南フランス・プロバンス地方ひとりドライブの旅　その６　アルル観光

2013/05/13 - 2013/05/19

「その６」ではアルルの街中の観光が
メインです。

町はずれのモーテルに宿泊していますので
中心部へ行ってから駐車場へ停めて
旧市街中心部を歩いて見学しました。

その後、本日の宿泊先のエクス・アン・プロヴァンス
へ高速を東へと向かいました。

エリア アルル(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エールフランス KLMオランダ航空

カーナビは本当に便利です。
一方通行の道を的確に案内してくれます。

天気予報があまり良くないようですので
朝早くに街の北のはずれにあるラマルティーヌ広場
へ行ってしまいます。

Monoprix前の駐車場に車を停めて...。
（ここは無料のようです）

広場で目的のものを探します。

ありました。
ゴッホの「黄色い家」のパネル。

この先の建物のところに以前、
ゴッホが住んでいた家があったらしいのですが
大戦中に空襲で破壊されてしまったとか。
今ではパネルが残るだけです。

でも奥には鉄道高架もあり、面影はありますね。

広場のかたわらには他にも何やら
石碑が立っています。

「１９４４年８月２２〜２４日に
アルル解放のための激しい戦闘を行い、
ドイツ軍を駆逐した。」
さらに戦死したアメリカ空軍のパイロットを
たたえる文も見えます。

フランスは国土が戦場になったので
あちこちにこういった碑を見かけます。

車に戻り、今度は反対の南の町はずれにある
「跳ね橋」を見に行きます。

旧市街を気を付けて運転します。
道がくねくねと曲がっているため運転に気をつかいます。

アメリカでは、正面の信号が赤でも
車が左から来ていないときには
右折して構いませんが
フランスではダメですよ。

いくつかのロンポワンを過ぎて
到着。

よく写真やビデオで見かける
光景です。
まあ、ゴッホの実際の絵とは違います。
また場所もここではなかったなどという
話も聞きますが...。

たしかにガイドブックに書いてあるように
さびしい場所なので女性が一人だけで
来るのは勧められないかも。

跳ね橋の反対側はこんな様子。
昔の千葉の田舎を思い出しました。

いつも思うのは道路や川には
見苦しいガードレール、コンクリート壁、
堤防が作ってないこと。
でも洪水などへの備えは
大丈夫なのかな。

これはカーク・ダグラスが主演のゴッホを
描いた映画「炎の人」のひとコマ。

アルルやオーヴェール、サンレミを訪れる人には
興味深い映画です。
前もって見ておくとよいです。

さて予定通りに街中心部の駐車場へ
車を置き、徒歩にて観光案内所に
やって来ました。

無料地図をもらい歩き始めるとします。
ここではいくつかの見学場所の入場チケットが
セットになった割引券なども購入できます。

朝早いので街もまだ目が覚めていない様子。

カフェもまだ支度中です。

JEAN JAURÈSの通りを北へ歩き...。

レピュプリック広場へ。
市庁舎と尖塔、噴水、両側の建物、
そして広場の調和が良いです。

どのくらいの時が経過した
噴水なのでしょう。

ちょうど学校の野外教室でしょうか。
素朴でおとなしそうな子供たちです。

フォーロム広場へと進みます。
ゴッホの「夜のカフェ」のパネル展示が
してあります。

まだ開店前のようです。

ここもラマルティーヌ広場同様に
昔の面影が少し残っています。

次は円形闘技場。
フランス最大だそうです。

入場口からしばらく歩くと...。

上への階段があります。

最上階まではチョット大変ですが
がんばって上ってみましょう。

ゲゲ、あんなに上らねばならぬ？

でも昇ってよかった。
以下の絶景が望めるのですよ。
すばらしい写真が撮れます。

街、ローヌ川が一望できるすばらしい眺め。

闘技場を訪れたらぜひ昇ってくださいね。

アルルで撮った写真をつなぎ合わせて
スライドショーにもしてみました。

音楽はカラヤン指揮ベルリンフィルで
「アルルの女」第２組曲から「メヌエット」です。
http://www.youtube.com/watch?v=Bdfgq3cKjuc

