2013 GW フロリダとニューヨーク14：シカゴ経由で帰国の予定が、機体トラブルで、、、、

2013/05/05 - 2013/05/06

帰国日です。
予約・購入時にニューヨーク->成田の直行便は高い予約クラスしか空きがなかったため、シカゴ経由でチケットを確保していました。シカゴ->成田のグローバルアップグレードを申請していましたが、前日までにビジネスクラスの空席はほとんど無く、アップグレードは絶望的な状況でした。
が、現実はアップグレード云々の懸念どころではなく当日に帰国できない危機に！　シカゴ行きの便に機体トラブルが発生し、シカゴでの乗り継ぎ便(成田行き)に間に合わない状況となってしまいました。シカゴ便の機内、地上係員、ラウンジ、ゲートと場所を移り移りの交渉の結果、ニューヨークからの成田直行便の席を何とかゲット！無事に成田に戻れました。手荷物は一日遅れましたが。
今回の旅行は、アメリカ入国時や、オーランドでのPreTSA対応など、飛行機関連でのトラブルに付きまとわれましたが、まぁこういう困難も旅の醍醐味ですね。振り返って笑い話となる今では、いい思い出です。
何とか夏休みの旅行前に、GWの旅行記を書き終えることができました。次の旅行は8/10から、６年ぶりのカリフォルニアです。


旅行日程

□　4/25 成田→ワシントンDC→マイアミ　　　　　　マイアミ泊
□　4/26 エバーグレーズ国立公園　　　　　　フロリダシティ泊
□　4/27 セブンマイルブリッジ、キーウエスト　キーウエスト泊
□　4/28 キーウエスト→サニベル島　　　　　　　サニベル島泊
□　4/29 クリアウォータービーチ　　クリアウォータービーチ泊
□　4/30 セントピータースバーグ　　　　　ティトゥスヴィル泊
□　5/ 1 ケネディ宇宙センター　　　　　　ティトゥスヴィル泊
□　5/ 2 オーランド→ニューヨーク　　　　　　ニューヨ?ク泊
□　5/ 3 ニューヨーク観光　　　　　　　　　　ニューヨ?ク泊
□　5/ 4 ニューヨーク観光　　　　　　　　　　ニューヨ?ク泊
■　5/ 5 ニューヨーク→(機中泊)　　　　　　　　　　　機中泊
■　5/ 6 →成田

■：当ページの旅行記で記述している部分です。

この旅行の初日からご覧になりたい方は、こちらをどうぞ
http://4travel.jp/traveler/hanken/album/10773984/

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

地下鉄でペンステーションに到着。
本日帰国日(シカゴ経由予定)。ニューアーク空港で、９時のシカゴ便に乗る予定。
ペンステーションからニューアーク空港へは鉄道(NJ Transit)で行くのだが、この日は日曜日。NJ Transitの日曜のダイヤをチェックしてみると、ペンステーション発が6:07, 6:13の後は何と7:07。20分おきぐらいには便があると思っていたが、それが盲点でした。前日までに気づいて良かった、、、、。
7:07発だとニューアーク着は7:30着。そこからアエトレインを利用することを考えると、ややリスキー。従い、ペン駅6:07発に乗ることとした。このため、５時起床、５：３０にホテルを発ちました。

チケットは既に着いた時に往復チケットで入手済み

無事に、6:07発のNJ Transitに乗りました。

ニューアーク空港駅に到着

エアトレインに乗り換えました

ユナイテッドのチェックインカウンターに到着。
この時６：４９。結果論になりますが、７：０７のペンステーション発でもシカゴへの国内線１時間前にチェックインできた可能性がありますね。

