2013/07/05 - 2013/07/05
55位(同エリア96件中)
ロク69さん
カンデルシュテーク滞在の最後のハイキングは、この地区の最高地点にあるブリュムリスアルプヒュッテ(Bluemlisalphuette、2834m)の往復を試みる。数日前までは閉鎖だったルートなので心配だが、案内所ではホーチュルリ峠までは大丈夫ということだった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7/5(金)8:00のゴンドラで上部駅へ向かって出発、天気は快晴でとても気持ちよい朝だ。上部駅からは朝陽を浴びて眩しいくらいのフィシシュトックが美しい。手前稜線上の右端に先日登ったドルデンホルンヒュッテが小さく見えている。
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エッシネン湖へ向かうコースはすぐに左右に分岐するが、我が家は左コースを進む。湖畔には行かずしばらくしてさらに左折し、高度を上げていくルートを歩く。ドルデンホルンとフィシシュトックが明るく聳えているのがとても励みになる。
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ドルデンホルンの拡大、どっしりと根を張ったような重厚な山容は貫禄十分だ。
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エッシネン湖が下に見え始める、きつい斜度を歩くので高度がどんどん上がっていく。
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フリュンデンホルン(左)とドルデンホルン(右)に囲まれた湖面は半分くらいがまだ陰の状態だ。フリュンデンホルンの右下手前にフリュンデンヒュッテが岩盤の上に見える。
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9:10ごろ、歩き始めて約1時間の地点からの眺め。湖面が徐々に陽が当たり明るくなっていくが、左側のブリュムリスアルプ山群は逆光の中だ。
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同じ地点からの湖面をズームアップ、風がないので滑らかな湖面に山が美しく投影している。
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右手にきれいな滝がある、このあたりは比較的緩やかなコースが続く。
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さらに進むと徐々に傾斜は強くなり、ブリュムリスアルプの山群が近くに見えてくる。左の台形縞模様はヴィルディフラウ(目指すヒュッテはこのの左下にあるが見えていない)、その左の黒い2本角はウフェムシュトック、中央奥の白いピークはブリュムリスアルプホルン、その右の黒いギザギザはブリュムリスアルプロートホルンだ。
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振り返って登ってきた方向を見る、エッシネン湖の上方は雲が湧き出している。左から小さな台形のシュテークホルン、ついで大きな台形はヴィルドシュトルーベル(Wildstrubel、3244m)、中央の小さな黒いギザギザのピークはチンゲルロッホチヒホルン(Tschingellochtighorn、2735m)、右手の大きさ山塊はロナー山群だ。雲上に浮かぶ山々が美しい。
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ヒュッテがかなり大きく見え出してきた(10:35)。かなり前から見えていたがヒュッテの周りの様子が分かるような距離に近づいている。ヒュッテ左の岩の下の雪上にルートが付けられているようだ。
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山々が至近の距離に迫ってくる。ウフェムシュトックが氷河を纏って手が届きそうなほどすぐ目の前にある。ヴィルディフラウも近い。
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白いブリュムリスアルプホルンも明瞭に見えてくる。
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出発から2時間50分(11:00)、コースはこれからずっとホーチュルリ峠まで雪の上を歩くことになる。ここでアイゼンを装着する、地元の若い人たちは半分くらいはそのまま登って行く。
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登って行くルートの右手はびっしりと雪で覆われている。左手は切り立った斜面が続く。
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昇ってきた方向を見る。素晴らしい景色に背中を押されながら一歩一歩登って行く。
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11:50にホーチュルリ峠(Hohtuerli、2778m)に到達。ここからは雪がないのでアイゼンを脱いで最後の50mの登りを歩き出す。アイゼンを着けての登行は50分だった。
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峠の向こう側の眺め、たっぷりの雪と浮かぶ雲海、今まで見えていなかった方向の景観が飛び込んでくる。
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12:00丁度にブリュムリスアルプヒュッテ(2834m)に到着した。出発から3時間50分を要している(うち休憩等15分)。ヒュッテ前のテーブルには多くの人たちが飲み物をもって歓談している。
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改めてヒュッテ前からエッシネン湖方向を見る。たくさんの山々がまるで雲海に浮かぶ船のように思える。
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下にホーチュルリ峠を見る。左側が登って来たルート、右側はグリースアルプやガミチ方面へのコースでとても雪が多そうだ。
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ホーチュルリから西へ伸びるエッシネングラート(Oeshinengrat)の山並みの様子。左からデュンデホルン(Duendehorn、2862m)、ブンドシュトック(Bundstock、2756m)、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn、2785m)と続く。
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ヒュッテの少し上まで行ってみる、雲海の広がってきているようだ。
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ヒュッテから上方の眺め、左は黒いヴィルディフラウ、右の白いピークはヴィシフラウだ。ヒュッテ周辺は日当たりが良いのか残雪は少ない。
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さらに右手は、手前の黒いウフェムシュトック、その後ろに主峰ブリュムリスアルプホルン、右はロートホルンと続いている。
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左手の稜線の向こうに頭だけ見えているのは、アイガー、メンヒ、ユングフラウかもしれない。
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ヒュッテに戻り、スープと赤ワインを頼んで持参のおにぎりで昼食にする。
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スープは温かくやや濃い目の味、おにぎりと良く合う味わいだ。
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40分の休憩後、下山を開始する(12:40)。ヒュッテのその背後のヴィルディフラウに見送られながら降り始める。
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ホーチュルリでパートナーだけ念のためアイゼンを着ける。東方向にヴェッターホルンと思える山が覗いている。
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今回は行けなかったグリースアルプ方面、とても雪が多い。
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雲の湧き出しもこの方向はずいぶん多いようだ。
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少し降ってヒュッテを顧みる。アイゼンを着けたパートナーは安定した歩行を続けている。
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苦しかった残雪の登り坂も降りなら楽に歩ける。
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往路では見逃したブリュムリスアルプ湖(2184m)も帰りには見つけることが出来た。
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オーバーベルグリ(Oberbaergli、1978m)に到着(14:20)、登って来たコースとは違うルートでウンターベルグリ(Underbaergli、1724m)まで降る。
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ここのレストランで20分のビール休憩をとる。
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この周りはたくさんの乳牛がいてのどかな光景を作っている。
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子牛たちもいる、毛並みを見ると生後間もないのかも知れない。
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湖岸の岩の上で休む人、さぞかしいい気持ちだろう。
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ゴンドラ駅には15:35に到着、長かったヒュッテ往復も無事帰還することが出来た。
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アパートには16:15に着いた。夕食は、馬肉炒め(タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ニンニク入り)、トマトサラダ、ラーメン、素麺(献立のバランスが悪い)と赤ワインだった。
本日の全行動時間7:25、うち休憩等1:15、実動6:10で登り、降りとも高低差は1200mだった。
残雪が多く、アイゼンを使ったハイキングで疲労もあるが好天気に恵まれた印象深い内容だったと思っている。
これでカンデルシュテークの滞在は終了、明日は次の滞在地ジナール(Zinal)へ向けて移動する。
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