2013/05/02 - 2013/05/25
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icyfireさん
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インドで軽く登山して体力の衰えが明らかだったので、このままではいつか行きたいと思っているパイネもカナイマも無理ってなことになりかねないと思い、運動を開始。ジムで泳いだりするだけではつまらないので、どうせなら日本での登山もしようということで、まずは都内の1500メートルくらいの低山から。都内と言っても奥多摩は遠く、電車で2時間以上かかるし、ルートによっては登山口から山頂までの道は意外と急で楽ではない。真夏だとつらいので、夏前に奥多摩三山と言われる大岳山、御前山、三頭山を制覇することにした。が、意外と週末も忙しくて最後の三頭山はまだ行っていない。時期的に暑くなってきたので、秋以降に回して夏場はもう少し高度のある山に登ろう。
5月2日 御前山 テーマはカタクリの花
5月25日 大岳山 テーマは山頂からの富士山の眺望のはずだったが、曇天で沢下り&花々の鑑賞に変更
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
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奥多摩。東京の西の果て。都心からは列車で2時間半近く離れた山奥。毎年熊に襲われる被害も聞く。御岳山くらいまでは遠足で行くのだが、その先はちょっとした秘境のイメージ。
御前山はその奥多摩でも奥多摩三山の一座であり、春はカタクリの花が咲くことで有名らしい。登山ルートはいろいろあるけど、今回はバスで奥多摩湖の小河内ダムのところまで行って、そこからダムの上を反対に渡ったところの登山口から登りました。
これが厳しい。登山開始直後からいきなりの急坂。これでもかと言うほど登りが続き、1時間弱でやっと最初の展望ポイントへ。 -
その展望ポイントはサス沢山の山頂。奥多摩湖が綺麗に見えます。もともとは小河内村があったところに作った人造湖(村は沈んだ。。。)で、都民の水瓶です。
ハイカー多かったですな。これなら一人で登っているところを熊に襲われることもなかろう。奥多摩湖 自然・景勝地
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その後もかなりきつい登りが続き、特に階段になっているところでは腿上げ運動を強いられるのでバテそうになる。奥多摩、侮るべからず。。。
樹林帯なので展望はあまりよくないけど、森林浴になる。ブナの林もある。花粉症の元である杉が気になる。
それにしてもカタクリが見つからない。山頂付近まで登らないと咲いていないのか。 -
そして、やっとカタクリ発見。咲くまでに7年を要するとかで、傷つけないように注意書きの立て札が立っていた。群生と言うには程遠く、一輪一輪やっと見つける感じ。やっぱりちょっと時期が遅かったのかも。
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下向いて咲いているので写真撮るのも一苦労。
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2時間強で御前山の山頂に到着。標高1,405メートル。
御前山 自然・景勝地
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山頂近くからの展望。山頂には結構人がいた。トレランしている人もいたが、こんな急坂の山を走るとは。元気な人っているもんですね。
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で、おにぎり食べて別ルートで下山し始めたら、こちらには多くのカタクリが残っていた。嬉々として写真とりまくる。
これは木漏れ日とカタクリ。 -
苔むした石とカタクリ。
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春の女王と言われるだけあって、確かに気品がある。
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一応群生と言ってもよさそうなところもあった。
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これが一番まとまって咲いていたところの図。
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基本は下向き。
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これだけ見られれば目的達成と言えよう。
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気分よく下山。山頂から暫くは急坂だけど、その後は「体験の森」という整備された登山道を通る。歩きやすい。これは途中にあった桂の大木。
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カタクリ以外にも花が豊富。サンリンソウですかね。ネットで調べたけど白い花は多くて判断が難しいです。
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本当は栃の大木と「栃寄大滝」という滝が見所のルートなんだけど、道が崩壊しているらしくて滝には行けなかった。奥多摩、東京都だけど結構山深いだけあって、熊や鹿に出会うこともあるみたいだし、登山道も崩落したりしているのはワイルドだ。
水が豊富で、こういう綺麗な沢もいっぱいあるみたい。 -
青くて綺麗な花。しかし青はシアンの色。トリカブトかと思ったが、後でネットで調べたらラショウモンカズラという花だった。
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下山終了。バス停のある境橋が見える。山奥やね。
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境橋から。多摩川の上流、結構迫力ありますね。
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最後は奥多摩駅近くの日帰り温泉「もえぎの湯」で一風呂浴びる。登山客やバーベキューやった人達で混んでいたけど、露天風呂は気持ちがいい。
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ここから5月25日の大岳山。あいにくの曇り。白倉のバス停裏にある登山道から。信仰の山で、いきなり神社があって鳥居をくぐってからの登山になります。山頂付近にある大岳神社の表参道なんですね。急な道ですが。
