グラウス･マウンテンに登ろう　苦行のグラウス・グラインド

2013/07/20 - 2013/07/20

バンクーバーの観光名所、グラウスマウンテンに登るには2通りの方法があります。

１つ目は、ゴンドラであっという間に山頂へ。

２つ目は、ひたすら自分の足で登るグラウス・グラインドというトレイル。

これが非常に挑戦的なトレイルで、標高差約850メートルをほとんど一直線に登る急勾配。
トレイルのほとんどが階段状。しかも段差が結構ある。手をついて登らなくてはいけないところもアリ。
石だらけ、木の根っこだらけ。

はっきり言ってキツイです。
苦行以外のナニモノでもない。
登ってる時は、なんでこんなところに来ちゃったんだろうって後悔することしきり。

ところが、これが大人気なんですよ〜バンクーバーっ子には。
夏になると「グラウスグラインドいつする？」と、お誘いがかかります。

大汗かいて地獄のハイキングをしたあとの達成感たるやすばらしいことこのうえなし。
アドレナリン放出しまくりです。

このコース、1時間を切ると自慢できます。英雄気分になれます。
普通の人は、1時間半から2時間弱。

おっそろしい急斜面だけど、短いコースなので、みんな頑張るわけです。

大人気のコースだけに、混雑してます。
トレイルは狭くて自分のペースをキープするのが大変。
早い人には道を譲って、遅い人の後につくと、ちょびっとイライラして・・・。

それがイヤな人には、裏道があるんですよ〜。
それは、ちょこっとだけ遠回りで傾斜が緩やかな（少しだけね）
Baden Powell というコースです。
グラウス・グラインドより人が少ないのが何より。

混雑を避けて、親子3人で挑戦してきました。

さて、かかった時間は？

レッツスタート。

エリア バンクーバー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0

フェンスの向こうがグラウス・グラインドの入り口。
たくさんの人が準備中。
友達と待ち合わせたり、準備体操したりしてます。

子供もシニアも登っていきますよ。

ゲートを入ってすぐに、グラインドとバーデン・パウウェルに分かれます。
ここはまだ序の口。
段々傾斜がすごくなっていきます。

森林浴はいいね〜。

針葉樹の間から気持ちのいい朝の光がさしてきます。

まだまだ余裕？！

このオレンジの目印で迷うことはありません。

バーデン・パウェルは、西はサイプレスから東はディープ･コーブまで続く長い長いトレイルです。
グラウスに登るのは、そのサイドトレイル。

段々と厳しい道になってきました〜。

途中にあったニコちゃんマーク。

今日の写真係は娘。
私はずっと下を向いて歩いていたので、このニコちゃんマークに気づかなかった。

こんな感じで階段が続きます。
グラインドよりは緩やかだけど、でもやっぱりキツイ道です。

いつも2時間位は平気で歩くけど、今日のトレイルは、さすがにキツイと感じました。
1時間を過ぎたころから、疲れた〜と思う。
こんなのは久々。

ペースの遅い私を置いて、娘は一人でさっさと登っていきました。

頂上で待っている間に撮った写真。

最近の若い子ってこういう風に足を撮るのが好きらしい。
あちこちでこんな写真を撮ってますよ。

お〜やっと来た来た、お父さんとお母さん。

お父さんは足の遅いお母さんをちゃんとかばってペースをあわせてくれます。
えらいな〜〜って？！
ハイ、ここまで至るには色々と苦労話がありましたとも。
いつも置いていかれて、何度怒ったことか。

