2013/04/23 - 2013/04/23
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家を出てから家に帰るまでの全行程24泊25日の一人旅日記です。
【4月23日(火)】
平遥古城の(多分)西門から平遥古城内の主だったところを回り、平遥古城を出るところまでです。
※こののち平遥の街(古城の外)を散策後、また古城には戻ってきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ガイドが城壁自転車走行について尋ねたところ、最近外国人が城壁から自転車ごと落下するという事故が起きた為、現在はやっていないという事でした。
ここから城壁には上れるそうですが、1周できるわけでもなく、上って街並みを眺めたいのならもっといいとこがある、そこ行ってから上るかどうかは判断したら?…との事。
要はこの姉ちゃん、俺らを乗客にしたいだけじゃねぇの?との疑問は当然持ちましたが、この姉ちゃんが私の好みだった事も影響した事とガイドのアドバイスも鑑み、この姉ちゃんに案内してもらう事にしました。 -
今歩いてきた道を戻り…
-
細い路地に折れます。
-
道中は工事しているところが多々ありました。
写真見てて思ったのですが、当時からセメントってあったのでしょうか… -
さらに細い路地へ…
-
いきなりこんな写真から始まりますが、
ここは『●家大院』です。
(●のところ、文字化けして出ません…このページの旅行記地図の1が示している所です)
入場は55元/人…ガイド料は別途20元とメモ書きされています。
姉ちゃんはここの施設の人と仲がいいらしく(ガイドが言うには身内かもと…)現地ガイドは姉ちゃんが無料でしてくれました…もちろん私は言葉がわからないので私の雇ったガイドの通訳経由ですが
※ここも含め、以降の平遥古城内の有料建物入場時には入場券なるものが発行されませんでした…ガイドが「この人の記念になるから…」と掛け合ってくれましたが「ない」みたい、との事でした。
入場券は、そこが何だったのかを後で写真を見たときに容易にする為に私はその場で写真に収めますが、この日回った所は何もないので写真を見てここは何だったのかを理解するのに難儀しました。 -
『●家大院』は、この古城を治めていた偉い人の住まいだったと思います…多分(笑)
これは、その人が移動の際に乗ったもの…
偉い人は、自分の足で歩かないんですかね
向こうに「瓶」が見えます… -
お金が入ってます(驚)
ガイドか言うには、「瓶にお金を入れとくとお金持ちになる風習があった…」とかなんとか言ってた気が… -
ここから先、しばらくは内部の写真です。
撮影時には姉ちゃんの説明をガイド経由で聞いていて「なるほど…」と理解しながら見ていたのですが、都度メモを取っている訳でなく、歳のせいか記憶力も低下した影響もあって「ここはなんだっけ」状態です(笑)
よって現時点でわかる範囲でコメントしますが、自分で言うのもなんですが真偽の程は当てにはなりません。
もしも「これは○○だよ」とお解かりになられる方がいましたら教えてください…
「あ〜そうだっけな…」と当時の記憶が甦るかもしれませんから…(笑)
ちなみに、ここは何なのかわかりません。 -
ここも…
わかんないんだよね
何か説明書きらしきもんが書いてあるから誰か読んでくんない? -
接待所に見えますが果たして…
-
金がころがってるところを見ると、ここで商取引をした…という説明があったような無いような
-
この写真見ると、建屋からいったん外に出たという事になりますね(笑)
-
将棋の駒らしきものが並べられています。
日本の将棋の知識しか私にはありませんから、それに当てはめてこの状況を考察すると…
まず、歩の数が足りません。
そして、自陣と他陣のこの駒の置かれた間隔では、第一手から戦闘が開始される事になります。 -
ここは、使用人の部屋だった気がします。
-
また外に出た事になります。
-
上の写真の壁にあるものを敢えて別に撮っているという事は、きっとこれについて説明があったからに違いありません。
