2013/06/02 - 2013/06/06
1220位(同エリア2383件中)
櫻さん
自転車も無事に借りることができました。
前日同様、なにもそこまでと思うくらいの快晴です。
日焼け止めクリームを塗っても塗っても塗っても塗っても、いとも簡単にそのカバーを通り抜ける台南の強烈な陽射し。
太陽にさらされている部分の肌は、時間を追うごとに赤味を増していきました。
本当は海の方まで行く計画だったんですが、あまりの暑さに「無茶するな」と体が危険信号を発信。
なので、行きたい所を何ヶ所か端折ってしまいました。
多少の悔いも残りますが、それでもメジャーからマイナーなスポットまで幅広く観光できたと思います。
周氏蝦捲の宣伝をしながら走った安平の風景をお送りします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 自転車 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- チャイナエアライン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
自転車に乗って早速向かった先はココ「安平樹屋」。
安平で絶対に来たかった場所の1つです。 -
隣に建つ徳記洋行という、元はイギリスの商社の倉庫だった建物です。
安平のガイドブックなどにも写真がよく載っているから有名です。 -
もうね、圧倒されますよ。
建物全体がガジュマルの木々に覆いつくされていました。
口があんぐり。
「天空の城ラピュタ」です。
まさに。
写真ではなく、できれば肉眼で見て欲しいです。 -
イチオシ
生命の力強さというか、もはや恐怖さえ感じます。
-
ちなみに、こちらが「徳記洋行」。
一応古蹟にも指定されている建造物ですが、どうも安平樹屋に比べるとパンチが足りない。 -
1階部分は当時の内装がそのままだったり、安平地区の歴史を学べるようなパネルが展示されているんですが…。
-
2階のね、これね、蝋人形館。
安平の歴史をうっすら学べるようにはなっているみたいですが、なんで蝋人形なんだろう? -
文句を行っても仕方がないので、次に行きましょう。
安平樹屋から西へ数分、「夕遊出張所」です。 -
日本統治時代、台湾総督に塩務課という部署がありました。
そこの安平出張所の旧址を利用しているそうです。
なので家屋のつくりが和風です。 -
内部はこんな感じ。
日本の五行から研究されたという366色の誕生色塩がズラ〜ッと展示されています。
よ〜く見ると、確かに全て色が違いました。 -
展示室の奥には、各誕生日塩のストラップが売られています。
1個100元(約300円)。
お手頃価格なので、友達へのお土産用に飛びついてしまいました。
もちろん、自分のも購入。 -
私の誕生色は爽やかな水色でした。
ストラップと一緒に、誕生日ごとの性格の特徴が書かれたリーフレットが入っています。
私は「冷静、忠厚老實、威厳」
ふむふむ。
威厳、ないな〜。 -
建物の外には絵馬のような物がたくさん吊るされた木があります。
まさに絵馬と同じで、皆さん願い事を書いて吊るしていました。
絵馬は先ほどのお土産屋さんで購入可能。
右下の石で出来た動物みたいなのは、なんなのか不明。 -
夕遊出張所から西に向かいます。
辿り着いたのは、台南で豆花を食べるならの「同記安平豆花」。
豆花店が何軒か並んでいました。
激戦区です。
この道を更に西へ進むと海に突き当たります。
本当はそこまで行く予定だったんですが、多分10分くらいは掛かる計算。
炎天下の中、「こりゃ、無理だ」と痛感。
よって、後ろ髪引かれつつここで豆花を食べてUターンしました。 -
店内の様子です。
豆花以外にも麺類など食事も出来るみたいです。
この(クソ)暑い中、熱々の麺をすすってる女性がいました。 -
私のチョイスは緑豆入り豆花。
豆花自体の味は殆どしませんが、ツルンと喉越し爽やか。
緑豆の程よい甘さも、疲れた体を回復させてくれます。 -
断腸の思いでUターンをし、安平老街界隈まで戻ってきました。
ここは歴史水景公園の東淵にある「乾隆海堤」。
海防目的の防波堤だったらしいんですが、どう見ても防げないというか、人が易々と乗り越えられそうというか。
昔と地形が変わったからかな? -
乾隆海堤の正面には「東興洋行」があります。
大きな木で覆われているので建物が見えません。
逆に、この大きな木が目印です。 -
もとはドイツの商社だった建物です。
庭園部分はカフェになっていました。
木陰が涼しくて気持ちよかったです。 -
内部もカフェでした。
当時の雰囲気を残しつつ、カフェとして利用してるなんて素敵だわ〜。
徳記洋行とは大違い。 -
テラス席もステキ〜。
でも、確か営業中だったはずなのに、客は誰一人いませんでした。 -
ドイツの商社だっただけあって、内部にはドイツの偉人達の写真が展示されています。
漢字で書くと「愛因斯坦」。 -
東興洋行から南へスグの所にある「安平小砲台」跡地。
-
