2013/05/03 - 2013/05/06
969位(同エリア1740件中)
かずおさん
屋久島到着初日は海沿いに外周道路をほぼ一回りしましたが、今日はいよいよ島の中心、深い森の奥に太古の昔から根を下ろす屋久杉を見に行きます。今日歩く予定のいわゆる定番中の定番のコースにはいくつもの見所がありますが、何と言ってももちろん最大の目的は縄文杉。樹齢には諸説ありこれと言った確実な結論が出ていないようですが、約2,000〜7,200年といういずれにしてもとんでもなく長い年月を生きてきた生命と対面すべく歩いてきたいと思います。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー JALグループ スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます、現在時刻は朝の4時。同じゲストハウスの宿泊者も次々に準備をして外に出てきてにわかに賑やかになっています。縄文杉までの長い道のりを行って帰ってくるには荒川登山口からの往復で約10時間必要、そこから逆算すると安房のバス停を4時16分に出発する始発のバスに乗って行くのが一番確実です。もう少し遅い時間のバスでも行けなくはないですが、何分初めて行くところなので早く出るに越したことはないでしょう。ちなみに昨日借りていたレンタカーは駐車場に置いておけば業者の人が回収に来てくれるという便利なシステムがあり、どうやら既に持って行っているようです。
素泊まり ゆかいな仲間たち <屋久島> 宿・ホテル
-
ゲストハウスの隣には登山客相手のお弁当屋がこんな時間から営業しており、自分も朝と昼用のお弁当を購入してバスに乗車。まずは10分弱の乗車で屋久杉自然館まで来ました。それにしてもこのバス、安房で乗客が大挙して乗り込んだために、次のバス停はなんと満員通過・・・こんな早朝から計画を崩されて可哀想に。。。屋久杉自然館まではバス以外にも車やバイクでも来られるので、始発バスより先に到着していた人がざっと目測で150人ばかりが既にいます・・・
-
屋久杉自然館から荒川登山口まではシャトルバスで40分、数台のバスを見送ってからいよいよそのシャトルバスに乗り込みます。全員着席させるのでとりあえず寝ていきましょうか・・・
屋久島町屋久杉自然館 美術館・博物館
-
荒川登山口に到着、さていよいよここから縄文杉に向けての長い道のりが始まります。
-
準備運動に余念が無い人たちが登山口のあちこちに。この人達がこの後登山道に入り始めるとどんどん混雑してくるので、すぐ出発しましょうか。
-
縄文杉までの約11kmのうち、距離にしてほぼ4分の3はトロッコの軌道の上を歩きます。そのトロッコの車両が置かれています。乗ったら楽しそう。
-
それでは縄文杉へ向けて一歩ずつ足を進めて行きます。トロッコ軌道の区間は線路の枕木の上を歩くのでとても歩きやすいです。「等間隔に枕木が置かれていないので歩きにくい」という
情報を得ていましたが、少なくとも自分はそれはあまり感じませんね。 -
川沿いに敷かれた軌道、時折その川を鉄橋で渡ります。
-
鉄橋の上から。
-
素掘りのトンネル。なかなか雰囲気を盛り上げてくれますが残念ながらルート上のトンネルはこの1ヶ所だけ。
-
軌道から外れた場所に朽ち果てたトロッコの車両が・・・
-
屋根の上を水が流れています。これもコース上1ヶ所しかありません。
-
よくこんなところに線路を・・・と思わずにはいられません。深い山を分け入るように軌道は伸びています。
-
風向きがいつも一定なのかな?
-
枕木がズレています・・・まぁ先ほど見たような小さな車両であれば問題ないのでしょうね。
-
ここへ来て「大きな杉の木だな」と思える木がありました。これで樹齢どのくらいなのでしょうか?
-
分岐点。登山道は右へ続くようですが左はどこへ続いているのでしょうか・・・「登山道ではありません」なんて書かれると逆に気になります・・・
-
荒川登山口から約50分で小杉谷集落跡に到着。ここは元小中学校の校庭だった場所です。今では当時の建物は何一つ残っていないですが、林業が栄え木材搬出基地としての全盛期だった1960年には540人もの人が住み、小中学校には108人もの生徒がいたとのこと。当時の人は買い物に行くにも安房までトロッコに乗って行っていたのだとか・・・
-
ここまで結構ハイペースで歩いてきたように思っていましたが、これでもガイドブックに載っている標準タイムと同じ。写真撮りながらだったからかな?
