2013/07/15 - 2013/07/15
934位(同エリア4020件中)
hanahana-kさん
- hanahana-kさんTOP
- 旅行記51冊
- クチコミ102件
- Q&A回答8件
- 71,277アクセス
- フォロワー27人
京都を代表する最大のお祭り、祇園祭。
ついつい16日の宵山やクライマックスの17日の巡行にとらわれるのですが、実はもっと優雅で、身近に感じる楽しみ方があります。
祇園祭は7月1日から1か月間かけて行われます。
平安時代、京に広まった疫病を払うことで始まり、応仁の乱(1467〜77)の後、町衆(今の下京〜中京のあたり)が再興、ベルギーやペルシャ、中国などから伝わったタペストリーを山や鉾に飾るようになりました。
※ 山と鉾の違い
鉾 屋根の上に武器のような鉾がついている。おはやしが大勢乗ってい て、車輪も直径2メートルと大きい。例外:船鉾
山 鉾の代わりに松の木を載せていて、数人の人が乗っているときもある
どちらも高く伸びた木や鉾の先が疫病を吸い取ってくれるといういわれがあります。
このタペストリーは巡行の際には新しいものを掛け替えていることが多くなりましたが、古いものは14日から16日夜まで「屏風祭り」などと一緒に見ることができます。
他にも屏風、彫刻のほか、由来なども旧家の町家を開け放して飾られ、絢爛豪華、且つ由緒正しいしつらえを見ることができます。旧家では保存のため入場料有料で住まいの中を見学できる家もあります。
露店も並び、夜は人ごみと暗さでよく見えないのですが、初日、翌日の午前中はさほど人出も多くなく、見学の絶好のチャンスです。
また10日ごろから始まる鉾建ては縄の組み方が鉾や山によってそれぞれに違い、私は組立始めるこのころが楽しみでしたが、ここ何年かで写真撮影に訪れる人が多くなり、ゆっくり見られる場所の確保が難しくなってきました。
12日には曳き初め、17日の巡行、そして17日の夜は八坂神社から四条寺町の「御旅所」へ3基の神輿が向かう神幸祭があります。
昼のはんなりとした巡行とは違い、勇壮な男っぽい行事です。
24日午前10時ころから「あと祭」の代わりに始まった花笠巡行があり、舞妓さん芸妓さんが乗った花笠、馬に乗った馬長稚児、児武者などの行列が行われます。
ルートは祇園石段下(八坂神社)−四条河原町−市役所前(御池通)−寺町−四条通−東大路通‐神幸通−八坂神社
また後祭りの復興の準備が進められているのでこの花笠巡行がどのようになるのかわかりませんが。
24日夜には神輿が八坂神社へ帰る還幸祭があります。
3基がそれぞれのルートで市中を巡る威勢のいい行事です。
神輿3基
* 東御座 四角形の神輿 クシイナダヒメノミコトが祀り神
古事記による ヤマタノオロチの生贄にされる予定だったクシイナダノミコトをスサノヲミコトが助ける
* 中御座 六角形の神輿 スサノオノミコトが祀り神
* 西御座 八角形の神輿 ヤハシラノミコガミが祀り神
還幸祭に関しては
クチコミ 祇園祭 に載せています
http://4travel.jp/domestic/area/kinki/kyoto/kyoto/higashiyama/tips/10741716/
PR
-
7月に入ると四条通は祇園祭一色に
-
お稚児さんが乗る長刀鉾。鉾が建てられる四条通。
-
鉾には男性だけが登れる。
-
長刀鉾の粽は一番縁起が良いとされ、すぐに売り切れる。
今年は雨の影響で買うことができました。
玄関先に来年まで飾っておきます。
中を開けても何もはいっていません。時々食べようとして開けた、という話があります(w
昨年のちまきは八坂神社、または近くの神社でも奉納できるそうです。 -
孟宗山
烏丸通四条に建てられ、いわれは、
中国・24孝の1人、孟宗は、母親が病気になったとき、母親に食べさせようと好物のたけのこを探しに竹林を歩きまわったが、寒の季節でみつからない。疲れはてたそのとき、たけのこが出、母親は元気を回復した -
占出山
あゆの文字 吉兆あゆは大極殿本舗のお菓子、カステラ状のあゆの中にぎゅうひが入っている。 -
占出山
-
占出山
-
巡行の日の占出山
神功皇后の姿をかたどった釣竿を持った人形が乗っている。戦の前に九州・肥前の川で、鮎を釣って戦勝を占ったとされる。鮎釣り山ともいわれる。また神功皇后は安産の神様で巡行の際のくじ運が早いとその年のお産が軽いといわれる。 -
菊水鉾
室町通四条 いわれは、
謡曲「菊慈童」から着想された鉾。魏の文帝の勅使が薬水を求めて山に入ったときに一人の少年に出会う。少年は 700年前に、王の枕を誤ってまたいだのが原因で都を追われた。その後、観音経普門品偈を甘菊の葉に記した。そこに露が滴り、この水を飲んでみたら不老長生したといいます。 -
南観音山
-
南観音山近くのウインドウにある加山又造作品
西陣織図案家の家に生まれる。
京都市美術工芸学校卒業後、東京芸大卒業、琳派風の屏風図などをかく。
天竜寺法堂天井図。平成15年文化勲章受章。平成16年76歳で死去
南観音山とは縁があり、見送り(山の後ろ部分のタペストりー)他、うちわ原画などを寄贈。 -
新町六角にある吉田家
今年は京都の通り名をおぼえるときの まる(丸太町)たけ(竹屋町)えびす(夷川通)・・・ にちなんでデザインされた作品を披露していた。 -
吉田家
昨年までは所蔵されてる屏風などが飾られていた -
吉田家
人通りが少ないのでこんな風に撮影できました -
八幡山保存 光琳 百花図屏風図
-
八幡山 懸装品
左側 左甚五郎作の鳩
右側 再現した鳩 今年は巡行の際の鳥居の上にはこちらを飾るそうで・・・ -
八幡山 懸装品
八坂神社のお祭りなのになぜか八幡さまが。 -
北観音山
応仁の乱の時代から隣町の南観音山と、隔年で山を出していたといわれます。もとはかき山だったものが、後に曳き山になった。楊柳観音像と韋駄天立像を安置している。鉾ではないので真木の代わりに真松を立てます。松は、毎年鳴滝から届けられる。 -
鯉山近くの壁にこんな貼り紙が。
京都らしい、控えめだけど、でも自慢したい気持ちが伝わり、
思わずふふふ、となって。 -
橋弁慶
五条の大橋の上で戦う牛若丸と弁慶の人形が乗る。
牛若丸が乗っている擬宝珠は金物1個で接続されている -
15日、午前、橋弁慶山町家でご祈祷
17日の朝、組み立てる
17日朝、鉾や山を組み立てるのを見て回るのも楽しい。 -
山鉾町にある
膳所漢(ぜぜかん)ぽっちり
もとは呉服商だった町家 すっぽん料理が有名。
奥には蔵を改造したバーが。
場所は新町六角通 -
こちらも京小物のお店くろちく
あちらこちらにある。
お土産になるものもいっぱい。
また甘味処もあります。 -
御池通の巡行
近年復元された蟷螂山
14日〜16日までからくりおみくじ 1回200円で引けて中のカマキリの絵が楽しいとのこと。 -
屋根の上の蟷螂は大きな拍手で羽をパタパタしてくれます。
前足を挙げて挨拶も。 -
24日の夜、神輿が通る店先ではねぎらいのお茶を用意して待ちます
-
-
西御座の神輿
-
7月になると店先に貼られる
-
要所要所で休憩
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
31