ユナイテッドのラウンジへ

ラウンジは、ターミナルの上階にあり吹き抜けから下のターミナルが見えます。

マンハッタンの摩天楼も見えます。

さて搭乗

シカゴ便は、グローバルアップグレードされて、最前列です。ここまでは良かった。

離陸前にトマトジュース。ここまでは良かった。

荷物も無事に積みこまれました。ここまでは良かった。

離陸準備は順調で、定刻の１５分前には既にドアクローズ。ここまでは良かった。
その後なかなか動かない。何やらトラブルが発生したようで、機長・副機長が機材をいじり始めた。不安だ。１列目の席なので前の動きが良く見える。彼らにはお手上げのようで、そのうちエンジニアが乗り込んできた。不安増幅。
エンジニアに対応を任せた副機長(女性)が、出てきたので彼女に話かけてみた。副機長は「コックピットの窓を暖かくする装置が故障した。この手のトラブルは簡単に直るはず。４つ窓があるうちの一つなので、一つ壊れてもそのまま飛行しちゃうこともあるけど、目的地のシカゴは寒いから直しておく必要がある」とのこと。
そのうち、パネルを外して大仰な修理になってきた。我々はシカゴで２時間強の乗り継ぎ時間があるので、その時点では、この便でシカゴまで行くことしか考えていなかった。
定時に２０分ほど遅れた９：２０頃か？乗客の一人が副機長と短い会話をした後に機を降りた。おそらく彼は次のシカゴ便である１０：００の便に振り替えてもらったのであろう。この時点で「そうする？」とも思ったが、これは後から考えると、完璧なタイミングでのジャッジだった。彼はチェックインラゲージがなかったのでこの迷いない判断ができたのであろう。
エンジニアが一旦降りた。ん、何が起こった？パイロットやCAには楽観的な雰囲気が引き続き漂っていたが、９：３０ごろに「本当に飛べるのか？」という議論が始まり、激論と言えるほどに熱を帯びてきた。もう一人が別便への振り替えで降りた。私もやや焦り始めて１０時の便への振り替えを要求した。こういう事態には機長が対応するものなのか？なぜか機長が地上と交渉に。(客を勝手に降ろしてはならぬということか？セキュリティ上、一度降りた客は機内に戻れないというルールがあるのかも)　その間に修理パーツが到着。「こいつを入れ替えて１分でチェック可能」と副機長。が、数分経っても一向に前向きな気配なし。これは本当にやばいと思い始めた。再度交渉してみると、１０時の便への振り替えも(満席か時間切れか？)NG。その次のシカゴ便は１１時。この場合シカゴでの乗り継ぎ時間は１５分程度しかないので、シカゴからの帰国便に乗ることはほぼ絶望的。このため、ニューヨーク１１時発の成田への直行便への振り替えを打診。

機内スタッフは、「地上スタッフと話した方が良い」と。そんな中、機長から機内アナウンス「機材変更も含めベスト解決を模索する。しばらく機内でお待ちを」と。
我々夫婦は、動くなら「今でしょう」と、機を降りてゲートの地上係員へ交渉に。

ゲートでは、先客が交渉中。そこに並んで待っていると、機材変更がほぼ確定したようで、出発時刻が11:10に再設定され、ゲートが変更された。機体から全員が降りてきた。
かなり待たされた挙句ゲートの地上係員が「私は担当ではないから、ゲート９０近くのカストマーサービスに並んで！」と。既に機体から降りて来た人が列を作っているはずなので、カストマサービスで並んだら本当に時間切れになってしまう、、、、。

そうだ！ラウンジならば、列は短いはず！！とユナイテッドのラウンジへ。１Ｋ会員のメリットがここで発揮された！！！
ラウンジでは、先客が一人。ラウンジの担当者はとっても丁寧に親身に対応してくれました。コンピュータのキーボードを叩きまくったり、どこかに電話したり。ニューヨーク->成田の直行便はフルでNGとのこと。そうだと思います。チケット予約・購入時に直行便が混んでいたためシカゴ経由にした経緯があるわけですから。
このため選択肢は、11:10にリスケされた元々のシカゴ便で接続できることに賭けるか、シカゴから別の便に乗り継ぐか？後者の場合、シカゴで４０分で乗り継げるアメリカン航空便のみ空席があるとのこと。
うーむ、アメリカンか、、、、。アメリカンはワンワールド。スターアライアンスのユナイテッドとはアライアンスが違うし、４０分程度の乗継だとやはり乗り継げないリスクも残る、、、、。全日空などスターアライアンスの便で他の選択肢が無いか聞いてみるが、どれも空席は無いとのこと。
で、ラウンジの担当者が提案してきたのは、ニューヨークからの直行便のスタンバイ。この便は間もなくチェックインを締めるので、ノーショー(予約したけど空港に来ないor来られないケース)が何件か出れば、タイミング次第では座席をゲットできる　とのこと。その場合は該当便のゲート１０８で待つことになる。これも乗れないリスクがもちろんある。色々と模索している中、「元々の便の遅れ時間があと１０分ではっきりするからそれを待つのがベスト。１１：１０から前倒しされるっぽい」と言われるが、私は「前倒しの率は低い」と直感的に思った。で、再度ダメモトで直行便の空きを確認してもらうと「チェックイン締め切って数席あきが出た。今からカートに乗って急ぎ１０８ゲートに行って交渉すれば乗れるかも」と。