-
小杉谷集落の全盛期を紹介する看板。今では考えられないですね。。。
-
放置された石段の途中には新しい杉の木が。数十年後、数百年後どのような光景に変わっていくのでしょうか・・・今出来ることは、今の姿を撮ることだけ。しっかり記録していきましょう。
-
朝の光がこの谷にも注ぎ始めました。
-
河原に下りられる場所があったのでちょっとだけここで休憩を。近くにいたガイドさん曰く夏場はここで足を冷やしていく人もいるとのこと。気持ちよさそうですね〜
-
10人ほどの登山客が一点に集中して見ているので何かと思ったら、ヤクシカでした。特に人馴れしているわけでもないようですがこんなすぐ見つかるとは、一体どのくらいの数が島の中にいるのでしょうか・・・?
-
本州に居るよく見慣れた鹿からすればまだ子供のような大きさですがこれで成体とのこと。
-
さらに歩いて楠川別れに到着。冒頭に「縄文杉まで往復10時間」と書いていましたが、実は単純に往復するのではなく、帰りはここから別のルートに入り辻峠、太鼓岩と歩いて白谷雲水峡へ出る予定をしています。「敢えて厳しい試練を課してみました」と言えば聞こえはいいかもですが、単に限られた時間で色々欲張った結果に過ぎませんけど・・・
-
この辺りからしばらく森の様子が一変、過去に一旦伐採されてから植樹されている人工林となります。
-
倒木更新を繰り返してきたことを伝えてくれる三代杉。
三代杉 自然・景勝地
-
過去に伐採された杉でしょうか、軌道脇に放置されています。
-
この辺りまで来ると同じ頃に登山口を出発した人たちとも歩くペースの違いからか、良い感じに間隔がバラけてきます。人の邪魔になることを気にせず落ち着いて写真を撮れますね。
-
線路脇に見えてきたのは仁王杉(阿行)確かに厳つい感じがあります。
-
阿行があるなら吽形も・・・と思ったらこちらも以前はあったものの倒れてしまったようで。
調べてみると10年以上前の台風が原因だったそうです。 -
まだ先は長いです、ペースを落とさず歩きましょう。
-
登山口からトロッコ道を歩くこと約2時間半、軌道の終点である大株歩道入口に到着。正直ここまではほぼ平坦な道かゆるやかな坂しかなかったのでハイキング気分で来られますがこの先は難易度が一気に上がります。気合を入れなおして行きましょう。
-
・・・と、その前にこれですね、腹が減ってはナントカと言うことで安房で受け取ったお弁当で朝食としましょう。しかし我ながら、よくここまで何も食べずに来たな・・・
-
レールの終わり。
-
では時間も限られているので先へ進みましょう。いきなり急な岩場の登りが待っていますが力を振り絞って一歩一歩進みます。
-
2010年に倒れてしまった翁杉、根本から3mの部分で折れてしまっています。推定樹齢は2,000年で縄文杉に次ぐ太さの堂々とした木だったようで、見られないのは残念ですがこれも自然のサイクルですからね・・・
翁杉 自然・景勝地
-
本格的な山道に入って30分でウィルソン株に到着。1586年に豊臣秀吉の命によって大阪城築城のために切られたと言われている巨木の切り株です。7〜8人くらいの人が株の前で写真を撮るために並んでおり、自分も並んで写真を撮ってもらったら中に入ることとします。名前の由来は、屋久島に調査に来た植物学者の名前とのこと。
-
切り株の中から森を見上げる。
-
そしてここでのお約束、あるポイントから見上げると出てくるハートの形。・・・なんかちょっと場所が違うようだけど、後にも人が並んでるし、また帰りに撮ればいいか。
-
もし伐採されていなければどんな大木になっていたのでしょうかね・・・
-
一気に高度を上げていくのでキツいポイントが何回か現れます。そしていよいよ大王杉へ、縄文杉が発見されるまではこの島で一番大きいと言われてきた巨木です。その名前の通り堂々とした威厳のようなものが感じられます。
大王杉 自然・景勝地
-
2つの木の枝が結び合っている夫婦杉。
夫婦杉 自然・景勝地
-
さぁそしていよいよ縄文杉が近づいてきたようです。ここから先は往路と復路で別ルートになっているようです。
-
縄文杉は保護のためにデッキの上から見ることになるとのこと、どうやらこれがそのデッキのようですね。いよいよ縄文杉と対面するときが来ました。
-
ここまでいくつもの屋久杉(樹齢千年以上の杉)を見て来ましたが、それらとは全く違う重厚感、圧倒的な存在感を持っています。ついに来てしまいました〜
