2013年GW　栃木散策（2）あしかがフラワーパークへ

2013/04/27 - 2013/04/28

藤が見頃のあしかがフラワーパークに行ってみたくて、ついでに思いつきで一泊して足利・栃木を散策してきました。二日目午前の初あしかがフラワーパク編です。

【日程】
　4/27(土) 昼ごろ都内を出発、足利を散策
　4/28(日) 朝からあしかがフラワーパークへ
　　　　　 午後は栃木の蔵の街を散策

【交通】
　北千住〜足利市　東武特急りょうもう1,660円
　足利〜富田　　　ＪＲ両毛線190円
　富田〜栃木　　　ＪＲ両毛線400円
　栃木〜北千住　　東武日光線860円

【宿泊】
　ホテル若桜　シングル4,599円　

エリア 足利(栃木)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

朝7時に開園するとのことで、早起きしてあしかがフラワーパークへ向かいます。

宿泊先は5千円以下ながら朝食付でしたが、7時からとのことでパスしてJR足利駅へ。駅前のセブンイレブン（私が足利を散策した範囲では、唯一のコンビニ？）で購入したサンドイッチをホームでもぐもぐ。

6:40発の両毛線で1駅。休日のこの時間、車内は空いていました。

あしかがフラワーパーク最寄りの、富田駅に到着。
陸橋を渡って、小さな駅舎へ。PASMOで改札を通過。

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

駅前の看板でおおよその道順を見て、のどかな道路を進みます。
電車内からフラワーパークちょっと見えたし、ところどころに案内板が出てるので迷うことはない・・・

のですが、わたくし間違えました。ええ、方向音痴ですとも。
途中「横断歩道を渡って左へ」と書いてあるのを確かに見たのですが、左に行かなかった私。すぐにおかしいことには気づいたのですが、思い切って突き進み西口ゲートから入園。

お。いわば裏側なのにすでにけっこう人がいますねー。まだ7時ちょっと過ぎなので、さすがに駐車場も空きはあったようですが、駐車場に入る道に車が詰まっていました。

この日の入園料は、最高額の1,600円（変動制）。ホテルで貰った100円割引券を渡して1,500円です。

入園券には、6/2まで再来園200円割引券がついてました。そのほか、足利学校の半額券、鑁阿寺（はんなじ）の経堂拝観100円割引券も、一緒に渡してくれました。私は前日に見ているので使いませんが。

鑁阿寺 寺・神社・教会

いざ入園！

うおっ。すでに人混みが・・・朝7時ですよ、皆さん。

人混みの理由は、西口入ってすぐに大長藤（県指定天然記念物）があるからでしたー。
最長1.8mにもなるんですって、成人男子並みじゃんか！

大長藤と道を挟んで右側にも、立派な藤の木がありました。

ここで私はなんとなく感じとるんです。ここはすげえ藤がいっぱいあるんじゃないか、と。そう、私は「天然記念物のでかい藤がいつかあるんでしょー、みんな珍しいのが好きだから見に行くんでしょー」くらいにフラワーパークをナメていたのです。
このあと、まだ大きな勘違いをしていたことを思い知り、それはもうフラワーパークさんに心の土下座をさせていただくことになるのです。

大長藤もすごいですが、棚になってない藤の花ってすごい迫力ですね。

花もきれいで、山もきれいで、水辺もあって。なんか想像していたより素敵なところー。

あ。事前に申し上げておきますが、わたしの写真は10年ぐらい前に買ったしょぼいコンデジで撮影しています。しょぼいコンデジで充分だと思っているくらいなので、残念ながら技術もセンスもございません。
写真好きの方はぜひ「こいつでこれなら、俺はものすごいの撮れるな！」という楽しみ方で先をご覧いただけると助かります。。

シャクナゲも沢山、色とりどりのものが咲いていました。「しゃくなげの森」っていうエリアがあるくらいですから。

さらに先には、ツツジ、ツツジ、ツツジ！満開じゃん！

きれいだー！

色も種類も（私にはよくわかりませんが）とりどりです。

カラフルなので、各所でおこなわれている「つつじ祭」とかよりも見ごたえがあるような。

あしかがフラワーパークのツツジがすごいなんて、誰も教えてくれなかったよー。（聞いてないから当たり前）

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

このへんで、わたくし、興奮して鼻血がでるかと思いました。ブーッ！と。

ついさっき「すげえ藤がいっぱいあるんじゃないか」とか思ったのが恥ずかしい。まだフラワーパークをナメてました。藤だけじゃないんだ！いろいろすごいんだ！

ちなみに、ちょっと道は狭めですけど、おおむねバリアフリーに整備されていました。
車椅子の貸出もされていて、けっこう使われている年配の方などいらっしゃいましたよ。これだけ綺麗なのですから、ぜひ年配の方にも見せてあげたいですよね！

