−第5話−1日で世界遺産30は・・・　

2013/03/15 - 2013/03/17

　1日でマカオの世界遺産30箇所全部を巡る徒歩＋バスのおばちゃん一人旅の続編です。

　朝から世界遺産の3分の2と、タイパやコロアンまで歩いた上、なんとか世界遺産27箇所まで巡ってきました。

　しかし、日が暮れた中、28番目の世界遺産となるはずのプロテスタント墓地が見当たらない！

　もし見つかったとしても、、暗い墓地で、何かが大地から出てきたとかそういう目に遭っても困るし・・・。

エリア マカオ(マカオ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

　ただでさえ方向音痴のこの私、日が暮れると方向感覚が一層悪化するのです。
　大体、お日様の方角で、方向を確認しているくらいですから。
　
　狭いマカオといえども、とんでもないところ（たとえば珠海市とか）にたどり着いても困るし・・・。

　そこで、とりあえずカモンエス広場（27：以下、この旅で私が訪ねた世界遺産の数です）から一番近くで自分の知っている目印の聖ポール天主堂まで、一度戻ることに。

　ああ、あったあった。本日二度目の聖ポール。

　ここまで少し道に迷ったので、動揺のあまり、天主堂までぶれぶれですわ。

　本当は夕方、モンテの砦に上って、これを28番目にするつもりだったけれど、すっかり暗くなっていたので、砦周辺は一人歩きを断念。

　夜の大三巴街。

　夜の方がやっぱりにぎやかですね。

　夕食は、わびしく？猪八包をテイクアウト。

　前のマカオ旅以来、ずっと食べてみたかったので、ちょうど良かったのです。しかし、お目当ての金馬輪珈琲餅店が閉まっていたので（18時30分閉店と早い！）、その近くの適当なお店で。

　スタッフは若いお兄ちゃんがいっぱいで、ちょっぴり癒されましたけど♪

　温かい猪八包と冷たいナタデココジュースを持って、ホテルまで帰ります。

　大三巴街からホテルまで、1kmもないはずですが、方向音痴のおばちゃんには千里の道。

　聖ラザロ教会を見つけました。

　ここまで来れば、ホテルまであと200mくらい。

　バスコ・ダ・ガマ教会越しにグランリスボアが見えました。

　もうホテルは目の前です。

　やっとたどり着いた室内で、夕食。
　
　私的には旅行中なら全然OKな食事ですが、アラフォーのおばちゃんの食事としてお恥ずかしいですかね？

　猪八包とナタデココジュース。

　猪八包は、骨付きで野性味あふれていましたが・・・
　うーん、残念ながら期待したようなお味では・・・。

　あくる朝。

　朝も早うから、昨日パスしたモンテの砦に向います。

　この中国的な香りぷんぷんの狭い路地も今日で見納め。
　

・・・と思うと、マカオを去りがたい。

　モンテの砦に向かう途中、見つけた東洋風の建物。

　「包公賓殿」とありました。

　後で調べたら包公さんとは、中国では知らない人はいないくらい歴史的に有名な人物だそうですが、私は知りませんでした。すみません。

　さて、モンテの砦にたどり着きました。

　このガジュマル、樹齢何年くらいなんでしょうね。

　マカオの犬好きの散歩コースになっているみたい。

　こんなところで散歩できる犬も飼い主もうらやましい。

最初の大砲。

　モンテの砦（２８）

　2,3年前にも来たので二度目の訪問です。

　前は2,3分しか見ていなかったけど、今回はじっくり。
　マリア様にもきちんとご挨拶。

　前回の旅では、さらに上に上れることを知りませんでした。

　屋上には大砲がずらりと並んでいました。

　狙いを定めているのは、、

　グランリスボア！？

　どの大砲を見ても、ぴったり、グランリスボアの方角なんです。

　というのはリスボアが港の方角にあるからですね。
　1662年、オランダ軍がやってきたとき、これで砲撃したのだそうですね。

　屋根の上の狭いところに植木鉢ぎっしり、っていうのは中国南方ではよく見かけるように思います。どうでもいいことですが。

　

　砦から、適当な道を降りてみたら、すごい坂でした。
　
　写真では分からないけど、一度転んだら、最後まで転がっていきそうな。

　・・・で、ホテルまで帰ろうと思ったら、おばちゃん、また道に迷ってしまい。。。

　公共行政大楼。

　ホテルの方向と間逆に歩いてきてしまいました。

　どうせ間違っちゃったので、近くの八角亭図書館まで。

　図書館好きなので、ちょっと見てみたかったのです。

　本は・・・少ない感じかな？

　大きな道路を通って歩いてきたら、なんとなくホテルまで帰れました。

　で、気づいたんですが、ホテルの右下の奥の方に「東望洋酒店」が見えました。ギア要塞＝東望洋砲台は、このホテルの裏にあるんです。

　ギアへ行ったときは、自分の泊まったロイヤルマカオから案外距離があるな〜、と思ったのですが、ホテルの横からまっすぐ歩けば、多分、10分以内に着けたはず。

　方向音痴は時間と体力を無駄に消費することを実感しましたわ。
　

　さて、駆け足のマカオおばちゃん一人旅は、世界遺産30箇所を1日間で廻ることはできませんでした。

　プロテスタント墓地を見つけられなかったので・・・。

　・・・しかし、考えてみたら、2日目に訪れたモンテの砦が30箇所のうち28番目の世界遺産。

　29番目の間違いでは・・・・・・？

（←写真は鄭家屋敷近くで見かけた可愛い猫の壁。）

　見直してみたところ、世界遺産30のうち、プロテスタント墓地だけでなく、「聖ヨゼフ修道院」にも行けてませんでした・・・。

　←ロバートホートン図書館の横で見かけたこの建物が、それだと思っていたのですが、聖ヨゼフ修道院の付属修道学校だったのでした・・・。

　がっくり・・・。

　でも、世界遺産27箇所とタイパとコロアンほか数箇所を1日で廻れることは実証できたかな？

　今度は世界遺産30箇所とカジノ数箇所めぐりを目指して、また来ようっと。

　
　ここまでごらん戴いた皆様へ。
　素晴らしい写真を掲載されている方がたくさんいらっしゃる中、こんなボケボケ写真満載の旅行記をご覧戴いて、ありがとうございました。