2013/06/26 - 2013/07/11
19位(同エリア47件中)
youさん
黒海とカスピ海の間に連なり、アジアとヨーロッパとの境を成す大コーカサス(カフカス)山脈。この山脈の南側に位置するコーカサス三国と呼ばれる、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャンの三共和国を16日間ツアーにて訪れました。
日程とコースは下記。
6月26日 成田夜 カタール航空QR805便にて、ドーハ経由、アゼルバイジャンの首都バクー(2泊)。
6月27日昼バクー到着後→コブスタン岩山の岩絵観光→カスビ海クルーズ
6月28日バクー市内と近郊観光
6月29日■バクー→ショマハ→ シェキ(泊)
6月30日■シェキ→国境を越えてグルジア入国→テラヴィ→トビリシ
7月1日 トビリシ→国境を越えてアルメニア入国→セブアン湖→エレヴァン(3泊)
7月2日 エレヴァン市内と近郊観光
7月3日 エレヴァン近郊観光
7月4日 エレヴァン→国境を越えてグルジア再入国→クタイシ(泊)
7月5日 クタイシ→ズグディディ→メステイア(2泊)
7月6日 メステイア→ウシュグリ→メステイア
7月7日 メステイア→ズグディディ→クタイシ(泊)
7月8日 クタイシ→ウブリスツィ→トビリシ(2泊)
7月9日 トビリシ→グルジア軍事道路→カズベキ村→トビリシ
7月10日 トビリシ→ムツヘタ観光→トビリシ市内観光
夜トビリシ発カタール航空QR977便にて、ドーハへ
7月11日 ドーハ発カタール航空QR804便にて、夕刻成田。
この旅行記は、アゼルバイジャンの古くから絹の生産地として栄えたシェキを掲載します。
表紙の写真はシェキのハーン宮殿
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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6月29日 この日は、バクーからショマハを通り、アルゼバイジャンの第4の都市、シェキまで移動します。
地図はアゼルバイジャン観光情報局のサイトから引用 -
9時 ショマハの街に向けてバクーのホテルを出発。バクー郊外にアルメニアとの紛争地帯、ナゴルノ・カラバフから避難してきた住民が暮らすアパート群が見えています。避難キャンプと聞きましたが、外観は立派な建物の様です。
現在、アゼルバイジャンとアルメニアとの国境は封鎖されているため、アルメニアに行くには、グルジア経由で行くことになります。 -
バク−の西約100キロの場所にあるショマハの金曜モスクに到着。外観は真新しくなっていますが、オリジナルは748年に建造されたコーカサス最古のモスクです。地震やアルメニアとの紛争などで破壊されましたが、間もなく修復が完了するところです。
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中に入れてもらいます。
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信者が寄進した色鮮やかな絨毯が敷き詰められた礼拝堂。
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幾何学的な模様で豪華に飾られた真新しいミフラーブ。
内部はほとんど完成していますが、最後の仕上げのための足場がまだ残されています。 -
礼拝に来ていた仲よし姉弟。
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ショマハの街中から小高い丘が見えています。この丘の上に歴代王の霊廟があるというのでそこに向かいます。
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丘を登ってセブンドームズという霊廟に到着。
ショマハは、かって東西交易の中心地として栄えた町。11世紀にペルシャからの亡命貴族がここに都をおき、シルヴァン王朝を興しました。しかし、度重なる地震で町が破壊されたため12世紀になって都はバクーに移されました。
町を見下ろすように、シルヴァン王朝の初代王であるシェイク・イブラヒム・シャ−などを祀った7つのドームがあります。 -
ドームの中。色のついた墓標が並んでいます。
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ドームの周囲には、倒れかかったり、横倒しになった数多くの墓碑があります。ご先祖様の墓は大事にしたいのですが、今は誰も手入れする人が居ないのでしょうか。
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丘の上からショマハの街を見下ろします。この街は、過去何度も地震で破壊されましたが、その度に復興してきた街とのことです。高層ビルはほとんど見られません。
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13時 昼食後なだらかな丘陵地や草原地帯を抜けて、大カフカス山脈の南側に位置する、アゼルバイジャン第4の都市シェキに向かいます。
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ガソリンスタンドで出会った兄弟。
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途中、ナゴルノ・カラバフから避難してきた難民が暮らす村に立寄ります。一見自給自足の貧しい村のようです。石油で潤っている資金はここまで廻っていないみたい。
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街道沿いでパンを作って、売っている難民のお母さん。一つ買って食べたら、甘く味付けされていて結構美味しい。
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この様な国道を進みます。幹線道路ですが、ここまで来るとデコボコ道です。
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15時30分 丘を登ってシェキのハーンの宮殿に来ました。宮殿を囲んでいる強固な城壁です。
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ゲートをくぐって中に入ります。ドーム屋根を持つモスクがあります。
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1762年に創建されたシェキ一族の夏の宮殿。釘を1本も使わない豪華な装飾が施された木組み構造の建物です
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花柄模様の外壁。
