




ごちそうさまでした。

ホテルの中庭には噴水が。

噴水の奥にはこんなマヤっぽい置物が。


これで今日の予定は終了。
後はカンクンに戻るだけ。


朝早かったこともあり、不覚にも爆睡。


明日はついにチチェンイツァーに行きます。