-
姉ちゃんからガイドがなにやら説明を受けています。
彼らの会話時間から察するに、私のガイドは姉ちゃんの言った事すべてを翻訳してくれているとは到底思えません。 -
ここは一番偉い人(ここの主)の部屋だった気が…
-
ベッドの上のこの絵は、妻だったか愛する人だったかを描いた絵という説明がありました。
決して裸婦の絵だから…という理由だけで撮ったものでは御座いません。 -
これは上の部屋のすぐ隣にあって、護衛の人の寝る所だったような…
-
これは妻の部屋だったか愛する人の部屋だったか…
いずれにせよ女の部屋です。
当時、夜の営みは男が女の部屋を訪ねる…という説明を聞いた覚えがあります
そういった目で改めて見ると、なるほどベッド幅がキングサイズですね。
3Pも可…なんてね(笑) -
これ、客間だったかなぁ…
それよりも私の気になるのは、このベッドの上に置かれた「ちゃぶ台」みたいなものの使い方…
私の泊まったホテルで他人の部屋を撮った写真にも、これと同じ状況の部屋があります。
(私達の泊まった部屋にはありません)
椅子・テーブルは別途あるのに…
不思議です。 -
これは誰の部屋だったか忘れてしまいましたが、書棚中央に女性の写真が嵌め込まれている状況から男の部屋に違いありません。
ちなみに、こうして一段上がってるのは床暖房のためです。
床下に炭を入れて暖をとります。 -
これは似たような別の部屋です。
こちらには愛する人の写真がありません。 -
こうした路地を抜けて別の建屋に進みます。
-
ここは状況から「食堂」ですかね…
こういった部屋はもっとイッパイあって、都度説明を受けていたのですが、途中から似たような部屋ばかりになってきて写真も撮るのやめてしまいました。
が、その選択は正解でした。
これ以上写真があっても、頭を悩ますだけですから(笑) -
姉ちゃんが指差し、周りの人が覗き込んでいます。
-
姉ちゃん先導で下ります。
-
階段はご覧のとおり左右で段差があります。
この階段、足の運びが限定されるというデメリットはありますが、下りやすいというメリット大です。
別件ですが、私の靴を見て「アレ?」と感じた方…
私のファンですね(笑)
そう、ハルビンで買った靴です。 -
さらに下ります。
ここは、さっきの階段と微妙に作りが違います。 -
現れたのは…
『地下金庫』です。 -
こんな感じで、金・銀・硬貨が山積みされています。
-
向こう側が下りてきたところです。
金の眩さで、こんな写真になってます(照) -
これは頭上に空けられた穴…
後に外から撮った写真もありますが、これは「ここから金を吊るし上げるための穴」です。
ガイドの説明だと、「昔のATM」だそうです。 -
ガイドは姉ちゃんから説明を受けていますが、私への翻訳は割愛されました(笑)
-
何かのいわれがあるのか、それとも単なる成金趣味なのか…
ガイドは姉ちゃんに説明を受けたかもしれませんが、私には説明が無いのでわかりません。 -
地下金庫には、このような祭壇もありました。
-
階段上って外に出ます。
この写真だと、さっき私の説明した左右で違う段差階段の状況がよく判りますね。 -
これが先程ご案内したATM出し入れ口です。
-
補修工事中の箇所を抜け…
-
北院へ進んだ事になります。
-
前方の階段を…
-
上ったところがコレでしょうか…
写真としては、どうでもいい写真です。
当時の状況を再現しているためか、掃除はされておりません。 -
この建屋内のトイレです。
仕切りの無いトイレ、初めて見ました。
様式と和式(この場合、中式か?)…
ここに3人用足ししている姿を想像しただけで笑が込み上げてきます。
(ご存知と思いますが、座ってするのはコッチ向いてするんですよ) -
暗いのでストロボ焚いてみます。
ウンコ紙入れはもちろんの事、
なんと、人感センサーが取り付けられています。
正直言うと、こういった歴史的建造物を見せているわけですから、便所も昔のまんまにしてもらいたかった、というのが本音です。
多分、日本のようにボッチャン便所だったはずです。
ぼっちゃん便所、皆さん御存知ですか?
