2013/05/31 - 2013/06/02
3757位(同エリア8454件中)
たれたびさん
5月最後の週末(金土日)にお休みが取れたので、南紀(白浜・熊野)に出かけることにしました。
「その1」白浜パンダ編に続く第2弾です。
<旅のテーマ>
1.白浜にたくさん住んでいるというパンダを見る(5頭いるらしい)
2.熊野三山詣で(&熊野古道を少し歩きたい)
3.温泉に浸かって地元の美味しいものを少し食べられれば幸せかも
4.乳幼児連れにつきムリはしない
<同行者>
奥さん、娘(2歳児)、娘の手下のたれぱんだ数名
2歳児連れになりますので、子連れお役立ち情報的な内容も織り交ぜつつ書いていこうと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
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-
楽しかったアドベンチャーワールドを後に、熊野本宮をめざします。
南紀は公共交通機関の便が少ないのでレンタカーが便利です。
今回は日産レンタカーを利用(AWSまで迎えに来てもらえました)。相棒のティーダラティオ君です。マーチクラスより一回り大きくて何かと余裕のあるクルマでした。 -
国道311号を1時間ほど走ると今日の最終目的地となる本宮に到着します。※
本宮大社ではやたがらすさんのお出迎えがありました。
※白浜→本宮は熊野古道中辺路に沿って走る311号が便利。昔は酷道と呼ばれる悪路でしたが、今は多くのトンネルで貫く山中の快走路になりました(ただし紀伊半島は雨が多いので天候には要注意)。 -
社殿に向け、長い階段を登ります。
この先、熊野三山エリアはベビーカー使用不可能(階段・急坂や未舗装路が多くベビーカーはお荷物になります)。 子供は自走させるか、抱っこ紐の持参を強くオススメします(我が家もベビーカーは持参しませんでした)。 -
階段を登りきると社殿に着きます。
山に抱かれて穏やかな空気に包まれていました。 -
お参りをします。
残念ながら本殿改装中でした。
お参りする場所が4つあるのですが、その順番も決まっています。
(我が家はお参り終わってから気づきました。…次来たときはちゃんとします(汗)) -
2歳児、がんばって階段を降ります。
お手々つなぎながらも登り下り完走しました。 -
参詣後は今夜の宿泊地、湯の峰温泉に向かいます。
湯の峰は本宮大社から10分ほどのところにある小さな温泉地です。その歴史は古く、開湯は4世紀頃と言われています。
小さな旅館・民宿が10軒ほどあり、また、世界遺産唯一の共同浴場である「つぼ湯」があります。 -
今回お世話になった「よしのや」さん。
10部屋くらいの小ぢんまりした静かな旅館です。 -
お部屋の窓を開けると、新緑と温泉の香りががただよいます。
朝から連れまわされた娘は転がって充電中。
落ち着いたら温泉街(というほど大きくないですが)の探検です。 -
湯の峰温泉と言えば、まずはつぼ湯です。
熊野詣での湯こごり場として日本最古の浴場です。
30分の先着順貸切制で、50mほど下流にある受付で入浴券を買います(1人750円)。
この日は空いていて待たずに入れました。 -
入浴券を売っているのはここです。
つぼ湯券でここにある共同浴場にも入れます。
(薬湯があってなかなか効きます) -
待合を兼ねたあずまやがあって、その下につぼ湯の入口がありました。
20年くらい前に訪れた時と比べ、周囲はかなり整備されましたが、素朴な雰囲気はあまり変わっていません。 -
つぼ湯内部です。
文字通りつぼの底から湯が湧きあがり、1日に7回色が変わると言われています。
90度を超える源泉が涌き出ているので、そのままでは入れません。水で冷ましつつ、がんばって湯もみをしてから入ります。子どもも入れますが、お湯の熱さや段差に細心の注意が必要です(不安な人は2枚前で紹介した共同浴場がおすすめ。泉質は同じです)
お湯はやや肌にまとわりつく濃いめの感触がありました。大昔の旅人たちも、参詣前にこのお湯で旅の汚れを落とし、穢れを払ったことでしょう。 -
つぼ湯でほっこりしたあとは、湯筒をめざします。
と、その前に近くの売店で卵を調達。この卵が湯筒には欠かせません。 -
つぼ湯からすぐのところの河原にめざす湯筒がありました。
ここも源泉で熱々のお湯が湧いています。 -
この湯筒に先ほど入手した卵を投入!
