ちゃあちゃんオーストリアとドイツをまたにかける旅をするウィーンその7

2013/04/30 - 2013/04/30

4月30日
この日はもう一人の友が東京から合流する日。
後の二人は初対面でもすっかり仲良しになって（ありがとう）早朝から二人でプダペシュトに日帰り観光に行きました。

私は16：30にウィーン空港に到着する友を迎えに行くまでほっつき歩きをし、ハカマイラーとしてはやはり諸先生がたの墓参りをすべくウィーン墓地へ行きました。

空港までは市内から30分〜40分あれば充分つくので余裕のはずだったんですが・・・・そして２時間も余裕をみていたのに。
ウィーンカードを持っていたのでプラス２ユーロで空港に行こうとして・・・
ここで大ミス！大迷子になった私。

とうとう空港へ迎えの時間に間に合わないという大失態をしました。
携帯電話があってよかった。

結局、東京から来た友はタクシーでホテルへ行ってもらい、私は迷子の自分を一人でみつけホテルまで帰りました。
ルートがわかってみればすごい近いところでハツカネズミのようにぐるぐるまわっていたのだということがわかりました。

表紙の写真はウィーン墓地の32区楽聖たちの眠る一角です。
ベートーベンのお墓左、中央モーツアルト記念像、右シューベルトのお墓

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5

抜けるような青空にライラックの花の向こうにカール大帝の騎馬姿が立派です。

王宮の中庭まで来てみると歩行者規制がかかっていて、何やら向こうに兵隊さんたちが整列しているのにに出くわしました。

なんだろ？なんだろ？
犬も歩けば棒にあたるんですよね。

にこやかに手をふるこのおじさん、誰？
交通規制していた女性の警察官にきいたところ「パレスチナの大統領」とのお答え。
ウィーンに来ていて閲兵式をしてたのかな？
パレスチナの大統領はアラファトさん以来顔が分からない　汗！
どの人がそうなんでしょ？

このお方？それともこの方はオーストリアの首相かな。
以下画像を載せますので皆様のご判断を！
パレスチナ首相
http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%80%80%E7%94%BB%E5%83%8F&aq=-1&oq=&ei=UTF-8#mode%3Ddetail%26index%3D8%26st%3D0

オーストリア首相
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98#mode%3Ddetail%26index%3D3%26st%3D0

どちらでもないのかしら？

閲兵してます。
メディアもそこそこ来てるけど、警備は全体として緩やか、物々しくありません。

それより並んでる兵隊さんたちがかっこいい。

楽団の演奏もあって。

とどこおりなく２０分くらいで解散してしまいました。

フランツ２世の前を通ってフォルクスパークへシシイの石像に会いに向かいます。

フォルクスパークのほぼ突き当りに真っ白いシシイの像があります。
『地球の歩き方』にも載ってます。

遠く離れてもう一枚

フォルクスパーク。
良く手入れされて人々が憩っています。
もちろん無料。

でもホームレスを見なかった。何か規制があるのでしょうか？

ブルクテアターの横にでてきました。
ここから路面電車に乗り、シュワルツッツェンベルクプラッツでで同じく路面電車の７１番に乗り換え墓地第二門まで行きます。
地下鉄を利用すれば所要時間時間が短くて済みますがお外が見れる路面電車って格別に楽しい。

ウィーン墓地です。

正面を入って２００メートルばかりまっすぐ歩くと32Aという立札が左側にあります。
そこに先生たちのお墓がまとまってあります。

まず、ベートーベン。

そしてシューベルトのお墓

これはモーツアルト記念像

やはりウィーンと言えばヨハン・シュトラウスです。
私にとっては。

こちらはブラームス。
頭抱えてます。
作曲中なのかな？

ヨハン・シュトラウスのアップ。
しつこくてごめんなさい。

こちらはお墓は新しそうですがヨハン・シュトラウス父のお墓。
ラデツキー行進曲で有名ですね。

32A区の立札

ブラームスとシュトラウスの２ショット

ヨーゼフ・ランナー
シュトラウスファミリーにおされて知ってる人は知ってますがちょっと埋もれてしまった流行作曲家です。
ヨハンシュトラウス父のライバルでもあり、彼より先にウィンナワルツを確立した人でもあります。
４２歳で死んじゃったんですね。それ以降ウインナワルツの世界はシュトラウスファミリーの独壇場になりました。

http://www.youtube.com/watch?v=noCSvKiYuoo&list=PLDC54CFFAA50842DB

私としてはヨハンの弟、ヨーゼ・フシュトラウスのお墓参りもしたかったのですがヨーゼフの名前は見つけられず。
これはシュトラウスの苗字の人が一杯書いてあったお墓なんです。
この中にいるのかなぁ？
全然音楽家シュトラウス関係ないのかも。
なんせシュトラウスって名前、オーストリアにはいっぱいあるから。