穴掘って、その上に板を2本渡しただけのやつ…
私が幼い頃の母親の実家は、まだそうでした。
ご存知のあなた、かなり年配の方ですね。。。 -
なんなんでしょう、この写真は…
外に出たんでしょう(笑) -
また姉ちゃんとガイドか何やら話をしています…
おい、お前ら
何を話してるんだよ -
これは、『●家大院』の入り口です。
右奥が発券所です。
ここでこんな写真が出てきたという事は、これでこの施設を一通り見たという事になります。
写真のデータからすると、入場から退場まで30分です。 -
発券所の拡大です。
英字表記が全くありませんから意味不明です。
世界遺産の中の有名観光スポットなのに、これでいいのでしょうか… -
姉ちゃんの運転する三輪車に乗って移動です。
-
大通りに出ました。
古城内は、基本車は乗り入れ禁止と聞いたはずですが、随分駐車されてますね。
今度は何処に行くのでしょう… -
はい、正式名称は分かりませんが『銀行』です…今の銀行でなく当時の銀行ね
入場は40元/人です。 -
何かいわれが書いてあります。
解読不能です。 -
が、次にこの写真があって思い出しました。
ここ(この銀行含め平遥城)は、その昔、日本の侵略を受けたところです。
この銀行からも、たくさんの宝物を奪っていったそうです。
私的な事ですが、ここでそういう話を聞き、また、そのあとも昔の日本のした事を聞くにつれ、私は洗脳されたわけではありませんが、中国人の日本に対する見方が少し理解できるようになったと感じ始めます。
靖国問題・尖閣問題…中国人が何故にそんなに日本人を敵視するのか
当時の中国人は、日本に対して何もしてないんですよね…
日本の一方的な侵略
こうして残る歴史建造物や、それらにまつわる話を聞いて歴史に直視すると…
彼らの言い分もわからん事はないなと…洗脳されてますかね -
またありました…ベッド上のちゃぶ台が
-
ここでは、頼む頼まないに関わらず、この施設のガイドと一緒に回る事になっています。
(記述の便宜の為、この施設のガイドを今後「兄ちゃん」と記載します)
私達は、他の中国人3人と一緒に(計5人で)兄ちゃんに連れられて中に入っています。 -
この屏風…
日本軍が攻め入った時に探し回ったものだそうです。
兄ちゃんの話によると、これがここにあるのを日本は知っていたため、かなり徹底的に(時には拷問も含め)探し回ったそうです。
でも、地下の誰もわからないところに隠して、当時の人達は守り通したんだと… -
真正面から…
たくさんの宝石で描かれた絵(屏風)、
当時も今も、ここの宝物だそうです。 -
裏面は、こんな感じ
-
銀行の受付を再現したものです。
-
この兄ちゃんが、ここのガイドです。
さて…
ここに入場してから、ここまでの間に、どのタイミングでかは私は気づきませんでしたが、私が日本人だという事を兄ちゃんが知ります。
一緒に回っている中国人を先に行かせておいて、この兄ちゃんおもむろに私に話しかけてきました。
私のガイド介さずに直ですよ…真顔で面と向かって
当然何と言ってるか解らないからガイドのほう向くと、チョット青くなってガイド通訳しました。
『お前は靖国に行った事があるか?』
唐突な訳、その場のチョット違う空気もあり、ビックリどころじゃありません。
実際に行ったこと無いので「ない」と即答し、ガイドが「ブー」とか言ってましたが、この間は兄ちゃんと私は目を合わせたまんまの状態なんですよ。
それを聞いてか、その後は兄ちゃん普通にガイド業に戻りましたが、私の感じすぎかもしれませんが私を毛嫌いしてる感は感じ取りました…ガイドが仕事だからガイドはしてやるみたいな