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接着剤なしで組み立てた木製のステンドグラス窓。
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鏡の破片を配置したファサード。
ここから中に入ります。装飾的なタイル、カラフルなステンドグラスの窓を備えた豪華な部屋が並んでいます。室内の写真撮影は禁止です。 -
宮殿の庭にある池。池に浮くカラフル過ぎる花びら、座っているお嬢さん・・宮殿の庭にはミスマッチかも。
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イケメンの青年たち。
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宮殿から坂道を下ってキャラバンサライに来ました。ここは内部を改造してホテルにもなっています。
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中庭を囲むように宿坊が配置された典型的な商隊宿です。
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商隊宿のフロントにいたアゼルバイジャン人美女。
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城壁を背に佇むアゼルバイジャン老美女。
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夕食は街の山手にある民家風レストランにて、サジチという鍋に料理が盛り付けられたアゼルバイジャンの伝統料理を4〜5人でシェアして頂きます。
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6月30日 早朝街の散策に出ます。この建物は街のほぼ中央に建つ宿泊しているHOTEL SHEKI SARAY。この街では一番近代的なホテル・・らしい。
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夜明け前 6時ころの中央広場。
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街の中央を流れるシェキ川。
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川に沿った街道を歩きます。川にかかる橋の両側は小枝の手摺です。
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街道沿いに建つキャラバンサライ。
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街道沿いに造られた水飲み場。故人となった方の写真がはめ込まれていますが、遺族が寄贈したものなのでしょうか。
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ミナレットがあるアゼルバイジャンで一番美しい古都の風景です。
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脇道に入れば古都の雰囲気が感じられます。
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街道につづく中央広場。
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8時30分 グルジアとの国境に向けてホテルを出発。牧歌的な風景の中を進みます。
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和泉のあるスタンドでトイレ休憩。道沿いのこの泉は人気のようで地元民が順番にペットボトルに水を汲んでいました。
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右手奥にコーカサス山脈を見ながらの快適なドライブが続きます。
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川をわたりしばらくすれば国境の街バラキャンに到着します。
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11時 国境通過はスムーズに行われグルジアに入国します。
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グルジア正教の教会が目に入ってきました。イスラムのお国とは風景も違ってきたようです。
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12時30分 テラヴィの街の農家レストランにて昼食。
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農家の周囲の風景。民家が結構立て込んでいます。
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ご近所さん、夕涼みしながら井戸端会議中です。
大コーカサス三国--アゼルバイジャン・シェキ編 おわり
大コーカサス三国--アルメニア編に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2013/07/24 06:32:22
- 人の写真
- youさん お早うございます。
また、楽しい旅に同行させて頂きました。(勝手に同行)
土地の人々の写真が入ると、温かみのある楽しい旅行記になりますね。
この国は、老美女までいて素晴らしい国ですね。美猫、美犬などもいましたか?
pedaru
- youさん からの返信 2013/07/25 21:59:46
- RE: 人の写真
- pedaruさん
いつも一緒に旅にご同行いただき、有難うございます。
訪れた土地の方々の写真を撮らせていただくにあたり、事前に了解をとり、撮った後は画面を見せてあげたり、日本から持参した飴玉を差し上げたりして、地元の皆さんとちょっとした交流を図るようにしています。
中には写真を送ってほしいと頼まれることもあり、メールアドレスを交換したり、youのこのプログを紹介したりして、交流が深まることもあります。
美猫、美犬にも早朝の街歩き時に、時々遭遇しますが、こちらは吠えられたり逃げられたりする方が多くて、なかなか交流までできませんけど。
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