ヨーゼフ・シュトラウスの曲中でな『天体の音楽』が有名ですが私はこちらの方が好きです。
『我が人生は愛と喜び』古いですが『会議は踊る』という映画の第二テーマにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=k-LzTGjg8TM

美しいお墓たち。
諸先生のタマシイに囲まれながら（ま、彼らは私のことなんか鼻もひっかけないでしょうけれど）
一人でしばし佇み、幸せな時間をすごします。

ええと、これはたしかグルックのお墓のはず。
『聖霊の踊り』
http://www.youtube.com/watch?v=UY0KrdmwvNo

これはズッペのお墓
私は彼の曲をほとんど知らないのですがこれくらいは聞いたことがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=tST7H-6YWcg
ウィーンニューイヤーズコンサートでは結構頻度高く演奏されるようです。

さて、そろそろ空港に着くお友達をお迎えに行きましょうとウィーン墓地をあとにしたのですがこれが大変なことに！
ウィーンミッテ駅まではちゃんとたどり着いたんです。まだ到着まで１．５時間もある余裕で。
そこでウィーンカードプラス２ユーロで行くためにCATに乗らずに在来線でいくことにしました。

そしたらそしたらレーネンベルクってとこで乗り換えなくちゃいけなかったんですね。
でも大きなスーツケースを持ってる人がたくさん乗ってたから「あの人たちに付いて行けばいいや」とのんびりしてました。
前にも叔母と列車で空港まで行ったことがあるのですがその時は乗り換えなんてしなかったから。
そして大きいスーツケースを持ったひとが下りたので空港駅だと思って降りました。
「おかしい？さっきミッテではたくさんの飛行機マークがあったのに一つもない！」

迷って駅事務所に飛び込み「ここは空港駅ですよね？」と聞くと
「ちがうよ。空港駅は列車でいくならレーネンヴェッグへ行って乗り換えなきゃだめよん」と言われ、頭の中真っ白に。
「列車より空港バスの方が便利よ一直線だから」と窓口の人は教えてくれました。
そして空港バス乗り場は「駅を出て右へ100メートル先」と言ってくれたけど、
いっぱいある駅のどの出口を出ていいか分からない！！
とりあえず出てみたものの、右って？１００メートルって？どこよー！！

仕方ないタクシーに乗ろう！と思ったけれど今度はタクシー乗り場が無い！

あーでもないこーでもないとうろついたあげくやっと空港バスターミナルへたどり着きました。
バスは出てばっかりの様子。
「でもまだ一時間ある駅の人はバスで３０分と言ってたからなまだ間に合うかも」と心の中でつぶやきながらバスをまちました。
待つこと２０分ようやくバスが来ました。
ところが、バスの運転手さん
「渋滞してるから１時間はかかるよ」と非情なお言葉。
あーーーー絶対間に合わない。空港でハグしてウィルコーメンするはずだったのに！

急いで友達に電話した（国際通話になっちゃうけど緊急だもんね）
「ゴメン、迷子になって私今、どこにいるんだか分からない。まっすぐ出たところにタクシー乗り場があるからホテルの名を告げて一人で行って　汗汗汗」
友「なんてとこにいるの？」ここへきて初めて駅名を探した。

なんとMeidlingというところに運ばれてしまっていた！いったいここはどこ？
また駅のオフィスに舞い戻り、先ほどの窓口の女性に
「すみません。完全に迷子になりました。シュヴィーデンプラッツに戻る方法を教えてください」とウィーンカード見せながら聞きました。
女性は親切に教えてくれたけれコイツ、馬鹿か！」って顔してた。　馬鹿です。

