
2013/06/08 - 2013/06/08
3172位(同エリア21933件中)
yazzさん
わざわざ遠出しなくてもバンコク都内に手軽に行ける水上マーケットがある。チャオプラヤー川を渡った下町トンブリー地区にあるタリンチャン水上マーケットだ。都心から路線バスに乗って40分と近いので早起きが苦手な方でも大丈夫。土日限定開催で規模が小さいという難点はあるが、ここには今でもたくさんの運河が残っており運河沿いに暮らす市民の生活を垣間見ることができるボートツアーに参加することができるのだ。このボートツアーが人気で、こに来る観光客は皆このツアーが目的だという。
ならば行ってみるしかないよね。ということでお寝坊さんの私は土曜日の昼過ぎからのこのこと出かけたのである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
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土曜の昼過ぎにやってきたのはバンコクの中心とも言えるセントラル・ワールドプラザ。このへんは曜日や時間にかかわらず常に渋滞してるよね。今日もこんな感じ。
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セントラル・ワールドプラザの前にあるバス停から、この路線バス79番に乗れば40分くらいでタリンチャン水上マーケットに到着。79番に使われてるバスはエアコン・バスなので距離によって運賃が変動するのだ。ということは、車内の車掌さんに目的地を言って切符を買わなければならない。これが外国人にとってはやっかいで発音が悪いのか通じないことが多い。
タリンチャン水上マーケットは、タイ語だとタラート・ナーム・タリンチャンなのだが、タイ語には声調があるため正しい声調で言わないと通じない。しかし、79番に土日に乗ってくる乗客は水上マーケットに行く人ばかりで外国人も多い。だから車掌も心得たもので、こちらがとまどっていると「ウォーター・マーケット?セブンティーン・バーツ」と英語が返ってきた。
こんな感じなので言葉の問題は心配ない。運賃は17バーツ。不安な人は、小銭で17バーツを用意しておいて黙って渡せばよいだろう。 -
バスはプラトゥーナームを経由して西へ一直線、途中、民主記念塔やカオサン通り・王宮前広場近くを通ってピンクラオ大橋へ。チャオプラヤー川を越えてトンブリー地区へ入る。ボロムラッチャ・チョンナニー大通りをしばらく行くと2つ目の大きな交差点で左折、チャラン・サニッウォン通りへ。
ここからは、道路の中央で地下鉄工事が行われており、片側3車線の大通りが2車線になっているので多少流れが悪い。地下鉄といってもこの辺ではBTSと同じように高架を走るため、道路の中央にたくさんの柱が建設されているのが見える。
この通りをしばらく行くと右折するのだが、右折レーンが長蛇の列となっており、なかなか右折できそうもない。見かねた運転手は、右折レーンをはずれてがーっと直進。右折する交差点で巨体を武器にががっと横入りして右折した。さすがバンコクの路線バス、交通ルールなんてお構いなし。
バーンクンノーン通りをしばらく北上すると左折して小さなチャクプラ通りへ入る。この通りのつきあたりが三叉路になっており、写真の大きな王様の記念碑が立っている。この手前でバスを降りるので、この記念碑が見えたら準備しよう。 -
ほとんどの乗客がここで降りるし、車掌がタラートナーム・タリンチャンと叫ぶので、降りすごす心配はないと思う。が、降りてみるとバス停がないのだ。写真の黄色い矢印のあたりにバスは停車する。
降りたら王様の記念碑を左に行くとタリンチャン水上マーケットがある。 -
ちなみに、帰りのバスはこの道の反対側、セブンイレブンの前から乗るが、ここにもバス停らしきものはない。有名な観光地なのでバス停くらい設置しろよなと思うが、ここで待ってれば来るので心配はいらない。
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王様の記念碑を左へ行くと、こんなふうに道路の両側に露店がたくさん並んでいる。
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その先に緑のアーケードがあるので、そのまま直進。
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アーケードに入ると植木市が開催されており、
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その先に食べ物屋台があったりして賑わっていた。
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そこを超えるとタリンチャン水上マーケットがある。
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これが水上マーケットへの入り口。この橋を渡ってマーケットへ入る。
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チャクプラ運河の北側にある小さな水上マーケットで、これが全景。
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中はこのような食事をする巨大なスペースになっており、周囲にやってくる小船から料理を注文して食べるというのがここのスタイル。
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こんなふうに料理を作る小船が周囲にたくさん集まっている。
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こちらはソムタム
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一番人気のシーフード
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こちらはサテー
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値段も炭焼き手長えびが1皿5〜6匹(大きさにより数が異なる)で200バーツと観光地とは思えない安さ。
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水上マーケットといえば船そばですが、1杯30バーツと都心の屋台より安いくらい。値段が表示されているので安心して注文できるのもいいところ。
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ということで、ボートツアーへ参加する前に軽く腹ごしらえ。クイティオ・ナームをセンレクで注文。お味のほうは、まあ普通に旨いという感じ。