昇らないにしようかなと思ったのですが
やめなくてよかった。

闘技場はと言うと...。

鉄パイプで座席が組んであり、
今でも闘牛やらに使用されているようです。

ヨーロッパの街は
教会の塔が風景にアクセントを
添えてくれて実に絵になります。

少し歩くと古代劇場が
あります。

ここも入ってみましょう。

やはり現在でも使われている様子。
これから何か行われるのでしょうか。
舞台が作ってあります。

旧市街を歩いていると石ばかりの風景が
続きます。

ここも無造作に石がおいてあります。

雨ざらしになっています。

どんな歴史が込められているのでしょう。

後ろの照明設備が
邪魔だなあ。

石ばかりの風景が続きましたので
ここらで他の写真を少し載せてみます。

カササギさんにも登場してもらい...。

さらにワンちゃんにも出てもらいます。
「日本人のオヤジが何してるんだ。」
とでも言っているようです。

またまた石造りの建物に戻って...。

サントロフィーム教会の
回廊を見ようとしたのですが...。

残念ながら修復中。

ヨーロッパを旅行していると
必ずどこかは修復中で
残念な観光になりますね。
昨年はルーアンの大聖堂には
ガッカリしました。

中庭からの写真を一枚撮るだけで
終わります。

リス大通りに戻り、
「夏の庭園」へ出かけました。
ここもゴッホのご覧の像があります。

作品「夏の庭園の入口」の絵の
描かれた場所でもあります。

古代劇場もすぐ隣です。

カフェでコーヒー休憩したり
だらだら過していたら
あっという間に昼食の時間に
なりました。
「夏の庭園」の北側にあるレストラン街へ
行ってみます。

あまりレストランでひとりごはんは
しないのですが、まあ滞在中に
１回ぐらいはいいでしょう。

いろいろありますが
「ル・クリケ」（Le Criquet）へ入ります。

入口のMenuには英語表記も
付けてあります。

Menu全体の写真はこちらに大判をどうぞ。
https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-56ehuccz4udcwbtnemuwsh2zgy-1001&uniqid=5d295694-91ae-4f03-82c3-c8fe10bb6775&viewtype=detail

本日のお昼定食（Formule du Midi）は
Penne tomates fraiches & olives
デザートに
Tiramisu aux fruits rouges。
１５ユーロとあります。

あまり料理写真を撮るのは
好きではないんですが...。

それほどお金をかけることなく
おいしくいただきました、マル。

次はエスパス・ヴァンゴッホ。
ゴッホが入院していた病院を再現したもの。

入口は左側にあります。

この建物です。
(現在は文化センターとして
利用されている)

２階へ上がって下を見たところ。
残念ながら花壇の整備はこれからなのでしょう。
花がありません。

パネルが置いてあります。

ゴッホ関係のおみやげが
充実しています。

絵葉書でも何枚か買って行きますか。

各国語のゴッホ案内書が売っており
日本語もありますね。

ときどきフランスの街中で見かけますが
ワンちゃん用の無料ビニール袋です。

次はアリスカンへ行きます。

木々の並木の下を歩いて...。

入口に到着。

ガイドブックによると
古代から中世にかけてヨーロッパでも
有名な墓所だったようです。

ローヌ川を舟に載せ、はるばる持ってこられた
お棺もあったとか。

入場料を払って...。

大昔のものとは言え
お墓を見て回るのは
あまり気持ちの良いものではありません。

１９世紀にゴッホやゴーギャンがここを
描いています。

黒猫現る。
Comment allez-vous, un chat?

これは他のお棺とは違いますね。
身分が違うのかな？

アリスカンやこのあたりについては岩波新書の
「ローヌ河歴史紀行―アルプスから地中海へ」
（笹本 駿二著）がだいぶ
役立ちました。

さて、アルルは他にもいろいろ見どころが
ありますがちょっと疲れてきてしまいました。
共同浴場、地下回廊はそのうちまた
訪れた時にしましょう。

駐車場の車に戻ります。

駐車場はEmile Fassinの通りに
入口があります。
旧市街は一方通行が多いですので
気を付けてください。
ここは通りの東側から入り、
西側が出口です。

一応、以下のように無料駐車場は
あります。

http://www.ville-arles.fr/deplacements/stationnement/1-stationnement-gratuit

料金表です。

係員のいる詰所があって
そこで現金を支払ってしまいました。

高速のA５４に乗り東へ進みます。
これはSaint-Martin-de-Crauの料金所。
ここではticketだけを受け取ります。

真ん中の赤いボタンを押してticketを
抜き取ります。

そしてA７のLançon近くの料金所にてそれぞれの
ticketの料金に応じて支払います。

慣れていないのは私だけではありませんでした。
２台前の車はどうしたのでしょう、
バックを始めました。
私も前の車と一緒にバックし、別のboothへ
移動しました。

