2013/06/02 - 2013/06/06
761位(同エリア2313件中)
櫻さん
旅行3日目。
この日は台南へ行ってみました。
今回の旅行は4泊5日。
丸々1日使える日は全部で3日あります。
高雄以外に台南・小琉球にも行くつもりで、それぞれで1日ずつ使おうというのが当初の計画。
順番としては高雄→小琉球→台南で、いずれの場所でもレンタサイクルを借りる予定でした。
そう、前日の太陽が突き刺さる中での高雄サイクリングをするまでは…。
とめどなく流れる汗を拭い、高雄の街を走りながら私は考えました。
たまらなく暑いけど、市街地だからまだ逃げ場がある。
でも、これが小琉球のような建物もあまりないような場所で延々と自転車をこぎ続けたならば、あの小さな島のどこかで私は干上がってしまうかもしれない、と。
自分の身の危険を感じ、そうして今回の小琉球行きはやむを得ず断念することにしました。
小琉球は冬でも暖かいらしいから、また時期を選んで行けばイイ。
台南を2日かけてユックリ廻ればいいじゃないかと気を取り直し、前日の夜はホテルに戻ってから改めて計画をネリネリ。
台南は市街地の中西区と、海に近い安平区を廻る予定でしたが、逆に2日あってよかったです。
というか、2日ないととても廻りきれなかった。
そんなわけで、まずは安平編です。
しょっぱなから慌てふためく珍道中もありました。
歴史好きには魅力的な土地・台南。
満喫しに行きます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 自転車 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- チャイナエアライン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅行前、台湾南部の天気予報を調べたら「連日 雨」でした。
雨季だから仕方ないよな〜と思ったけど、前日は予報大はずれの快晴。
そして、この日もどうやら天気は良さそうです。
ふふふ…。 -
まず高雄駅にやって来ました。
台南行きの切符を買ってみます。
中国語か英語表記しかないけど、なんとなく分かりました。
一番上の「購買車票」を押して、あとは乗車駅・降車駅・乗車日・乗車時間・大人か子供かを選ぶのは日本と一緒。
唯一違うのは片道か往復かを選ぶことですかね。 -
はじめてのおつかい〜台鉄キップ編〜
無事に買えました。
7:28高雄発 莒光号 台南行き。
82元です。 -
朝日を浴びる高雄駅4番線ホームに電車が入ってきました。
-
車内の様子です。
-
いやに中央寄りなフットレスト。
-
世界の車窓から。
今日は高雄から台南まで走ります。 -
そんなこんなで、定刻より5分ほど遅れて台南駅到着。
電車の遅延なんて日本だったらエラい騒ぎだけど、台湾だったら5分くらいは定刻内なのでしょう。 -
台南駅の内部。
ここも日本統治時代の遺物ですね。
建設当初は2階部分がホテルだったそうです。 -
外から見た台南駅舎。
ロータリーが広いです。 -
次はバスに乗ります。
台南駅前のロータリーにはこういったバス停が何ヶ所かあります。
自分の行きたい場所、乗りたい路線番号を
「キチンと」
「確認してから」
バスに乗りましょう。
当たり前のことですが、そうしないと後々面倒なことが起こります。 -
私が乗るのは路線番号2番の安平行きです。
目的のバスがやって来たので乗り込みました。
路線バスは台北でも何度か乗りました。
