踏んだり蹴ったりのドバイ一人旅1（ドバイ到着＆イタリア人詐欺師編）

2013/03/13 - 2013/03/13

買出し休暇でドバイへ一人旅。
到着早々イタリア人詐欺師にやられ、意気消沈・・・。あまりに人工的な街に感動も薄く、旧市街ですら整備されすぎて、さながら巨大なテーマパーク。しかも野郎一人では居心地悪し・・・

一番期待していたアル・アインもわざわざ行くほどの街ではなく、テンションは下がる一方。プチトラブルも続出で、本当に踏んだり蹴ったりのヒドい旅だった。

初日は到着早々詐欺師にだまされ何もやる気が起こらず、夕方からブルジュ・アル・アラブとマディナット・ジュメイラをぶらっとして終了・・・

エリア ドバイ(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 2.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空

インド駐在員特典の買出し休暇でドバイへ。
ドバイ市内で酒を飲むと高いので、ネットでの情報を参考に空港の免税店でビールを買うことにした。
イミグレを出てすぐ左前方に免税店があったので入ってみる。

ハイネケン350mLを1ダース購入。
酒類4リットルまで（全ての酒類）、ビールの場合は24缶（6缶を1リットルの酒類とみなす）まで免税になるとのこと。

57ディルハム（約1,700円）

タクシーでホテルへ。ドバイのタクシーはちゃんとメーターを使うので安心。
やたら道路が広く、無機質な建物ばかりある印象。

84ディルハム（約2,500円）

30分ほどでホテルに到着。
Holiday Inn Dubai Al Barsha

シェイク・ザード通り沿いにあり、メトロの駅（Sharaf DG）へも徒歩5分くらいなので便利。

いつものパッカー旅ではあり得ない素晴らしい部屋（笑）

窓も大きくて日当たりがいい。

ホテルの裏の風景。

ドバイの情報誌TimeOut
レストランやバーの情報が充実している。

街をぶらぶらしようとホテルを出たところで車に乗ったイタリア人に声をかけられる。空港はどっち方面かと聞くので、あっちだよと教えてあげ、立ち去ろうとすると、「今ファッションショーをやっていて、これからイタリアに帰るところ。オレはアルマーニのデザイナーをやっているんだ」とのこと。

ちょっと胡散臭いとは思いつつも、西洋人ということで気が緩んでいたのか、オレも相手をしてしまう。これが悲劇の始まり。車のトランクから、アルマーニのカタログやらスーツやらを出し、「もうイタリアに持って帰っても仕方ないので譲ってあげよう。妻にiPhoneを買ってあげたいので、それと交換でどうだ。アルマーニのスーツがいくらするかは知ってるよね？」と、ますます怪しい話を振ってくる。ここで大きな誤算だったのが、iPhoneの値段を知らず3万円くらいだと思っていたのと、見せられたスーツがなかなかいい素材のものだったのでスーツ3着と交換なら、仮にパッチモンだとしても、まあええかなと思ってしまったことだ。

その後、車に一緒に乗り、近くのショッピングモールへ。サングラスもアルマーニで、イタリアの話やらドバイの7つ星ホテルの話でどんどんこっちを信じさせようとする。普段なら絶対にこんな危ないことはしないのだが、西洋人ということでオレも気が緩んでいたのかも知れない。

結局、迷った挙句、最高機種のiPhoneを買わされるはめになってしまった。後で、やはり怪しいと思い、ネットで調べたら、全く同じ手口の詐欺の話が出るわ出るわ。完全にやられてしまった・・・。まぁ、詐欺の割に一応スーツはもらえたし質も悪くないので、勉強代と思って諦めることにした（恐らく3倍ほどの値段で買わされた計算）。はぁ・・・出だしからツイてないわ。

念のため、証拠として撮っておいた写真（結局自分にも非があるんで警察には届けなかったけど）。こいつがイタリア人詐欺師。皆さんもご注意を。

これが名刺。よく見ればチャッチイのがすぐわかるのに・・・

これが勉強代で買ったスーツ3着。ムダに荷物も増えてテンションだだ下がり。
この旅行記を書きながら、また怒りがフツフツと沸いてきた・・・

気を取り直し、ブルジュ・アル・アラブへ向かう。
途中に見えたメトロの駅。未来都市の雰囲気。

ロンプラの地図の縮尺が他の都市とかなり違っていたため、思ったよりドバイの新市街は異様に広く、歩けど歩けど全然着かず・・・
ようやくブルジュ・アル・アラブが見えてきた。

30分以上歩いてようやくマディナット・ジュメイラに到着。疲れた・・・

マディナット・ジュメイラの反対側の建物。

マディナット・ジュメイラの入り口。
アラブの市場と思い込んでたのだが、ただの観光客向けの小奇麗なショッピングモールだった（一応、中東風にしてるが、洗練され過ぎ）。
まぁ、ドバイ新市街やから、こんなもんか。

シーシャパイプ

中東風のランプ。
こういう店がいっぱいあるので、女性がお土産を買いに来るには楽しいかも。

海岸まで出てみた。ちょうど夕暮れのベストショット。

有名な七つ星ホテル、ブルジュ・アル・アラブ。
独特の建築も含め、アラブの塔とも呼ばれるドバイを象徴する建物の一つ。

一枚パチリ。

マディナット・ジュメイラ内にもホテルがある。
Mina A'Salam

マディナット・ジュメイラ内には水路もあって、アブラ（小舟）で周れるようになっている。アラブ版ディズニーランドって感じ。

さて、ホテルに戻ろう。
さすがに帰りはもう歩く気がしなかったのでタクシーに乗って、メトロのMall of the Emiratesへ。
タクシー12ディルハム（約360円）
タクシーは日本の半額〜1/3くらいの値段。

メトロのチケット。プリペイド式になっていて、10回まで繰り返しチャージ可能。紙で出来たカードなので1回で捨てそうになるが、カード自体2ディルハム（約60円）取られるので捨てないように。なお、10回使い終わった後、カード代2ディルハムはリファンドしてくれないので、記念に持って帰るか捨てるしかない。

メトロFinancial Centerまで6.5ディルハム（約200円）。

買出し休暇はインドで疲れた心身を癒すことが目的なので、夜はネットで調べて見つけた「弁当屋」という日本料理屋で食べることにした。

メトロFinancial Center駅からすぐ。

海鮮巻き寿司、餃子、ほうれん草のバター炒め、味噌汁を注文。
味噌汁が感涙の美味さ・・・。餃子は豚肉じゃないのでイマイチかな。
でも、全体的にクオリティは高く満足。

94ディルハム（約2,800円）
でも、さすがに高いな・・・

弁当屋を出ると、遠くに世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファが見える。

地図を見ると近そうだったので、歩いてブルジュ・ハリファに向かってみた。

・・・のだが、自動車専用道路に阻まれ、ブルジュ・ハリファのある反対側に行くことができない。

結局どうやっても渡ることができず断念。今日は諦めよう・・・
はぁ、なんか今日は一日中イケてなかったなぁ。

（ドバイ旧市街編に続く）