2013/03/16 - 2013/03/16
111位(同エリア285件中)
まゆままさん
5年前に訪れたことのあった多治見市笠原にあるモザイク浪漫館へ再訪。
近くの異国情緒あふれる多治見カトリック教会も見学、
更に思いがけず、モザイク浪漫館の館長さんより駄知町タイルツアー?!に連れていってもらえることに。
ちなみに5年前の旅行記↓
瀬戸・多治見・常滑やきもの三昧?の旅②【モザイク浪漫館】
http://4travel.jp/travelogue/10292406
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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神言会カトリック多治見修道院。
昭和5年にドイツ人のモーリス神父により日本人司祭と修道士の養成を目的に建設された修道院。 -
当初は敷地総面積が2万6千坪あり、神言修道会の日本の本部としての機能を果たしていたそう。
敷地全体からヨーロッパの片田舎の雰囲気が漂っていて異国情緒があふれる修道院だった。 -
聖堂玄関。
聖堂内も見学できるのだけどちょうどこの日は結婚式の準備のため、午前中は立ち入り禁止になっていて
ちらりとしか見れなかったけど、それはすばらしい雰囲気の聖堂だった。
(聖堂内部は撮影禁止) -
修道院の中央玄関。
修道院内は見学不可。 -
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昭和49年から敷地は縮小され、それでも総面積1万8千坪ある敷地内には約3千坪の葡萄園と畑がある。
こちらで採れた葡萄で修道院の地下でワインの醸造が行われているそう。
出来上がったワインは売店で販売されているのだけど、ちょうど今はシーズンでなかった。 -
修道院の裏手。
この裏手の雰囲気もいいなあ。 -
教会の後方にあるこのログハウスは修道院研修センターとなっていて一般人の宿泊も可能なよう。
「ガブリエルハウス」「ラファエルハウス」との名称がついていた。 -
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構内図。
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多治見カトリック教会からモザイク浪漫館へやってくると
館長さんが待っていてくれていた。
なつかしい〜タイルの館。
でもあれから5年も経ったとは思えない。 -
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前回に来た時とは館内のレイアウトもやや変わってる。
平成28年にオープン予定の新モザイク浪漫館?に向けて館内のタイルを整理中なのだとか。 -
色とりどりの豆タイルのカウンター、かわいいなあ〜
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館長さんが今計画中の新美術館の設計図を見せてくださった。
設計は藤森(照信)先生だそう。
小高い山のような建物は地表には木々が植わり、建物は山の内部に隠れた感じになってるようだ。
この辺りののどかな町並みに溶け込むような自然と一体化した素敵なデザイン! -
古い貼盤にセットされたタイルがたくさん積み上げられてる。
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藤森先生から昔の貼盤を使っての展示方法のアイディアをいただいたとのこと。
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以前は無造作に飾られていた貴重なタイルは防犯面を考えて今はもう仕舞われてるという。
たしかにこの建物では物騒だ。 -
今ではもう製造されてないタイルの見本。
今もあれば、ぜひ欲しい、と思ってしまうタイルがいろいろ。 -
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なつかしいタイルの浴槽
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タイルの浴槽はA型、B型、C型とあって、この途中に台が付いているのはC型浴槽だそう。
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タイルの天板コレクション。
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これは大きな置時計の足元に貼られていたタイル部分。
内側部分が土壁だとはがした後にボロボロ崩れてくるから保存が大変と言われてた。
この横にも土壁ごとはがされたタイルが崩れかけ状態で展示されてた。 -
外に出ると無造作に置かれた昔の洗面台が。
うちの庭の立水洗の受け皿用に補修して使いたい〜と思ったが、
さすがに売ってはもらえなかった。
最近ではタイルの洗面台の需要が結構あるようで、この辺りでもタイル洗面台を作ってネット販売する業者が
3社もでき、この浪漫館にも業者が参考に見に来られたとか。
タイルは今、リバイバル傾向にあるのだろうか〜? -
こっちは途中で割れてしまってるのが惜しいけど、いろんな色、形のタイルがかわいい洗面台。
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館長さんには5年前に訪れた時の浪漫館をブログへ載せさせて頂いたんです、と
言ってみたが「そう〜」とほぼ興味なさそう;
それでタイルが好きで、自分でもいくつか作ってみたんです、と作ったタイルの写真コピーを見せたら
「もらっていい?」とコピーをもらってくださった;
やはりこちらにはタイル好きな人が集まってくるようで、今度タイルの本を出される方がいる、
とその方が撮られた写真なども見せてくださった。
その中にはお宝タイルスポットもいろいろ・・また今度探して行かないと!