もしも、「靖国に行った事ある」と答えていたらどうなっていたでしょう…
昨夜の電車の中の若者の話のところでも触れましたが、今は日本時間の11時、この日チョット前に日本の政治家168人が靖国参拝して中国人が激怒している真っ最中なんですよ。
兄ちゃんは普通に対応してくれましたが、私のガイドから次の言葉を受けました…
「一緒に入った中国人が(靖国参拝で)気が狂っているかもしれないから日本語は控えましょう」
この日この時から周りに人がいる時は、必要最小限の言葉しか発せなくなりました。
そして、その後の私の身分は、ガイド曰く「仕事ですご〜くお世話になっている韓国人」…そう、私の国籍は、この時からガイドの判断で『韓国人』になったのです。(←後で聞いた話)
笑い事のようで笑い事じゃないんですよ! -
奥に進みます
-
上の写真もコレも誰も写ってないですよね…
そう、何かあっちゃいけないからと先行する兄ちゃんと中国人観光客と微妙な距離を保ちながら歩いているんです。
ガイドも日本語をおもむろに発せないから、これらの展示物の内容が通訳されないんです。
よってこれが何かわかりませんし、『銀行』の写真もこれで終わりです。
多分ね、兄ちゃんとのそんな雰囲気があって、当時の私の頭の中は展示物云々どころじゃなかったと思いますよ。
帰り際、中国人観光客が先に行ったのを確認して兄ちゃんがまた話しかけてきます。
(さっきの雰囲気とは違う穏やかな感じで…)
「日本がここを襲撃した痕が東門のほうに行けば残っている」
後で紹介します。
同行していた中国人観光客を先に行かせてからこういった話をしてくる…兄ちゃんはそれなりに、にっくき日本人をかばってくれたのかもしれません。 -
待たせておいた姉ちゃんの三輪車で移動です。
バキュームカーが走っているのを見ると、ここらはまだ汲み取りなんでしょうね。 -
4トラの写真サイズでは判りにくいでしょうかね…
馬車も走っています -
姉ちゃん、こういった細道よく通ります。
さすが地元…城内を知り尽くしています(…当たり前か) -
ここも正式名称は分かりませんがメモには『役人邸宅』となっています。
入場料…20元/人 -
「何人も、ここで馬を降りなければならない」…
そんな説明をされたと思います。 -
馬を繋ぐのですかね…
-
入場口を中から撮った図です。
ここで金払って中に入るんです。
わかります?
チケットないのが… -
ここから4枚は、中の様子です。
特にコメントする事ないので飛ばしてください。
写真は私の覚えの為、そのままにします。
ここにも瓶が置いてあります。
当然、中には金が入ってます。 -
-
さっきの瓶とはまた違う瓶です。
この瓶の中にも金が入っています。
しかし思うに、こんなに屋敷内に瓶が必要なんでしょうか…
私、これは雨水を溜めておいて井戸代わりに使ってた…というほうが納得いくんですがね
でも瓶には「福」の字があるしなぁ… -
-
階段です。
これが朝の城壁門のところで姉ちゃんが言っていた「城壁に上るならこっち見てから判断しな…」みたいな事言ってた所です。
後で上ります。 -
きっと役人の部屋だと思います
-
コレも、役人の寝室だと思います(笑)
-
中で作業をしている人がいます。
ズームして見ます。 -
建具屋ですかね…
その昔、私のおじいちゃんは建具やでした。 -
植物の観察日記?
-
なんでこんな写真があるのか不明です。
きっと当時は何かを感じたから撮ってるはずなんですが… -
この写真もなんだろね…
道に出っ張った仕切りみたいのが変わってたから撮ったのか…?
