テングザルとコウモリの島　ボルネオ探訪記(４）　コタキナバルへ

2013/06/18 - 2013/06/18

グヌン・ムル国立公園に別れを告げて、再びコタキナバルへ。

エリア ボルネオ島(マレーシア)

• 旅行の満足度: 3.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝、鳥の声で目覚め、涼しい空気の中をのんびり散歩し、ベランダの椅子に座って本を読む。なかなかいいものです。

この日の朝食はパンケーキ。これがちょっと驚く美味しさ。バターをたっぷり使い、本当にフライパンでしっかり焼いたからでしょうね。例えばＫＦＣや、カンタス航空のラウンジで食べられるパンケーキはトースター焼きなのでこの感じが出ません。自宅以外で食べたパンケーキの中では白眉といえるものでした。

不可解なのが、これ。またまたイミグレです。国内線なのになぜ？？パスポートのページが・・・・

余りにも不思議だったのでインターネットで調べてみました。

判ったのはこんな事情でした。

最初に英国から独立したときにはボルネオ島側は参加していませんでした。ところがマレー半島だけでは華人率が高すぎて、マレー系住民にとっては都合がよろしくない。そこでボルネオ島側にも参加してもらおう、となったのだそうです。その時に条件として、サラワク州やサバ州には高度の自治権が与えらた、というのです。なのでこの２つの州とマレー半島側とをまたいで日本人が旅行するときにはいちいちイミグレを通る必要があるのだそうです。

うーん。事情は判りますが面倒くさい話ですね。それでミリからムルへ行くときにはイミグレがいらなかったのか。。。

所詮、日本人にはぴんと来ないお話ではあります。

空港から市街へ向かう途中で出会う綺麗な建物。何と警察署だそうです。ぱっとみると、モスクか何かみたいです。

この日の夕食はコタキナバルではちょっと有名な海鮮レストラン。というよりは小さな海鮮屋の集合体です。スリ・セレラ（旧セドコ）というようです。

中には沢山の海鮮料理店が入っていて、水槽の中には生きた蝦や魚が入っています。客は適当に店を選び、好きな素材を選び、調理方法も指定して料理を作って貰います。

コタキナバルに来るのは初めてですが、香港では西貢や南Ｙ島でおなじみのシステムです。大人数で来ればいろんなものが楽しめて楽しいのですが、今回は二人ですからそれほどは食べられそうにありません。マレーシアらしいのは、海鮮屋にまじってサテーの屋台なんかがあることです。

名物がソフトシェルクラブだと聞いたので、蟹がよさげな店を選びました。注文したのはソフトシェルクラブ（揚げ物）、大きめの蝦（バターソース）、小ぶりのハタ（清蒸）に青菜炒め。

味はイマイチですね。

ソフトシェルクラブは衣が分厚くてボリューム過多の仕上がりです。同じ素材でもホーチミンで有名な店の物は素揚げに近くて蟹の味わいもいいのですが、ここのはちょっと。まぁ、ビールには合いますけど。お勘定もマレーシアの物価なんかを考えるとかなり高めの設定です。まぁ、この日はやはり魚介が食べたかったので覚悟の上ではありましたが。