新しい車体なら、たいてい前方に電光掲示板が付いていて、そこに次の停留所名が表示されるから、
「うっかり乗り過ごしちゃった」とか「ここはどこ?」とか迷わずにすみますよね。
乗りたい路線に乗ってさえいれば。 -
台南を知っている方なら、
「安平に行くのに、なんでいきなり成功大学の文字が出てくるんだ?逆方向じゃねぇのか?」
と思われるかもしれません。
そう、逆です。
間違えました。
台南駅で確かに私は「路線番号2番」が停まるバス停で待っていました。
でも、2番線のバス停の中で、台南駅は終着点でも始発点でもなく、ただの途中のバス停だったんですね。
私が待ってたバス停は、2番線でも安平とは逆方向に行く2番線のバス停。
本当のバス停はもう1つ隣でした。
すっかり勘違いをしていた私は、単純に「2番」と書かれたバス停で待ち、「2番」のバスが来たので易々と乗り込み、やれやれと思ったのも束の間、バスはたちまち線路の高架下を通って、駅の反対側へと走って行くではありませんか。
安平は、バス停のある駅の西側からそのまま真っ直ぐ西に向かった所にあります。
最初は一瞬「おや?」と思ったんですが、すぐに「随分と迂回するんだな」と考え直してしまいました。
しかし、次に停まったバス停の名前を見て再び疑惑がムクムクムク。
慌てて台南駅で撮っておいた2番線の路線図の画像(万が一、電光掲示板のない車体だった時の為に、降りる停留所が分かるよう撮っておいたんです)を開いて、その名前の停留所を探したら、
ガチョーン。
すべてを悟った私は即座に降車ボタンを押し、そして飛び降りたバス停が、ここでした。 -
でも、スグに気づいたのが不幸中の幸い。
何も考えずにそのままボケ〜ッと乗っていたら、「一体いつになったら安平に着くんだろう?」と呑気に考え、うっかり終点まで行っているところでした。
かなり焦りましたが、とりあえず、もと来た道を戻ればいいだけの話。
ここも国立大学、おりこうさん達がたくさんいる場所ねと、バスを待つ間に観光することにしました。 -
街がキチンと整備されているというか、大学のために作られたような街という印象を受けました。
南国風の植物がキレイです。 -
バイクが邪魔だわ〜。
-
そうして再びバスがやって来たので乗り込みました。
今度は行きたい方向の車線側にあるバス停で待ってたから、間違いはないでしょう。
ちゃんと「2番」て書いてあったし。
まぁ、こんな間違いも旅の1つの思い出となります。 -
バスに揺られること約40分、ようやく安平に到着。
ここは平生路という通り。
朝市が開かれる場所みたいです。 -
平生路を右に曲がって中興路という通りを歩きます。
-
ここは安平の典型的な古い家屋が残る通りです。
どういったものが典型的なのか?
そこまで調べませんでした。 -
住居表示が可愛いわ。
-
安平最初の観光スポット「海頭社魏宅」。
この界隈に立ち並ぶ安平の典型的な住宅の中の代表例のようなものです。
ここに辿り着くまでに散々ウロウロしてしまいました。
似たような古い(崩れそうな)家がたくさんあるんだも〜ん。
とりあえずココには「こういう建物だよ」という案内板と、隣に廟がありました。
それが目印です。 -
次の目的地へ行く途中にあった、樹齢300年の木。
何の木かは分かりませんでした。
ガジュマルかな?
この〜木♪ -
お次は、樹齢300年の気になる木のそばにある「海山館」。
清の配下の時代、水軍が故郷の神を祀る廟の役割を担っていたという場所ですが、一歩中に足を踏み入れたら…。 -
おや?
幼稚園か?ここは? -
廟だったんじゃないのか?