その直行便は、もともと混んでいるフライトでチケット購入時にも高い予約クラスしか空いていなかったフライト。が、直前のシート調整中でチャンスあり。すぐに動く。が、周囲にカートは見当たらない。
ラウンジから隣のターミナルであるゲート１０８までダッシュ。

１０８番ゲートに到着。

すぐに、手の空いていた地上係員に聞いてみると端末をたたいて「３席空きあり」と。やったぁと思ったが、彼女は「私は担当じゃないから席を確保できない。ちゃんと列に並んで依頼して」とのこと。で、ちゃんと列に並び手短に事情を話し依頼したが、その間に席は割り当てられてしまったようで、「空き無し」と。で、スタンバイのチケットを発行された。

そこで、今までの経緯を詳細に説明したところ、「あ、２席確保されています」とのこと。「やったぁ?！」どうやら先ほどのラウンジの人が、我々が108番ゲートにダッシュしている間に、座席確保の動きをしてくれていたようだ。本当にありがとう！！
あとはチェックインラゲージ。システムから移動の手続きを行ってくれた、その際に色・サイズなどの特徴を聞かれる。が、「載せ替えの保障はできない。結果は成田に着いた時に分かる」とのこと。場合によっては、荷物だけシカゴで１泊するのかな？

無事、ニューヨークから成田の直行便に搭乗。
嫁はんとはバラバラで、どちらも(通路側でも窓側でもない)真ん中の席ですが、そんなことは仕方ない。席があるだけラッキーです。

機内食

映画「Ｕ２　魂の叫び」(原題: "U2 Rattle and Hum")。
行きのワシントン便で二十数年ぶりに鑑賞して感動したので、帰国便でも観てしまいました。

間食

エンターテインメントシステムがバグった様です。システム全体を再起動した様で、すべての席のモニターがこの昔懐かしいDOS画面の様な状態になっていました。
私は、映画を観終わって、本を読んでいたので被害なしですが、真剣に映画を鑑賞していた乗客はかわいそうです。そういえば、行きの便では、嫁はんのエンタテインメントがバグって、(この時は、機全体ではなくローカルに)システム再起動していました。ユナイテッドのシステムは弱いのか？

到着前の食事

無事、成田に到着して、成田エキスプレスで自宅へ。
荷物？そうそう、到着時に機内で名前を呼ばれて「地上職員にお問い合わせください」と言われ、「あぁ、荷物は届かなかったんや」と思いました。
荷物は、我々が振り替えてもらった便への載せ替えが間に合わず、明日の便で成田に届くとのこと。一部のお土産が入っていたため、翌日に会社でお土産を配れなかったけど、まぁ土産話が増えたということで、よしとしましょう。かなり身軽に自宅に帰れたし。

長々と旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。
次の旅行は、カリフォルニアです。

この旅行記へのコメント （2）

• はなまま さん 2013/08/05 20:58:24

  こんばんは

  おつかれさまでしたー。
  
  私など飛行機にもめったに乗らないので、機材にトラブルが起こったとしても大人しくじっと座ってなければいけないもんだと思いこんでいました。
  何もわからないから、ただただ不安にさいなまれつつ・・。
  
  はんけんさんの旅行記を読んで、旅慣れた人だといろんなテクを知っているもんなんだなぁとすごく感心してしまいました。
  
  勉強させてもらいました〜(@_@。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　はなまま)^o^(

  はんけんさん からの返信 2013/08/05 22:41:18

  RE: こんばんは

  はなままさん、こんばんは
  
  トラブッた時は、正確な情報を収集することと、それに基づく早めのアクションを心掛けています。これに加え「言ったもの勝ち」のアメリカでは、主張する　ことも大事です。
  ただ、今回は最前列に座っていたことや、ラウンジで対応してもらえたという運も味方してくれました。