今回は熊除けの鈴も装備。御前山の時と違ってマイナーな登山道を選んだので、私以外には1人しか見かけなかった。これで熊に遭遇したらまずいですからね。 -
杉の植林帯が続く。花粉症の元。御前山ほど急な坂ではないけれど、尾根道まで標高差600メートル以上の一気の登りが続くので、汗が噴き出す。
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そんな中での癒しは、この時期ならではの様々な花々。これはマルバウツギだと思います。帰ってからネットで調べました。
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歩いている最中に見るといっぱい咲いているのが綺麗なのですが、写真に撮ると1つ1つの花が小さくなってしまって迫力が出ない。仕方なく拡大。
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ヤマツツジ。既に盛りを過ぎている樹も多かったですが、満開のものもいくつかありました。
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ツツジは好きな花。艶がある。
と、写真に夢中になっていたら危うく滑落するところだった。
登山道は結構狭くて、一方が切れ落ちているところも多いので注意すべきですな。落ち葉に足を滑らせると私のように簡単に足を踏み外します。 -
こんな標示が結構たくさん立ってます。サントリーって凄い会社だと思う。文化活動が有名だけど、自然保護も本気だ。
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尾根道に出てしまえば道はだいぶ緩やかに。ガスがかかってちょっと神秘的な道を行きます。
馬頭刈尾根という眺望のいい尾根で、富士山も見えるはずなのですが、この日は諦めるしかない状況でした。
山頂に向かうにつれて岩場や片方が切れ落ちた少し危険なところも通りますが、全体的には登山客に人気の山なので道は整備されてますね。 -
尾根道のツクバネウツギ。眺望はダメなので花を楽しむことにする。
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ピントが合わなくて苦労した。
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山頂近くの大岳神社。ここから山頂までは結構急な岩場で、手を使った方がいいところもあります。
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大岳神社の狛犬。シンプルなデザインが斬新。狛犬としても斬新と形容されるとは思っていなかったはずだが。
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3時間の標準コースタイムだったけど2時間ちょっとで着いてしまい、お昼には早い。速ければいいというものではなく、もっと厳しい山ではペースコントロールが下手だとバテてしまうかもしれない。ゆっくり登ることも覚えないと。
標高は1,267メートルと低めだけれど、この日の登山コースは900メートル以上の標高差を一気に登る感じなので、いい運動になった。 -
晴れていればこの方角に富士山も望める展望のよい山頂ということだけど、この日は絶望的に雲がかかっていた。
御岳山の方から来ると標高差も少ないから楽なはず。山頂にはハイカーがたくさんいました。 -
下山コースは沢下りの道を選んだ。少し見晴らしのいいところでは藤が綺麗。今年は藤の当たり年らしく、まだまだ多くの花が見られました。
野鳥の声も相当聞こえましたね。GWの南房総の安房神社近辺には負けるけど、ウグイスは確実。あとはネットで調べたらホオジロとかオオルリだったのではないかと思う。 -
上品なものです。下山コース自体は結構タフで、坂の斜度はともかく沢沿いで岩がちなので、膝への負担が大きいです。インドのトリウンドの地獄を思い出す。
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ヒメウツギだと思うけど、マルバウツギかも。ネットで調べるのも限界ありますね。
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拡大。
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この花も多かった。帰ってからGoogle先生にお聞きしたところ、ガクウツギだと思う。
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拡大。
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ヒメレンゲが見ごろだった。とても可憐だ。
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そして、沢沿いの石にびっちり群生している。ヒメレンゲの黄色&コケの緑が沢を彩っていた。
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この場所はアニメか何かのシーンになりそうな感じだった。
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拡大。
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写真に撮るとたいしたことなくなってしまうのですが、この沢下りの風景は素晴らしかったです。季節がよかったのだと思うけど、木々だけでなくコケの緑も、様々な色の花も、比較的豊富な水量も。岩場も趣があるし。
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大滝。馬鹿に出来ない迫力。30メートルくらいありそうだった。
大岳山の沢は秋川に合流していくのだと思う。秋川渓谷と言えば、子供の頃に親戚の家族と一緒にバーベキューやった記憶がありますが。 -
下山したところにある養沢神社。神社多いですね。
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栃の大木がありました。写真に納まりきらない。奥多摩は巨樹と清流の地だと思う。
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本日の日帰り温泉は「秋川渓谷 瀬音の湯」。奥多摩は温泉がいっぱいあって嬉しい。「もえぎの湯」より広い。地元の野菜やこんにゃく、お団子、蜂蜜、地酒、民芸品なども売っている。
それにしても奥多摩、新緑の季節は花も緑も綺麗で人気があるのも肯ける。でもこれからの季節は暑かろう。6月からは森林限界を越える山に行かないと。さて、どこにしましょう。秋川渓谷 瀬音の湯 宿・ホテル
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