2013/06/24 - 2013/06/26
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にゃんこ姫さん
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航空会社のマイレージの期限切れが迫ってきました。
オットのぶんも合算すると、ちょうど国内の空港往復
ひとりぶんだけ充当できます。
無駄にするのももったいないけれど、ひとりぶんじゃね〜、
と迷っていたのですが、オットが
「行ったら?」
と勧めてくれたので、喜んで出かけることに・・・。
オットはまずひとり旅はしない人だし、反対に私のほうは、
いつでもどこでも、独りでも行ってしまうほうなので、
こんなチャンスを逃すはずがありません。(笑)
さて、どこへ行きましょうか。
同じ所要マイルなら、やっぱり遠いほうが
いいかなあ。
この時期、九州・沖縄は暑いし、その点、北海道なら
涼しくて、梅雨もないから快適かな。
まず女ひとりでも行動しやすくて、あまり広範囲に
移動しなくてすむように、一都市滞在型に決めました。
札幌は何度も行っているし、道央、道東は見どころが
散らばっていて、移動距離が長くなりそう。
で、一番近くて街全体がこじんまりしていて散策に
よさそうな函館に決めました。
函館は以前に一度訪れていて、印象がよかった
街です。
その時はツアー旅行で、駆け足で回っただけなので、
こんどは自分の足と目で、じっくり街の雰囲気を
味わいたいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
1日目:6月24日(月) 晴れ
午後の全日空機で羽田を発って、函館に
着きました。
天気は良好で、1時間20分の空の旅。
欲を言えば午前便が希望でしたが、
マイレージ利用だと、選べる便が限られて
いるのです。
函館空港からは、バス20分でJR函館駅前に
着きます。
近くて便利♪ -
オットと2人なら、湯の川温泉にでも
泊まりたいところですが、温泉ホテルって、
ひとりでは泊まりにくいのですよね〜。
というわけで、今回は、行動拠点として
便利な駅前のビジネス・ホテルに2連泊
することにしました。
ほんとうに駅の真ん前で、
1階にコンビニエンス・ストアが入っている
のも、使い勝手がよくて気に入りました。 -
チェックインの時に、ホテルの女性が部屋を
見せてくれました。
和室もあったのですが、ちょっと暗い感じ
だったので、シングル洋室に決めました。
こちらの部屋も狭いけれど、函館山と五稜郭タワーが
見える角部屋で、価格を考えたら御の字です。
西日があたって少し暑いのが難ですが、
どうせ昼間は、ほとんどいないものね。 -
有名な「函館朝市」の建物越しに、
函館山が見えます。 -
当初の予定では、きょうはあまり動かずに、
近隣のリサーチのみにするつもりでしたが、
思ったより早く到着したし、お天気はいいし、
ホテルに荷物を置いて身軽にはなったし、
ということで、市内散策を始めることに
しました。
駅のすぐそばにある停留所から、市電に
乗ります。
市電は、市内の主要な見どころをカバー
していて、移動に最適です。
それにしても、暑いです。
最高気温26℃ですって!
涼しい北海道を期待して来たのに、
意外。 -
まずは西地区を見て回ることにして、
市電の『末広町』で下車。
函館駅から、200円です。
ちょっとだけ、海のほうに行ってみました。
「東浜桟橋」という所で、海がきれいです。
このあたりはベイエリアに属する場所で、
明日以降に散策する予定です。 -
きょうは、元町にある歴史的建物群を
見て回ります。
これは、電停近くの通り沿いにある
「相馬株式会社」です。
1916(大正5)年建造の和洋折衷の
建物で、現在も事務所として使用されて
いるそうです。
ほとんどの建物は丘の上に建っていて、
坂を上らなければなりません。
今回は、「基(もとい)坂」から上ります。 -
伝統的建造物のひとつ「旧相馬邸」。
明治期、北海道屈指の豪商だった
相馬哲平の館で、和洋折衷の建物
(明治41年築)。
事業で成功をおさめてからは、
「郷土報恩」を信条として、函館?
