ウズベキスタンってどこにあるの!?　サマルカンド編パート２

2012/06/24 - 2012/06/29

大変お待たせ致しました〜！　サマルカンド編の続きです。

ランチを食べた後は午後の観光に出発、メロス紙漉き工房の見学です！
ここは、８世紀から伝わるマルカンドペーパーを作っている工房です。
サマルカンドペーパーは桑の木の皮が原料で、水車を使って手漉きで作られる
伝統的な紙です。
元は中国から伝わった紙作りの技術は、ここサマルカンドで更に磨かれ、その品質の良さが知られていたそうなのですが、後にヨーロッパに伝わると、機械による
大量普及の影響で、このサマルカンドペーパーは衰退してゆきます。
１９世紀には生産が途絶えたものの、2010年にJICAと日本のNPOスタッフによって復活しました！

エリア サマルカンド(ウズベキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 航空会社: ウズベキスタン航空

こんなふうに液体に浸けて・・・

木の皮を剥ぎ・・・

木臼で繊維をすり潰していきます。

それを手で漉いて・・・

干して乾いたら、石などで表面を磨いて出来上がり！！
手漉き初体験でしたが、なかなか上手く出来て楽しかった〜♪

シャーヒズィンダ廟

アフラシャブの丘にある、ティムールの関係者たちのお墓が並ぶ霊廟です。
１１世紀から２０世紀にかけて、多くの霊廟が建てられました。
シャーヒズィンダとは『生ける王』という意味で、こんな伝説があります。

初めてサマルカンドにイスラム教を伝えた、預言ムハンマドの従兄弟のクサムが、礼拝中に異教徒に襲われて首を切られてしまったのです。
しかし、クサムはそれに動じることなく礼拝を終えると、自分の首を井戸へ持って行きました。
その深い井戸に潜り、決して死ぬことのない永遠の命を得たと言われ、イスラムが危機に陥った時に、救済に現れるそうです。

天国への階段を登ると・・・

たくさんの霊廟が並んでいます。

美しいタイル模様❤
タイルには２種類あって、このように切り貼りしているモザイクタイルと・・・

直接掘り模様が入っているマジョリカタイルがあるそうです。

こちらのタイプの方が、柔らかい感じがして好き！

中もタイルで綺麗に装飾されています。

もちろん天井も！

ここに３回礼拝に来ると、１回メッカに行った事と同じとされているそうで、今でも礼拝に訪れる人が絶えません。

アフラシャブの丘

かつてはこの丘に街がありました。
当時は城壁に囲まれ、大きな門が４つあり、シルクロードと結ばれていました。
モンゴルに侵略されるまで何世紀も栄えていたそうです。

この丘の地下１６mから、紀元前７世紀のフレスコ画の壁画が発見されました。
ロシア・ドイツ・フランスなどの考古学者によって発掘されたそうです。

ウルグベク天文台跡

ティムールの孫で、天文学者でもあったウルグベクが観測をしていて、現在の太陽暦を正確に測り出しました。
１年の長さを３６５日６時間１０分８秒と推測、現在の精密機器で測られた１年の長さは３６５日６時間９分９．６秒なので、誤差は１分もないのです！
望遠鏡もない時代に、ここまで正確な数字を測り出したその技術の高さに驚くばかりです！
現在は、この６分儀の基礎のみが残っています。

サマルカンドの観光も終わって、街のレストランで夕食タイム♪
ニンジンのサラダ、じゃがいも・ニンジン・豆などのサラダ、ウズベク風ミニお好み焼きみたいなもの。

サワークリームのかかった野菜のスープ。

ボルシチ。
ウズベキスタンは旧ソ連なので、ロシア料理もポピュラーです。

メインはでっかいフライドチキン。
大きいので食べ応えがあります！

毎度のごとく、現地の人たちが踊り始めました♪

子供達も踊る〜♪

アルバイトの少年達。
若いと思ったら１５歳だって!?　もっと若く見える・・・

次回はとうとう最終日、タシケントへ戻ります。
市内観光の他に、大きな市場や地下鉄にも乗ってみました！
近日更新していきますので、もうちょっとお待ち下さいね〜♪