だって、これですよ！？

はああ。嬉しい誤算。すごいぞあしかがフラワーパーク！

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

きばな藤のトンネルです。
この日はまだ開花前で緑のトンネル。でも足元にはポピーが植えられていて、これでも充分すてきなトンネル。

紫の藤、赤のツツジ、のあとでこの黄色がまたいい。

ちょっとだけ開花のきざし。
黄色の藤って見たことないので、これも満開時に見てみたいなぁ！華やかでしょうねぇ。

クレマチスももう咲いていました。早いなぁ。個人的にはこれが咲くと夏って感じます。

うす紅橋。こちらも満開です。
きれいだし、橋ってそれだけで楽しい。

うす紅と紫で、どーん！と。
これだけあるとそこかしこに良いかほりが・・・

オオデマリの立派な木もいくつかあり、まさに満開でした！

野球のボールよりちょっと小さいくらい。紫陽花をギューっと密にしたような、可憐な花です。園芸をされていると思われる年配のご夫婦が「すごいわね〜どうやったらこんなに綺麗に咲くのかしら〜」と感心されていました。

温室みたいなオリジナルショップも覗きました。

藤染めのものとか、藤柄のものとか、香りのものとか。ここは女子向けのものですね。
正面ゲートの大きなお土産もの屋さんには、お漬物とかお菓子とかの栃木名産品や（試食あり）、藤をはじめとした花なども売られていました。

こちらは大藤。直下には入れないんですね。
でも木にも優しいし、見るにもこのほうが見やすい。

離れてみると、どーん。こんな大きいんですよ！「各600畳」って！畳を単位にしているのが分かりやすいのかすらわからない大きさですよ、もはや。

個人的には「大きい」とか「珍しい」にはあまり惹かれないのですが、これだけ綺麗で沢山あって、プラス大きいのもあるというのはいいですね。

ネモフィラが河みたい。

八重藤。
八重黒龍というそうですが、この藤棚は世界でも珍しいんですって。
まるでブドウ棚みたいですね〜

うん、ぶどう。

白藤のトンネル。
トンネル内の見頃にはもう少し。

開花の順番は、うす紅、むらさき、白、きばな、なんですって。今は紫から白にかけてってところしょうか。

トンネル内部意外の白藤はだいぶ開花が進んでいました。暖かかったこの日、朝と昼でもちょっと違ってみえたくらいですので、もうすぐ満開ですね。

あ。蜂。
これだけのお花があるので、蜂はたくさん飛び交っています。でもスズメバチみたいな凶暴なのは見あたりませんでしたので、気にしなくて大丈夫だと思います。

いい匂いがする〜 そりゃ蜂も飛びますよ。

わー、可愛い！

正面ゲート近くのフラワーステージという、整えられた区画まで来ました。

お。藤ソフト・・・

買っちゃった(300円)。
きっと「とちおとめソフト」のが、いや定番バニラのが絶対おいしいんだろうと思いながらも。「藤三昧な一日にとっておきの逸品」とか言われちゃうとねぇ。ちょっとお花っぽい香りがするくらいで普通においしかったです。

そのほか食べたオヤツは、両毛地区では常食されているという、いもフライ(250円)。その名どおりジャガイモに衣をつけて揚げたもの。コロッケよりも素朴な味。混んでるからか揚げたてでサクサク美味しかったですよ〜。

うーん、気持ちがいい！青空の下で食べるオヤツはうまい！

ちなみに、正面ゲートから見て一番奥のほうに「お休みひろば」という芝生の区画がありました。
少し傾斜のある広場なので、ちびっ子兄弟がゴロゴロ〜と転げ落ちて遊んでいて、あまりに楽しそうなので他の子が真似するという、ちょっとしたゴロゴロ祭りになっていました。兄弟のお母さんが「ああ、よその子にまで悪影響を〜！」と。ゴロゴロ〜！

あまりにもカラフルな世界なので、

緑の区画が新鮮に見えたり。
ここは何が咲くのかな？

あまりにも沢山の花木があって圧倒されるのですが、そのほかにも綺麗な花が沢山植えられています。

しかも、傷んだ花をちゃんと取る作業をしてらして、ほんとうに綺麗な状態に保たれているのです。

これは、藤の季節じゃなくても良いところだと思われます。

混雑は10時半くらいから、ひどくなってきました。
それでもすごいと思うのは、意外にトイレとかベンチがそう待たずに使えるんですよね。うまく作られているのか、あるいはツアーとかですぐ帰っちゃう人が多いからか、よくわかりませんが。

グルグルとまわったり、ベンチで休んだりしながら楽しんでいたらお昼近く、5時間近くもいたことになります。さすがにそろそろ出ようかな・・・。

名残惜しくはありますが、正面ゲートから退園。
素晴らしきかな、あしかがフラワーパーク！

午後は、栃木の蔵の街を散歩します。＜続く＞

あしかがフラワーパーク 公園・植物園