公会堂をはじめ数々の事業に資材を
投じ、函館の発展に尽くした人物です。 -
「基(もとい)坂」を上り切った
ところにある「元町公園」。
整然としたたたずまいです。 -
公園内の一角にある「箱館奉行所跡」の
指標。
江戸時代、ここに松前藩の亀田番所が置かれ、
19世紀初めの幕府直轄時には、函館奉行所が
置かれていましたが(当時は「函館」ではなく、
「箱館」と表記されていました。)、
港湾から近く防備上不利であったこと
などから、明治元年(1864)亀田の地
(五稜郭)に移転しました。 -
公園内の花壇に植えられた
「スーヴニール・ド・アンネ・フランク」
(アンネ・フランクの想い出)と名づけられた
バラ。
第2次大戦中、ナチスの迫害の犠牲となった
少女アンネの父オットー・フランクが、
オランダの隠れ家に咲いていたバラを
もとに、ベルギーの育種家と協力して、
平和への祈りを込めて新しいバラを作りました。
今、そのバラは世界各地に花開いています。 -
「旧北海道庁函館市庁庁舎」
(北海道指定有形文化財)。
明治42(1909)年に建てられ、
公園造成と合わせて昭和57(1985)
年に修復整備されました。
ギリシャ風の柱廊玄関が特徴のひとつと
してあげられるます。
現在は、1階が元町観光案内所、2階は
「写真歴史館」として、“北海道写真発祥
の地・函館”の歴史を伝える貴重な写真機器や
資料を展示しています。 -
公園を抜けたところに、「旧函館区公会堂」
の建物があります。
明治43(1910)年築。
“威風堂々”というのかな。
じつに美しいコロニアル・スタイルの木造建築で、
国の重要文化財になっています。
ガイドつきのツアーでも必ず立ち寄る所で、
私も以前、来た覚えがあります。 -
公会堂の前の道をたどって行くと、
両側におしゃれなカフェやお店が
点在しています。
時間が遅いせいか(午後6時)、
みんな閉まっていました。 -
有名な「八幡坂(はちまんざか)」です。
ここから見下ろす海の景観が素晴らしく、
映画やCM撮影などによく使われています。
前に来た時は並木のナナカマドのが赤い実を
つけていて、きれいだった記憶があります。 -
「ハリストス正教会」。
これも、国の重要文化財です。
安政6(1859)年、敷地内に建てられた
初代ロシア領事館の付属聖堂として建立された
のが始まりで、正しくは「函館復活聖堂」と
いいます。
ロシアから来函した青年司祭ニコライが、切支丹
(キリシタン)解禁を待って、日本で最初に
ギリシャ聖教を布教しました。
明治40(1907)年大火で焼失しましたが、
大正5(1916)年、ロシア風ビザンチン様式で
再建されました。
ツアーで来た時は、ここから見上げた
だけで通り過ぎたので、きょうは階段を
登って近くまで行ってみることにします。 -
美しい緑色の銅板屋根が印象的ですが、
これは昭和43年に改装されたもので、
緑青を化学的に熟成したものだそうです。 -
『鐘楼』。
再建当時の大鐘(重さ約2トン)は、
大正12(1923)年の関東大震災で
大破し復興した「東京ニコライ堂」に
移され、かわりに大小6個1組の鐘と
交換されました。
その音色から「ガンガン寺」として
市民に親しまれましたが、この鐘も
戦時中に供出し、現在の鐘は昭和58年に
三重県在住の美術鋳造家から献納された
ものです。 -
「函館聖ヨハネ教会」。
道内の聖公会では最古の教会です。
現在の聖堂は、昭和54(1979)
年完成。
階段の上で写真を撮っていたら、
「現在地は教会の裏口です。
正面は建物の反対側になります。」
という注意書きが・・・! -
で、建物を回り込んで正面から
見たのがこちら。
教会の建築は十字架の形に
造られるといいますが、それが
はっきりわかる造りです。 -
眼下に函館の街が一望
できます。