ちなみに、ここ『役人邸宅』は現地ガイドも姉ちゃんも同行していません。
私のガイドからも何も説明ありません。 -
出ました!…期待していたトイレが(笑)
最初これ見たときは、当時の便所を再現したものなのかな?…と一瞬思いましたが、タイルといいコンクリといい現在使われているトイレそのものと判断しました。 -
これ、小用じゃありませんよ。
これ以上、中心線で撮るとゲロ出ちゃいけないんでココまでが限界です。 -
小用はこちら…
掃除してるのかね… -
先程の階段を上ります
-
わりと急です
-
あっちにも同じような階段があります
左右対称性を持たす事は、安定を意味します。(←これは私の考え) -
以下5枚、上からの四方八方の眺めです…
全然、期待通りじゃありませんでした
確かにココは、向こうに見える城壁の高さとほぼ同じです。
姉ちゃんの言うように、城壁に上ってもこんな景色なのかもしれません。
が、城壁に上っておくべきだったと後悔してます。
ガイドに、その後も城壁に上りたい旨は告げましたが、ガイドの返事は「カネ出して上る価値はない、このあと西安へ行くのだから西安の城壁に上れば良い」という内容の返事だったと記憶しています。
西安の方が良いから、というのは理由にならないんですよね…そんなの実際この目で見て私が判断する事だから
多分ガイドは私に無駄ガネ使わせないように気を使ってくれているの分かったからその時は従ったと思うけど、カネ云々の問題じゃないんだよなぁ…
《後悔先に立たず》…皆さん、見たいものは例えそれが見てからムダだと感じても見ましょう -
-
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-
-
この写真、何がなんだか分かりません…
上の写真と下の写真との間隔は写真データによると3分ですので、きっとこの『役人邸宅』で撮られたものだと推測はできるのですが… -
姉ちゃんの三輪車で、兄ちゃんが言っていた東門のほうに向かいます。
城中をクネクネ行くより、一旦外に出た方が早いらしいです。
(姉ちゃん兄ちゃんと品が無い書き方で申し訳なく思っております) -
外からの城壁、このとき初めて見ました。
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別角度から…今、出てきた門の方向です
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道のド真ん中で打ち合わせですかい?
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馬車が堂々と表街道を走ってます
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城壁内とは一変した景色
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この坂、姉ちゃんの電動三輪車で上れるかチョット心配しましたが…
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ここは大きな広場です
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太極拳みたいな事をやっていた人がいたのでズームして撮ってみましたが誰も写っていませんね…
わけの分からん写真は載せるな!…の典型的写真です -
ここから5枚も飛ばしてください(笑)
-
-
城壁見えない道を多分三輪車の最高速度で走ってます。
-
-
-
城壁が見えてきました。
当時は、かなり長い時間走ってるな…と感じてた記憶がありますが、実際はデータ見ると門出てここまで5分でした。 -
城壁沿いに更に進みます…
-
これです!
兄ちゃんの言っていたのは…
わかります? -
そう、
日本のした砲撃跡… -
まだ分からない人のために拡大…
-
まだ分からないの?…
とオチャラケてる場合じゃありませんね。
日本のした事、実際その場で自分の目で見るとね、感じるものありますよ。
ちなみに、ここには「日本のした砲撃跡」なんて立看板はありません。
無言の傷跡です。
だからこそ感じるものがあるんです。
と熱くなっちゃってますが、少なくとも私はそうだったです。 -
姉ちゃん曰く…
「城壁の上にあった建物は、みんな日本軍が吹き飛ばしてしまった…」
淡々と喋るんです。
感じすぎかもしれませんが、感情を押し殺した感じで…
乗車してる私は日本人です。
勿論、私がした事ではありませんし、私の生まれた前の出来事です。
生まれる前の事なんて俺には関係ねぇよ…
えてして日本人は、そんな感覚持っていませんか?
姉ちゃんにとっても、勿論生まれる前の出来事です。
でも現地の人にとっては「過去は過去」では済まされない想いが、兄ちゃんや姉ちゃんの私に対する振る舞いから私には感じたのです。
当時、私達(中国人)は何か悪い事をしたの?