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色鮮やかなフルーツの形をしたキャンディーなんかも売ってたりして。
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水上マーケットの横には鉄橋があり鉄道が通ってる。
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運がよければ列車が通過するのを見れるのだ。ここにはトンブリー駅からサラヤ方面への通勤電車が通るのだが、昼間の時間帯、まして休日となれば数時間に1本しか列車が来ない。
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なので列車が通ってないときは、こんなふうに線路上を歩いたりできちゃうのだ。
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水上マーケットから北に400メートル程行くとバーン・ラマットという小さな無人駅がある。列車の時間が合えば、ここからトンブリー駅までローカル列車に乗って帰ることもできる。本数が少ないので、あらかじめ調べておくことが必要だけど。
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こちらが、ここの一番人気のアトラクション、ボードツアーの切符売り場。マーケットの右側、ちょっと奥まったところにあるのでわかりにくい。いろいろなツアーがあるようだが、時間によってやっているツアーが異なるようだ。
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私が行ったときは2番のツアーをやっており午後1時15分出発で料金は99バーツ。ツアーの内容は英語で書いてあり、切符売り場の人も英語が通じる。
今日のツアーの内容は、
・オーキッド・ファーム訪問
・ワット・コーで仏像見学
・ワット・パクナーム・ファンタイでなまずに餌付け
所要時間:2時間半
というコースらしい。 -
ということで、チケットを購入。
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ボート乗り場は、鉄橋の下あたり。行くと既に客がたくさん乗っており、写真係が各人の記念写真を撮影していた。ツアーから帰ってくると写真ができているという、観光地でよくあるやつ。
私は出発ぎりぎりに乗船したためか、幸いにも(?)撮影される間もなくツアーが出発した。 -
こちらはツアー・ガイドのおねえさん。普段は学校の先生をしていて休日はガイドのバイトをしているらしい。今日は、ファランのグループと日本人が私を含めて3名乗船しているためか、流暢な英語とカタコトの日本語をまじえてガイドしてくれた。
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まずはチャクプラ運河を南下。かなりのスピードで滑走するので猛暑日だったが風を受けて結構快適。でも景色があっというまに過ぎていくので写真撮りにくい。
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この辺では、今でも運河が交通の要として利用されており運河沿いに生活する住人の暮らしぶりを垣間見ることができるのが、このツアーの醍醐味だ。
こんな風に洗濯物が干してあったりして生活感たっぷり。 -
モダンで立派な住宅があったり
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伝統的な工法で建てられた住宅があったり
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こちらは北タイ様式かな
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そして、廃墟のようなおんぼろ住宅があったりして、バラエティーに富んだ運河沿いの住宅に興味津々。
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運河沿いには、たくさんのお寺があり、水上から見るとまた違った感じに見えたりするので不思議。
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木の霊を祭った祭壇があったり
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こんな立派な祭壇があったり
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バナナの木があったり
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ときどきすれ違う住人のボートを見ると、ほんとに運河を利用して生活してるんだとリアルに実感できて、テーマパーク化している水上マーケットとは対照的。
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船そばを運河で売るおばさんもいい笑顔
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こちらは船の八百屋さん
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手をふってくれる優しいおじさん
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運河沿いの方も笑顔であいさつしてくれてたりして嬉しくなっちゃう。
こちらは運河の修復工事をしていた人たち、お昼の休憩中。 -
運河でつりを楽しむ子供達
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修行中の少年僧も水辺で小休憩
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こちらは運河ボートの修理工房
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運河沿いの商店。ガイドさんがセブンイレブンだよってジョーク飛ばしてた。
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こんなふうに運河沿いの景色を堪能してると、最初の目的地、ワット・コーに到着。
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ボートツアーで立ち寄るだけあって英語のサインも。タイ語読みだとワット・コーでなくてワット・コ、島寺ですね。