「小」がつくのは、ここから更に南に行った所にある「億載金城」という大きな砲台の要塞を作ったから、だそうです。
じゃあ、億載金城が出来る前は「安平砲台」だったのかな? -
砲台正面にある天主堂。
オランダ人がこの地に上陸したのは17世紀で、その時にカトリックも広まったそうです。
この教会が竣工されたのは1963年。
建物自体の歴史は意外に浅いんですね。 -
イチオシ
天主堂近くにある「十二軍伕墓」。
日本人として、胸の痛くなる場所です。
日本軍が中国本土での戦力拡大のため、台湾から兵力を集めました。
この安平からも400人ほど集められましたが、その殆どが戦場で命を落とされたそうです。
その人達のお墓です。 -
案内板は、ちゃんと日本語でも書かれてありました。
多くの日本人に知ってもらいたい、という気持ちが伝わってきます。
私も台湾に興味を持つまで全く知らなかった歴史です。
「台湾って親日家が多いよね〜」と単純に考えるのではなく、こんな歴史があっても私達を優しく受け入れてくれる台湾を、もっともっと理解し、もっともっと感謝しなければいけない、そう考えさせられました。 -
気持ちもビシッと新たに。
次に向かったのは台南運河沿いにある「運河博物館」。
もとは「原臺南運河安平海關」とう税関です。 -
内部は運河の歴史がパネル展示されていますが、中国語のみ。
なのでザ〜ッと見るだけ。
冷房設備もないから蒸し暑くって、ホントにザ〜ッと見るだけ。
博物館だけど入場無料なので、入って損はないかもしれません。 -
博物館脇にカフェがありました。
運河も望めます。
しかし、ここも暑さからか客ゼロ。 -
運河を渡って右側にある公園。
ここを通過して西の方角へ。 -
突き当たった所にある「林黙娘公園」。
林黙娘とは媽祖の本名のこと。
デッカい像がありました。
ただそれだけの公園です。
例に漏れず、ここも暑さのため人影を見ません。 -
南へ方向を変えます。
暑さのせいで人はおろか、車も通っていない。
こんな天気の中、呑気に自転車を走らせている自分が段々アホに思えてきました。 -
次の観光地は「億載金城」です。
例の大きな大砲がある要塞です。 -
入り口で「虫除けスプレーかけとけ」と言われました。
芝生の上を歩くからです。
台湾版「おもてなし」です。 -
大きな広場になっていて、周りに大砲が置かれています。
ここの大砲はレプリカです。 -
大きいです。
高さは私の身長(160cm)以上ありました。 -
大砲ドカーン。
-
億載金城を背にして、今度は東方向へ走ります。
途中セブンイレブンに寄ったりして体を小休止。
そして辿り着いたのが「札哈木原住民公園」。
「札哈木」の読み方は分かりませんが、原住民の言葉で「府城」という意味だそうです。 -
台南原住民に少々興味があるので来てみたんですが…。
-
「原住民」とは名前ばかりの、普通の公園でした。
広場やステージがあるので、何かイベントとかしたりするのかもしれないけど。
あぁ、ここも人がいない…。 -
公園の脇にはこんな建物もありましたが。
-
建物内部の展示品。
ショボイです。 -
橋を渡って運河の北側に戻ります。
-
運河全景。
かつては貿易船の運航路として重要な運河でしたが、土砂の堆積などで水深が浅くなり、今は運河と言うより街中を流れる穏やかな川といった感じ。 -
運河沿いにはサイクリングロードが整備されていました。
でも、運河から少々ナニな香りが漂ってくるので、あまりサイクリングを楽しめませんでした。 -
あ、あれは確かドラゴンボートレース。
詳しく知らないんですが、この時期の台湾は「粽」と「ドラゴンボートレース」なんですよね? -
橋には色鮮やかな旗が。
-
次はプリンを食べます。
運河沿いにある「銀波茶座」。
ここから怒涛のプリン3連発です。 -
1個30元。
プリンもカラメルもアッサリ味です。
もっと卵の味を楽しみたいなら物足りないかも。
私は物足りなかった。 -
お次は銀波茶座の並びにある「依蕾特」。
ここは台南のプリン好きな方たちの間では有名店です。
プリンを売っているお店の隣にはカフェも併設されていました。 -
こちらも1個30元。
モチモチしてる。
上品というかアッサリしてるんだけど、味はしっかり感じられます。 -
運河を渡りました。
今度は「小葉布丁」。
「布丁」とはプリンのことです。
ここはパン屋さんでもあるんですが、店名に「布丁」を持ってくるあたり、よほど布丁に自信があるのでしょうか? -
1個25元。
これまでのお店より少々お安いです。
色も濃い目でかなり弾力がありました。
でも色のわりに味はアッサリ。
カラメルの味も殆どしません。
う〜ん。 -
再び走り始めます。
運河の東端にある「原臺南運河海關」という、ここもかつての税関です。
マリンブルーが可愛いわ。 -
台南市街地の中西区に戻って来ました。
さすがに街中は交通量も多いです。
これより、バイクや車の波にもまれながら自転車を走らせます。
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