時刻は、18時21分。
日暮れには、まだ間が
ありそうです。 -
さらに行くと、「函館山ロープウエイ」
の山麓駅に着きます。
ここまで来たことだし、明日はまた、
こんな好天に恵まれるという保証は
ないのですから、やはり登るしか
ないでしょう。 -
手前の駐車場に、
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン掲載
函館観光スポット』
なる立て看板を見つけました。
いわく、
「21カ所〜29の星〜のスポットを
ご紹介します。」 -
ロープウェイの乗り場です。
山頂までの料金は、片道640円。
往復だと1,160円になるみたい
ですが、帰路はバスにするつもりなので、
とりあえず片道の切符を買いました。
バスだと、函館駅まで帰れるので、
暗い道をひとりで市電の停留所まで
歩かずにすむのです。 -
ロープウェイのゴンドラ。
月曜日のせいか、あまり混雑して
いなくて、わりあいすぐに乗れました。
けっこう収容力はあります。 -
山頂までの所要時間は、約5分。
いい眺めです。 -
函館山の山頂駅に到着です。
標高は、332m。
まあ、丘ですね。 -
さらに階段を上って、『屋上展望台』
へ。
昼間の眺めも絶景です。 -
ぐるっと一周してみます。
-
それにしても、もう午後6時40分
だというのに、やっと陽が傾いてきた
という感じです。
緯度が高いのですね。 -
さらに上の展望台へ登る階段の側面の壁に、
「伊能忠敬 北海道最初の測量地」
というパネルが。
忠敬の肖像と、『伊能忠敬測量日誌』(寛政12年)よりの
文章の抜粋が書かれていました。 -
上ではすでに、大勢の人が手すりに
寄って、暗くなるのを待っていました。
カメラの三脚が林立している隙間を
探して、どうやら私も場所を確保する
ことができました。
この時、午後6時49分。 -
午後7時9分。
ようやく、夕暮れの気配が
漂ってきました。 -
午後7時32分。
ちらほらと、灯りが点きはじめ
ています。
風が冷たくなってきました。
一応、羽織るものは持ってきましたが、
それでも寒いです。 -
午後7時47分。
予定では、このくらいの時間の
バスで帰るつもりでしたが、
まだ完全な夜景ではないようなので、
もう少し待ってみます。 -
午後7時56分。
なんとか、夜景らしくなって
きました。
予想より、少し灯りが少ない
けれど、これ以上いると、
帰りが遅くなってしまいます。 -
やや心残りですが、8時発のバス
に乗るため、このへんで引き上げる
ことにします。
でも、とりあえず美しい夜景が
見られたので、よしとしましょう。
階段を下りたところに、帰りのバス停
があります。
私同様、ここで帰る人が多いようで、
バスは満員。
かろうじて、最後の1席に座れました。 -
JR函館駅前に戻ってきました。
時刻は、午後8時56分です。
駅の周辺なら、夕食をとる場所
には事欠かないだろうと思っていたら、
とんだ誤算でした。
駅構内にも近くにも、レストランもカフェ
も、まったくないのです。
途中、バスで通ったベイエリアなら、
開いているレストランも多かったようですが。 -
というわけで、
「函館に行ったら、おいしいシーフード
の夕食を食べよう♪」
という計画は、初日のきょうは果たせず。
結局、駅の中のKIOSKで、残っていた
ヒレカツサンドとチューハイを買って、ホテルの
部屋で独り寂しく食べる羽目になりました。
くすん・・・。
これは、駅で買った「北海道とうきび茶」
です。
「北海道限定」ですって。
独特の香りが気に入って、最後の日にも
買って帰りました。
さて、明日も目いっぱい活動するゾ〜!
−2日目につづくー
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