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こちらが正面
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ここで外国人は仏像鑑賞
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タイ人はもちろんタンブンね。私ももちろんしましたよ。
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ここには僧侶のミイラも安置されており、ガイドが英語でピラミッド、エジプト、マミー、セイムセイムと説明してた(笑)。
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続いてオーキッド・ファーム(蘭園)を訪問。
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う〜ん
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色々あるんだけど、前日にサイアム・パラゴンでオーキッド・フェアをやっており全国から集められた豪華絢爛な蘭を見てしまった後では、ここのは華やかさに欠けるという印象になってしまう。これを見てなければ、結構楽しめたかも。
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傍の露店で売ってたマスコットがかわいい。ひとつ50バーツ。
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これもいい感じ。
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オーキッド・ファームでボートはUターンして途中で地図にも載ってない狭い運河を北上。まるでジャングル・クルーズ。ガイドさんは、「ほら、そこにワニが!」とテーマパーク・モードになってて苦笑い。
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狭い運河を抜けると右折して帰路へ。
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そして最後のアトラクション。ワット・パクナーム・フォンタイでなまずの餌付け。
ここでお寺の坊主から食パンを12バーツで買って川に投げると・・・ -
すごい数のなまずが出てきてパンをあさりまくるというアトラクション。
これが結構おもしろくて、皆、夢中になって投げまくる。水しぶきが凄いので濡れてもいい格好で乗らないと後悔するので注意。
ちなみに、なまずの餌付けはタンブンになると言われているので積極的に参加しませう。 -
帰路の途中、竹筒に入れて蒸したココナツ味のもち米のお菓子のお店に立ち寄るのだけど、これが大人気で早く注文しないと売り切れとなり買えないのだ。
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1つ20バーツ、3つセットで50バーツ。ボートの前の席から注文を取っていくので、後ろの席の人は不利。私は後ろから2番目に座っていたので1本しか買えなかったよ、とほほ。
その場で食べてみると、ココナッツの甘い香りがして旨い!これはイケる。次回は前の席に座らないとね。 -
日本人客が居たからでしょうか、最後にガイドさんが昴を熱唱して一人で盛り上がってたのが印象的だったなあ。
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ということで楽しい2時間半のツアーは終了。
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陸に上がると例の写真販売が。結構立派なフレーム付で99バーツ。当然、撮られてないから私のはない。7割りの客が買ってた。これなら記念に買ってもよかったかもと、ちょっと残念。
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セブンイレブンの前から79番バスにのって帰るのだが・・・
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都心に入ってからペッブリー通りをパヤタイで右折。行きとは違う経路を走りはじめた。BTSラーチャテウィー駅を通って、サイアムの交差点を左折してラーマ1世通りへ。土曜日の夕方なのでかなりの渋滞。なのでBTSサイアム駅前のバス停で下車。
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調べたところ、79番のバスは都心部では左図のように左回りで循環して戻るという経路を走っており終点はないのだ。
だから、行くときもBTSラーチャテウィー駅、BTSサイアム駅、セントラル・ワールドプラザ、プラトゥーナームのどのバス停から乗ってもよい。
これなら自分の都合のよいバス停を選べるので便利だね。
ちなみに、翌日の日曜日はアムパワー水上マーケットに行ってきたので、そのときの模様はこちらの旅行記で
■日帰りでも夜の蛍鑑賞ボートツアーに参加できること発見!自力で行くアムパワー水上マーケット
http://4travel.jp/traveler/yazmataz/album/10783324/
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この旅行記へのコメント (2)
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- seghersさん 2013/10/29 14:37:42
- マレーのページから入って逆順のなってしまいました。
- 今年1月このツアに参加しましたが、
蘭園もお寺にも見させてもらいませんでした。
これからしばらく、
yazzさんのタイ旅行記を楽しみます。
楽しいですね。
- yazzさん からの返信 2013/10/30 00:09:27
- RE: マレーのページから入って逆順のなってしまいました。
- seghersさん、こんばんわ。
旅行記への投票感謝です。
このボートツアー、日や時間帯によって行くコースが異なるようです。私は、もう一つの水上マーケットに立ち寄ることを期待してたのですが、時間帯がおそかったせいか、そのコースでなかったのでちょっとがっかり。次は朝早くでかけてみようかなと思っています。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
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