１の差し込みにticketを入れて
表示の料金に従い２にクレジット・カードや
現金を入れます。
３は領収書が必要な場合です。

今日のホテルはAix-en-Provenceの
町はずれのLes Milles地区にあります。

写真は高速から一般道に出たところ。

無事に到着。
同じibis budget系でもこちらの方が
ずっときれいです。

Les Millesにはアルル同様に
大きな商業地区があり
カルフールやその他の大型店が
ありますので、今日はそちらで
夕食を食べることとします。

ここは１泊朝食付きで
５６．８０ユーロです。

アルコールはあまり飲まないのですが
自販機で売られているパナッシェくらいは
飲みます。

この旅行記へのコメント （4）

• salsaladyさん 2018/02/13 16:48:50

  南仏はのんびりしてて良い感じ～

  ☆少し古い記事かと思われますが、私の最初の海外旅行でプロバンス地方へ行った時の感激が戻ってきました。ゴッホって以外に素敵なお顔ですね。～see you～

  Mollyさん からの返信 2018/02/13 17:03:41

  Re: 南仏はのんびりしてて良い感じ～

  salsaladyさんへ
  　書き込みをありがとうございます。
  この旅がよかったので翌年はまた行ってしまいました。
  （同じ南フランスでもコードダジュールですが...）
  
  プロバンスは田舎田舎していますね。一方、コートダジュールは
  ハイソな地区です。次回はワイフを連れて行ってあげたいと思っています。
  
  salsaladyさんのプロバンスの写真、文もぜひ載せてください。
  またよろしくお願いします。
  
  Molly
  
  

• rinnmamaさん 2016/11/07 15:23:41

  ゴッホ

  Mollyさん、ご無沙汰しておりました。
  
  ホイアンにご投票有難うございました。
  アルル・・先日ゴッホの寝室のベッドが民家に現存か？というニュースを見たばかりです。
  
  プロバンスは車ですね〜羨ましい
  
  今年もフランスに・・五月ごろは落ち着いていましたか？
  行ってしまえば平気なのですがね〜悩ましいですフランス・・・
  
  ヴィコント城。
  ルブランの作品を見に行きたくなりました。好きなんです＾＾
  屋根裏は改築もされていなさそう・・こんなところが好きです（笑）
  
  急に寒くなってまいりましたね。ご自愛くださいませ。
  
  rinnmama
  

  Mollyさん からの返信 2016/11/07 15:57:26

  RE: こんにちは

  rinnmamaさんへ、
  　いつもご訪問と投票をありがとうございます。
  
  紀行文にも載せましたがフランス行きのエール・フランス機はガラガラでした。
  まだ皆さんが二の足を踏んでいるんでしょう。
  
  あんな事件が起きたのに５月のパリ郊外の航空ショー会場は入り口での検査は
  何もありませんでした。
  欧米のチェックはザルですね。
  
  プロバンスは個人で行くには交通不便ですので思い切って
  レンタカーを借りました。
  でもマルセイユ空港、エクスプロバンス市内は
  迷路です。
  （Google Street Viewで予習しておく必要があります）
  
  ゴッホがお好きならばサンレミ・ド・プロバンスは外せないでしょう。
  
  ヴィコント城も他の観光地と離れているために
  面倒でした。
  できればパリあたりからツアーに参加してしまった方が
  良いかもしれません。
  
  日本だったらもっと行きやすいように交通を整備するんでしょうけど
  どうしてでしょうね。
  数年前のノルマンディーのエトルタもそうでした。
  
  rinnmamaさんの紀行文もいろいろ読ませていただきます。
  これからもよろしくお願いします。
  
  Molly
  
  
  
  
  
  
  > Mollyさん、ご無沙汰しておりました。
  >
  > ホイアンにご投票有難うございました。
  > アルル・・先日ゴッホの寝室のベッドが民家に現存か？というニュースを見たばかりです。
  >
  > プロバンスは車ですね〜羨ましい
  >
  > 今年もフランスに・・五月ごろは落ち着いていましたか？
  > 行ってしまえば平気なのですがね〜悩ましいですフランス・・・
  >
  > ヴィコント城。
  > ルブランの作品を見に行きたくなりました。好きなんです＾＾
  > 屋根裏は改築もされていなさそう・・こんなところが好きです（笑）
  >
  > 急に寒くなってまいりましたね。ご自愛くださいませ。
  >
  > rinnmama
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