そんな事を言われはしませんでしたが…
中国人の根底には、きっと皆がこのような思いを持っているものと思われます。
この当時の雰囲気を色濃く残す穏やかな時間の流れる平遥古城に立ち、ある日ここに略奪のため日本軍が攻め入ったという事実を重ね合わせると感じざるを得ません…この地に今も穏やかな時間が流れているから余計に
日本はその後、中国に多大な経済援助をしている…
だから過去の清算はもう済んでいる
日本の経済援助の仕方は別として、この地に立てば、彼らにそんな理屈が通らないのは明らかです。
じゃあ日本はどうすりゃいいのよ…
わかりません。
でも、彼ら中国人の想い(歴史観)は、もっと理解する必要があると思います。
それは日本という国にどっぷりつかってたら理解できないことだとも思います。 -
無言の爪痕は、あちこちにあります。
それに気づくかどうか… -
この『平遥城壁』は、亀を模しているそうです。
南が「頭」・北が「尾」だそうです。
(平遥古城の地図見ても、私には到底亀には見えませんがね…平遥古城の地図はひとつ前の旅行記内の写真を参照して下さい)
当時の日本軍は、それを承知していたので城壁までは崩さなかった、という話も聞きました。
果たしてこれら一連の話、どこまで史実に基づいているのかは知りませんが、大事な事は、彼らの中ではそれらが生きている…ということだと思います。 -
頭、抱えてますねぇ…
当時の人達の日々の一コマだと思います。
将棋してます。
今も昔も、ある時期除けば、ここ平遥は皆が平穏な生活を送ってたのですよ。 -
特に姉ちゃんから「ほら、ここにも…」といわれた訳じゃありません。
私の雇ったガイドは、これら日本のやった歴史に関する事には聞かない限り無言です。
多分、私に雇われたガイドだから私に気を使ってのことだと思います。
私がどんな思想を持っている日本人か、まだこの時点ではガイドは把握してないからね。
その後、徐々に私の考え方がガイドに伝わり、中国の旅後半ではガイドの日本に対する見方の本音みたいな事も聞く事ができました。
その話は、今後機会があればガイドに迷惑がかからない範囲で記述していこうと思います。
(なにぶん現時点では、私も撮られた写真を初めて眺めてるのですよ…そしてその時の旅してる状況を写真を見て思い出したままにコメントしてるだけ) -
城内への入り口が見えてきました。
姉ちゃんの話で、10キロ位離れた所に寺があり、運賃は別途50元プラス入場に40元位かかるがどうだ?と打診がありました。
ガイド曰く、一応有名な観光スポットだけど寺自体は大した事なく、その寺が所有しているものを見せるだけ、あんまり行く価値なく、寺なら西安の方が…ということでやめました。
手元にある「地球の歩き方」にも「るるぶ」にも載っていないので寺名はわかりませんが、40元位という入場料を見ると、それなりの規模の観光地に思えます。
興味を持たれた方は、ぜひ行ってみて下さい。 -
姉ちゃんとは、ここでお別れです。
最初乗った時点での交渉(勿論ガイドが行う)では30元…
でも、その後予定外だった砲撃跡まで回らせたから、ガイドはその必要ないって言ってたけど私の判断でプラス20元の合わせて50元支払いました。
(私の本心は、姉ちゃん良くやってくれたから100元払ってもいいぐらいだったけどね、これはガイドに強くそんな必要ないと言われました) -
ホテルに向かって歩きます。
こっち東のほうは、こうして崩れてる(崩れかけてる)ところが多いです。 -
工事車両です。
日本でも昔は見た三輪車…
運転した事はありませんが、カーブの時ってデングリ返らないんでしょうかね。 -
興味があったので運転席も撮りましたが…
今見ても、特に感じる事はありません。 -
工事現場です。
一つの続きの建物を半分にしたのでしょうかね… -
工事人、誰一人ヘルメット被っていません。
労災表示も勿論ありません。 -
ガイドが言うには、こうした軒下の絵にも意味がある(物語性がある)との事でした。
-
その中の一枚を撮ってみましたが…
物語云々より、歴史を感じます。 -
ホテルに戻り、チェックアウトします。
デポジットの返還も受けます。
ちなみにJCB含め一切のクレジットカード不可です。
ここから荷物を背負っての移動となります。
(チェックアウト後も荷物は預かってくるとは思いますが、この時点ではホテルにまた戻る気はなかった為) -
朝も歩いた道と思われる道を通って、西のほうの門に向かいます。
-
城内には、こうした別エリアみたいなとこがあります。
やっぱりこの門は夜には閉まるんでしょうかね、治安のために… -
古城内の所々に、こうした看板があります。
QRコードを読み取れば、各所案内が見られるようです。
中国人と思われる観光客は、結構利用していました。 -
ガイドが言うには、この平遥は牛肉が有名らしいです。
でも私は、この上から二番目の右端の食べ物に興味がいきます。 -
ちょうど昼時なので、入ってみます。
写真は、店内掲示のメニュー…
私が興味を持った真ん中一番下の12元と、ガイドが牛肉牛肉とうるさいので、左上の平遥牛肉40元も頼みます。 -
店内の様子とおばちゃんです。
私達が入店したときには誰もいませんでしたが、その後労務者風3人が隣に入り、山盛りの麺(日本では3人前に相当)を各自平らげていました。
丸テーブルには、品のよさそうなオバチャン2人が座り、労務者風の3人が去った後、話しかけてきてきました。(勿論私は蚊帳の外、ガイドと話をしてました)
なんでも、元公務員で今は年金で各地を回っているのだとか…
日本も中国も公務員は恵まれてますね。
このお店は家族経営…
写真にはありませんが、5歳くらいのお坊ちゃまが大人のエプロンつけて頑張ってます。
ただウロウロしてるだけですが、微笑ましい光景。
多分、この人の旦那が料理人です。 -
私が頼んだものが出てきました。
随分メニュー写真と違うと思いませんか?