娘〜落ちるなよ〜〜。 -
ゆであがるまで10分ほど待ちます。
「できたかなー」
「まぁだまた」
この待っている時間のワクワク感がなんとも楽しくて。
湯筒は開放されていて、近隣の人がお芋や竹の子をゆでていました。美味しそう〜。 -
できあがったゆで卵はみんなでおいしく頂きました。
お店でお塩をつけてくれますが、ほんのり温泉風味がついていてそのままでも大満足! -
さて、お楽しみの晩ごはんです。
今日頼んだのは3コースの真ん中のつぼ湯コースです。 -
メインはこちらの温泉湯豆腐。
湯の峰温泉のお湯で作った湯豆腐です。
温泉のエキスが濃縮され、まろやかなことこの上なし。香りも素敵でした。
ただ、温泉成分のせいか溶けるんだな、これが。
宿の大将の忠告空しく、呑んでる間に豆乳に戻ってしまいました。それはそれでおいしかったけど。 -
そのほか、揚げ物や鮎、茶碗蒸しなども出て、十分おなかいっぱいになりました。
-
夕食後は部屋に帰ってまったりです。
(見苦しいショットでごめんなさい)
よしのやさん、内湯に大きな貸切露天風呂を持っているので、さらにまったり感が強まります。
ちなみに湯の峰温泉、コンビニ1軒すらない秘湯ですので、賑やかなのが好きな人にはおすすめできません。 -
さて翌朝。
ボリューム満点の朝ご飯を平らげて元気いっぱいです。
今朝は湯の峰温泉のお湯で作ったお粥が供されました。
ふだん、あまりお粥は好きでないのですが、温泉独特の風味があって、ここのお粥はぺろりと平らげます。
(写真にはお粥が写っていません。ごめんなさい。) -
出発前に朝のお散歩。
お宿の目の前に熊野古道の入口がありました(大日越。本宮大社に向かう道)。
2歳児には無理ですが、いつかは歩いてみたい道です。
それでは出発します。まずは新宮市の熊野速玉大社をめざします。 -
熊野速玉大社までは、熊野川沿いを下る快適なドライブで1時間ほどかかります。
道すがら2年前の洪水の爪跡があちこちに見受けられました。早い復興を願うばかりです。
-
娘もお参りになれてきました。
-
境内にはご神木のナギの大木があります。
-
駐車場の近くに川原家横丁という観光客向けのマーケットがあるというので行って見ました(伊勢のおかげ横丁みたいなものでしょうか)。
ここでお昼でもと思ったのですが、お店がない。
入口のミカン屋さんだけしか開いておらず、他のお店はやっていません。どうも空きテナントになっているみたいで残念です。 -
市内を少し散策します。
実は、筆者は小中時代をこの街で過ごしました。
大阪からも名古屋からも遠く、陸の孤島と呼ばれるこの地域ですが、その中では中核都市としてがんばっているこの街も人口減少や郊外型大型店ができて少し寂しくなった気がします。 -
市内の海岸に海を見に行きました。
このあたりの海辺は一面の砂利浜です(新宮から北側、熊野市にかけての数十kmは七里御浜と呼ばれる雄大な海岸線が続きます。ウミガメが産卵にくるので有名)。
波が荒いのと波打ち際からすぐ深くなるので、泳ぐことはできません。
子どもたちは、10キロ近く離れた熊野川の支流にある自然プールまで行って泳ぎます(海のそば、というイメージと少し違うんですよね)。 -
ちなみにイチオシの新宮土産はコレ。
香梅堂さんの「鈴焼」です。和三盆糖を使ったカステラ焼きで、上品な甘さが魅力的。旅のおやつにはもちろん(うちの2歳児も喜んで食べます)、南紀みやげとしてもおススメです。
お店は国道沿いで速玉大社からも近くアクセス良好。「鈴焼」のほか、瓦せんべいや味噌せんべいもおいしいですよ〜。
あとは、香梅堂近くの仲之町商店街(2枚前の写真の商店街)にある土佐屋さんの鰹節やみりん干しもおススメです。観光客でなく地元客相手のお店なので、質・値段ともお買い得です。 -
最後に新宮でのお昼事情です。
2歳児連れの観光客が入りやすいお店は市街地にはありません(川原屋横丁に期待してただけに残念)。ファミレスも見当たりません。
仕方ないので、我が家は国道42号を勝浦方面に5kmほど進んだ先にあるスーパーセンターオークワでお昼にしました。
和歌山県民なら誰もがしっているスーパーオークワの巨大店で、フードコートやファミレス、うどん屋、定食屋さんなど多数が併設されています。南紀名物めはりずし、さんまずしも調達可能。地元向けなので飾り気はありませんが、味も価格もお手頃です(写真がなくてごめんなさい)。
また、併設のスーパーやホームセンターは 地元の食材など南紀の生活を垣間見ることのできる品揃えで、時間があればひとまわりしてみるのも楽しいですよー。
その3に続く。
次は熊野那智大社に向かいます。
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