更にはこの近くにもお宝スポットがあり、個人で行くには分かりにくいから連れていってあげると。
やった〜!
も一つの目的、産地で廃棄処分になるような格安タイルや陶片などを手に入れる・・これはこの日も会社が休みの休日だし、それはなかなかない!
と言われてしまったが。
この後、館長さんにはお宝タイルスポット、土岐市の駄知町というところへタイルツアー?!に連れていってもらったのだった。 -
モザイク浪漫館の館長さんの車に先導されてやってきた土岐市駄知町。
私はこの町のことは知らなかったのだけど、千年以上も続くやきものの町だそうで町内には90余りの窯元があるそう。
美濃地方のやきものは昔から製品別の分業製で作られていて、ここ駄知町はどんぶりの生産で知られる。
モザイク浪漫館のある笠原はタイルと茶碗、他にも盃や徳利など町ごとに作られる製品が決まっているのだとか。 -
まず案内していただいたのは明治42年創業の地酒蔵「千古之岩酒造」
風格のある立派な建物。 -
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驚いたのは裏へ回ると建物は大ぶりのタイルでびっしりと覆われていた。
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渋い素敵な色合いのタイルは一枚一枚がかなり大きくて今ではとても珍しいものだそう。
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重厚な鉄の扉もタイルの外壁にマッチしている。
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館長さんが挨拶してくださり、作業場まで見せていた。
作業場の水周りにはこんな黒いタイルが使われていた。 -
この駄知町には今ではもう廃業してしまったが、銭湯が3軒あったという。
残されていた元金城湯。
外観はほぼ新しくなっていて、言われなければ元銭湯とは分からないけれど・・ -
現在ガレージとして使われているところが浴場だったそうで、
見事なタイル画が残されていた。 -
鳥たちが集まるデザインのタイル画はパステルトーンでやわらかくモダンな雰囲気。
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アーチ状に弧を描く天井の真ん中には通気窓も残されていた。
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この元銭湯のガレージを持つお宅の玄関まわりには個性的なタイルが使われていた。
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このボーダータイルも立体感があってギザギザの切り口がおもしろい。 -
町の公民館はスクラッチタイルが使われている。
入口周りは新しいものだそう。 -
こちらは駄知町のある土岐市のマンホール
中央に市章、そして市の花キキョウと美濃焼がデザインされている。 -
銭湯3軒のうちのもう一つ、元「鶴の湯」の建物。
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中へ招きいれられて、これまたびっくり!
今はやきものの型作りの作業場となっている壁面にはマジョリカタイルがびっしりと〜
すごい!! -
タイルは2種類。
葉っぱの曲線が優雅なアールヌーヴォー風の花のタイル。 -
そして、鶴?サギ?が魚をくわえてるタイル。
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タイルだけではない。
ステンドグラスも残ってるではないか〜 -
お風呂屋さんだった間取りそのままが残されていた作業場。
私は感嘆の声をあげっぱなし・・; -
お風呂屋さんだった当時は2階は玉突き場などもあったそう。
2階の窓の外の手すりは洋風の趣が。 -
そして最後に案内してもらったお宅。
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扉を開けると、その玄関に敷きつめられた色とりどりのタイルが目に飛び込んできた。
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いろとりどりの無釉タイル。
少しずつ貼り替えられつつ維持されてきたものだそうだけど、中には大正時代のタイルも混じっているという。
赤いタイルがそう。 -
玄関には木のカウンターがあって普通の住宅っぽくない。
館長さんいわく、もともと髪結いをされていたお家だそう。
館長さんはさらに「子供に防空壕見せたって〜」と。
中庭にある防空壕まで見せていただくことに; -
思ったより深さがある防空壕。
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中へも入らせてもらった。
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今は漬物を保存してるだけという防空壕の内部。
入口に比べると思ったより中は狭目で大人4人くらいでいっぱいな感じ。 -
モザイク浪漫館の館長さんのおかげで貴重なものをたくさん見せて頂くことができた。
そろそろ子供たちがお腹が空いたと言い出したので、最後にレストランやお土産屋さんがあるという施設「どんぶり会館」
へ案内してくださった。 -
ここのレストランではいくつか指定されてるセットものを頼むともれなく丼鉢がプレゼントでついてくるからと言われた。
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うどんと天丼のセットでゲットした丼鉢。
この後は多治見へ戻って本町オリベストリートを歩くことに。
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