タイムを計る機械。

グラインドタイマーというカードを持つ人（20ドル）は、ふもとでピッとやって、頂上についたらここでピッ。

記録は、ゴンドラの駅にも表示されます。

最高記録は、なんと23分。
毎年開かれるレースでの結果です。
混んでる時は、いくらなんでもこんな早いペースでは登れないだろうな。

普段なら、早い人で40分から50分くらい。
ほとんど走って登ってる感じですね。

私たちは、ちょっと遠回りのトレイルだったので1時間45分。

頂上についたらお楽しみがいくつかありますよ。

頂上のお楽しみの詳細は、去年の旅行記をどうぞ。
http://4travel.jp/traveler/hastings/album/10695397/

無料のキコリショー。
斧を的に投げる競争。

他に、どっちが早くチェーンソーで木を切れるかの競争、高い木に登る競争など、エンターテイメントいっぱいの演出で面白いです。

バードショーもあります。
保護した野生の鳥を解説してくれます。

グラウス･マウンテンで保護されている2頭のクマ。

暑い中、保護地内をウロウロしてました。

さっきまで水浴びしていたみたいで、体が濡れている。

このお花、初めて見るなあ。

帰りはゴンドラで帰ります。
下りだけだと10ドルです。

ゴンドラから見たバラード･インレット。
向こう岸がダウンタウンです。

キツイ登りのトレイルだけど、短いのと登りのみなので（グラインドを降りて行くのは禁止されています）、思ったよりは疲れない。

夏の間、あと何回できるかなあ。

この旅行記へのコメント （8）

• Dr.Poohさん 2013/07/25 19:24:49

  こんにちわ

  ElliEさん，こんにちわ。
  
  登りましたよ〜。とっても懐かしいです。
  
  着いたとき，マウンテンポリスのお姉さんと雑談したことを思い出しました。
  脇道経由でマウンテンバイクで登って来て，はあはあ言われてましたけど，カメラを向けると服を直して，スマイル＆ポーズをとってくれました。^^
  
  その上のトレイルも，行っちゃいましたよ。
  上は，とにかくガレ場で大きい浮石の連続でした。ToT
  
  カナダに住まれているんですよね，羨ましいです！
  

  ElliEさん からの返信 2013/07/26 08:15:40

  RE: こんにちわ

  Dr. Poohさん、こんにちは〜。
  
  グラインド、頑張ったんですね〜！
  登り切った時の爽快感は、ナニモノにも帰られませんね。
  
  Dr. Poohさんは、ピークにも登ったなんて、すごい！
  グラインドでヒ〜ヒ〜行った後に、その上にも行くなんて、世界制覇もできそうな勢いですね〜。
  
  マウンテンポリスは、自転車で登ってきたんですか？
  どのトレイルだろう？
  私は、マウンテンバイクでは、違うトレイルをよく行きました。
  ノースショアは、マウンテンバイクのメッカなんですよ。

• Mauricioさん 2013/07/25 06:58:52

  Baden Powell ？？

  ElliEさん
  
  こんにちは。
  
  Baden Powell と聞けば、ボサノヴァ・ギターを思い出すんだけど、
  
  この厳しい奏者の方が緩やかというのに大笑いしてしまいました。
  
  同じ Baden Powell で違う事を考えてスミマセン！
  
  
  　　　Mauricio

  ElliEさん からの返信 2013/07/25 13:45:09

  RE: Baden Powell ？？

  Mauricioさん、こんにちは。
  
  さすがブラジル在住の方は、ボサノヴァを思うんですね。
  有名なアーティストなんでしょうか？
  すみません、イパネマの娘くらいしか思い浮かばなくて。
  

• 唐辛子婆さん 2013/07/24 19:07:36

  今度行ったら

  ElliEさん
  
  今度行ったら挑戦するぞ〜〜〜ヽ(^o^)丿
  
  唐辛子婆

  ElliEさん からの返信 2013/07/25 13:41:02

  RE: 今度行ったら

  唐辛子婆さん
  
  いつでもお供つかまつりまする。

• 一歩人さん 2013/07/24 18:01:08

  ふ、ふ、グリスビーに癒される？

  ElliEさんへ
  ふ、ふ、グリスビーに癒される、アドベンチャー！！
  
  私は、御嶽山で熊出現、注意！の立札に遭遇。
  
  修験者曰く、毎日の朝の山菜摘みには、遭遇の可能性があるとか。
  
  鈴が命の手綱かしらね。今の、毎日の浅草散策の手綱は？
  
  にぎりと、飲料水でしょうか（笑）！
  
  ありがとうございました。
  失礼しま〜す♪
  
  

  ElliEさん からの返信 2013/07/25 13:40:19

  RE: ふ、ふ、グリスビーに癒される？

  一歩人さん
  
  登ってる時は、ほんとに苦行で、六根清浄と唱えたくなりますが、頂上につけばクマに会える楽しみが待っております。
  
  浅草詣は、仲見世お目当てか、六区へ参るのか？
  最近はスカイツリーもよいですね。