思わず出てきた時には、背中側にあるメニューと見比べてしまいましたよ。
でもね、左側のはとっても私の口に合いました。
ガイドはどうもあんまり好きでないようで…2個除き、私が全部平らげました。
牛肉はねぇ…
見たまんま、コンビーフみたいで…
ガイドは旨い旨いと言ってましたが…
その後も、このガイドと私の味覚が一致する事はありませんでした(笑) -
何でも、私の頼んだ2品では「ご飯」に相当するものがないとのガイドの指摘を受けましたので、ガイドに適当に頼むよう言った結果出てきたものがコレです。
ガイドの説明では『猫の耳の型の麺』となってます…10元
どこが「ご飯」代わりなのかまったくわかりませんが、きっとそれが中国なんです。
味は、まぁ旨かった。 -
店を出て、門の方へブラブラと…
メモによると、場所は不明ですが、「子供の物乞いにしつこく付きまとわれる」とあります。
こういった平遥古城内では広い通りで、みすぼらしい格好をした10歳位の男の子がいきなり手を出してきて、無視して通り過ぎるとバックに手を掛けてきて、足早に立ち去ろうとすると、それに合わせて子供も手を離さずに足早に…ガイドの「走って逃げて」の指示でガイドと共にダッシュしました。
後にも先にも、ここまでされたのは初めての経験。 -
広い通りからひょいと横に目をやれば、こんな所があります。
午前中はガイドにある程度したがって歩いていたので、小道は歩いていません。
この頃から、ガイドの勧めようとする案内は、あまりにオーソドックスすぎと私が感じ始めます。
私が求めるものは、多分今までガイドか多くの人に案内してきたものとは違うんでしょう。
徐々に私が主導権を取っていきます。 -
門まで来ましたが、朝来たところと違うのは明らかです。
どこか全く分かりません。 -
城壁に登っている人達…
いいなぁ… -
表面の煉瓦が崩れて土壁まる出し状態です。
雨とか降って崩れないんでしょうか… -
「リンゴ」売ってます。
ここら辺のリンゴは、日本の「フジ」が元になっているそうです。(←西安で聞いた話かもしれない)
個人的に「フジ」は好きな品種ではないので、それを聞いただけで中国内でリンゴを食べる気は起きませんでした。 -
城壁外に出ます。
-
上の写真中央部を拡大
-
門出て、すぐの所です。
門番がいます。 -
角度変えて…
水のない堀があります。
日本の城もそうであったように外堀なのでしょうが…
チョット幅が狭く感じます。
現代のオリンピック選手なら飛び越えちゃうんじゃないかしらん。 -
上から覗きます。
水掘なら水を蓄えていてくれたほうがリアルでいいのですが、柵とかないから落ちたら危険?
いやいや水が無くても、この高さから落ちたら十分に危険…
ひょっとしたら水堀じゃない?
私には他に考えようが無いのですが… -
出てきた方向を振り返って…
-
出た所には、このような観光タクシー?がいっぱいです。
彼らはきっと城内には入られないんだと推測します。
ここから、城外の平遥の街をブラつきます。
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