言われた通りU6に乗りレーゲンフェルドガッセでU4に乗り換えてあっと言う間にシュヴィーデンプラッツに着いた。
レーゲンフェルドガッセはシェーブルンへ行く途中駅、なんども通過した駅でシュヴィーデンプラッツからものの15分のところにある。
この2時間、その短い距離を私は大汗かきながら迷子していたことになります。
はぁ〜・・今でも思い出すと汗がでます。

ようやくホテルで再開できた友と荷解きもそこそこにモーツアルトの衣装を着たお兄さんから買って置いたシェーンブルンの大ギャラリー「鏡の間」でのコンサートへ出かけました。

美味しい。
でも大きい。
私、完食！
時差ボケの彼女は完食できませんでした。

シェーンブルン・オランジェリーでのコンサートはほぼ毎晩ありますが、観光客用とは言えここでのコンサートに当たるのは過去一回しかありませんでした。

ここはシェーンブルン宮殿博物館のひとつで昼間、博物館見学だと撮影はNGなのですが、コンサートの時だけは演奏前、幕間、演奏後の撮影OKなのです。

ここをカメラに収められる絶好のチャンスです。

美しい。

借りステージです。

座席の真上にあったシャンデリア。

幕間にお庭にでてみます。
先日、テクテク歩いて上ったグロリエッテが闇夜に浮いたようにライトアップされています。

これが見られるのもコンサートのお客さんなればこそ！

中の様子

借り舞台そでから。

博物館通路です。

大ギャラリー

コンサートが終わって。
ライトアップされたシェーンブルン正面です。
昼間の混雑が嘘のような静けさです。

コンサートのほとんどのお客さんは団体でコンサートがおわるとササーッと観光バスに引き上げてしまったのでほとんど私と友達と二人きり。

お休み。
シェーンブルン。また昼間に来るからね〜

この旅行記へのコメント （3）

• frau.himmelさん 2014/12/02 21:34:00

  迷子の心境・・、わかりますよー。

  utaさん　こんばんは。
  
  早速お邪魔しました。
  utaさんの旅行記、ドイツばかりに目が行っていたのですが、ウィーンにもこんなお宝が隠れていたのですね。
  私の旅行記、次が中央墓地なのです。
  utaさんのこんな素晴らしい旅行記の後ではカスミソウ。
  でも、しっかり参考にさせていただきます。
  
  さて、ウィーンで私も思いっきり迷いました。
  ＞迷子の自分を一人で見つけて・・・
  
  ちょっとユーモラスなこの表現、私にはよーくわかります。
  迷うのって、ホントにハツカネズミのように同じところをぐるぐる回っているのですよね。
  もう、情けなくて・・。
  でも旅名人のutaさんも同じだとわかり安心しました。
  
  また、他のも拝見させていただきますね。
  
  himmel
  

• 近鉄バッファローズさん 2013/06/30 10:02:00

  このお墓

  utamiumiuさん、お早う御座居ます。
  近鉄バッファローズです。
  
  この墓石がヨゼフ　シュトラウスだと思いますよ。
  髭文字は読みにくいですが、恐らくこの字はヨゼフです。
  「音楽監督」と名前の下に書いてあるようでした。
  
  何かの御参考になれば幸甚です。
  

  utamiumiuさん からの返信 2013/07/01 00:26:42

  RE: このお墓

  近鉄バッファローズさん
  
  あーーやっぱり困った時の近鉄バッファローズさんです！
  やはりヨーゼフ・シュトラウスのお墓でしたか！
  前回も前々回も多分カメラに収めていなかったので。
  
  そうなのかな〜？そうだといいなぁと思いながら一枚撮って来て良かったです。
  
  ヨハン・シュトラウス息子の方は顔付だし父のほうは息子よりはるかに若い顏であっても「Vater」と書いてあるのでよく分かるのですが
  
  このお墓には下の方にシュトラウス家の色々な人の名前が書いてあり、
  いったいあの、シュトラウスのお墓なのか？？？？ででももしや？と思って撮ってきました。
  墓碑の飾り文字は私には読むことができませんでした。
  
  また今度も助けられました。
  ありがとうございました。
  
  
  
  
  
  > utamiumiuさん、お早う御座居ます。
  > 近鉄バッファローズです。
  >
  > この墓石がヨゼフ　シュトラウスだと思いますよ。
  > 髭文字は読みにくいですが、恐らくこの字はヨゼフです。
  > 「音楽監督」と名前の下に書いてあるようでした。
  >
  > 何かの御参考になれば幸甚です。
  >