-
樹齢が2,000年だとか7,000年だとか、そんなことがどうでも良くなります。稚拙な表現しか出て来ませんが、その姿にとにかく長い年月を生き抜いてきた深みと凄みが伝わってきます。
-
残念ながら展望デッキの一部は現在立入禁止。場所が限られるのでちょっとしたグループが来れば混雑してしまいます。
-
この木はこれから何百年、何千年?生き続けるのでしょうけれども、いつまでもここが文明社会で生きる人間にとって太古からの生命に触れられる場所であり続けますように・・・
-
さて、そろそろ引き返しましょうか。帰りは主に下りとなりますがまだまだ登ってくる人も多い上に道が細いので退避する時間が結構必要です。それでも行きよりは早いペースでウィルソン株まで戻ってきました。流石にここまで戻ってきたら登る人とはすれ違わなくなります。今からでは最終バスに間に合うか厳しいですからね・・・
-
行きは人だらけでしたが今はひっそりと。
-
落ち着いて写真を撮ることが出来ますね。今度は綺麗にハート型を収めることが出来ました。
-
すれ違う人もいなくなればこっちのペースでどんどん坂を降りていきます。あっという間にトロッコ道まで戻り、出来るだけこの後の時間に余裕を持てるよう楠川別れまで早歩きで進みます。
-
楠川別れに到着。周りにいた人は皆、朝バスを下りた荒川登山口の方向へと向かっていきますが自分はここから横道にそれて白谷雲水峡を目指すこととします。
-
しかしこれがキツイのなんの。縄文杉への急坂はまだそれぞれ距離が短かったものの、こちらはそれと同じような急坂が長い。しかも歩く人の数も桁違いに少ないからか道の整備具合も落ちます。頼りになるのは木に括りつけられたピンクのリボン、これがなければ簡単に遭難してしまいそう。。。
-
またヤクシカがいました。
-
リボンを目印に道無き道を歩きます。
-
そしてここが最高にキツかった、太鼓岩への登り坂です。体力の消耗が激しい上にこれまでを上回る急な岩登り。何度か諦めようかとの思いも浮かびましたが、さっき見た看板からたったの300m、行きましょう。最後の力を振り絞るとはまさにこのことか。
-
着きました!はるか山並みを見下ろす絶景です!
太鼓岩 自然・景勝地
-
ちょっと遠くが霞んでいますが今歩いてきたのはこの下の川の方からでしょうか。凄い上がってきたんだな・・・我ながらよく頑張りました・・・
-
20分ほど絶景を堪能。後は白谷雲水峡バス停に向けての下りだけ。
-
太鼓岩を下りて辻峠に着いたのは14時半過ぎ、先の時間も読めてきたのでここで遅いですが昼食にしましょう。
-
白谷雲水峡と呼ばれるエリアに入って来ました。
白谷雲水峡 自然・景勝地
-
時間には余裕がありそう、写真を撮りながら坂を下ります。
-
苔むす森まで下って来ました。よく霧がかかった幻想的な写真がここで撮られていますが今日は晴れているからかそんなこともなく。それでも苔が創りだす緑の世界は神秘的ですね〜
もののけ姫の森 (苔むす森) 自然・景勝地
-
くぐり杉
-
渓流を渡ります。苔むす森も良いですが、ここの場所の方が絵的には好きかな?
-
さつき吊橋が見えてくればゴールもうすぐ。
-
吊橋の下には小さな滝が。
-
バス停に着きました。現在時刻は16時45分、朝5時40分に荒川登山口をスタートしてから11時間歩き続けて足が痛いですが、それより充実感の方が上回るのは言うまでもありません。
-
白谷雲水峡の看板、通常であれば宮之浦からここまでバスで上がり、太鼓岩を往復するコースがメジャーのようです。
-
下界へと下りるバスはゴールデンウィーク期間中だけ増便されていて最終も普段は16時10分のところ、17時10分発まであります。その恩恵にあずかって宿泊地の宮之浦まで行きましょう。
-
宮之浦でバスを下りたらそのまま予約してあった民宿にチェックイン、即寝ました。疲れが半端無かったですからね・・・次に目が覚めたらもう夜の21時近く、お腹も空いたので近くの食堂でトンカツ定食を食べ、風呂に入ってそのまま翌朝まで寝ることにしました。カバンの中の荷物がグチャグチャですが整理は明日にしよ・・・
(その4へ続く)お食事処 潮騒 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
74