なんだ?そのキャラクター。
なんだ?そのテレビモニター。 -
今は園児達の社会科見学(もどき)の場所となっているようです。
井戸と戯れる園児達。 -
肩透かしをくらったあとは、安平老街(延平街)です。
飲食店や安平名物を売るお土産屋さんが軒を連ねる通りです。
午前中なので開店前の店が殆ど。
人もいない。
どうも私は朝早くから行動してしまうから、こういった光景が多い気がする。
観光客でごった返してるよりいいけど…。 -
国営放送のアイツが吊り下げられています。
-
安平老街の西端にある古井戸です。
一応、古蹟に指定されています。
日本統治時代に使用されてたものですが、今はご覧の通り、柵が張り巡らされて中を覗き見ることが出来ません。 -
老街に戻る途中、こんな場所を見つけました。
-
細い路地に古い家屋が立ち並んでいます。
緑がキレイです。
この近くにもう1つ「胭脂巷」という通りもあるはずなんですが、見つけられませんでした。
昔からある通りの名前なのかな? -
老街の途中にある「仔街何旺厝」。
両脇をお店に挟まれていて、この建物自体の間口も狭いので、うっかり通り過ぎてしまいました。
1920年代に建造された、安平の古い集落の中で現存の状況が最も優秀な建造物だそうです。
画家の席徳という人がここをアトリエとしていたとのこと。 -
こちらも老街の途中にある「劍獅埕」。
「劍獅」とはこの地区の魔除けのようなもので、沖縄で言うシーサーみたいなものです。 -
中はお土産物屋さんでした。
-
劍獅埕を出た所にある、非常に煌びやかな廟「観音亭」。
台湾のこういった派手な廟は見慣れたつもりではいましたが、やはりスゴイですね〜。 -
名前の通り観音様を祀っているけど、仏教系ではないそうです。
-
さて、今日はまだ何も食べていません。
台南では名物小吃をとりあえず有名店で食べようと決めていました。
一食目は、まずココ。 -
プリップリの蝦捲〜。
2本で50元。
右が辛めのソース、左が甘めのソース。
お好みで掛けて食べます。 -
美味し〜♪
揚げ物は苦手だけど、これはイケる。
全然脂っこくないです。
中身のエビとか豚肉を包んでる豚の横隔膜が不思議な食感。 -
次はこちら。
周氏蝦捲のスグ近くにある「阿布丁丁」というプリン屋さん。
台南は何気にプリンも有名ということも、台湾好きな人のブログから知りました。
市内に何軒も専門店があります。
事前に何軒かリサーチして、今回の旅行中、行ける限り行こうと決めていたうちの1軒目。 -
1個30元。
もっちりとしていて卵の風味が濃いけれど、甘過ぎないし、カラメルなしなのでプリン自体の味を楽しめます。 -
ある程度お腹も満たされました。
次は阿布丁丁の斜め前にある「安平天后宮」。
航海の神様・媽祖を祀ります。 -
大きいですね。
安平で最大の媽祖廟だそうです。 -
女性の神様だからか、狛犬(獅子?)もお洒落です。
-
天后宮の後ろには、安平と言えばココ「安平古堡」です。
-
もとはオランダ人が築いた海防目的のお城。
その後、鄭成功がここを居城とし、軍事の拠点となりました。
とにかく鄭成功は台南ではヒーローのようです。 -
お城の隣にあった展望台から海の方向を見てみました。
このお城が作られた当時は、すぐそこまで海だったそうです。 -
イチオシ
赤錆びた大砲が時の流れを物語っています。
後ろの木はプルメリア。
大砲と花、という対比が面白い構図だなぁと思って写真を撮ってしまいました。 -
安平古堡の入り口を入ってスグ右にある「旅客服務中心」。
台南のレンタサイクルはここで借ります。 -
台南政府の観光局だかが運営している「騎鐡馬」という、パッと見とてもレンタサイクルとは思えない名前ですが、赤嵌樓・安平古堡・延平郡王祠・安平樹屋・億載金城の安平主要観光スポット5ヶ所で借・返却可。
料金や借り方については、よろしければクチコミをご覧ください。
ちなみに、借りる時にワイヤー状の鍵を渡されました。
高雄のレンタサイクルは普通の鍵つきの自転車でした。
なので、どこかに自転車を停めて観光や食事をしても盗まれる心配はありません。 -
台南の色々なお店などがスポンサーになっているため、各自転車にこういった看板が取り付けられています。
「美味しい蝦捲を食べさせてくれたお礼に、宣伝の1つでもしてやるか」
というわけではなく、たまたま偶然選んだ自転車がこれでした。
安平古堡を見終わったあとは、いよいよ安平の街を自転車で走り回ります。
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